以前は「旧いメルセデスの電機屋」。。。現在は、、、「隙間風産業の超零細企業」の業務日報。。。

旧いメルセデスの電機屋のニッチな仕事のお話。。。http://jun3104.shop19.makeshop.jp/

品質維持の為の譲れないコスト。。。

2018-11-29 08:28:21 | 日記
W124用NEWブレードヒューズBOXの調達材料が一気に納入されて日々組立作業に追われている寅です。



お陰様でヒューズBOXも大人気商品となりつつあり数々のお問合せも日々増加中であります。

楽天市場の弊社ページも去る11月21日にひっそりと開店(笑)し、弊社の常連様より「見つけたぞ〜!」のお声を戴く様になりました。。。バレちゃあ仕方がない。。。(笑)

楽天市場で「W124 ヒューズ」で検索クリック!(笑)

少しずつ掲載商品も増えて行く予定ですが只今HPを弄ってる余裕が消えてますので気長にお待ち下さいませ。(笑)

さて、ウチのヒューズBOXの材料への拘りは以前本ブログでお話させて戴きましたが、、、製造工程での譲れない手間については公開していなかったのでココでちょっとお話を。。。

ヒューズBOXの組立には大まかに筐体二部品、端子台八台、ヒューズホルダー24ケ、ヒューズホルダー端子48ケ、配線用シリコンコードを用いています。

このヒューズBOXの製作工程で一番手間の掛かる作業がヒューズホルダー端子〜端子台間の配線作業です。
配線用シリコンコードの被覆を剥いてヒューズホルダー端子に圧着カシメと言う単純作業がヒューズBOX 1台当たり48本分あります。





ヒューズBOXと言う部品の性格上、この部分には車両の電装の大元での安全装置になる部分です。

この部分が通常使用において過熱したり溶解したり何て事が発生していたのでは安全装置としてのヒューズBOXの存在に疑問を感じてしまいます。

電装トラブルによる車両火災の八割は電装ユニットの接触不良による火花の発生や接触しているべき通電点の微妙な隙間による抵抗発生が主原因となる過熱発火と言われています。
よって、30年前のヨーロッパの技術では通電材料の材質や端子加工の技術力が未熟で通電部品の接触抵抗が高く、接触抵抗を減らして過熱発火のリスクを軽減する為に配線同士の接続に強力なカシメやラグ端子接続のネジを高トルクで締める、ソケットの接触部をφ4.95のオス端子をφ4.96のメス端子に挿入してガチガチの接触面積を稼いで克つグラグラにならない方策にて車両火災防止対策を講じていました。。。

が、、、通電材料の技術力はJAPANに敵わず、当時のドイツでは銅材料同士を高圧力で接触させる方式の接続方法が一般的でしたが、、、銅材料の経年劣化による酸化は避けられず、、、端子台やソケットでの接触抵抗は経年によって進み、、、W124の純正ヒューズBOXの様な溶解現象が発生するなどいつ燃えてもおかしくない状況に陥っているのが現実です。

既に30年前のJAPANではソケット材料の技術力も高く、端子の形状や端子同士の接触部に銀メッキの技術を採用するなど接触抵抗の著しい増加を防止する技術が多く採用されていました。
よって、W124の時代と同じ世代のJAPAN製自動車の電装と比較してもJAPAN製は配線類の接続技術は格段に安心出来る技術力であり30年を経た現代でも電気的接続にあってはメンテナンスフリーである事が証明されています。

以上の事からW124の弱点の一つとも言えるヒューズBOXにJAPANの技術を入れるのであれば材質に拘るのは当然として配線の全ての箇所で経年劣化などによる接触不良を絶対に起こしてはならない事を前提として考慮した結果、当社が出した結論がコレ↓です。



シリコン線の芯線とヒューズホルダー端子との圧着カシメ部分に更にハンダを浸透させて万が一にカシメが緩くなってもハンダによる接続によって接触不良が発生しないと言う効果を約束した方策です。

とても小さな部分ですがヒューズBOX一台当たり48本全てのヒューズホルダー端子に関して圧着カシメ部分のハンダ揚げはマストとする事によってヒューズBOX本来の安全性確保と通電効率の向上を狙っています。

通電させる部分全ての構成部品の全てに抵抗率の低い材料を選定し、接続には車載用ハンダを採用。
車台側のラグ端子との接続にあってはクロームメッキ端子接続ネジによって接触不良や電圧降下の少ない接続条件としています。

