未経験者歓迎!合気道S.A.岩本道場のブログ

普段の稽古内容を中心に更新していきます。
道場の雰囲気や指導員岩本の人柄なども感じて欲しいです。

戸田教室 審査を終えて…

2009-07-01 12:33:51 | 稽古日誌 form 戸田
戸田教室の昇段・進級審査が昨日終了いたしました。

受験者の皆さん、お疲れ様でした。

合否に関しては、まだ評価を集計していないので何とも言えませんが、皆よく頑張ったと思います。

■少年・少女部
先週の基本動作審査に引き続き、今週は基本技の審査でした。
七級受験者は先週で基本技まで全ての審査を全て終えているので、今週は見学がメインでした。
一名、先週体調不良で休んだ会員がいたので、その子だけ七級審査をしました。

六級受験者
一人を除いて、今後あのような感覚で審査に合格できると思っていたら痛い目にあうと思います。
今よりも真剣に、集中して稽古に励んで欲しいと思います。

四級~三級受験者
今回特筆するのは、四級受験のM里ちゃん!
正直、驚きました!
いつもは、何だかふにゃっとした感じのある印象の子だったのですが…
今回の審査ではいつもより声も出ていて、気合も良かったと思います。
まぁ、礼法等々でいくつか減点はありましたが、今回の気持ちの強さ・気合を忘れずに今後稽古に励めば、上達してくると思います。

さて、問題は二級以上の審査の時に起こりました…
いや、受験者当人には問題はなく、受けを取る相手に問題がありました。

まず、二級受験。
基本技の審査が終わり、当教室では二級以上の審査は、組手をやってもらっています。
その時、相手を務めたR(二級)の動きに全く精彩さがなく、もっと動けと言っている私の指示も反映できずに、いいところもなく時間終了。
逆に受験者は、私が「動け!」と言っているので何とか相手に技をかけようと必死にやっている感じでした。
相手を務めたR(二級)には「お前は、今のような動きしかできないなら、審査はしばらく受けない方がいい。100%不合格になる」と言って「もっとしっかりやらなければダメだ!」と言い聞かせ、本人も「ハイ」と言っていました。

そして、一級受験。
基本技の時、受けを取っていたH棋(初段)の構えが間違っていたのを指摘すると、なんだか不服そうにこちらを見ます。
最初、私の言い間違えかな?とも疑いましたが、向こうから何の指摘もなく、何となく不服そうな表情を向けるだけでした。
そのハッキリしない態度にイラッときましたが、そこは広げて怒るところでもないだろうと思い、審査続行しました。
そして、一級受験も組手をしてもらいます。
その時も、受験者よりもH棋(初段)の方が元気がない。
彼は初段で、相手は二級。
体格差もほとんどなく、受験者の方が小さいのではないだろうか?
それなのに、この体たらくはどういうことなのだろうか…
仕方がないので、もう一度組手をやらせて喝を入れる。
納得はいかないけど、受験者が頑張っているのにこれ以上引っ張るのも悪いので、一級審査を終了させます。

最悪なのは、初段審査。
何度も言いますが、受験者本人ではなく、受けを取る者が最悪ということです。

まず基本技の審査。
受けの者を呼び出す時。
当初聞いていたY揮(初段)を呼ぼうとしたら、彼が「俺なの?」みたいな顔をします。
「お前じゃないのか?」と私が聞いても
「はて???」みたいな顔をして、答えてくれない。
ゆくゆく問い詰めると、Y揮(初段)は、今日突き指をしてしまったらしく、それを考慮して、少し早く来て審査の練習をしたときには別の人と練習をしていたので、審査もその流れで行くと思ったそうです。

分らなくはないけど、面倒くさい。
この件に約1分程費やしたと思います。
呼べばすぐに終わる1~2秒程度の内容を1分程度も費やすなんて、とんでもなく時間の無駄遣いです。

それも小学校低学年ではなく、小学六年生でしかも初段の者がそれだっただけに、私のイライラは爆発寸前でした。
私の性格も知っているであろう位の古株だというのに…
しかし、ここでも怒るほどのことではないと我慢をし、審査を続けます。

そして、基本技の審査に入ると…
受けを取っているY揮(初段)の動きが鈍く、技をかけられた後の立ち上がりも遅い。
当然、私に「早く立て!」と怒られます。
それでも、何だかダラダラ…
すると、Y揮(初段)は急に涙をこぼし始めます。
「肩が痛いです…」と訴えます。
受験者は、相当気合が入っていたのが分かりました。
本当にいい気合の入れ方だったと思います。
それが、審査に出てしまったのでしょう。
技をかける時に少し力を入れ過ぎてしまったようで、相手が方を痛めてしまったようです。
実は、私も「少しゆっくり目にやりなさい」と、一本目終了時に指導したくらいでした。

見た所、外れているとか折れている類のものではなさそうですが…

この姿を見て、私は烈火の如く彼に怒鳴りつけました!
「何泣いてんだ!泣くなら帰れ!」
「そんな初段なら、うちにはいらねぇよ!」
「何のために1ヶ月練習してきたんだよ!」
「受けの取り方も稽古でしてきたんじゃないのか?」
「そんな事も出来ないんだったら、初段なんか辞めちまえ!」

