町役場からは毎日メールが届いてはいろいろ情報を得ることが出来るようになったのが一番安心です。県のHPも携帯で見られるので家賃がタダになるという情報も早く入手できたのが安心材料でした。
今日も文部科学省が発表している線量マップを見ていたらツレが「何回見ても同じだよ」というので「今日届いたメールを見ているだけだよ」と答えると「変わらないよ、帰れないさ」というので大バトル勃発。「わかってるけど、わかっているから見たいんでしょ!無神経!口減らず!大嫌い!」と子供の前にも関わらず大声出してしまいました。
帰りたいんです。子どもだってわかってる。ニュースを見ても周りを見ても原発が収束しても帰れないのではないか?住めないのではないか?と心のどこかでわかっている。でも確率が低くても希望があるならしがみつくのが人間です。その折れそうな心を少しでも「線量が低くなってきてるよ」「あとどのくらいかな」「せめて荷物は取りにいきたいよねえ」などと話すのです。
いつの日にかもう一度帰りたい。そう思って頑張っているのに、本当に無神経野郎には腹が立ちます。
いっそのこと政府があの辺の汚染地区を買い取っていただいて、瓦礫や汚染土を置けばいい。帰れないならそれなりの補償を貰いたい。真実を知りたいんですよ。ダメならダメでどうにか心を入れ替えますから。今のままでは生殺しですからね。大人は先行き決まっているから仕事をして食べていればいいけれど、子供たちは将来どうすればいいのか?どこに行けばいいのかわからないですよね。実家もない、帰る家も町もないなんて、可哀相ですよ。
どうしてそういうところがわからないんだろう。ツレには本当にがっかりです。