余談ですがカー用品店などで売られている多くの自動車電気用品は大陸製の格安品が多いですが、配線材料、ハンダの何れを取っても品質が悪く長期の使用には耐えられない様なモノが殆どですが酷いものはカシメをいい加減に行い芯線がグラグラの状態であったり大陸の超低品質丸出しな商品が多いです。

弊社は微力ながら外注さんに無茶苦茶を言って構成部品の精度や強度、電気的効率の全てに高いレベルを求めてこのヒューズBOXを生み出しました。

そして、組立の段階でも一切の妥協を許さない姿勢で地味な工程を重視して行う事でユーザーさんへの安心感を提供する姿勢で製品製作にあたっております。







「たかがヒューズBOX」と侮るコトなかれ。。。
車の電気の分配の中核でっせ!

このヒューズBOXを装着した方々から「確実に電気の効率が向上した。」と言うお言葉も戴いております。

エンジンの始動性の向上。ヘッドライトが明るくなった。パワーウインドウの動作が少し早くなった。等々、、、ウチを厚意にして下さる業者さんも大喜びでした。。。(笑)

さて、、、今日もムチャムチャ高コストな仕事しよ。。。(笑)

修理見積してみました。。。

2018-11-26 12:19:47 | 日記
先日、遠方から弊社に御入庫されたW126 560SEL様。。。

入庫後の試乗を行い、徹底的に妥協無き点検を行うにつれ過去の清算を迫られる様な事態であった事が徐々に判明。。。

ユーザー様より事前に提示戴いた過去の整備伝票から不吉な部分を感じていたので結構覚悟していたが、先日の入庫時のエンジンルーム内の目視点検で見えた数々のオイタ。。。









こんな具合でしたから余計に慎重になり、試乗も一般道、高速道路を繰り返し行い感じた違和感について修理の現場の職人と徹底的に検証した結果、、、



見積書が13枚にも及ぶ状況に。。。😦

過去に手入れされたであろう部分からアプローチをかけると格安コピー部品で賄われ、その機構部分の機能性が既に損なわれていたり、、、
整備にあたって必要な調整を怠り、ハンドルの遊びが異常に大きい状態で直進性が昔の軽自動車みたいになっていたり、、、

燃料系も単に部品交換だけで必要なタンクやラインの洗浄を怠り、劣化しているゴムホースの交換も怠って整備とは程遠い処置を受けていたり、、、

非常に力のかかるサスペンションのブッシュ類を格安部品で賄い、整備後2年未満の今日で既に潰れまくってたり、、、

コレでは過去の整備済とされる部分全てが疑いの範疇となりますな。。。

「悪いトコを順番に整備」が、整備済の箇所からしてダメ出しではもう一回手入れを要すコストが余分に必要になります。。。
するとメンテナンスの予算で計画して乗っているユーザーは例えば「前回数カ月前に燃料ポンプとフィルターは交換した。だから次はプレッシャーレギュレータを交換したい。」と、考えても交換した燃料ポンプが粗悪社外コピー品で車がKEジェトロで走行90,000kmでポンプ周辺のホースもFUELアキュムレーターも交換してなかったらポンプ周辺の故障のリスクは高いですぜ。。。

そんなのをウチで見つけたらもう一回イチからですぜ。。。
基本、ポンプは品質も精度も保証のある純正品しか使わないので黙って純正品と交換ですわ。。。

すると、過去に交換した粗悪部品代と交換に要した工賃に「やり直し」のコストが上乗せされる結果になって¥高くつく事になる。。。

第一に交換作業をプロがやったって言うならば何故こんな粗悪部品や同時に交換すべきモードに入っているホースやアキュムレーターを交換すべきとの助言を客にしない?!
単に言われた仕事しかしないボーッと仕事してる馬鹿者が作業しとるんやろな?!

ポンプ交換後の燃料漏れの可能性も考えてパイプラインの接続部の銅ワッシャーを新品交換するのは当然なのだが、コレもやらないアホな車屋が実に多い!
だから劣化したゴムホースもそのまま放置で完了。。。
燃料漏れしたら危ねーだろが!!

