最近、W124 500Eに関してASRランプ点灯に関する問合せが多いですがこのランプ点灯だけではトラブル原因は絞れませんのでキチンとした診断が必要です。



























又、この診断もこの世代のASRシステムを熟知した工場さんでのトラブルシュートを行わないととんでもない誤診に振り回される結果となります。。。
さて、今回ウチに入庫したW124 500E君。。。
アクセルペダルを勢いよく踏み込むと「ASR」ランプ点灯&フェイルセーフ状態になってマトモに走れなくなる。。。
エンジンキーを一旦OFFにして再スタートすると「ASR」ランプは消灯して通常モードで走れるがまたアクセルペダルを勢い良く踏むと「ASR」ランプ点灯&フェイルセーフ。。。😖
つまり、イグニッションスイッチによって「ASR」警告&フェイルセーフは一旦リセットされる。。。ココが肝。。。
この500E君。。。ご多分に漏れず症状発生時点で近隣の修理工場に入庫してDAS点検を受けたらしいが原因は「スロットルアクチュエータだ❗️」と、言われたらしい。。。
で、、、ウチみたいな超零細隙間風産業株式会社に意見を聞いて来たのでウチの回答は「診なきゃ判らんから車ごと持って来な❗️」ってコトでウチに入庫。。。
で、、、先ずは診断機による入庫時点検。。。
結果は。。。

E-GASモジュール内部のEFPコントロールの一瞬休止をフォルトとしてメモリーしていた。。。
しかも、症状発生時にイグニッションキーによるエンジン停止〜再スタートで症状リセット。。。
スロアクが原因の場合はハーネスなどのショート状態でイグニッションキーのON-OFFで症状リセットは先ず有り得ない。
更にASR/ABSモジュールのエラーを拾ってみると。。。

はい。E-GASモジュールが一瞬休止した事でE-GASモジュールとのCAN通信が断裂した事を示すフォルトコード。。。
コレによってASR/ABSモジュールがASRの通信ネットワーク断裂と判断してASRシステムの異常を示す「ASR」故障を示す警告灯を点灯したと言う訳です。。。

ASRは車両の走行に関する電気的モジュールほぼ全部とネットワークして一つのシステムとなっております。
よってその連絡網一つの断裂が今回の症状に至ったと言う訳ですが、、、
イグニッションキーのON-OFFでリセットが効いてしまうと言う事は、、、
よくあるハーネス類のショートなどではなく、、、今回の故障の源はE-GASモジュールの劣化による断続的休止が原因と判断しました。。。
ただ、、、E-GASモジュールがココまで劣化していると言う事は、メインのLHモジュール、ASR/ABSモジュール、GMモジュールも同時に当然劣化していますので各モジュールについて各々のモジュールの電源入力回路、電源供給回路、CAN通信回路についての補修もマストとなります。
特にGMモジュールは他の三種のモジュールに電源を供給しているのでキッチリと修復してあげる事が必須ですね。
で、、、
先ずはLHモジュール。。。コレが不安定動作じゃエンジン不調にも繋がる。。。




お次は肝のE-GASモジュール。。。







ASR/ABSモジュールも電源の安定化回路を修復。。。





最後に電源供給の要となるGMモジュールの修復。。。







コレにてモジュール類の修復完了❗️
で、、、現車装着の上で診断機によるエラーチェック。。。

更にLHモジュールの動作状態チェック。。。

CAN通信状態も問題無い状況に改善。

現車、アメ並車故にエンジンチェックランプが装備されているが時折点灯。。。
原因はダイアグ点検の結果、O2センサーの不良‼️
O2の補正が50%とか有り得ない。。。普通は30%超えでエンジンチェック点灯になります。
他の箇所は今のところトラブルは認められず。。。
試乗でもASR症状は皆無でASR問題は完治です。
後はO2センサー交換がマストですな。。。