気まぐれ猫と音楽だらけの暮らし

マイフェバレット満載!好きなことしかしない気まま気まぐれでもちょっとセンチメンタルな、お話ばかりですが、聞いて!

線量マップとにらめっこ

2011-07-11 20:42:20 | 日記・エッセイ・コラム

 町役場からは毎日メールが届いてはいろいろ情報を得ることが出来るようになったのが一番安心です。県のHPも携帯で見られるので家賃がタダになるという情報も早く入手できたのが安心材料でした。

 今日も文部科学省が発表している線量マップを見ていたらツレが「何回見ても同じだよ」というので「今日届いたメールを見ているだけだよ」と答えると「変わらないよ、帰れないさ」というので大バトル勃発。「わかってるけど、わかっているから見たいんでしょ!無神経!口減らず!大嫌い!」と子供の前にも関わらず大声出してしまいました。

 帰りたいんです。子どもだってわかってる。ニュースを見ても周りを見ても原発が収束しても帰れないのではないか?住めないのではないか?と心のどこかでわかっている。でも確率が低くても希望があるならしがみつくのが人間です。その折れそうな心を少しでも「線量が低くなってきてるよ」「あとどのくらいかな」「せめて荷物は取りにいきたいよねえ」などと話すのです。

 いつの日にかもう一度帰りたい。そう思って頑張っているのに、本当に無神経野郎には腹が立ちます。

 いっそのこと政府があの辺の汚染地区を買い取っていただいて、瓦礫や汚染土を置けばいい。帰れないならそれなりの補償を貰いたい。真実を知りたいんですよ。ダメならダメでどうにか心を入れ替えますから。今のままでは生殺しですからね。大人は先行き決まっているから仕事をして食べていればいいけれど、子供たちは将来どうすればいいのか?どこに行けばいいのかわからないですよね。実家もない、帰る家も町もないなんて、可哀相ですよ。

 どうしてそういうところがわからないんだろう。ツレには本当にがっかりです。


仮設住宅もいいけどねえ

2011-07-11 07:49:02 | 日記・エッセイ・コラム

 避難所暮らしに耐えられない人は自力で民間の賃貸住宅を借りた人は早くからいました。三月中に移動した人もいたし、ゴールデンウイークを境にずいぶん避難所にいる人は少なくなりました。しかし仮設住宅も場所によって人気・不人気があり、どっちにしろ移動手段がないと買い物にも行けないという場所もあって大変です。

 四畳半の2DK.これはちょっと狭いですよね。しかもベニヤ一枚で隣ですから、本気で仮設ですね。しかもこの宅材は新品じゃないらしい。阪神淡路の震災で使われたものとか中越地震で使ったものもあるとか。何しろ材料を提供する仕事をしていたところが被災したのですから大変です。板一枚貴重なんですって。

 新たな住宅業者が建てた仮設はものすごく立派で「当り」、蟻が入ってきたり雨漏りするのは「はずれ」なんだとか。

 仮設に入っても最長で二年で次に移動しなくてはならないとか、光熱費や食費を自分で賄わなくてはならにということで躊躇する人も多いようです。仕事もない、家もない人には切実ですよ。

 我が家も早くに親戚宅に移ったし、アパートも順調に見つかったのでラッキーな方です。しかも立地も最高。

 六畳和室と、5.5畳の洋間。押入れに半間のクローゼット。DKは6畳くらいあって荷物がたくさんおけます。トイレ・風呂は別で洗面所は脱衣所も兼ねていますが広いので助かります。支援物資も沢山頂いて取りあえず生活を始めるには良いのですが、何が無いってないものはない。

 調味料が一番面倒だったかな。細かい調理道具。皮むき器とか泡立て器とか。みそこしとかね。全部100均で買いました。

 鍋もやっぱり使いなれた大きさっていうのがあるから貰っても使わない物も出てくる。それに今はどこの家にも使わない新品があるので貰えるんです。

 食器もそうですけど、テレビ台とか衣類をしまうケースとか買っていたらきりがないので、我が家は段ボールで代用しています。半間の押入れクローゼットが役に立つので良かった。押入れは布団でいっぱいだし、カラーボックスを並べて教科書などを並べtます。私の仕事用にはA4サイズがはいるカラーボックス。室内干し用の物干しざおとか、ハンガーとか結構こまごま買うものはありますね。虫よけスプレーまで入れたら膨大ですね。

 でも、物を増やさないであるもので代用することを心がけています。新品を扱うリサイクルショップでキッチンセットをゲットしてだいぶ楽になりました。ここでコーヒーカップのセットも買ったのでマグカップで飲むよりちょっとだけ優雅な気分です。

 最近は紅茶に凝ってます。毎週土曜日にはスコーンを焼いて食べてます。パンがなくて「パンが食べたい」とわがままを言う娘に閉口して作ったら習慣になってしまいました。

 狭いので掃除も楽だし、角部屋なので風通しも良い。西手に見える山並みがちょっと心を静めてくれます。

 県で家賃の補助があるというのでありがたいことです。通学費も無料。学用品も無料。給食費も無料。それでも仕事がないひとは大変ですよ。食費はどうしても要りますからね。

 我が家は冷蔵庫が小さいのでかなり考えて工夫して買い物しなくてはいけません。その分生ごみが減ったなあと思います。無くなるまで全部食べきる。御残しは許しません!

 民間でも仮設でも、体育館よりはずっといいです。

 でも自宅に帰りたい。これが本音。


仲間に冥福を

2011-07-11 07:25:51 | ボウリング

 NBF団体に所属していますが、昨日県のサーキット戦が開催され72名の参加がありました。その中でやはり津波による死者があるとのことで、誰なのかしら?と思っていたら毎週一緒に投げていた方で、たぶん夜勤明けで逃げる間もなかったのだろうということです。遺体は無事に発見されたのですが告別式は盛大ではなくごくごく身内で行われたとか。未だに葬儀をあげられない人もいます。行方不明のままの方もいますから、残念ですがご冥福を祈るだけです。全員で黙とうをしてからの開会式となりました。

 ボウリング場は大体営業を再開してきているようですが、やはり数が少ない。ベストコンディションではない中でもやはり楽しくボウリングが出来る喜びはなによりです。

 本気で「被災者」として避難しているのは私たちだけで「よく生きてたねえ」「今どこにいるの」などなど本気で心配してもらって涙がでます。義捐金や寄付金の配布もあるとの事で、まあそれは気持ちだけいただいておきます。名誉顧問が「別に100万も来るわけじゃないから~」と笑ってくれました。

 ゲームの内容は最低ですが、最終ゲームだけノーミスで214をマーク。やっと自分のボウリングを思い出せた気がしてうれしかったなあ。

 避難するときにボウリング用品をそのままもってきたのはあっぱれだと笑われました。だってねえ。すぐに帰れると思っていたし、重いのでおろすのも面倒だったという理由なんですけど。

 とにかく少しずつ、心の平静を取り戻したいと思います。

 子供たちも参加させたかったのですがエントリー費用が半端じゃ無いから無理です。

 でも無料券をたくさんもらえたので練習させてあげたいですね。