『武士の紋章』など、
八篇が収められている本。
池波正太郎氏(1923~1990)の本は、
初めてでした。
初版は平成6年なのですけれど、
私が購入のものは令和5年なのですから、
牧野富太郎氏のドラマで脚光を浴びたのかも。
昨日のTV放送で、
印刷屋の親方が、
「町の人達を助けろー!」と、
叫ぶシーンがあったのですが、
この方は、
万太郎とすえちゃんの結婚に、
心底尽力されたということが書かれてます。
TVでもそうでしたけれど、
母一人、
娘一人の家庭で、
なかなか母親が許さなかったが、
印刷屋の太田義二が、
懸命に何度も足を運び説得した。
(本文より)
万太郎が、
自分の描いた植物図や原稿を本にするということで、
一年半も熱心に印刷術を研究していたことは、
TVでもやっておりましたが、
心底、
印刷屋さんの親方は、
万太郎に惚れ込んでいたようです。
今日21日TV。
印刷屋さん、
助かって良かったです。
本には震災のことは書かれてはいませんでしたが、
町民たちと、
火消しにあたったんですね。
この本の牧野博士だけでなく、
真田信之など、
他の人々にも興味を惹かれました。