おやじとクソおやじの間(はざま)で

おやじになった自分から見た、クソおやじ像を考える

ドラマの序章~箱根駅伝予選会

2006-10-24 23:25:48 | 春夏秋冬 季節の出来事
先週の土曜日、立川 昭和記念公園のあたりで、箱根駅伝予選会が行われた。今年のシード校10校を除いた関東の44大学が、残る9つの出場権をかけて争った。

20kmを走り、上位10人の合計タイムで競う。上位6校までは文句なしに合計タイムのみの勝負だが、後の3校は“関東インカレポイント”というものが加算され、順位が決まる。今回このポイントで7位城西大、8位大東大、9位国士館大という結果になった。ギリギリ出場権を得た国士館大と、得ることができなかった10位拓大との差は、僅か1秒だった。2年連続10位で、箱根への出場権を失った拓大の学生は、涙ながらに叫んだ。“監督、もう走りで負けるのはイヤですよぉ”。

人々は“走るのを見るのが好き”で“箱根駅伝”を見ているのであろうか。もちろん、一部そういう人や出てる選手が知り合いで、応援するために見ている人はいるだろう。しかし多くの人は、そこで展開される“ドラマ”を期待して見ているに違いない。“ドラマ”とは何か?それは、デットヒートやアクシデント(いわゆるブレーキ)、シード権争いなどである。

穿った考えかもしれないが、TV局が過去のそのような映像をダイジェストで流しているところを見ると、案外間違った考えではないと思う。

実は、カミサンの弟は“元箱根ランナー”である。正月はヒヤヒヤしながら、TVに映る弟を見ていたという。要するに、快走している分にはいいが、途中で怪我すれば、それが原因でチーム全体に迷惑がかってくる。当時、シード校だったので、その心配はより一層あったらしい。しかも、“ブレーキ”となってしまうと、毎年とは言わないが、ことあるごとにその映像が流される。そんなことになったら…。

走っているのはプロではなく、学生だ。この日に走ることを目標にしてきたので、少しは無理することもあるだろう。しかし、それが災いし、アクシデントが発生する…。そのような“若気のいたり”を“ドラマ”と称してまとめて放送するのはどうだろうか?いくら視聴者が求めていたとしてもだ。

“監督、もう走りで負けるのはイヤですよぉ”から、もう今年の箱根の“ドラマ”は始まった。そういえば、今年の予選会には外人ランナーが見あたらなかったが、ルールが変わったのだろうか?


マイ《カルチョビット》
10年目。N1リーグ(4年目)。第21節終了。11勝5分け5敗、勝ち38点、第4位。リーグ戦の3位以下が決定。照準はカップ戦に。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする