以前は「旧いメルセデスの電機屋」。。。現在は、、、「隙間風産業の超零細企業」の業務日報。。。

旧いメルセデスの電機屋のニッチな仕事のお話。。。http://jun3104.shop19.makeshop.jp/

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2015-01-31 13:35:50 | 日記
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今年の夏は富士が熱いね!(笑)

桜島以来の観客10万人レベルの大イベントですわ!

オイラはこの日の前日からライブの翌日までは仕事しませんので何卒御理解下さいませ。(爆)






富士と言えば、、、富士ROCKも昔、、、行ったなぁ。。。

J-WALKのステージ。。。未だにオイラの記憶に焼き付いてますわ。。。

残念な事になっちゃったのはショックだったけど、、、やっぱりあのボーカルは忘れられんなぁ。。。


昨年は何か空振りな夏でしたから、、、今年は熱い夏を満喫したいですね。。。



全てはお客様の為です。。。

2015-01-29 12:56:02 | 日記
走行2万km台で長期間寝ていた1998年式のW140 S320。。。

某業者さんの展示販売車で最近売れて納車整備でトラブル勃発。。。

「スロットルの吹けが悪い~吹けない。」で、、、整備士さんもかなり嵌って、、、診断機でも判断がつかず。。。

で、、、オイラに御依頼。。。

お陰で納車も遅れてかなりエマージェンシーらしい。。。(°_°)

コチラで持参した診断機でエラーを拾えば、、、沢山、一杯、おっ◯い。。。

あー、、、故障の原因として、、、

バッテリーを上げてしまって、、、

いきなりバッテリーをジャンピングしちゃったね。。。恐らく。。。

じゃ、、、取り敢えずエラーをリセット。。。

エラーは消えたけど、、、問題の究極、、、「吹けない」はモロ出しで。。。

診断機でエンジンマネジメントをストリームしてみたら、、、

何だか不穏なデータが色々。。。

モジュールの電源回路やコントロール信号のギクシャクが。。。
初めて二人っきりになった男女の様に。。。(笑)

まあ、モジュールも問題を抱えてますね。。。

だから、、、まずはモジュールの適正化と故障対策をしましょ。。。

全ては現車をお買い上げになられたお客様の為です。(笑)

















ってな具合でモジュール修理をコンプリート。。。

で、、、どんな具合になったかってぇ~と。。。

モジュール装着後、規定の学習作業を行ったら、、、一瞬調子良くなって暫く保持。。。

エンジン切って暫くたってエンジンをかけ直したら症状再発。。。

やっぱりね。。。

嫌な予感は的中。。。ここまでが一昨日までの出来事。。。

で、、、本日午前中に想定される部品を持参して、、、限りなくクロに近い部品を外してウラ取り。。。

その部品とは、、、下の画像にあります。。。



そう、、、エアマス。。。



アイドリング時は正常値16kg程度でほぼ安定していて、、、

ゆっくり回転を上げると何とか回転は上がりますが、、、

ガンッと吹かすと2500回転付近でリミッターがかかった様に。。。

つまり、、、空ぶかしの際のオーバーレヴ防止のリミッターが作動するポイントが2500回転付近に下りて来ている感じ。。。(-。-;

で、、、バッテリー端子を外してエアマスのソケットを抜き、、、単体の端子間抵抗をチェックして、、、はい!逮捕!!

