以前は「旧いメルセデスの電機屋」。。。現在は、、、「隙間風産業の超零細企業」の業務日報。。。

旧いメルセデスの電機屋のニッチな仕事のお話。。。http://jun3104.shop19.makeshop.jp/

無接点OVPリレーに新機能。。。

2017-06-23 20:00:56 | 日記
って、、、そんな大袈裟なモンじゃないですけど今迄の事例から起きた問題の解消を狙ってみました。

過去、OVPリレーっちゅうモノはオルタネータのレギュレータ故障によって過電圧が発生した時点でインジェクションモジュールの保護の為に即時通電ストップを行う目的で装着されているにも拘らず、OVP内部のリレー不良で通電ストップになり、エンストする事例が増加していました。。。

そんな故障になれば当然OVPリレー交換なのですが、本当にOVPリレーが不良なのかと言う核心的判断を攻めるとOVPリレーが故障原因ではなく、OVPリレーの本来の仕事であるオルタネータの過電圧を実際に検出していたと言う事例が幾つもあったので判断が難しいところがありました。

又、乗用車のバッテリーは12Vが基本であり、オルタネータで充電されていてもアイドリング中のバッテリー端子間電圧はDC13.8V〜14.2Vが妥当である。。。

この充電状態はオシロスコープ等で充電波形を表示させれば大方判断がつきますが、レギュレータに不良を抱えている充電状態の波形では不安定な落ち着かない充電電圧を表示し、時折コンマ何秒のスパンで20V以上の過電圧を出力している事もある。。。

過電圧が常に出力されている訳では無いが14.2Vを超す電圧が充電電圧であって、時に20Vを超す電圧が出力されている時点で負荷コンピュータ類を壊す可能性のある危険があると言う事である。

しかし、この20V以上の結構な過電圧が発生している証拠を押さえる事は過電圧検出でエンストしたという証拠をモニターするしかない。。。

で、、、やってみました。。。

ウチのベストセラー製品、、、無接点OVPリレーに機能を追加してみました。

過電圧を検出するとLEDが点灯してモニターする機能をOVPリレーに持たせてみました。



見た感じは単なるOVPリレー。。。



外観上の違いはLEDが追加されているだけ。。。

で、、、試験。。。

まずは、12V車の適正電圧。。。





特に何の変化も見られませんですね。。。

では、、、過電圧を入力!電源装置では22.8Vを入力。。。



OVPリレーに装備されたブルーのLEDが点灯してますね。。。

で、、、電源装置の入力電圧を適正範囲内の電圧に戻しますと、、、



電源装置の入力電圧が13.9VになってもLEDは消灯していません。

つまり、「過電圧を検出したぞ!」とOVPリレーが記憶して保持している訳です。

エンストした時点でイグニッションキーを切らずにOVPリレーを確認すればLEDの点灯の有無で過電圧が原因のエンストなのか否かが判断つくという訳です。

因みにウチのOVPリレーは無接点化の時点で20V前後の電圧を検出した時点で緊急停止を行う仕様になっております。
この仕様のお陰で某有名な社外オルタネータを装着したW124で頻繁にエンストするとクレームを頂戴した事がありましたが、それは明らかに社外オルタネータから過電圧が発生していると言う回答を差し上げたところ、ユーザーさんは「オルタネータは有名メーカーの国産品です。御社のOVPリレーが不良に決まってます。」などと宣われましたのでその根拠を証明してからクレームを申し立てて戴ける様に回答したところ以降、ナシノツブテ。。。(笑)

想像するに多分、その有名メーカー製オルタネータで大きなトラブルに見舞われたと思いますね。。。

純正のOVPリレーは30V超えにならないと緊急停止がかからないので出力電圧不正の社外オルタネータの過電圧を捕らえられない場合が多く、周辺機器の破損に見舞われる場合があります。

まあ、そんなパターンに陥ったでしょうね。。。(笑)

大体、12V車で15V以上の充電電圧何て有り得ない。。。

国産品を謳っていても、構成部品は大陸製の粗悪品。。。

ICレギュレータも粗悪大陸製。マトモな電圧制御が出来る訳が無い。

DENSOの特許を侵害しかねないコピー品。。。

このメーカーのオルタネータが装着されている個体に好調な車など見た事が無い。

一時は有名ドコロのショップや工場がばら撒いたみたいだけど絶不調品ばかり遭遇しましたね。。。(笑)

