本日午前中を以ちまして2021年の営業を終了させて戴きました。
☆画像はイメージです。
皆様、本年もお世話になりました。
今年は例年に無い業務負荷とコロナ禍による世界的な半導体不足によって納期面でお客様に御迷惑をお掛けする事態が数十件御座居ました。
この場をお借り致しまして深謝致しますと共に御理解戴けました全てのお客様に厚く御礼申し上げます。🙇♂️
さて、本年の御依頼内容を振り返ってみますと兎に角KEジェトロ車のエンジンコントロール不良に因る不調が圧倒的に多かったですねえ〜。
冷間時始動不良、アイドルコントロール不良、燃料リッチによるカブリ、吹けないetc…..と色々な症状で当社に駆け込まれるユーザーさんが多かったですが、、、
現在のユーザーさんの手に入る以前に過去ユーザーさん時代にKEコントロールを全く理解していない系の修理工場で弄られて更にバランスを崩してしまった個体や、よせばイイのに素人のDIYで事態を更に悪化させていた個体。。。
兎に角、KEコントロールに絡む電子制御がおかしくなると燃調バランスが滅茶苦茶になると言う原則を理解していないお馬鹿な車屋に弄り倒された様な話が実に多かったですわ。。。
以前もお話しましたが4サイクルの内燃機関ってのは良い吸入→良い圧縮→良い爆発💥→良い排気の4工程が原則でこのどの1工程が悪くてもエンジンは調子良く回らんモノであります。
現在、生き残っている多くのKEジェトロの個体は『良い吸入』がされずして調子を崩しているタマが実に多い事が今年感じた感想です。
新車から10年越えの時点でKEモジュールのコントロール誤差がどんどん大きくなり、燃調が燃料リッチ傾向にシフトする。。。
すると、エンジンのシリンダー内に新車時の適正混合比での吸入量が誤差範囲からランダムに移行して終いには点火プラグがドロドロになる燃料リッチ状態に陥る。。。
勿論、排気バルブからは未燃焼ガスが多く排出されブローバイ還元システムの許容を大幅に越した生ガスが滞留して終いには触媒に溜まる事になる。。。
勿論、O2センサーのセンサー部分にも未燃焼ガスがぶっかかって酷い場合には点火して燃えている事もある。。。
勿論、このまま放置すれば触媒が点火して最悪は車両火災何て事になる場合もある。。。
KEコントロールシステムの劣化不良によって燃料リッチ状態になって車検を迎えると排気ガスのCO濃度がかなり高くなって車検に通らない事も多い。。。
すると、、、車検屋若しくはKEコントロールを熟知していない修理屋さんの最終手段は、、、
KEジェトロの回してはならぬ禁断のエアフロメーターのプランジャー調整ネジを回して取り敢えずCO値を下げて車検を通す。。。
単にエアフローメーター側でアイドリング時のCO値を弄ってしまうと、電気的に燃料をコントロールしているKEコントロールも劣化でコントロールが狂っているのでアクセル開度に対して各回転域における適正な混合比が得られず、、、最悪は禁断のネジを回して基本的に極端に燃料が薄くなっているので幾らFUELガバナーが濃くしようとする動作を行なっても供給燃料が薄いので冷間時の燃調バランスが整わず、コールドスタートバルブが開いてもチョーク動作にならず冷間時エンジン始動困難に陥り、、、アクセルペダル全開にしないとエンジンが始動しない等の症状が発生する。。。
こう言ったヒストリーを持つ個体が当社に持ち込まれて診断の結果、KEコントロールの不良が明確になってKEモジュールのO/Hなどの手段でKEコントロールの電子制御を適正化すると、、、多くは燃料リーン状態になり、更に冷間時始動困難に陥る場合がある。。。
☆画像はイメージです。
その場合にはエンジン始動後の排ガス測定によって空燃比を把握してエアフローメーターのプランジャー調整ネジを調整する必要が出て来ます。。。
つまり、エアフローメーターの禁断のネジを新車時の値に設定し直す必要があると言う事になります。。。山勘調整じゃ絶対に無理‼️
本年はこう言った修理が多く、KEコントロールモジュールのO/H仕事が非常に多かった感じです。
新年も現車持込によるKEジェトロ車の診断予約が数件入っております。
燃料リッチも度を越すと車両火災に繋がる事もありますのでご注意を‼️😎
本年も有難う御座居ました。
新年は1月6日(木) AM10:30〜の営業となります。
新年も何卒宜しくお願い申し上げます。