値?コレは技術上の秘密っちゅーか、諸条件があるのでココでは公開しませんが、、、

兎に角、、、新品のエアマスに交換です。

エアマス交換してセオリー通りに電源を繋ぎ、、、学習作業。。。

学習の後、、、エンジンスタートして、、、更に学習。。。

シフトポジションをP~1までゆっくりセレクト。。。

暫くアイドリングの後、レーシングしてみる。。。

はい、診断機のデータも安定して気持ち良く4500回転付近の空吹かしリミッターポイントまでストレス無く吹き上がります。。。

はい!完治で御座居ます。。。

う~ん、、、エアマス交換は車屋さんの仕事だけど、、、アイドリングは問題無く、、、吹かすとリミッター状態。。。

つまり、、、エアマス側のパラメーターがメチャクチャになってエアマスセンサーの積算値がMEに入ってたんだろうね。。。

こりゃ、、、こんな症状ばっか診てたオイラならば大体判断がつき、電機屋なりの解決策も出来ますが、普通の整備士さんじゃ可哀想かもですね。。。

だけど、、、こういったお話も経験値として残して戴ければ、将来的に役立つことでしょう。。。

この業者さん。。。凄く勉強家の方ばかりで、、、ウチもやり甲斐のある業者さんです。。。

前回の記事の大半とは一線を画しますね~。。。♪

今回も御依頼戴きまして有難う御座居ました~。m(_ _)m



やるべき事の範囲。。。

2015-01-29 00:47:21 | 日記
最近特に多い、、、エンジン不調の診断が出来ない整備士さん。。。

不調の原因をマネジメントコンピューターだと殆ど決めつけ、、、

確かに実際コンピューターを分解したら不良箇所はありましたがね。。。

だけど、、、ME搭載車でバッテリーが上がったからって、普通にジャンピングスタートしちゃったんだったら、、、御法度や。。。

コンピューターモジュール以外も壊してる可能性も結構高い確率でありますよ。。。

壊れ方も様々で症状は一概に言えないし、、、診断機でエラーが出ない故障もありますよ。。。

だから、、、プロを名乗る整備士さんから嵌った話で相談を受けると症状から考えて「◯◯は大丈夫ですか?」と、必ず問います。。。

それに対し「大丈夫だと思います。」と回答を受けた場合にはプロの顔を立てて疑いの範疇から一旦外して他の方面から疑いをかけますが、、、

システムの適正化の一端としてコンピューターの点検、修理も行いますが、、、

不調の原因の極論は、コンピューターを痛めつける又は誤動作をさせる等の外的問題を抱えているケースが殆どで。。。

コンピューターを修理するまではウチの仕事ですから勿論責任を持って対応しますけど、、、

車両側の診断はプロを名乗る整備士さんの仕事でしょ?

コンピューターを修理してセットした直後は若干回復したかに見えて、また修理前の症状が再発。。。

そんな場合に、、、ウチがよく言われるのが、、、「お前のトコのコンピューター修理が原因だ。」と、根拠の無いクレームをつけるか、その類の物言いでその後の修理経費をこちらに持たせようとする頭の悪い車屋が非常に多い。。。

そんなの聴いたら「プロ」が恥をかく結果になろうが何だろうがオイラが現実を見せつける様な話になる。。。

で、、、「プロ」の整備士が「大丈夫」と回答した部分についても詳細を調べることになる。。。

但し、メルセデスに限定して言えば「専門工場」を謳っている以上は在籍している「プロ」ならば即判断がつきそうな領域にも当然、、、車屋じゃないオイラが入り込んでシロクロを明確にするコトになります。。。

結果、、、試験した数値やデータの変移などから合理的判断で「大丈夫」な筈の部品の不調だったりする。。。

こういった場合ではクレームの際にド偉い剣幕で偉そうな口を利いた相手に対しては内心、、、「ボロが出ても知らんよ。」と、考えられる部品を持参して「プロ」立会いの上で再検証に入りますが、、、

持参した疑わしき部分の部品交換に至る結論に達した際に、、、

「この領域は車屋さんのエリアですね。。。だけど、、、診断機だけで判る故障じゃないので経験値が無いと無理ですよー。。。無理も無いですよ。。。」

と、、、すかさず部品交換を行い完治させて笑顔で部品代と診断に要した経費をバッチリご請求させて戴くだけのことである。。。


毎度、そんなオチばっかで呆れるパターンが多い。。。

ハッキリ言って面白くない。

完治しても全く楽しくない仕事になって暫くテンションが下がる。。。

いつもそうだ。。。

何処をどんな基準で「プロ」は診たのかオイラは全く不明。。。

まあ、オイラに丸投げする時点で、、、そんな事はどーでも良いことなのであるがね。。。

自社でキッチリ結論が出せてたらCP修理と部品代と社内経費で済んだ話なのに、、、コンピューター以外の外部アクチュエーター等の良否判断がやりきれないで、、、ウチに外注費が嵩んで結果高いもんついちまう結論に陥るコトも多い。。。

ココで、、、誠意のある業者さんならば、オイラにゴメンなさいして物事は平穏無事に終わりますが、、、

オイラも別に心底悪感情は持たないし、笑って完了で良いと思います。

「プロ」も更なる経験値がついたかと思いますからね~。。。

しっかし、、、馬鹿の集団は、、、代金も支払わずバックレモードで逃げの一手に出るんですよ。。。

そしたら、その時点で強制回収と以降の依頼を図々しくする相手には無視を続けますよ。♪診てや~らない!

まあ、、、独り言ですけど、、、過去に一時は毒車専門雑誌で偉そうに語ってたプライドばっか高い金看板の車屋さんがそんな展開になって最終的にこちらから願い下げになるケースが多いですね。。。

だって、、、そんな金看板がどうなろうが助けてやろう何て思わないも~ん。。。

だって、、、自分が間違えたら「ゴメンなさい。」でしょうよ!

そんな最低限のご挨拶も出来ない人種が集まってるのも車屋の業界なのよ。。。

結構、、、根に持つよ。。。オイラは。。。

だから、、、オイラ的には車屋は病的な馬鹿が大多数を占めとるし、付き合うと馬鹿が感染しそうな輩が多いし、つまらんし、好かん。。。だから車屋は辞めたのよ。。。ワカリル??(笑)



ウチ、、、別に凄くないからね。。。

2015-01-25 10:23:32 | 日記
最近、、、1990年代の毒車の意味の解らん不明な故障騒ぎでお問合せや検査の御依頼を結構頂戴致します。。。

ウチは車屋さんじゃないので、、、過去遭遇した話を基にでしかお話が出来ないのですがね。。。

HFMやLH、MEが絡んだお話で、、、不穏な制御や意味不明な制御ストライキ等々。。。


新車から数年では発生し得なかった故障が新車から20年経過と共に今頃になって大きなトラブルに直結していることが多いですね。。。

増してやそれがメインコンピュータの経年劣化による自然故障となると、、、どんなに立派な診断機で診断しても、、、

フォルトコード(F)。。。つまり故障、不具合を示す自己診断がキチンと出なかったりする何て普通。。。

でも、、、「F」が出たからってそれが即故障解決に繋がるかってってェ~と、、、そうでもないんですわ。。。


「F」が短冊の様に一杯!巻物の様に色々と沢山、、、「はあ?」と思わせる様なフォルトコードの内容を見て「なんじゃこりゃあ~?!」と叫びたくなる様な話に発展するケースがメチャクチャ多いですね。。。

自己診断がある車種はCANでアチラコチラ繋がってる車ですから、、、電源繋ぎっぱなしで何処かのソケットを抜き差し、、、若しくはバッテリー端子の脱着でも一気に大量エラーのネタに繋がりますし、、、

一筋縄で本来の故障原因が簡単に絞り込めないケースも多いですよ。。。


そこで、、、「これはコンピュータだ!」と判断(早合点)して中古コンピュータに交換。。。一瞬改善されたかに見えて治ってない。。。

若しくは年式やモデルによってはコンピュータの使い回し防止にメーカーがLOCKをかけてしまっていてエンジンが掛からない。。。


自然故障の場合は過去にナニがあったかも非常に重要な診断材料になります。。。

バッテリー上がりの処置さえも故障の危険因子になっているケースがあります。。。

だから、オイラは「F」コードを見て何となく色々な想像をしちゃいます。。。

電装系に絡むユニットを知識の無い車屋が無造作に脱着した可能性や、バッテリージャンピングスタートによる電位差がMEの電位センサーでパニックに陥った可能性。。。

新品バッテリーに交換した後にエンジン不調ならば、バッテリー端子接続の瞬間に突発電流でエアマスが死亡した可能性。。。

長期に寝かしていた個体であれば、燃料系統の酸化による腐食が招くインジェクターのOPENタイム不良。。。

コンピュータユニット本体をいきなり疑う前に周囲のセンサーやアクチュエータから入力されている状態とコンピュータが積算して出力している状態を確認してみて、、、

モジュールに正常な信号が入力されていなければ当然センサーやアクチュエータの新品交換を条件に故障を追いますし。。。


幾多のチェックの結果で判断的に「こりゃあモジュールの問題ですね!」となった場合。。。

正常な入力信号や入力電圧条件であるにも拘らず、、、出力データが非常に怪しいと判断すれば経験則に従ってモジュール内部のどの部分がナニをしでかしているのかをオイラのポンコツ頭脳計算機でシュミレーションするだけの話であります。。。(笑)