本当に恥ずかしい…
泣く前に「先生、肩が痛いです」と訴えればいいだけの事。
何故、泣いて訴えている?
また、ダラダラ起き上がる動作にも「先生、俺は今ので肩を痛めてしまったよ…気が付いてくださいよ」という甘えたアピールと受け取られても仕方がない。
一言いえばいいだけ。
それを泣いて訴えるなんて、初段が聞いて呆れる!
1ヶ月、審査稽古をしてきて、何度もこの技の受けをしてきているはずです。
どこが痛くなって、どこが危ないところなのかは練習を通じて分っていたはず。
私も「受けを取ることで、何が危険かどうすれば痛みを和らげることができるかを考えて稽古をするように!」「いてぇ!いてぇ!なんて、ふざけてやっていると怪我をするぞ!」と言い聞かせていました。
それなのに、何だこの有様は…

初段だぞ…?初段!
恥ずかしいのは、そんな者を初段に推薦した私の眼力のなさにもあって、自分でも本当に呆れてしまう。

突き指したから、「今回の審査では優しく、楽に、気を遣って接してくれるだろう」等と思っていたのだろうか?
初段としての…いや、黒帯を絞めるものとしての自覚があまりにも足りな過ぎると思う。

許されるなら、彼らの黒帯を取り上げて降格させたいくらいです。

私の脅しやプレッシャーに負けないように、真剣に審査に臨んでいる受験者に申し訳がないと思わないのだろうか?
自分は今回受験しないから関係ないとでも思っているのだろうか?
合気道の素晴らしさに「一人では稽古が出来ない為、相手と一緒に成長できる」という部分がありますが、この素晴らしさが今回のように「相手の足を引っ張る」ことにつながる危険性もあるのだと思ったと同時に、悲しくなりました。

仕方がないので、Y揮(初段)を「帰れ!」と怒鳴りつけて受けから外し、R介(初段)を呼び、基本技の審査を続行しました。
そして、組手。
R介(初段)が一人目を相手して、二人目の相手を先に組手で私から注意を受けたR(二級)を呼び「さっきの汚名を返上しろ!」と、組手の相手をさせました。
さて、どんな感じで奮起してくれるかな?と楽しみにしていたのですが…
先の組手とほとんど変わらず、ぬるい動きをするだけでした。

もう、私の怒りは止められませんでした。

今回、私の怒りを買ったのは、始めたばかりの者でもなければ、年齢が幼い子たちでもありません。
二級、初段と、かなりのレベルがあると認められた者達が引き起こしたことに、どうしようもない憤りを感じました。

彼らにも言いましたが…
“審査は、審査員に評価されるために自分を表現する場”
“相手に努力や凄さが伝わらなければ、昇段・昇級は叶いません!”
“今回、君たちを評価しているのは私なのです”
“その私が、もっと動けと言っているのにそう見えないならば、何もしていないのと同じこと!”
“君たちの「自分なりにやっている」という理屈は審査では通らない!”
と。

私が指導教室を持ってから、最悪の審査でした。
受験者ではなく、協力すべきである受けの不手際でこんなことになったので、本当に残念でなりません。

これでは、後に続く者達も「こんなレベルでいいのか?」なんて思ってしまって良いことは一つもありません。
一日経っても、まだ苛立ちが収まりません。
どうしようもなく最低な審査にしてしまった自分達を思いっきり恥じてください。
そして、次回からの稽古には気持ちを新たにして、より真剣に練習をしてください。

あの体たらくさを文章で表わしきれない自分の才能のなさが本当に悔しい!!!

【次回の少年・少女部の稽古内容は、予定変更です!】
組手対象者は、一人一人私との組手をしてもらいます。
子供相手なので手加減はしますが、気を抜いていると怪我をする程度にはふっ飛ばしますし、技も極めます。
正直いうと、ナメてたら痛い思いをしてもらう気持ちで臨みます。
覚悟しておくように!
これは、組手稽古対象者は全員行うことにしますので、休んだ場合は、その次の稽古で行います。
ずっと休むなら、来るまで保留として出席した時に行います。
逃げるようなら、辞めてもらって結構です!


■一般部
進級審査でした。
少年・少女部で書き過ぎたので、疲れました。
皆さんよく頑張ってくれたと思います。
ただ、今回は参加者が少なくて、審査の受けを私が取ったので、変な感じでした。

そして、一般部は恒例(?)になっている審査後の飲み会。

最近、お酒を控えめにしていたせいか、すっかり酔いが回ってしまった私がしゃべり過ぎてしまい、またまた武道関係の話はほとんど出ない飲み会でした。

懲りずに、また皆で行きましょう!
そして、次回は会員さんもいっぱい喋ってくださいね!



☆aikipanda's other sites☆
有限会社オフィス・ジーユーエヌ
 http://officegun.co.jp/
ゆう坊日記 
 http://officegun.blog28.fc2.com/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする