スクールのため10時に衣笠山へ。本日は一日体験のが3人来てくれたので、最低3回はタンデムで飛ばなければなりません。テイクオフに到着するとは北北西の風で、これはちょっと離陸が難しい風向です。スタ沈してほしくないので、練習生の人は私のサポートでテイクオフしてもらいソアリング。私も一日体験の女性とタンデム機でテイクオフ。ソアリングしていられますが、弱めの風なのであまり高くは上がりません。10分ほど飛んでいると、次にテイクオフした人がスタ沈したので、いったんランディングして車でテイクオフまで戻り、皆さんで回収作業開始。けっこう高い樹なので大変、シンドイ作業になりましたが、皆でがんばって1時間半ほどで回収完了。その頃には無風に近い条件になってしまったので、高塚の風向を確認すると、南東で20km/h~25km/hほどの風とのことなので移動することに。
高塚に到着すると、南南東でけっこう強い風になっていたので、アンカーに二人ついてもらってタンデムで飛ぶことにしました。さてここで、アンカーとサポートの違いについて説明です。アンカーというのは、強風時のテイクオフ(離陸)で、パイロットと機体が後ろに飛ばされたり引きずられたりしないために、おもりの役をしてあげる人のことです。基本的に操縦はすべてパイロット本人がして、アンカーは離陸までしっかりつかんであげるのが仕事です。サポートというのはいつも私がやっている作業で、練習生の人など、立ち上げ・操縦技術が未熟な人の離陸を失敗させないため、機体がしっかりホールド(頭上安定)するまで、本人ができない部分の操作を代わりにして、安全にテイクオフしてもらうのが仕事です。
そのアンカーのおかげでスムーズにテイクオフ。しばらく飛んでいると、パッセンジャー女性がなんだか無口になってきたので、気分が悪くなったら言ってくださいねと声をかけると、やはりちょっと気持ち悪いそうなのでランディングすることに。いつものように、とても穏やかに操縦していたのですが、真下の風景が流れていくのが面白いので、じっと見続けていたら酔ってきたそうです。
伊古部海岸から車で回収してもらいテイクオフに戻ると、先ほどよりもさらに強い南東・強風になっていたので、もう少し風が弱まるまで休憩することに。するとこの強風で、アンカーなしでテイクオフしようとするタンデムの人がいたので、体重80kgで適任なKさんと、体重55kgであまり役に立たないかもしれない私の二人でアンカーをすることに。ところが、パイロットが機体を立ち上げた瞬間、強く引っ張られたのでKさんの手がパッセンジャーのハーネスから離れてしまいました。わっ、Kさん、離しちゃダメですってば! 私一人で耐えられるわけがなく、パイロットとパッセンジャーはすでに足が地面から離れた状態で、私を引きずりながらランチャー台の右方向に流されていき止りません。「あ~、このまま私はランチャー台から転落して、パイロットとパッセンジャーは右後ろの樹に引っかかるんだな~」と半分あきらめかけたとき、右手の指先3本がランチャー台の金網の隙間にかかりました。左手でパッセンジャーをつかんだ状態で転倒、うつぶせに頭から引きずられていたのですが、右手が金網をつかんだため身体が180度反転、足がランチャー台の右端から宙に出たところでなんとか止まりました。でも、強い力で引っ張られているので、今にも右手の指先が金網から離れてしまいそう。他にも大勢いるんだから、だれか助けてくれないか…と思ったところで、パイロットが加速してくれたのか、機体が前進して無事にテイクオフ、私もランチャー台から落ちずにすんだのでした。
私たちのエリアのランチャー台は全て金属製で、上面はエキスパンドメタルという丈夫な金網のようなものでできています。凸凹なのでテイクオフ時に足がすべることもなく普段は調子イイのですが、転倒して引きずられると「大根おろし」のオロシガネのようになってしまいます。なんだか身体がそこら中痛いのでこっそりチェックすると、金網をつかんでいた指先が切れ、衣服の下のヒザ・ヒジはすりむいて出血、その他数箇所を打撲。う~む、またやってしまったか、でもこれも仕事だ、しかたない。転落していたらもっと痛かったかもしれないし、タンデムもテイクオフできてお役に立てたので、ラッキーだったと思うことに。
さてさて、少し風が弱くなったところで、3人目の体験の女性とタンデムで飛ぶことに。もちろんアンカーに二人ついてもらいます。お二人にパッセンジャーをつかんでもらって、機体を立ち上げて振り向くと、すでに足は地面から離れて…あれ、なんでゆっくりバックしているんだ? そうです、アンカーの人が二人とも手を離してしまったのです。だから、強く引っ張られても、アンカーの人は手を離しちゃダメですってば~。しかし、途中でまた誰かが引っ張ってくれたのか、機体が前進を始めたので一安心。ところが、一度バックしすぎたので、吹流しのポールに右翼端のラインが引っかかり、結局機体は右の樹にバッサリと引っかかってしまいました。これって、先ほどのタンデムがこうなっていたかもしれないという、まさにその状態に、私がなっているのでした、トホホ…。
皆さんに手伝っていただいて、30分ほどで回収作業終了。今日はいっぱい樹に登って、体中痛くて、とてもハードな一日でした(^_^) がんばるのだ私、働くのだ私、転倒しても立ち上がり、樹にも登りまくるのだ私っ!
