以前は「旧いメルセデスの電機屋」。。。現在は、、、「隙間風産業の超零細企業」の業務日報。。。

旧いメルセデスの電機屋のニッチな仕事のお話。。。http://jun3104.shop19.makeshop.jp/

で、、、お次の展開は❓❓

2020-09-25 21:04:00 | 日記
前回のW124 300E-24Vのエンジンコントロール不良修理の続き。。。

前回E-CISユニット、MASコントロール、OVPリレーをO/Hして適正化したらエアフローメーターユニットの不具合が浮き彫りになったと言うお話。。。

その不具合の元凶はエアフローメーター脇に装着されているポテンションメータのセット位置を人為的にズラしてしまった事に始まります。

メーカーは市場のメルセデスデイーラーさんに「ポテンションメーターのセット位置は絶対に動かすなよ❗️」と謳っている訳でこのポテンションメーターの新車時のセット位置がスロットルポジションをE-CISユニットに伝える電気信号のパラメータであるって事❗️

我々電気制御の世界でドップリと下足をつけた人間はパラメータと言う絶対値の重要度合いについて痛い程認識しているのであるが、どうも車屋さんや素人さんにはピンと来ないらしい。。。
KEジェトロニックのメンテナンスで基本中の基本となる制御システムのパラメータについて熟知していない人はシステムを弄り壊すだけなので素直にKEジェトロニックの制御を熟知した職人さんに任せて欲しい。。。

極論はポテンションメーターのセット位置でE-CISユニットへのスロットルポジション信号電圧が大きく変化してしまうので弄るなと言う事である。
インターネットの無責任なド素人の知ったか記事ではテスターでポテンションメーターの抵抗値を測って何て記載してあるが、そんな簡単なモノじゃない❗️
ポテンションメーターの取付固定ボルトを締め込んだだけでも躍動子の接地圧が変化して抵抗値が微妙に変化してしまうのだ。この微妙な抵抗値の変化が=スロットルポジションの電圧信号を変化させてしまう。
スロットル開度0%→50%→100%間の信号電圧はE-CISユニットに予め設定されており、その信号電圧毎に燃調補正値を決定するシステムの中核を担っているのがE-CISユニットであるが、E-CISユニットに入力されるポテンションメーターからのスロットルポジション信号がいい加減な値であっては適正な燃料補正コントロールが出来る訳がない。
スロットルポジションの電圧信号値は誤差率5%以下と実に微妙に設定されているものなのでメーカーが「弄るな❗️」と謳う訳がココで理解出来るであろう。。。

デイーラーさんではポテンションメーターの単体供給は無い事から「どうせ適正値でセット出来ないのだからポテンションメーター単体じゃ売らねーよ❗️」と、言うメーカーの声が聞こえて来そうである。。。(笑)
ヤフオクなどで模造品のポテンションメーターが売られているが、交換作業をしたところでほぼ改善は難しいでしょうな。。。😝

よって、当該の弊社入庫中の300E-24V君も。。。



エアフローメーターAssyを取り寄せ交換と言うプロセスになりました。。。😓

お値段は◯△□,000円也‼️

まあ、完調に仕上げる為には必要なコストですね。。。(笑)

コレならメーカーでセッテイングされたポテンションメーターのポジションなのでKEジェトロニックのメーカーで設定された制御に落ち着く筈です。

エアフローメーターAssy交換には劣化した周辺のエアホースやハウジング等を2次エア吸入防止の為に新調する必要が御座居ます。。。周辺パーツだけで30,000円也と実にリーズナブルですね。🤗




画像中心部の黒い物体が話題のポテンションメーターです。

弄るなよ。弄るなよ。弄るなよ。って部分です。(笑)


さて、この個体にあっては来週中に工場に入庫してエアフローメーターユニットAssy交換作業の上、ミクスチャーの調整作業です。。。

しかし、、、ここのところ意味不明な小手先修理でど偉い事になったKEジェトロの個体のユーザーさんから問合せが多いわ。。。
当社も場所に限りが御座居まして全て先着順ですので入庫までお待ち戴く事が多くなっておりますが何卒御理解賜りたく存じます。

