戸田教室 本年も稽古開始！

今日は、私の指導する戸田教室の2008年初稽古。

今日は、始動メインだったのであまり動かなかったが、それでも体を動かすのはいい！
今年は、秋の大会の出場を考えているので、少しずつ調整していきたいと思っている。

一般部は、昨年末の審査で七級取得者が増えたので、組手稽古も少しは賑やかになるだろう。
今日の稽古は、中学生女子が初組手だったので、私が相手をして指導した。
ミットや空突き・蹴りなどでフォームは出来ている気にはなるが、実際に人を突いたり蹴ったりすると、思ったものとは勝手が違うことに気付く事が多い。
実際その女子会員は、最初に足の甲で蹴ってしまって痛い思いをしたようだ。
鍛えている人には足の甲で蹴るのもアリだが、鍛えていない人にはかえって自分が怪我をすることになってしまう。
我々は空手家ではないので、部位鍛錬をmustの稽古にはしていない。
であれば、怪我の少ない場所を探し、自分で蹴る場所を意識するようにもなる。
部位鍛錬を否定はしていないが、痛みに敏感ということはこういうメリットもあると思う。

また、こういう気付きが、慢心や誤解を少しずつ解消していくのだと思う。

そして、実際に人を叩くことで、どれだけ自分も痛い思いをするのか、攻撃も防御も格好つけるだけでは済まず、危険と裏腹なものなのか等に気が付いて欲しいと思う。

この女子会員、非常に真面目で、現在一般部唯一の女性会員なのだが、休まずに稽古に参加して、私にうるさいこと言われながら、大人の男性を相手にして稽古に取り組んでいる。

今日の組手は、叩く痛みを知ってもらうために、敢えて私はサンドバッグ状態でいたのだが、彼女のアグレッシブな攻撃は私の体が痛くなるくらいだった。

前にも書いたが、合気道をもうもっと研究して、現在行っている型稽古と組手、打撃と合気道技の違和感のない融合を目指している。
合気道らしさを考えるなら、入り身（体捌き）に一つの答えがあると現段階では考えているのだが、指導に生かすにはもう少し自分の中で消化してから伝えていきたいと考える。

そうすれば、老若男女が「合気道で戦える」自身を持ってもらえると思う。
そういう意味では、先の女性会員に期待するところは大きいが、プレッシャーになってはいけないので、今まで通り、楽しくやってもらえれば良いと思う。
そして、彼女の励みになる女性の会員があと数名増えてくれるとより嬉しいのだが…

と、今年の初稽古で思ったりした。



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