ユニット修理にヒューズBOXの製作の連続状態で手を休めるタイミングが難しいモードの寅です。
先程やっとW124のメーター修理完了品を北海道のお客様に向けてヤマトのお兄様に引き渡したところ反対にT/LLRモジュールの修理品が到着。
日々ヤマトや佐川のお兄様達と荷物の交換ゴッコを楽しんでおります。。。(笑)
最近になってW124の電装系ユニットの修理需要が増加しておりますねー。
車齢が30年選手にもなろうかと言う固体ですから正に毒車の本領を発揮しているのかと。。。
104エンジンではT/LLRモジュールの修理が実に多く、、、車検で今時珍しいCO値で「アウト〜❗️」になって地方の業者様からお問合せを戴く事が実に多いですね。。。
もう、この年代のモジュールが悲鳴をあげだす時期に来たって事ですね。
インジェクターコントロールがデタラメになってインジェクターのオープンタイムが妙に長くなったりエアマスのデータ処理がボケて燃料が妙に濃くなって触媒をやっつけて果ては炎上させたらヤバイですからねー。
車載コンピュータの作用やダイヤグラムについて理解出来ていてユニットの基盤の判読が出来るプロに治して貰って下さいねー。
ウチに依頼戴く以上はウチでは単なる電解コンデンサー交換に留まらず、基盤の洗浄や基盤パターンの修復やら補強、強化、再コーティング等々、、、ハズキルーペ作業全開使用及び精密ルーぺ使用での作業が延々と続きます。
本日は滋賀県の業者様より商品車の500Eを上物の不安無し仕様に仕上げたいとの御希望から先ずはトラブルの多いクライメートコントロールユニットの修理。。。明日以降はお弁当箱内のコンピュータモジュール四種のO/H。GMモジュールに至ってはエアコンコンプレッサーコントロール不良対策とインジェクションコントロールリレー×3ケ無接点化メニューの御依頼を頂戴致しました。
GMモジュールは無接点化までのフルコースを施工しておけば20年位はGMに関して何の問題も無く乗れちゃいますからね。ウチはGM個体についてそこまで保証してます。但し、一切の改造を行なっていないノーマル車で社外の変なオルタネーターを装着したりしておらず、且つウチで治したユニットを弄ったりしてない事が条件ですけどね。(笑)
結構巷で派手にばら撒かれた某社外メーカーのオルタネーターは場合によってはGMモジュールも壊しますからやめて下さいね。¥安いですけど後の始末にかかる費用がbigなモノになっちゃいますからね。(笑)
だって、、、構成部品は大陸製で組立は日本だから日本製だって謳ってるんだもん。。。😓
W124のメーターの警告灯がエンジンがかかっている時にボワ〜っと薄暗く点灯したり、一瞬恐ろしい過電圧が出力されたり、、、車両側の過電圧検出装置をぶっ壊してくれたり。。。😱
それで「無接点OVPリレーが壊れた❗️」と、仰られましてもですねー。
尋常じゃない過電圧を、、、それも継続的に喰らう想定じゃ設計しとらんですたい。
普通、オルタネーターのレギュレータがパンクした際の過電圧は35V位の電圧がコンマゼロゼロ何秒のタイムで一瞬かかって過電圧検出となって電源カットになる。
純正やマトモなメーカーのオルタネーターは普通そんな具合でオルタネーターの故障でOVPリレーや過電圧防止機能を持ったGMモジュールを壊す様な事態は有り得ないのです。。。
ところが某社外メーカーのオルタネーターは、、、
50V近くの過電圧が一瞬出力された事例もある。。。
勿論、OVPリレーではカットしてくれたが過電圧検出素子が検出の想定許容限度を上回ったお陰でドリフト状態から回復せず、、、OVPリレーが再びスイッチONにならずOVPリレーが死亡したと言うお話。。。
普通は過電圧を検出したドリフト電圧モードから電圧が下がれば回復して正常にリレーがON-OFFするものだが、この場合は正常復帰しなかったと言う原理。。。