入庫後は納期を煽る行為、当社の見積価格を値切る行為などをされるユーザーさんにあっては見積料金55,000円〜をお支払い戴きお引取り戴いております。

因みに不動車の引取りや一見さんへの代車貸出し、出張修理は一切行なっておりませんので悪しからず。。。

たまに居る「安く治せ❗️」ってナンボにすりゃええん❓ウチは100万円〜だけど。。。😎

要するに所有されている個体が好きで本気で治したいユーザーさんのみ対応致します。

「ヤフオクで処分するから入札者に判らない様に不調を誤魔化せ。」何て依頼は即刻門前払いの上出禁で塩撒きます。

其れでもいいのかね❓❓ウチみたいな看板も掲げず派手に宣伝もせず偏屈にやってる会社で。。。(笑)😎







弄り壊しですね。。。

2020-09-22 21:53:00 | 日記
先日から修理中のW124 300E-24V。。。

MASコントロールユニットのO/H&無接点化。。。







ついでにOVPリレーの無接点化。。。



コレにて各ユニットの組立完了後に再び車両搭載。。。

エンジンスタート❗️

再び診断ソケットの電圧信号を測定。。。





O2の補正値変化に伴ってテスターの指針が大きく振れる様になりKEモジュールは復活‼️

だが、、、KEモジュール&MASコントロールユニットの適正化、復活に伴って浮き彫りになった問題が起きた。。。

KEモジュールの不良によって発生していたアイドリング不良をオーナー自身のDIYでエアフローメーターのポテンションメータの位置を弄ったり、、、車検屋がミクスチャーADJネジを回しちまったり。。。

そりゃそうですがね。。。

エンジン制御を行なっているKEモジュールの不調を無視してKEモジュールに入力されるエアフローメーターのスロットルコントロールによって変化する進角のニュートラルポジションを動かしてしまっている上にKEモジュールの不良によってFUELガバナーのコントロールがラフになっている事で燃調不良が起きているのにミクスチャーADJを回しているのだから幾らKEモジュールが適正化されてもエンジン不調になるわな。。。

基本、BOSCHではエアフローユニットに装着されているエアフローメーターのポテンションメータの位置は「絶対に動かすな❗️」と謳い、更にミクスチャーADJネジも「絶対に回すな❗️」と謳っている。。。
何故か⁉️

答えはエアフローユニットのポテンションメータの値はBOSCHの工場出荷時にポテンションメータの取付位置調整によってポテンションメータの抵抗変位位置毎に適正値にセットされていて「パラメータ」として基準値を定めてある。
このパラメータはKEモジュールでのエアフローメーターの開度認識電圧数値に大きく影響する。パラメータの値が微量たりとも変化するとKEモジュールでの混合気補正数値に大きく作用する事になる。
機械式で高精度な設計がされたエアフローメーター自体の自然故障は殆ど皆無である。
更にポテンションメータはスロットルコントロールに同調してエアフローの動作開度に比例して躍動子抵抗になっている構造でありメーカーでは躍動子の接触摩耗対策に半端ないコストを掛けている。よって、ポテンションメータ自体の自然故障はほぼ皆無と言っても良い位である。。。

更にエアフローユニットのミクスチャーADJネジに至っては新車時にKEモジュールが正常で且つO2センサーが正常に排ガス管理を行なっている状態でCO値4%以下に調整されているモノである。

O2センサーが劣化して排ガス濃度をリーンに固定してしまうと燃調はガスが濃くなりスロットルコントロールが重くなったりする。
O2センサーの読み取り値を判断しているKEモジュールも劣化が進むと読み取り値判断が段々とリーンに寄って来る。。。よって燃調は更に濃くなる。。。

つまり、燃料リッチの根本的な原因を調べる技術も無い人達によってO2センサーの劣化やKEモジュール劣化による不良が起因している燃料リッチ状態をエアフローユニットのミクスチャーADJネジを反時計方向に回して薄めにしようとしたり、、、燃料リッチによるアイドル値低下と言う症状に対してポテンションメータの取付位置を動かしてアイドル値を上げたりと言った小手先の誤魔化しで何とかしようとする素人や馬鹿な車屋の無知過ぎる修理によってスパイラルに嵌っている事が実に多い‼️

