未経験者歓迎!合気道S.A.岩本道場のブログ

普段の稽古内容を中心に更新していきます。
道場の雰囲気や指導員岩本の人柄なども感じて欲しいです。

武器と体術の関係性とその重要性を再認識!

2016-11-06 09:30:20 | 稽古日誌 from 大宮
11/5(土)大宮道場稽古日誌。

■一般部
事前に、お休み連絡を頂いていた会員が多かったので、ひょっとしたら…と思い、自主錬グッズ(笑)を持って家を出ました。

そして、その予想通り……

稽古開始5分前。
誰も来ない……

稽古開始1分前。
誰も来ない……

大宮道場では、最近、遅刻してくる会員さんが目立ちます。
皆さんは趣味として関わっていると思うので、あまり小うるさいことは言いたくはないのですが…
遅刻する→遅刻が当たり前となる→遅刻してもいいや!→稽古に対しての熱量に影響→遅れてもいいや!が、休んでもいいか?に変換→休みがちになる→来なくなる……
気持ちの変化で、稽古に対するモチベーションが変わることもあります。
時間どおりに来て稽古するという「形」だけでも維持していくことで、不思議に稽古に対してのモチベーションが上がり、強くなろうという気持ちも高まり、稽古への集中力に違いが出てくると思っています。
蟻の一穴…云々
なんてことも申しますので、この早い段階で申し上げておきますね。
会員だけじゃなく、指導者も気持ち良く稽古をしたいと思ってもいいでしょ?
指導者だって、こういうことが続けば、モチベーションに影響するってのは分かって欲しいですね。
指導者だって人間です。気分が乗った時の方が、いい情報って自然と出てくるもんです。
ここ最近の時間のルーズさを稽古へのモチベーションに繋げないためにも、以上の件、少し意識してくれたら嬉しいです。

わざわざここで書いたのも、当道場を検討している方々に対して「当道場の指導者はこういう考えですよ」と伝える意味を含めてもいいかな?と思ったからです。
公開お説教ではないので、ご理解願いますね

あと、こういうことや、子ども達への想い等も結構ブログで書く私なので、スゲー怖くて融通のきかない指導者の様に思われる方もいる様ですね……
文章だけ読めば、そう思われても仕方ないかなぁ…というところもあるかな?
また、子ども達には実際厳しい面を見せていますしね…
(多くの保護者からは「これからも厳しく…」という励まし???のお言葉も頂戴するので、少年・少女部での私のイメージは、厳しくて怖い指導者なのかもしれません…

誤解しないで頂きたいのは、うちの道場は、一般部の雰囲気は、どちらかといえば「緩め」です(笑)
基本的な礼儀さえわきまえていれば、指導員にも平気でツッコミを入れてきたりする会員ばかりですし、自由に意見を言い合うこともできる雰囲気は作っているつもりです。
個人的に、上から押さえこむような指導は好きではないので……
という自己弁護も終わったところでwww、稽古日誌に入りましょう!

<自主錬>
稽古開始時間になっても誰も現れなかったので、自主錬を行いました。
・基本動作チェック
すり足系の動きの際、右足前の時の腰の向きがおかしい…
無理すると腰に負担がかかる。
骨盤を動かしてみると、体重が一方に偏ってしまう…
今まで、この重心でやってたのか…と軽くショック。
まぁ、今までのでも力は出せるのですが、フォームを見直ししてみよう。

そして、回転系の基本動作をしていた途中で…

一人の会員さんが現れました。

このT井さんは、大宮道場最古参の会員で、以前、別の合気道団体の有段者でもある方です。
そんなベテラン会員さんとのマンツーマン稽古ですし、以前から基本が気になるし上手く表現が出来ないと言っていたので……
皆がいない時だからこそ聞ける事を中心に、個人的に気になるところの深掘りをしていこうと言うことになりました。

<マンツーマン稽古>
はじめは、基本動作をチェックししながら、稽古を展開していこうと思ってたのですが、私が自主錬用に持ってきた「武器」を目にして…
剣操法を中心にした身体操法の話になって行きました。