コレが500EなどのGMモジュールの場合、過電圧検出の瞬間のみ一瞬、電源カット動作を行い電圧が下がれば直ぐに復帰するのでエンストするケースは少ないが、、、この某社外メーカーのオルタネーター装着車ではエンストした事例もある。。。😱
つまり、この凄いオルタネーターを装着すると継続的に過電圧が出力される場合もあるって事。。。
この凄い過電圧でGMモジュールの電源レギュレータICが飛んだと言う事例もあった。。。😓
そんな普通じゃ考えられない大陸設計製造品を全国の車屋にばら撒いた社外オルタネーター製造メーカーの資金力にモノを言わせたシュールな営業力に恐れ入る。。。儲かったろうな。。。(笑)
ウチでも故障で入って来た毒車からどんだけ取り外したかな。。。
第一にそのオルタネーターを推奨した代理店、、、ショップや工場は自分でそのモノを長期に使用して良し悪しを判断、、、してねーだろうな。。。
お客様に奨める前に自分で試して文句無けりゃあ巷で販売すりゃあエエモノをよー。
業者に売り込む方は素人の付け焼刃の様な営業トークで口から出任せを言ってモノを売り込むだけで技術的な話は売る方も買う方も判ってねーんだからよー。
結局、肝心なブツの良し悪しは人柱になったユーザーが使って結論が出るって訳やん。。。
素人のユーザーはオルタネーターが不調になった何て多くは思わんわな。。。
オルタネーターを奨めたショップや工場に当然相談して来るわ。。。
が、馬鹿な車屋はオルタネーターの良し悪しの判断が出来ない現場も多いからオルタネーターを疑わず全然関係の無い部品を交換したりしてそのままスパイラル。。。
こうなるとユーザーは既にドツボ。。。😱
で、、、事の顛末はオルタネーターを装着したショップから離れてウチあたりにトラブルシュートの依頼を戴く。。。
で、、、ユーザーさんから問診した後にオルタネーターを交換していると聞けば第一にオルタネーターを覗き込む。。。
明らかに純正と異なる見慣れた怪しいオルタネーターが鎮座していると、そのまま充電電圧の変移を測定する。。。
大体はエンジンが温まっていれば10分で結論が見える。
中には5分以内にオートアイドルストップしてくれた104エンジンもあった。実にエゴな凄い機能だ。😓
で、オルタネーターがアカンと結論が出ると多くのユーザーは発狂してしまい冷静さを欠くこともあるが、次の段階への選択肢を迫られる。
つまり岐路に立つってトコか。。。😖
予算の都合で逃げ出す逃避行型の方も居るが最近はウチに現車を預けて電装系の総点検依頼をされる仕切り直し型のユーザーさんも増えて来た様に思える。。。
オルタネーターを購入したショップがキチンと診て貰えるショップだと思って選んだがコリャ大きな間違いだと泣きを入れるユーザーさんも多いね。。。ど偉い授業料を支払って。。。😓
高須院長だって自分で試してから技術を商品化してるんだから車屋もキチンと自分で試せって❗️
単に商品売買の算盤勘定だけで商品の品質や技術力を評価する知識も無い輩が多いのも馬鹿な車屋業界の特徴やね。。。
安物買いの銭失い。。。安くて良いモノなんかこの世に存在しません。
結局は売ってる方がモノの良し悪しの検証もせずに市場にばら撒いているのが実情ですから博打商品とも言えるのが格安部品ですね。
よって、、、金持ちは喧嘩もしないけど損もしない。。。😅
ウチは¥高いです❗️その分、試験も検証もして経費も掛かってるし格安な貧相な構成材料や部品は使いませんからね‼️
現代ニッポンで忘れ去られそうになっている品質至上主義。高精度、高耐久性。。。
四六時中、毒車に純粋なニッポンの技術を入れて長期に楽しめる技ばっか考えている寅🐯の雑感でした。
それでは次回をお楽しみに〜。。。🤗