車に乗るユーザーにそんな危険まで背負わせる事態を全く考えずに単に漫然と仕事してるアホも実に多い。。。

正に車屋馬鹿ばっか!
最初から純正品でキチンと修理出来る職人に依頼するのが懸命ですな。。。

ユーザーも安い部品に魅力を感じるのは理解出来ますが結局のところ後で無駄なコストを被る事になるんですよねー。

「安かろう悪かろう。」を知るべしですな。。。

W126 560SEL様御出座〜!(笑)

2018-11-20 22:28:13 | 日記
遠方のオーナーさんの御希望により陸送屋さんによる代行入庫も徹底的にチェックを行う目利きの寅です。(笑)

本日もW126 560SEL様が遠路遥々弊社まで不具合解決の為に御入庫されました。。。特患です。(笑)



取り敢えず、入庫時チェック。。。

外観は無傷のピカピカ極上のお姿。内装もウッドのヒビ等も少々は有るが割と綺麗な感じです。

車歴を辿ると1991年式モデル最終のデイーラー車であり、新車の出所はヤナセの芝浦総本山と言う御家柄。。。(笑)



走行距離も管理システムを追うと81,000kmで間違え無いですな。。。

後はデイーラーに記録の残っていないショップさんや一般工場さんでのメンテナンス歴ですが、、、

既にエンジンはアイドリングでブルブル言っちゃってるし、スロットルの吹けも?な具合。。。

ボンネットを開けてオイラが最初に目に付いたのは、、、



画像左側のフューエルポンプリレーの品番が合ってない。。。

このV8エンジン用のフューエルポンプリレーの品番は 003 545 2505 な筈。。。

画像は 003 545 2405 。。。品番だけ見ればKEジェトロの直列6気筒エンジン用のフューエルポンプリレー。。。V8エンジンとは全く互換性が無い。。。

V8エンジン車に直6モデル用のフューエルポンプリレーを装着するとレブリミットが低い回転で完治され、V8のキックダウン→フル加速が出来なくなって遅い車の出来上がりとなる。。。

で、、、更に装着されているポンプリレーは純正フューエルポンプリレーの大陸製コピー品。。。
中身はかなりお粗末な作りで故障率も高く信頼性はほぼゼロの粗悪品である。。。

どんなメンテを受けて来たのかと以前、地元のショップさんで受けた修理明細をチェック。。。





部品代の何もかもが安過ぎる。。。😯

フューエルポンプリレーも交換したんやね。。。
6気筒用のフューエルポンプリレーに。。。しかも大陸コピー品に。。。
原価は4,000円位やな。。。(笑)

その他、アイドルエアバルブ清掃って何やるの?
洗浄スプレーなんかかけたら壊れますぜ。。。

アイドル不調の修理のつもりなのだろうが、、、関東圏でも結構アホなショップや工場が伝票に記載してる内容なんだよね。

点火系統も安い部品で何か適当な修理した感じ。。。よくある話。。。

フューエルポンプとフィルターの値段も激安の殿堂。。。コピー品やね。。。

燃料系統のキッチリとした手入れはされてないですな。。。
フューエルフロートも交換しとる様ですけどタンクの洗浄はしたんかいな?
フューエルタンクから見直しやね。。。
燃料落下ホースにポンプ本体×2、FUELフィルター、銅ワッシャー、フューエルアキュムレーター、ゴムホース類全部。。。

エアクリーナー下も少々ガソリン臭いしEHAから漏ってね?

過去に車を寝かしていた期間も長いみたいなのでフューエルデスビも中で錆が出てね?

同時にインジェクター8本も動作が鈍くなってキッチリ噴射してないんじゃね?

アイドル制御も?だし、、、アイドルコントロール全体に手を入れるべきですわ。。。
KEモジュール、アイドルコントロールモジュール。。。

モジュール関係をやっとくんだったらABSモジュールもA/CパネルもA/CリレーもO/Hしとくべきやね。。。

エアコンもコンプレッサー、エキパン、リキッドタンクは交換しているみたいだけど妙に冷えない。効きが甘い。。。ガス、、、漏ってね??
W126はエバポレーターからのガス抜けは少ないからエキパン交換の際にOリングを捩じ切ったり何かやってね?

こうなるとこの明細の内容全てが疑いの対象になってしまう。

足回りも?だしブレーキタッチも違和感が。。。

ステアリングもW126にしちゃ軽いけど遊びが多くね?誰が調整したん?
高速飛ばしたら車線変更怖くね?