T井さんも、剣操法は以前所属していた団体で学んだことがあるようでしたが、当団体の剣の振り方と少し違いがあり、T井さんの引き出しを増やす意味で、当団体の剣操法の指導をしました。
「直線で弧を描く」
というのは、以前、当団体代表の櫻井師範より聞いた言葉です。
その言葉の意味を全てを理解できているとは言えませんが、自分なりに仮説を立てて行ってきたことが、今のところは体術にまで生かせているので、会員のT井さんにも伝えてみました。
そして、その切り下げに使う身体の使い方と、体術での崩しへの応用を実際に体感してもらいました。
例えば、相手の腕を下に切り下げる際、剣でやってしまいがちな弧を描く切り下げだと、下半身が浮きやすくなります。
そこで、直線で弧を描くように剣を切り下げると、重心も下に落ち、腕ではなく体幹を使った自己の体重で、相手の腕に圧をかけることが可能になります。
そんな事を実際にやってみせたりしました。

これが、組手で楽にできるようになればいいのですが、私もまだそこまでは…という状況です。
しかし、タイミングを合わせることで使えることは確信したので、そのタイミングを自由な動きの中でどう作れるか?をしこたま稽古するしかないでしょうね


そして、この時に、T井さんが気にしていた「膝の使い方」も関連していたので、合わせて指導しました。
色々な武道家や研究者が、色々な言葉を使って説明をしています。
私の中では、以前学んでいた「中国拳法」の説明が一番しっくりきているので、それを使わせて頂いています。
膝を抜いた時の体重変化をどう使うか???によって、自分の攻撃力は増し、相手は崩れる…と、今は結論付けています。
甲野善紀先生も、足裏については色々解説なさっておりますが、その辺りも参考にさせてもらっているので、無関係ではないと思っています。

膝とは言うけど、結局は意識をどこに向けるかというだけで、膝だけではなく、膝を緩めることでどこが作用して、その作用したことによる全体調和なんだと思っています。
ある方は股関節だと言い、ある方は足首だと言い、ある方は足裏の意識だと言い…
面白いですが、指導者としては、いかに分かりやすく伝えられるか…
すごく大変な作業です…(笑)
指導者☆岩本、頑張ります!www




そんな感じで、剣操法の他にも杖や短刀操法も軽くやってみました。
杖操法も、うちの操法は「小さくて体幹を使ったものだけにまとめられている」と感じました。
こういう、基本の基本まで他を間引いているのは、当団体の技術体系にありがちなパターンです。
こうして比べると、バリエーションのある他流の武器操法にも憧れが出てきますが、基礎を学び体幹を使う小手先ではない身体操法が出来た時には、いくらでも応用が出来る訳で…
いまは、数に目が眩むよりは、しっかりと自分の体を「練る」ことに専念したいです。



自主錬としての武器操法も見つめ直せる意味で楽しいですが、相手と会話をしながら体の使い方を見つめ直すのも面白かったです!

あとは、遅刻を皆さんなくしてもらって…www

よろしく頼みますよ!



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2 コメント

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Unknown (たけちゃん)
2016-11-07 11:57:23
わたしなどは稽古自体に魅力がないのだと反省して工夫するしかないと思っています。試合や演武会、昇段審査をするのが目的ではなく稽古をする事で自分磨きになり楽しみになると説明していますが、なかなか浸透しないようです。昨日も終了15分前に来た会員を置いて帰りましたが会員さんご自身は残って自主トレをやっていたようです。
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コメントありがとうございます (いわもと)
2016-11-08 11:28:38
私も、自分の稽古に魅力がないのだろうと、常に自問自答しつつ工夫を繰り返すことを念頭に置いております。

自分磨きの手段として、試合や審査があると私も思います。

終了15分前の来た会員さんは、なかなかのメンタルですね。
岡崎先生を前に、そんな事の出来る会員さんは、ある意味、肝が据わっていて、武道家の資質アリなんじゃないですか???(笑)

置いて帰る先生も凄いですが、自主錬して帰ったその会員さんもすごいですね!
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