今回もKEモジュールとMASユニットを適正化してエアフローユニット周りを弄った証拠がモロに浮き彫りに。。。
エアフローユニット周りを弄らなければ濃度の濃い排ガスでやられてリーンに寄り気味のO2センサー交換位で済むのにエアフローユニットのポテンションメータ何か弄っちゃってるからさあ、大変❗️
ポテンションメータの取付位置調整はテスターでどうの何てレベルじゃ無いのでそれこそエアフローユニット自体を外してBOSCHに相談と言ったレベルである。。。
ミクスチャーADJネジもグリグリ回してると内部のスプリングと受皿を構成する部品が劣化破損するので同時交換やね。。。

こうなると「安く❗️」何て宣うユーザーの要求には聞く耳は持てないですね。。。
この部分を治さない事にはエンジン不調は治らないのですからね❗️
コトに無責任なインターネットの記事に騙されてDIYでやらかした事も起因しているのですから相応の代償は覚悟して戴くべきです‼️

ウチは「高い‼️」ですので腹を括って戴かないとですね。。。(笑)


エンジン不調修理。。。

2020-09-21 03:31:00 | 日記
本日は横浜市より御入庫の300E-24V君のエンジンコントロール不良修理でごわす。。。




冷間時始動から温まるとその時の気温や湿度によってエンジンの吹けが悪くなったり、取り敢えず辛うじて吹けてたりすると言った症状。。。

KEジェトロでよくある症状で、車屋さんでは解決が困難な部類の修理やね。。。(笑)

コールドスタートから燃調補正のデータとなる排気ガスの検知を行なっているO2センサーのヒーターが温まる位からエンジンの回転が苦しくなって来ているわ。。。

で、、、って事で先ずはKEの診断ソケットから電圧信号を取得してみる。。。



あらら、、、1Vを切る電圧で〜0V間を振れていますな。。。

この状態はE-CISユニット(KEモジュール)がO2センサーのデータを読んでいないと判断される訳で。。。
つまり、、、O2センサーに基準電圧が入っていないと判断されます。。。

と、言う訳でKEモジュールの修復をメインに劣化したMASユニットのO/Hを施工する方針にてユニットの脱着。。。



ゴッソリと外して行きます。。。

で、、、KEモジュールの分解から。。。


このKEモジュールのケース蓋をロックしているプラスネジ。。。

何故か頭が妙な角度で開いている上に結構なトルクで締まっている。。。😖

通常使用の2番のプラスドライバーだと食いつきが悪くて悪くすると舐めてしまう傾向にある。。。

よって、オイラは毎週水曜日お馴染みのSnap Onのデリバリーセールスのお兄ちゃんに単品でビットを作って貰った。。。(笑)



コレで安心して作業に臨めると言うもの。

相応の道具の入手には結構苦労させられますが其処はプロの道具ってコトで。。。🤗

さて、KEモジュールの蓋をOPEN‼️





臭〜い‼️劣化した電解コンデンサーから漏れた電解液で臭〜い‼️😖

基盤を取り出して該当箇所の目視点検。。。

漏れた電解液が電解コンデンサー自体のリードと周辺の実装部品の半田箇所に侵食していて半田ゴテで半田が素直に溶けんです。。。😖

基盤清掃と酸化侵食した半田の除去吸引を繰り返しながら実装部品の交換と基盤パターンの補修作業を行います。。。



KEモジュールの基盤補修を完了させ再びケースに収めます。。。



次にMASコントロールユニット。。。


MASコントロールユニットも実装部品の内、劣化部品の交換と内蔵されているFUELポンプリレーとA/Cコントロールリレーを同時無接点化。。。コレ、ウチのお家芸。(笑)


今日は無接点基盤を載せるベースのリペアと準備が出来たので続きはまた明日❗️

明日はこの続きとOVPリレーの無接点化作業です。。。

To Be Continue... 
























世知辛い世の中で馬鹿全開❗️

2020-09-17 04:45:00 | 日記
日々の暑さも漸く和らぎはじめ季節は少しずつ秋に向かっている事を実感しとる寅です。。。

しかし、最近喜べるニュースが殆ど無いですな。。。

ニュースの冒頭はコロナウイルスの感染者が◯◯◯人。。。
日々減ってるならばまだ安堵も有るだろうが日々増加傾向にあると気分も凹む。。。😖

寅が若きりし頃に住んだ大阪で結構お世話になった「づぼらや」が閉店。。。

新世界のふぐちょうちんの看板が姿を消し、、、ミナミの道頓堀の風景からづぼらやの電光看板が消えてしもた。。。閉店のご挨拶は「ほな、さいなら。。。」寂し過ぎるわ。。。😭

今年は北の海域に秋刀魚の群れがおらず、、、秋の味覚の楽しみも程遠くなっている様ですな。。。
秋刀魚がノドグロ並の高級魚の部類に入って行ってしまうんかいな。。。😓
寂しいやらやるせない気持ちのトコに今日も車屋馬鹿ばっかを象徴する様なお話が。。。

毎週弊社に来てくれているSnap Onのデリバリーセールスのお兄さん。。。

日々色々な車屋を回って工具🛠の販売をされておりますが。。。
サービス工場を持つ車屋の整備担当が個人で工具🛠を買い求める事も多い。。。

この場合、訪問先の会社と取引するのではなく、その会社の雇われ人個人と取引をするのだから都度現金取引が原則なのだが。。。
雇われ人はあくまでもサラリーマンだ。。。
つまり給料所得者だからいつも現金を持っている訳ではない。
よって、訪問先の会社の従業員と言う事で信用販売名目の掛売りをしてしまう。。。

そんな取引条件でも毎月キチンと支払ってくれれば何も問題は無いのだが。。。

今日は売掛してるその車屋の従業員が突然会社をバックレて買掛金約13万円を残したまま行方不明になってしまったと言うお話である。。。
当然、会社はその従業員をクビにしたが、、、Snap Onのデリバリーセールス氏は売掛金の回収が未だなので何としても回収せなあきまへん。。。

当然、対象の住所を調べて実家暮らしである事まで突き止めたので明日家庭訪問と相成る訳であるが、、、個人向け販売は現金取引にせんとあかんよ。
回収に手間取ってちゃあ無駄な経費を要して工具🛠の販売利益何ぞあっという間に喪失して赤字になってまうやん。。。

当の会社をバックレた張本人は「会社を辞めちまえば関係無え〜っすよ❗️」位の甘い考えでトンズラこいたのだろうが工具屋🛠さんからすれば独立自営の商売。。。死活問題になりかねんわ。。。
対象の年齢は23歳とイマドキのゆとり♂脳ミソ空洞失敗作系。。。まあ、馬鹿ばっかの車屋業界に多いクチで会社をバックレてる段で非常識で頭の悪い事は間違いない。。。何せ後々の事をキチンと考える能力が無いのだからな。。。
どうせ会社をバックレたって事は会社に何か不利益を与えてその責任から逃れる為にトンズラこいたに決まってる。
車屋業界に下足をつけた若い奴はインチキだの溶かしだのと直ぐに浅はかな悪知恵を得て悪事に手を染める馬鹿が大半だわ。。。まあ、所詮は頭の悪いヤンキーやね。。。
特に外車の中古車販売会社何かの従業員になると大抵は上も脳ミソの軽い馬鹿ばっかだから不良を気取ってナリは身の丈に合わない金ピカ装飾品で体重+αの重さを誇る様になって先ずは形から入り己の底の浅さを露呈し始める事が多い❗️😂
勿論、金何か持ってないからブランドっぽい持ち物は殆どが偽物。。。😓
金ピカ時計はRALEXだったり鞄はdownhillだったりする。。。😂
靴は合皮のYbe Sonloranだったり。。。合皮の鰐革風ベルトを好み、ズボンはタック入りの紳士服屋のワゴンセールで買った様なキラキラ生地の安物。。。
開襟シャツにメッキのネックレスを好み、安物のコロン臭を漂わせまるで虚栄心が服着て歩いている様な出で立ちである。。。😂
しかも幼い面構えで何の説得力も感じない。タダのチンドン屋にも劣る風態の小僧が実に多いわ。。。

身の程知らずの馬鹿ばっかが大半を占める車屋業界。。。
此奴らを信用して商売何かするもんじゃない。
中古車屋やショップ、整備工場だっていつ計画倒産するか分からない時代にその従業員に売掛するなどオイラ的には考えられない。。。

車屋にモノを売る商売ってマジに綱渡り商売よのお。。。



暑いわ❗️熱いわ❗️熱過ぎやわ〜❗️

2020-09-12 17:02:00 | 日記
今回はエアコンの制御不良のW124 500E君のお話です。。。

症状的にはこの世代のメルセデスで実に多いエアコン動作中に突然A/CコンプレッサーがOFFになるって症状ですが今回は一味違う臭いをプンプンさせての御入庫です。。。

このお客さん、、、DIY好きでGMモジュールを交換したら取り敢えず症状が治ったと言っていたが。。。

では、此方も取り敢えず先ずは何はともあれ診断機でこの500E君の魂の叫びを聴くことに。。。(笑)


最初に各制御モジュールのショートテスト。。。

見事に全モジュールにフォルトコードがメモリーされていた。。。wwwwwwwww

LHモジュールには過去の吸気温度センサーの断線メモリーだけだったが、燃料制御数値が妙に不安定。。。

E-GASモジュールには通信エラー、ABS/ASRモジュールにも通信エラー。。。

で、、、肝心のGMモジュールは、、、A/CコンプレッサークラッチのエラーとVベルトスリップ。。。

各モジュールに入ったFメモリーリセットを行うも素直に消えず。。。

GMモジュールに至ってはFメモリーが消えない。。。
勿論、Vベルトのスリップはしていない。。。

って、、、事でGMモジュールは完全に故障していると判断。

試しにモジュール冷却ファンのモーターを強制回転させてやると、、、モジュールBOXに冷却風が来ない。。。

コリャアカンと、冷却ファンAssyを取り外してDC12Vを印加してやると超低速回転。。。

どうやらこのファンモーターがモジュールBOXに冷却風を送らなくなった為にモジュールの温度が異常上昇してモジュールが熱害を受けたと言う故障のプロセスの様だ。。。

よって、クーリングファンモーターを交換。

だが、このクーリングファンモーターは弊社で2年前に交換している。

交換後にこの個体、、、エアコンがトラブってエキパンから冷媒漏れをやった過去があった。。。
エアコンの効かない状態で暑い中走行するとモジュール冷却ファンがモジュールの温度上昇を検知して冷却ファンが回転するが、エアコンの冷風ではない為にモジュールの温度上昇が抑えられず一向にモジュールの温度が下がらない為に冷却ファンモーターは延々と回転し続ける事になってモーターの寿命を早める事になる。。。
更にはFUELを冷却するFUELクーラーもエアコンの冷却作用を利用しているのでFUELが冷えずパーコレーションを招き果ては燃料ポンプを壊す事になる。。。

つまり。。。エアコンが効かないと言う事は車内が暑いだけではなく、モジュールの冷却不良によるモジュールへの熱害を引き起こし、強いては燃料ポンプを壊すと言う恐ろしい故障を招く事になる。
其処にモジュールが新しいとか燃料ポンプが新しいとかは全く関係無い。

モジュールの熱害暴走での燃料リッチ現象やらインジェクションタイム不正やら色々な問題が発生しかねない。。。
燃料リッチの段で修理に入っても常に計測データがリーン固定になって不燃焼ガスを喰らい続けたO2センサーが死んでいたり二次災害も十分に考えられる。。。

この個体にあってはモジュールに関しては未だ最悪の状況には達していなかったのでGMモジュールを中心としたモジュール修復作業とモジュール冷却ファンモーター交換で事無きを得たが単にGMモジュールを交換と言う措置であれば相変わらず不調なモジュール冷却ファンによってモジュールは冷やされず、熱害を受け再び熱暴走によるエアコンクラッチコントロール不良に見舞われていたであろうね。。。

今回は熱害によるW124 500Eの故障についての記事でした。。。

パソコンと一緒でキチンと冷却されないとCP類はあっという間に熱暴走或はフェイルセーフになってマトモに走れなくなってしまいますぞ❗️

エアコン故障はこの世代のメルセデスでは致命傷に繋がる事も多いので御注意を‼️