そのシュミレーション結果でモジュールから現在出力されている波形の概形や制御状態と正常な波形状態を想像して比較してみます。。。

そうすると、、、安定化していなければならない波形が大きく振幅する原因がモジュールのどの部分で発生している問題なのか?どの電子部品なのか?答えに近づく時間が大幅に短縮されます。

そうですね。。。東京と金沢の間が新幹線で大幅に時間短縮されちゃう位。。。(笑)


オイラは検査機械でその裏取りをして「ビンゴ!」になればそこで原因と修理方法を依頼者の方に納得いくまで説明するだけです。。。

で、、、実際にモジュールを弊社に持ち帰り分解して疑いのある部分を分解して「病変部」を見つけたら記念写真撮影を行って依頼者の方に見積段階でお見せすることもありますし、修理完了後にプリントして「オーナーさんの思い出の一枚」に加えて戴いておることも致しております。。。(笑)




そして、修復作業完了後に当方が立ち会える話であればモジュールを搭載して既定の儀式(学習作業等)の後に再度診断機で「F」コードだけではなく、、、モジュールの動作状態をデータストリームして結論を確認。。。

アイドル状態や回転を上げた際の変化やエンジン音、臭い等を確認した上で完治を確認してシャンシャンシャン、、、はい!終了!となります。。。


別に凄くないですよ。。。10年も毒車を弄って来た過去でオイラはアレもコレも的には絶対にやらないので電機システムを見続けたオイラの頭の中のポンコツデータベースで進めているだけですから。。。


だから、、、単にモジュールO/Hとか言って電解コンデンサーを闇雲に単純交換するってのは戴けないし、出ている症状や弱い部分を総合的に判断の上で個別に対処するのがオイラのやり方にしてますのでカッコ良く言えば「ポリシー」。。。普通に言えば単なるオタク??まあ、何でもイイですよ。。。

オイラは変態、偏屈、変人等々「へ」で始まる個人を批評する単語が似合う男ですからねー。(爆)


ねッ?全然凄くないでしょ?ネタバラシすればそんなトコです。。。(笑)






お仕事です。。。

2015-01-24 23:08:33 | 日記
たまには、、、お仕事ネタ??(笑)

本日午後にウチを好意にして下さる業者さんより♪リンリンダイヤル~。。。

1998年式のW140のS320のエンジンが吹けない~って話。。。

オイラは老けない~様に心掛けてますが。。。(笑)


さて、現車点検で調べてみないと判断し難い案件なので、、、

業者さんにちょいと出張~。。。

まずは、、、簡易診断機でショートテスト!

出るわ出るわ~エラーコードが~っ!(-。-;

う~ん、、、どーやら、、、バッテリーを一回上げてしまい、、、ジャンピングスタートしちゃったみたいね。。。

1996年式以降のW140はME管理になっちゃってますから、、、

基本、、、ジャンピングスタートはNO!の車種なので、、、

ジャンピングスタートをやっちゃうと、、、最悪、、、CPトラブルに繋がるケースもありますのよ。。。


今回は、、、エラーコードメモリー大盛り定食で、、、

まずは、、、エラーコードをリセットして、、、エンジンスタート。。。

エンジンがかかった状態で、、、

エンジンルームがガソリン臭い。。。


データストリームをしてみると、、、

O2センサーのデータが出ない!

O2センサーは中古に交換したみたいらしいですが、、、断線してますね。。。

で、、、その他のデータ処理状況を見ると、、、MEでの積算ボケが始まっていたので、、、モジュール一式をO/Hのご依頼を戴いてモジュール一式のお持ち帰り~。。。

で、、、

















と、、、まあ、、、大手術の真っ最中~。。。


コレでO2センサーを交換して戴ければ気持ち良い吹き上がりに改善される筈。。。


さて、気合入れて行ってみよー!(笑)