先日もそんな話の個体に遭遇しました。。。

と、言う訳でこの過電圧検出機能付無接点OVPリレーで白黒ハッキリつけちゃいましょうって訳です。

オルタネータの過電圧はアイドリング時に限らず、走行中に発生する事も多いので工場さんでも判断がつきにくい場合が多いです。

よって、診断用のツールとしても使える様に過電圧検出機能付OVPリレーを供給しようかと検討中です。。。





そりゃ無理無理。。。

2017-06-23 09:07:32 | 日記
6月も既に月末モードに入って業務のやりくりにバタバタしている寅です。。。(笑)

さてさて、最近中古車の毒車を購入したはヨイが社外の立派なセキュリティが装着されていて、、、

そのセキュリティが壊れた。暴走した。送信機の電池が切れて交換したが復帰させる方法が不明。

などなど、、、そんな相談をして来るユーザーが居ますがウチはセキュリティ屋さんじゃナイので分かりません。。。

そのセキュリティメーカーを取り扱っている業者さんにお問合せ下さいませ。

元来、セキュリティ装置ってのは簡単に見破られちゃ困るのだからメチャ難しい装着がされているのが常であり、、、取り外しにも結構な時間と労力を要す場合が多いのです。。。

ハッキリ言って一番敬遠したい仕事である。。。

修理入庫車でも時折難しいセキュリティが装着されている個体に遭遇する。。。

中には下手すりゃバッテリー端子も外せない仕様になっちゃってたりする場合もある。

ソレじゃ電装系の点検修理も手出し出来ない場合があるのと点検修理中にセキュリティの警告音がけたたましく鳴り響かれたのでは煩くて集中出来ないし、近所迷惑にもなる。。。

入庫時にオーナー自身でセキュリティを全て解除して貰い、バッテリー端子を外せる状態にして貰う他に手立ては無い。。。

そんな面倒臭いシステムが中古車購入時から装着されていて、尚且つその後付システムの説明書も無いと言うパターンが実に多い。
馬鹿な中古車転がし商売の輩が走行距離を誤魔化す為に点検記録簿と共に廃棄しているケースが多い。
ヤフオク等の個人間売買取引にはブローカーも多いので登録書類以外の記録簿や説明書は始末されている場合が多い。

独車に関しては残存する個体も少ない上にオーナーが複数回変わっている個体が多い故に記録簿や説明書の類は期待出来ないモノが多いが、過去のメンテの判断もつかない個体を気に入って購入することは以降のメンテナンスコストは同じ車の新車価格に手が届く位のモノだと認識するべきである。

特に社外の改造部品が彼方此方に装着されていて、購入後にそういった仕様にしたい人からしたら見た目にお買い得な様な気がして手を出すユーザーも少なくないが、その後のトラブル修理やメンテナンスには大きなリスクになるコトを考えているユーザーは残念ながら僅少であったりする。。。

エンジン周りを例にとれば仮に吸気系統に社外汎用チューニングパーツを使用して弄ってあったとしよう。
吸気抵抗を低減する為に汎用の毒キノコに改造してあった場合はノーマルのエアクリーナーに比べてフィルターのメンテナンスサイクルは短期間になり、フィルターは交換が必須となる。
更に、自動車メーカーがノーマルのエアクリーナーが装着されているコトを条件にエアの吸入量や吸入圧を緻密に計算した上でエンジンコントロールの設計を行なっているのだから毒キノコの装着状態でのエンジンコントロールプログラムは考慮されていないと考えるべきである。

況してや電子化されたスロットルコントロールのプログラムには純正部品での規定値が設定されており、社外部品に対応した規定値などプログラミングされている訳がナイ。。。

よって、多くはバランスを崩して不調になっているケースとなる。。。

又はその汎用チューニングパーツが老朽化して引き起こされたトラブルが他の部分にまで波及し、大騒ぎの修理に発展した事例もある。。。

車趣味として弄り倒すのも趣味のウチだが、、、各機構部への影響を全く考慮していない社外部品も多いので注意が必要である。
中には、弄り倒した挙句に不調を抱え、修理予算が捻出出来ない為に車を処分したという個体も中古車で流通しているので社外の部品が全てメリットだと考える事は危険この上無い話になる。

話を戻すと、社外の立派なセキュリティでさえもメンテナンスにリスクを及ぼしたり、車台側に何かの悪影響を与えていてトラブルを抱えているコトもある。。。

セキュリティに関してウチであった実例は、W124でセキュリティ以外の装備品は普通のカーナビのみで他はノーマルにも拘らず、夜間ヘッドライトを点灯している際にいきなり室内のイルミが消えて真っ暗になるといった話が一番デカかったかな。。。