ATミッションの変速もエンジンの不調が治りきっていないからこうなのかまだ判断つかないけど妙な違和感が。。。

アイドリング中のベルト部分から微妙な金属的異音も気にはなる。。。

特にオルタネーターからの異音はオルタネーターの終焉が近い事を語っている。。。



ついでにプーリーもやらないと、、、



プーリーが円周上にブっ裂けてこんな事になりかねんですたい。。。

オルタネーターはウチの推奨のDENSO製超高級SCオルタネーターですがね。。。(笑)


後はオートクルーズの不調もありますが、、、モジュールだけ交換しても治りませんのでオートクルーズのアクチュエータユニットのO/H修理も必要ですな。。。




メーターも↓針の色が不思議なことに。。。



燃料計の針だけ妙な変色。。。何が起きたんですかね?

年式が年式ですからメーターもO/Hが必要ですな。。。


こりゃ、まだまだ色々出て来そうですわ。。。頑張ろ。。。(笑)

金持ちA様。貧乏B様。。。違いが分かる男。。。(笑)

2018-11-10 16:54:27 | 日記
本日は朝イチから野暮用で茨城県石岡市まで常磐道を走り、往復約200kmのドライブ。。。

午後2時には帰着して遅い昼食の後に修理預かり車の完成試乗試験を行い完了の確認。。。

試乗中ちょっと休憩に入ったコンビニの駐車場で電話が鳴った。。。

「はじめまして。私、◯◯と申しますが御社のH.Pを拝見してお電話させて戴いております。実はW124のメーターなんですが燃料計や水温計の動作不良や時計が止まってしまっているのですがO/Hで完治は可能でしょうか?メーターの文字盤の周囲の部分に白カビみたいな粉吹きがありますがクリーニングは可能でしょうか?」

と、言った非常に紳士的な方からの此方もヤル気になるお問合せでした。

勿論メーターの不具合はO/Hで完治は可能です。



☆画像はイメージです。

メーターの文字盤周りの白い粉吹きは程度にもよりますがクリーニングが可能な場合がありますがメータークラスターの樹脂の状態によってはクリーニングではいかず、下地から仕上げて塗装で修正が必要な場合が御座居ますので現品を確認しないと判断がつきません。
又、分解後に要補修箇所が発覚した場合の追加見積提示の上で御相談と言うスタンスも御理解戴きました上で御依頼戴く様にしております。



☆画像はイメージです。

その旨を御説明申し上げて来月12月に現車ごと御入庫で他にも相談したい事があるとのお客様のご要望を御請けして予定を立てる事になりました。

電話に問題無く出れるタイミングでの御相談は弊社に完全にお任せ戴ける条件でまとまり易い。(笑)
御入庫お待ち申し上げております。


対して、その後試乗で運転中の信号待ちでまたしても電話が鳴った。。。

「W124のメーターで文字盤周りに白カビみたいな粉吹きがあるので脱着だけしてくれれば自分でアルコールで拭いてもいいので幾らですか?」

自分の名前も言わずにいきなり用件。。。(笑)

はあ?見てみなきゃ粉吹きの程度が判断つきませんわ。
脱着だけって何?現車からメーターAssyを引き抜きゃええんかいな?(笑)
ソレに客が自分でアルコールで拭く?分解せな無理やん。
だったら自分で分解すりゃええやん。
場合によっては無水アルコールで拭いた事で更に樹脂の表面が荒れる事もありそんな簡単なモンじゃねーのよ。
ウチはDIYのお付き合いはしとらんよ。
下地がボロボロで更に汚くなったらどないするん?
うちは責任取れんよ。

プロの仕事に素人が途中で手を出す様な話はウチはお断りです。(プロは一番嫌がります。)
こういった話でメーターの分解などしようものなら旧いが故に新たな不具合が見つかる事が得てして多く、追加で補修費用が発生しようものなら金銭でトラブルになりかねないのでウチはやりたくない。


修理だのO/Hだのと言った仕事は分解したり状態を確認しなけりゃ値段どころか修復の可否も判断する事が出来ない仕事に拘らず現物も見せないで電話だけで費用を教えろ何て話は正直マトモに取り合いたくない。
増してや素人がプロの仕事の途中に手を出す?目的は?支払う工賃を安くしたい?
だったら最初から自分でやったらええやん。。。

「ああ、そうですか。」と、電話をガチャ切り。自分の非常識さに気付いていない系ね。さよなら!
二度と電話して来ないでね。時間の無駄だから。御依頼は金看板業者さんに宜しくです。(笑)
ウチでは恐れ多くて聴く耳を持つ気になりまへん。。。

