以前は「旧いメルセデスの電機屋」。。。現在は、、、「隙間風産業の超零細企業」の業務日報。。。

旧いメルセデスの電機屋のニッチな仕事のお話。。。http://jun3104.shop19.makeshop.jp/

昨日の続きで明確に。。。

2022-03-19 19:18:00 | 日記
昨日の最高速号のブロアファンレジスターの件。。。

当社の部品供給元の業者さんからデイーラーさんや本国メーカーへの部品の品番変更について見解を求めましたところ。。。







結論的に品番124 821 07 60が装着されていたタマには現行供給品番0009820815が適応すると言う説明。。。

だが、、、現行品番のブツは。。。




ブロアファンへの出力ソケットが存在しない。。。

よって昨日は旧品ブロアファンレジスターの端子構成をリバースエンジニアリングと言う手法にて分解調査を行い現品の抵抗器の構成からブロアファンの回転速度コントロールを予め想定して、本日最高速号の現車で制御構成の裏取り。。。


結果、、、




よって、現行品番のブツを装着する場合にはブロアファンレジスター端子No.2からブロアファンモーターの+側入力端子に出力するライン、ブロアファンレジスター端子No.5或はボディアースからブロアファンモーターの−側入力端子に出力するラインを予め増設する必要があると言う当方の仮説が証明されました。。。

ついでにブロアファンスイッチの入出力についても各ピンアサインを割り出して当社保有の資料と致しました。(社外秘)

コレにて部品供給をしているメーカーさんは供給部品の単純交換の様な回答をしておりますが言われるがままに単純交換しただけではブロアファンは一生回転致しませんので御注意下さいませ〜。。。

結局は今回の最高速号の場合、ブロアファンレジスター背面に挿さる5PカプラーのNo.2端子、No.5端子に配線を増設する必要があると言う結論なのでメーカーから供給されるブロアファンレジスターは『交換』ではなく『流用』と言う理解で対応する必要があると学びました。。。

後はブロアファン&レジスター劣化によって過熱ダメージを受けた配線類の部分交換作業です。。。

すずたかさん。もうちょいお待ちを‼️🤗


メーカー改良❓うん❓❓

2022-03-18 15:15:00 | 日記
先日からエアコンブロアファン修理でお預かりしております、、、すずたかさんの最高速号。。。

ブロアファン&レジスターの劣化で要交換となりましたが昨今のロシア🇷🇺のプーチン君の御乱心によって毒国からの輸入便に支障が出ております故に部品待ちとなっておりました。。。

で、、、待つ事二週間半。。。

昨日やっと入荷。。。





で、、、早速現車に合わせましたところブロアファンは問題無くセット完了〜。。。

問題はブロアファンレジスター。。。

現車から外したモノと比較すると相違点が二つ。。。

旧品に存在した白2Pカプラーが新品には存在しない。。。

背面のカプラーも同形状ではあるが4Pになっている。。。

この違いは何を意味するのか、、、このまま新品レジスターを装着してブロアファンが回るのか❓❓それは限り無くNOに近いと推察されたので部品の供給元から本国メーカーに問い合わせるも、『そのままで使用出来る。』の一点張り回答。。。😱

普通に考えてブロアファンから来ている2P端子が無いのでブロアファンソケットの接続先が無い。。。ってコトはファンレジスターからブロアファンに繋がるラインが無い。。。😓
コレでどうやってブロアファンを回すんだい❓❓

旧車絡みになると本国も至極適当な回答が見受けられるのでこりゃあ埒があかないと判断して先ずは旧品をリバースエンジニアリングとして分解して構造調査及びレジスターの構成を調査。。。






割とシンプルな構造ではあるが消耗品の類の設計。。。


レジスターの配線構成からブロアファンスイッチ入力とブロアファンへの出力を割り出す。。。

やはりどう考えても白の2Pソケットは必要やねん。ブロアファンに電気を送れんばい。。。

で、、、禁じ手。。。


旧いレジスターから2Pソケットを剥ぎ取って。。。


ブロアファンモーターへの供給ラインソケット&ハーネスを製作。。。

先程調べたレジスターの端子構成から2Pの行き先は理解したので車台側ハーネスに2Pのラインを接続してソケットを新設。

こうする事で新品のレジスターの条件は旧品と同等となるので普通に使えると言う判断になります。。。

毒車にあっては純正部品であってもそのままポン付けとは行かない落とし穴も多いので御注意下さいませ。。。










Ah〜勘違いで真っ黒焦げ。。。😱

2022-03-15 19:38:00 | 日記
日頃より結構人気商品の当社のフューエルポンプ無接点リレー。。。

中でもW124の1993y〜モデルの104Egモトロニック用のフューエルポンプ無接点リレーが結構な人気なのですが。。。

素人のDIYサイトのメッチャエエ加減な知ったか情報でこのW124のモトロニック仕様車のフューエルポンプリレーがヒューズボックス奥のリレーパレットに居ると勘違いしとるユーザーの多いこと多いこと。。。