イルミが消える原因はメーターのサーキットヒューズの断線だが、サーキットヒューズより先の負荷にショートする様な箇所は見られなかった。。。

散々嵌った挙句に室内のイルミネーション回路のサーキットライン上に社外セキュリティのセンサーラインが接続されているコトが判明。
このセンサーラインがどんな信号を発しているのかは説明書さえも無い事から全く理解不能。
せめて信号の種類だけでも解れば対策の方法はあったかも知れないが、何も資料が無いのがセキュリティ装置では多い話。。。

だからオーナーさんと御相談の上で社外セキュリティ自体を取り外す事となった。。。

が、、、一筋縄ではいかない。。。

ダッシュボード裏や床下、天井裏に這っている配線やセンサーを撤去しなければならない。

終いにはダッシュボード下ろしのシート前後取っ払いの天井剥がしで対処するしか方策は無く、完全撤去に丸5日の時間を要した。。。

社外セキュリティ撤去にここまでコストを掛けるのは如何なものかと思われる人も多いであろう。

しかし、車台の何処に何がしてあるかサッパリ不明な個体では一部電源を切断した位ではセキュリティ装置自体が死なない様な施工がしてあるケースが多い。
変なコトをすればホーンが鳴りっぱなしになってドアロックが掛かり解除も効かずエンジンも掛からなくなる何てコトもある。
それをまさか想像や勘で配線をブチブチ切断する訳にもいかず、、、結局は社外セキュリティの配線一本一本の行き先を追って行った先に何があるのかを確認しながらの撤去作業となる。
車台側のエンジンコントロールラインにセキュリティ装置のラインが潜り込ませてある様な場合やキーシリンダーの手が入らない様な箇所の配線にセキュリティラインが潜り込ませてある様な場合も多々あるが、その改造部分の復帰にも大汗な作業となる。

こんな大作業になる何てウチでも正直やられた感が大きかった事例であるが、一番はベンツに限らず中古車を購入する際に社外のセキュリティの有無を確認し、立派なモノであればあるほど説明書やセキュリティカードや暗証番号等の情報がキチンと添付されているのかを確認するべきである。

社外セキュリティの送信機の電池切れで電池交換後はシステムがセキュリティパスを要求して来るコトが多いがセキュリティパスが不明ならば永遠にセキュリティは復活稼働しないだけである。
「じゃあ放置!」と無視していたら今度は車側がある日突然変な動作、、、不可思議な現象、、、世にも奇妙な現象に辟易とするコトになった事例もある。。。

現象の事例は、、、恐ろしくて言えない。。。



セキュリティメーカーの代理店に相談してもセキュリティパスは新規発行で特定のパス変更手続が必要であったりして金銭的リスクも高い様である。。。

社外セキュリティ一式を取り外すにも前述の様に一筋縄ではいかない事が多いので相応の高コストは覚悟すべきである。

中古車購入時に装着されていた社外装備品はメリットばかりじゃナイって話でした。。。




ウチはレンタカー屋さんじゃ御座居ません。。。

2017-06-21 09:13:26 | 日記
朝から不快な電話に辟易としている寅です。。。

今日は西から天気も大荒れになるらしいですが、既にオイラの気持ちもモヤモヤ感全開って具合です。


最近、「車貸せ!」の類の電話がチョコチョコ来る。。。

ハッキリ言うとウチに修理入庫されたユーザーさんが帰りのアシに困る状況な時にやむを得ずウチの車を貸す事はあってもウチは一見に車を貸す様な代車制度は無い。

況してや特にウチに修理入庫もしていない人に車を貸す理由は無い。

ってか、オイラが趣味で集めた好きな車を安易に貸す気にはなれないわ。。。

一台一台に相応の経費をかけてメンテナンスをして常にベストコンディションを維持する様に気をつかっているモノを簡単に貸せない。



付き合いで日頃世話になってるからと安易に貸せば返却の期日も平気で破られ、ぶつけて返って来る事もある。

酷いのはぶつけてもシカト。しかも後日に「もっとイイ車貸せ。」と何様?王様?的態度LLLサイズの偉そうな態度で筋の合わない口をきくから二度と貸す気にならない。

ぶつけて正直に申告しても、ぶつけて破損したトコを治せばヨイってもんじゃない!

