以前は「旧いメルセデスの電機屋」。。。現在は、、、「隙間風産業の超零細企業」の業務日報。。。

旧いメルセデスの電機屋のニッチな仕事のお話。。。http://jun3104.shop19.makeshop.jp/

オルタネータの、、、

2017-02-21 11:21:48 | 日記
バックオーダーが増えてます。

先日の愛知県のお客様向けに製作させて戴きました500E用SCオルタネータも無事に装着され、静粛性、吹け上がり共に向上。安定した電源供給にて御満足戴けました様です。





この119向けのSPL仕様につきましては全て受注製作なのと、新規のお客様に関しましては弊社での交換作業が条件になりますので一般に製品だけの供給は行っておりません。

よって、「オルタネータが逝ったからすぐよこせ!」には対応しておりません。
119エンジンの場合はオルタネータの逝き方によってはCPトラブルが発生している場合もあるので、オルタネータ供給後の面倒臭いやりとりには付き合ってられないって事です。
況してや日頃のメンテナンス不良でオルタネータにトドメを刺した様な一見客は大概オルタネータだけでは済まず、修理費用でゴネられかねませんのでこちらから願い下げであります。(笑)

まあ、弊社の概算見積金額を聞いて諦めるでしょうけど。。。

オーダーを戴ける方は弊社の提示する販売条件を予め飲んで戴いた上で余裕を持った御注文を戴ける方ばかりなので、弊社も特別な品を完璧な状態で装着する事が出来ますね!(笑)

さて、先日SCオルタネータに換装されたお客様は、、、油のよくのったDENSO製のⅢ型オルタネータを120A仕様でリビルトされたいとの御指示で再製作させて戴きました。











国内向けのDENSO製には後方出しのB端子はラインナップされていないので弊社ではメルセデスの旧車の車種毎の取り付け条件に対応で後方出しのB端子を設定してます。
Ⅲ型は欧州向けの高級スポーツカーにも採用されていますのである程度の融通が利きます。
よって欧州車向けへの改造対応が割に幅広く可能だったりします。。。



しかし、SCは構造上簡易な改造対応では装着が難しい為に欧州向けの仕様の部品を取り寄せる必要が御座居ますのでそのコストと納期がネックとなりますが、、、御理解戴けるユーザーさんが結構いらっしゃるんですね。(笑)
ありがたや、ありがたや。。。

納期が今年の夏頃でも今から予約して夏にウチに入庫してついでにモジュール類やエアコン制御部、モジュールBOXのDASソケットの更新&アース増設等々のご予約まで戴くなど、、、なかなか激しい夏が予想されます。。。(笑)

今のウチに季節モノ商品の見込製作でもしとくかな。。。(笑)

だけど、受注順に対応してますから我儘に「直ぐによこせ!」何てお話にはお付き合い致しかねますので悪しからず!( ̄ヘ ̄メ)


他社さんのお鉢を、、、

2017-02-20 17:58:01 | 日記
ウチに回さないでね!

他社さんの未熟なメカニックがやらかした作業ミスのお鉢をウチに持ってきて安く治せと宣うユーザーが後を絶たない。。。

ウチは関係無いので相応の費用を戴けないのであればやりませんので依頼しないで下さいね!

ウチも商売なので、代金を貰えない仕事何かやる訳がありません。

それをクレームまがいな言い方をしてウチに無償対応狙いで依頼して来る方はお断りします。

クレームの根拠を持って来てよ!

名のある大看板業者に大金は払えてもウチみたいな零細企業には支払いたくねぇってか?!
マジ、、、「ふざけんな!」が本音。
だったら他に行け~!

俺は知らんよ。別に俺は困らないから!(笑)

代金を支払う気がないのならば問い合わせも依頼もやめてくれ!
迷惑だから。貧乏人の見栄と趣味に付き合ってる暇は無いので悪しからず。

無理して乗っていて10万円の代金もスムーズに出ない人がベンツに乗る愚かさを知れ!

数万円の話で「考えちゃうな~。」と、言うのならば国産車の見栄がはれる仕様車にでも乗り替えて下さいね。

ウチの言い値に「安くしろ!」「クレームだ!」などと一回でも宣わった方は二度とお付き合いもしませんし、冷たくあしらわせて戴きますので悪しからず!

貧乏人が無理して乗ってるベンツほど情けないモノは無い。。。(笑)

ウチはオイラがヘソ曲げたらテコでもやらないし、相手にしなくなりますから御了承下さいませ。

やはりね。。。

2017-02-17 18:36:38 | 日記
ディーラーさんの新人類サービス君達による「知らない」事でトラブルを引き起こした話。。。

結構多いのが、、、

W124後期モトロニック車
W202
W140
W210

辺りの年式でバッテリー端子の接続やジャンピングに絡むセオリーを知らずに普通に端子の脱着を行ってしまった結果、、、

エアマスを飛ばした~。
モジュールを飛ばした~。
メーターを飛ばした~。

何て話。。。
端子の接続時の突発電流を全く考えないで当時の突発電流に対する防波堤が無い時代のモデルのユニットを飛ばすといった具合。。。

ユニットやメーターも経年劣化によって突発電流に対する防波堤が決壊しやすくなってる場合も多いのでかなりの注意が必要です。。。

ディーラーさんもそこまで熟知した整備士さんが少なくなってますから、、、知らないもんだからバチンと。。。(笑)

車検から上がって来たら不調になってたとか。。。

特に経年劣化したエアマスはバッテリーを交換何かすればバッテリー端子の単純脱着で即死する事が多いですわ。

ベンツの整備で有名な老舗業者さんまでがやっちまう位ですからね!

最近、、、そんな話の修理依頼が多いという具合です。。。

段々この時代の車の取扱いが分からない年代の整備士が増えてるって事ですな。。。(笑)( ̄▽ ̄)ゞ



W124 500E用 DENSO製 SCオルタネーター出荷の巻。。。

2017-02-14 10:35:50 | 日記
さて、超特殊系ニッチ製品。。。(笑)

先日から製作に入っていたW124 500E用 SCオルタネータ。。。

各パーツの加工と擦り合わせも完了し、、、

超高コスト品にて本日完成しました〜。。。(笑)





DENSO製の国内標準品には無い仕様にてハンドメイド製作。。。

ダイオードもDENSO製の特殊品。。。

勿論、リヤエンドカバーも特殊樹脂製の軽量品でこの仕様専用品。。。



リヤケーシングもロワー側の取付ボルト貫通部分の耳の一部削ぎ落とし加工痕を徹底してスムージング加工してハンドメイド研磨され不自然さを徹底的に撤廃。。。








国産品の単なる流用という考え方を捨てて119エンジンへの装着ONLYを視野に諸条件を検討した結果の回答がこの形となりました。






コレにて本日、愛知県に出荷です。。。

世界に一台。。。モロにプレミアム品。。。(笑)

オルタネータ製造の巻。。。(笑)

2017-02-11 08:50:01 | 日記
さて、前回のブログで御紹介した油の乗りの良かったⅢ型オルタネータの代替でオーダーを戴いているDENSO製のSCオルタネータ。。。

ダイオード部分などお尻の処理は外注さんにお任せして、、、

問題はケーシング部分の加工。。。

強度や冷却性を加味した上での最低限の加工ですが、、、

相手は鋳物。。。鉄やアルミの削り出し品とは固さも金属の特性も全く異なるので安易にサンダー等で勝負がつく代物ではない。。。

更に加工後が品粗でダサイのも気に入らない。。。

だから、まずは不要部分の耳をダイヤモンドカッターで勝負して削ぎ落とす。。。



削ぎ落としたら硬質ステンレス研磨用のディスクグラインダーで荒削りをして、ケーシング自体のアールを出す。。。



アールが出たら仕上げは手作業でケーシングの加工部分を滑らかに仕上げてゆく。





こうする事でオルタネータの脱着作業時に作業者がケーシングの加工部分で指を切ってしまったりと言う危険も回避出来ます。

車に装着されてしまえば人様の目に触れる事の少ないオルタネータですが、発電と言う重要な仕事をしている故にケーシング一つをとってもオルタネータという個体にかける拘りとウチの本気さを「気遣い」と言う部分で表現してみました。。。

現車への装着にはブラケットにスペーサが必要ですが、スペーサの材質にも拘り軽量で強度のある純銀製を使用します。。。

さて、、、もう少しで完成。。。

ハンドメイドで製作されたこの Spl SCオルタネータが近日中にW124 500Eに装着されます。。。

超零細隙間風産業会社の逸品。。。(笑)( ̄▽ ̄)ゞ