♪其処に私は〜居ません。燃料何か送ってません〜。。。萬の風に〜萬の風に乗って〜

『それ、誤診です❗️』じゃ、なくて。。。

そうよ❗️そんなトコにフューエルポンプリレーは居ねえよ‼️🤣

右ハンドル車はバッテリー後方の左側、ABSユニットの左側エアコンリレーの奥。
エアコンリレーをすっこ抜けば見えますだにゃ。🐯



左ハンドル車は助手席側搭載のバッテリーの左側後方の右フェンダー寄りの狭いトコにフューエルポンプリレーが居るから以降フューエルポンプリレーに用事があるW124毒車の該当ユーザーさんは確認してみたらエエですな。。。

DIYユーザーの得意気に大間違いを発信しているブログやSNSを拝見して毎度大笑いさせて貰ってますが、、、ウチの燃料ポンプリレー用途に供給している無接点フューエルポンプリレーをリレーBOX内に居る同形状のリレーと交換した場合には全く負荷条件が異なるので燃えます。🤣🤣🤣
何故ならばヒューズボックス奥に居る同形状のリレーとは電動補助ファンリレーなのでフューエルポンプリレーとは負荷の絶対条件が異なるので当社にて燃料ポンプリレー用途として設計された無接点リレーの定格値を大幅に超えますので当然に壊れますね。
無接点とは半導体回路なので適用される負荷条件に対して適正な条件で設計されているので負荷率が遥かに高く、キックバックの大きい電動補助ファンの様な負荷には全く適合しておりませんので悪しからず。。。😅

当社は無接点フューエルポンプリレーにつきまして電動補助ファンリレー用途では全く担保しておりませんのでフューエルポンプリレーの位置を間違った情報でヒューズボックスの中だと誤解して交換された場合の焼損については一切担保致しません。
要するに自信が無けりゃあW124を知っているプロに依頼せいよと言う訳だにゃ。🐯

さもなくば、、、¥高いお金出して一瞬で無接点フューエルポンプリレーが産廃ゴミに化ける事になると言うお話でした。。。🤣🤣🤣🤣🤣



おおらかに出来ました。。。😅

2022-03-05 01:24:00 | 日記
先日のW115のメーター針修正修復作業。。。












無事に完了致しました。

針の塗装が全体的に褪せていたのでオリジナルの近似色で三本の針全てを再塗装。。。

旧い塗装が結構ボロボロになっていたので完全リニューアル。。。😅

芸術的に曲がっていた燃料計針は修正跡が目立たぬ様に下地から入念に埋めて再塗装。。。

おおらかな品質をおおらかに再現してみました。🤣

完成画像を御依頼元さんに送信して了承を得られましたら発送返却です。。。🤗



♪おおらかに。アバウトに。細かい事は気にせずに。。。🤣🤣🤣

2022-03-03 12:45:00 | 日記
知り合いの業者様よりの修正修復依頼。。。

モノはW115のメーター。。。




どうやら輸送中の不慮の事故で燃料計の針が芸術的に曲がってしまったらしいですねん。。。

モノがモノだけに代替品と言う選択肢はほぼ不能の世界なので修復と言う選択肢になりますな。。。

ところが、このメーター針の素材は薄いアルミ素材。。。ヘタな修正は暴挙以外のナニモノでも無く、針が折損する恐れも十分にあるので無闇矢鱈な修正は蟻地獄にハマる事請け合い。。。😓

で、いつもいつもイレギュラーなお仕事専門の超零細隙間風産業のオイラにお任せ戴いたと言うお話の流れで御座居ます。。。🤣🤣🤣

さて、メーター針を抜いて概ねの修正から。。。




単にラジペンで曲げると事態は更に最悪の展開が待っていますので相応の方法と技術を要します。。。😅

他の箇所のメーター針も同じ形状のモノなので形状を参考にしようにも、、、

流石は日本国が昭和の高度経済成長期の時代の欧州の毒な国の製品。。。

針の製造も完全に手工業のマニュファクチュアでモロにハンドメイド製品。。。

つまり、イタリア製🇮🇹の革製品何かと一緒で仕上がりに個体差があって精密なサイズや角度など全くアテにならない。。。🤣🤣🤣

よって見た目の体裁を重視して修正修復仕上げとする。。。







大体形状が整ったところで塗装の下地を仕上げて塗装工程に入ります。。。

取り敢えずこの時点で昼休み。。。

さて、今日のランチは何食べよ。。。

To Be Continued……