よくある車屋のポンコツ車を貸している訳じゃないんだからもう少し気を使って乗れと言いたい。

それが出来ないならレンタカーでも借りとけと言いたい。

お金を支出しないでタダで車を借りてウチにリスクを与える様な輩が「車を貸せ!」と煩い!

ほんでもってなんだかんだと長期に車を返さず、、、車検が切れてから返却して来て「車検残りの長い車を貸せ。」宣う。。。
しかも返って来た車の走行距離をチェックすると一年間に20,000kmも乗られていたりする。。。

「仕事に使う。」「旅行に行く。」タダで借りた車で乗り放題ですか?

車検整備に出したらウチの旧車を酷使してくれたお陰様で修理箇所が物凄い数になっていたりする。。。

それでも好きな旧車なので車検整備時に全てを治して、莫大な経費を掛けて良いコンディションに戻して、乗り放題をした人には二度と貸さない。

勿論、その後も「貸せ!貸せ!貸せ!」と煩いが聞く耳を持たない。

お金の無い人がウチからタダで車を借りればガソリン代だけ負担すれば後はタダで乗り放題だと考えているらしい。。。
業務上、弊社に高額修理を御依頼されるお客様は夜間に入庫される場合も多い故、終電車が終わっているケースも多いので帰りのアシとして車を貸す場合があるがそういった時に「タダで借りっ放し。」の車が返って来ない為に支障を来す事になる。

基本、車に絡んだ商売をしている以上は利益の取れない話に大切な愛車を貸せる訳がない。


修理入庫についても見積金額の入金が無ければウチは着手しない。

「代車代車」と煩いので代車として1ヶ月程度の予定で車を貸した挙句、いつまでたっても修理代金の入金が無く、、、音信不通になったケースもある。。。

貸し出した車が当時ウチにあったセルシオだったが、此方からシツコク連絡を取ろうとしてもナシノツブテ。。。

ただ、現車の走行距離が19万kmに達していたのでタイミングベルトの交換時期が迫っていた。。。

その旨を連絡したくて電話するも無視されて。。。勿論、入金も無し。

結局、一年半が経過した頃このユーザーからいきなりの電話。

「おい!この車のエンジンが掛からなくなったぞ!代わりのもっとイイ車持って来い!」

中央道の某SAの駐車場に行ってみるとピカピカに仕上げた状態で貸した筈の紺色のセルシオが傷だらけになって放置してあった。。。バンパー、ドアの凹み。。。最早ボロボロ。。。

本線車道上で止まり、JAFに牽引して貰ったらしい。

このユーザー、JAFに加入していないので牽引の実費をオイラに支払えと言う。

オイラはこういった困った人のお陰で業務で乗る車がなかったので私用のW140で現場に行った。

「おう!悪いな。社長のベンツを貸してくれるんだな。セルシオの移動は頼んだぞ!それにしても旧いセルシオは駄目だな!」

意味不明な事を言うこのユーザーに入庫中のベンツの修理代金の支払を求め、支払わないのならば分解見積料金60万円の請求が発生している旨を説明したら逆ギレ。
SAのド真ん中で大声を張り上げて怒鳴り散らしやがった。。。

「車は貸せない!修理車は請求が発生しているので支払をする気が無いのならば強制回収します!」

終いにゃ、よくある台詞。。。

「明日払うから。車を貸せよ。」「(支払を)ちょっと待ってろよ。払わないって言ってねーだろ!」

信用の無い奴が吐く台詞の常套文句が一通り出たところで、、、

「明日支払が確認出来てから代車を貸すかはまた考えます。」(勿論貸さないが。)

その後勝手にキレていたが、支払意思が全く無い様なのでオイラも腹を決めた。

このユーザーに関しては押さえるモノがあると踏んだ故、、、

後日、入庫時の作業依頼書のサインを基に請負契約の依頼者による一方的な契約解除が原因で発生した債権として見積費用等に関して少額訴訟で行い、バッチリ回収した。給与差押等の手段で結局一年かかったけど。。。赤字だ。。。でも、実力行使の用意は明確にしないと舐められる一方になる。

で、、、セルシオを確認すると走行距離は21万kmを超えていて明らかにタイミングベルトが切れていた。。。もう完全に廃車である。。。
新品のフロントガラスには無数の飛び石傷がつき、オールペンしたボディやバンパーには無数の擦り傷、左後ろドアは直径15cm大の大きな凹み。。。
リヤバンパーは何かにぶつかって押し込んだ様な形跡。。。
貸出時に新品から一皮剥けた程度のタイヤもスリップサイン。。。どんな乗り方したんよ?
エアサスも抜け、エンジンを切った状態で車高が下がってベタベタに。。。まるで昔のシトロエン。。。
積載車に載せるにもエンジンが逝ってるモンだから苦労した。
後ろ三面に貼ったウインドウフィルムも何かを積んで引っ掛けたのか傷と引っ掻き跡の破れ。。。
極みは何故かルーフにまで直径3cm大の凹み。。。どういうこっちゃ??
前回の車検で莫大な経費をかけた投資が水の泡である。

「代車代車」と騒ぐユーザーに車を貸すとロクな事にならない例の典型である。

もっと酷いのは過去にウチで借りた代車にシャブを隠し持っていてPCに職質を受けて逮捕された馬鹿も居た。

ここまで来ると損害賠償モンである。でも、金の無い輩だから回収は実に難しい。。。


支払の悪い人に限って「代車」だの「車貸せ」だのタダで利益を得ようとする輩が多い。

自分の毒車が資金力の無さで不調なモンだからウチに「車を貸せ」と依頼して来る人も実際多い。

「車を貸してくれたらベンツの修理を依頼する予定だ。」などと言って此方が尻尾を振って車を貸すと思っているらしい。。。
こんな話は全て門前払いである。

修理の費用が出せる人が「タダで車を貸せ。修理はその後だ。」何て有得ない。

貸した車を汚したままで燃料はスッカラカンにして返して来るのが関の山。
ヘタすりゃぶつけても言わない。
此方が文句を言うと「そんな事でぐちゃぐちゃ言う会社に修理は依頼出来ません。」などと偉そうな口を利いて講釈を垂れた上にバックれられるのが関の山である。。。
最悪は後日になって駐車違反の放置負担金の督促状が届いたり、オービス撮影済みの呼び出し状が届いたり何てコトも幾度となくある。。。

結果的に金にならないばかりか、損失を与えられる様な話には一切応じなくて当たり前。

此方がお人好しだと思って舐めているとしか思えない。車を貸した挙句に負のお返しでは迷惑この上無い。「目の前に仕事の餌を吊るせば從う筈」??舐めんじゃねーよ!
ウチは正式に依頼を受けて入金が確認出来るまでは信用してないよ!それがビジネスやん!
いつまでも支払を先送りにして自分の要求ばかり通そうとする人に未来は期待出来ないし、一発大逆転は有り得ないものである。

金の無い奴に限って負の展開になるので金に困ってタダで車を調達しようって魂胆の話には情け容赦無くお断り致しております。

お金に困るのは過去から蓄積された普段の己の考えや行動の結果なのでウチには全く関係の無い事だし、ウチがその迷惑を被る理由が理解出来ない。

お金が無い人に限って態度も偉そう。正直、取引で一番問題を引き起こすタイプ。。。

だから門前払いにして付き合わない。

ウチの常連様は代車代車と騒がないお客様ばかりで、成り行き上借りて行った車を派手に乗り回す様なお客様はいらっしゃいません。。。

弊社はそういったお客様とのお付き合いを優先しています。。。




やっと一段落。。。

2017-06-19 16:22:34 | 日記
昨日までのナンヤカンヤと凄まじい業務の負荷が一旦一段落して少々落ち着いた寅で御座居ます。。。

本日の午前中でご贔屓の業者さんの案件も無事完了してユニット関係のトラブルも無事解決。。。























と、まあここのところこういった仕事が馴染みの業者さんと常連様から怒涛の如く降り注ぎ、、、

全て無事に復帰、解決して今日は溜まりきった社内の事務処理を中心にやっつけてます。。。

もう、来週は月末だもんね。。。早いねー。。。もう今年も半分消化やん。。。

此れじゃ最近生まれたと思った同級生の息子君も俺の行きつけの居酒屋のバイト君になってても不思議じゃないな。。。(笑)
最近、顔出してみたら挨拶されてビックリしたよ。。。(笑)

それだけオイラも爺様への階段を高いとこまで上がったって事やね。。。


お次は部品待ちの修理車の部品到着次第の本格的な夏の陣が来週位からスタートであります。。。

それまでは製品改良の案でも練るか。。。(笑)


今日もお暑う御座居ますので皆様、熱中症にはくれぐれもご注意を!

長く乗る為の対策。。。

2017-06-15 09:06:01 | 日記
昨日の定休日は実家に呼び出されて肉体労働を強いられた後にジムでストイックに筋トレに励んでいた寅でやんす。。。(笑)

只今、W124 1995y E320TEのT/LLRモジュールのO/H中です。



何の働きをしてるか御存知の無い方が多いのでちょいと説明しときます。

コレはW124の1993y〜のモトロニック制御化された104Egについて説明しますとスロットルコントロールを制御しているコンピュータになります。

つまり、スロットルアクチュエータと接続され、全回転域でのスロットルポジション信号を読み取りし、データをフィードバックさせてメインのHFMコンピュータとCANで相互通信してHFMに常にスロットルの情報を与えてHFMが同時にエアマスセンサーや水温センサー、外気温センサー等の情報と共に比較演算処理を行い、インジェクターの開度や点火時期の決定をさせる重要な役割をしています。

又、W124ではこの世代からオートクルーズのスロットルポジション制御もこのT/LLRモジュールで行なっており、スロットルアクチュエータ信号の入出力処理担当部署と言う事になります。

では、このT/LLRモジュールがご高齢になって経年劣化が進むとどうなるか??

多いのは燃料が全体的に濃くなってエンジンレスポンスが何かイマイチの動きになって眠たい感じになる。何か力が無い感じがする。モジュールの劣化の進行が進むと点火プラグがやたらに黒くなる。。。

エンジン始動も何か重いし、アイドリングも何か重い。。。アイドル中のエンジンルームがやたらにガソリン臭いという症状もあります。

果ては車検時にCO値が許容値外になって車検アウト〜!にもなります。。。(笑)

更に放置すると供給過多になった燃料がシリンダー内で未燃焼ガスとして排出され、、、触媒経由のブローバイガス還元システムを通って再び未燃焼の生ガスがシリンダーに向けて回りますが、、、このシステムのキャパを越した大量の生ガスがシステムに入るので、チャコールフィルターを詰まらせてMOTバルブがチャタリング、、、カチカチカチカチカチカチ、、、とボンネット内で文句を言い出します。。。

チャコールフィルターはL/H車の場合はFLのインナーフェンダー内に入っていますので清掃或いは交換すれば済みますが、こんなモンが詰まる時点で生ガスが多いのですから幾ら清掃或いは交換しても近い将来間違いなく詰まります。。。

で、、、最悪の結果は触媒に生ガスが滞留し、、、触媒が発火。。。車両火災の憂えき目に遭うコトに。。。

多いパターンは高速道路を走行してICの出口で減速。ETCレーンを過ぎて一般道の信号で停止した直後にスロットルがアイドル制御に入った瞬間、急に生ガスが濃くなってファイヤー!

高速走行中は比較的ガスは薄くなっててもエキパイはマニホールドから高温になってます。。。
そこに減速して停止した瞬間アイドル制御になれば供給されるガスはガンと濃くなりますわ。。。
すると未燃焼ガスの大量排出で高温になった排気系統のよく燃えてくれる触媒君が真っ赤っかになって怒り出し。。。

ベンツの触媒は燃え出すと一気によく燃えるんだ。。。

「お金が無いんで火の車なんです。」って、、、本当に車を燃やしてどうすんの??

ってか、、、公共の道路上でファイヤーしたら他の交通に凄く迷惑になりまっせ!

最悪は消火活動の為に幹線道路が通行止め何て話になって経済損失向上の原因になりかねませんわ。。。

「これだから旧いベンツに乗ってる奴は社会性が無い。整備不良で乗ってんなよ!」と、迷惑千万のお声が彼方此方で聴こえる様になります。。。

この時代のW124後期モデルやLH制御のV8モデルがよく燃えてくれる原因の大半がこんなお話です。。。

だから、、、貴重なW124を焼失したくないユーザーさんには安全対策として経年劣化で燃調が濃くなってど偉い目に遭う前にT/LLRモジュール或いはASR着きの個体にはE-GASモジュールのO/Hを推奨致しております。。。



でもね、、、このモジュールはメインのHFMやLH等のメインコンピュータとメインコンピュータが主軸になるCANで相互通信しているものなので、CANがハードの劣化でボケてたら全くお話にならないのでメインコンピュータとの同時O/Hを推奨致しております。

ってな具合でこれから暑くなってW124を焼失させない為のお話でした。。。(笑)