運転中のタイミングに掛かって来る電話はウチが受け付けたくない失礼な話が殆どである。(笑)


分かりますか?上記二通りの同じ様な依頼で余裕のあるお客様と余裕の無さを感じる人の違いがモロに出ています。。。

何度も言いますがウチの仕事の価値が見えない人にはウチは¥高いです!(笑)
ソレを¥高いと宣う方々には何をもって¥高いのかいつも疑問に思います。(笑)
ウチの技術の評価を安く見ているから¥高いと言うのでしょうが。。。

特にDIY専門系は自分の趣味の遊びにプロが生活かけてやってる仕事と同じ土俵で評価しようとする戯け者が相変わらず多いみたいです。。。

舐められたと判断した瞬間にウチは全てお断りです。ハッキリ言って時間の無駄です。

そうやってウチにトコトン嫌われて退場措置になってウチの敷居を跨げず最終的にキチンと治せる業者にブチ当たる事なくラビリンスにハマって車を手離せばヨイ事です。(笑)
とっても幸せな結果に墜ちておめでとうって感じですねー。(笑)

イイじゃないですか!「当店は安いです!」と、貧乏客を集客して治せないクセに「治せます!」とか調子のイイ口を利いて結局治せず悲惨な結果になってバックレる商法が車屋馬鹿ばっかの業界では流行っているみたいですからねー。(笑)

舐め腐ったお金出せない&出したくない系は結局トドのつまりで大損して目出度く終了で完了ですね!

素人が物事を簡単に考えていた結果の地獄はタップリと身に染みて味わっとけばいいんじゃないですか?(笑)

まあ、金持ち損しないってコトで。。。(笑)


車趣味でW126のレストアで1800万円の資金を投入して徹底的にお車を完璧に仕上げたお客様の様に本気で気合い十分な方の御依頼には徹底的にお付き合い致します。(笑)




革シートのリペア技術。。。

2018-11-03 10:28:44 | 日記
私は電機屋。車屋じゃ御座居ません。疾うの昔に車屋業界は干された寅で御座居ます。。。(笑)

お陰で業界の馬鹿共との関わり合いが殆ど無くなったが故に言いたい放題、やりたい放題の超零細隙間風産業で日々楽しんでます。。。

さてさて、ウチの社用車のY33シーマ君。。。

今年は結構なコストを掛けて装備類の故障修理に始まり、、、エンジンや補機類、ミッション等のメンテナンスに力を入れて、外装も仕上げて、コンピュータ類も修理して絶好調な状態を保っておりますが、、、最終的に残った懸案事項としまして、、、



運転席シートのサイド部分の革のメクレや荒れ傷が「何かボロイ」感を演出していました。。。(笑)



流石にこの状態は外装とのギャップも大きく、いただけないですね。。。

で、、、革シートリペアの専門家にリペアの相談を。。。

10年以上前には革シートの革が荒れたりメクレが出ると一般的には革の張替えが常識的な話でしたが、、、ココ数年で革シートのリペア技術も進化して来て殆どの傷や浅いメクレならリペアでイケる時代になった様です。

で、、、革シートリペアの専門家の手に委ねてみる事に致しました。

リペア屋さんに予約を取るも既に二週間待ち。。。それだけ需要が高いお仕事なのですね。。。

で、、、二週間後の一昨日の11月1日、リペア屋さんのガレージに朝イチAM9:30の御約束でY33シーマ君を入庫。。。

事前に画像を職人さんにメールで送信してありましたが、現車のシートの状態を職人さんの目で確認。。。

状態は結構修復難易度の高い荒れ方で「全力を尽くします。」とのお言葉。。。

で、、、そのまま現車をお預けして一泊二日。。。

完了の御連絡を頂戴して昨日の11月2日の夕方に現車を引取りに。。。

で、、、仕上がりの程は。。。



ワオッ!新車時?と言いたくなる修理前とは全く見違える仕上がりに。。。



メクレが深かったので仕上がり程度については微妙な状況だったらしいですがこの仕上がりなら超満足ですよ。。。(笑)

やっぱり餅は餅屋ですね。今後は革シート絡みの傷補修は専門家の「レザーレスキュー」さんに相談させて戴きます。。。


コレでウチのY33シーマ君のボロさが解消されて満足度の高い社用車になりました。。。