どうしてこんなに楽しいんだろう!

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左遷の哲学

2022年01月30日 | 読書・歴史
冒頭、松永安左エ門の言葉を紹介している。

実業人として完成するためには、三つの段階を通らぬとダメだ。
第一は長い闘病生活、第二は長い浪人生活、
そして第三は長い投獄生活である。


要は困難を経験して、
はじめて人間は成長できるということなのだろう。

のどが渇いて、はじめて水のありがたみがわかる。
何事も当然だと思う心に感謝の念は生まれない。

苦中の楽こそが真楽であって、
それがわかった時、人生の妙趣がわかる。

なるほど・・・


雑誌で、どなただったか・・
この本に影響を受けたと書いてあったので
図書館で借りてきた。

まだ冒頭しか読んでいないが、
そこに紹介されるエピソードや言葉は
心の芯に響く。

哲学とは、広辞苑によれば、
人生観・世界観。
人間の全体を貫く基本的な考え方・思想
と記載されている。

また、古代ギリシャでは学問一般を意味していたという。

すなわち学問とは本来、
人間が社会で生きていくために
必要なものなのだろう。


この本に触れ、
逆境や困難・・
いやもっとシンプルに言えば
何か嫌なことがあった時、

自分に向き合う気持ちが変わってくるような気がする。

真楽のための苦中なのだと・・

なかなか簡単ではないが、

これからの人生、
もう少し、頑張れる気がしてきた。



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