高塚に到着すると、南南東でけっこう強い風になっていたので、アンカーに二人ついてもらってタンデムで飛ぶことにしました。さてここで、アンカーとサポートの違いについて説明です。アンカーというのは、強風時のテイクオフ(離陸)で、パイロットと機体が後ろに飛ばされたり引きずられたりしないために、おもりの役をしてあげる人のことです。基本的に操縦はすべてパイロット本人がして、アンカーは離陸までしっかりつかんであげるのが仕事です。サポートというのはいつも私がやっている作業で、練習生の人など、立ち上げ・操縦技術が未熟な人の離陸を失敗させないため、機体がしっかりホールド(頭上安定)するまで、本人ができない部分の操作を代わりにして、安全にテイクオフしてもらうのが仕事です。
そのアンカーのおかげでスムーズにテイクオフ。しばらく飛んでいると、パッセンジャー女性がなんだか無口になってきたので、気分が悪くなったら言ってくださいねと声をかけると、やはりちょっと気持ち悪いそうなのでランディングすることに。いつものように、とても穏やかに操縦していたのですが、真下の風景が流れていくのが面白いので、じっと見続けていたら酔ってきたそうです。
伊古部海岸から車で回収してもらいテイクオフに戻ると、先ほどよりもさらに強い南東・強風になっていたので、もう少し風が弱まるまで休憩することに。するとこの強風で、アンカーなしでテイクオフしようとするタンデムの人がいたので、体重80kgで適任なKさんと、体重55kgであまり役に立たないかもしれない私の二人でアンカーをすることに。ところが、パイロットが機体を立ち上げた瞬間、強く引っ張られたのでKさんの手がパッセンジャーのハーネスから離れてしまいました。わっ、Kさん、離しちゃダメですってば! 私一人で耐えられるわけがなく、パイロットとパッセンジャーはすでに足が地面から離れた状態で、私を引きずりながらランチャー台の右方向に流されていき止りません。「あ~、このまま私はランチャー台から転落して、パイロットとパッセンジャーは右後ろの樹に引っかかるんだな~」と半分あきらめかけたとき、右手の指先3本がランチャー台の金網の隙間にかかりました。左手でパッセンジャーをつかんだ状態で転倒、うつぶせに頭から引きずられていたのですが、右手が金網をつかんだため身体が180度反転、足がランチャー台の右端から宙に出たところでなんとか止まりました。でも、強い力で引っ張られているので、今にも右手の指先が金網から離れてしまいそう。他にも大勢いるんだから、だれか助けてくれないか…と思ったところで、パイロットが加速してくれたのか、機体が前進して無事にテイクオフ、私もランチャー台から落ちずにすんだのでした。
私たちのエリアのランチャー台は全て金属製で、上面はエキスパンドメタルという丈夫な金網のようなものでできています。凸凹なのでテイクオフ時に足がすべることもなく普段は調子イイのですが、転倒して引きずられると「大根おろし」のオロシガネのようになってしまいます。なんだか身体がそこら中痛いのでこっそりチェックすると、金網をつかんでいた指先が切れ、衣服の下のヒザ・ヒジはすりむいて出血、その他数箇所を打撲。う~む、またやってしまったか、でもこれも仕事だ、しかたない。転落していたらもっと痛かったかもしれないし、タンデムもテイクオフできてお役に立てたので、ラッキーだったと思うことに。
さてさて、少し風が弱くなったところで、3人目の体験の女性とタンデムで飛ぶことに。もちろんアンカーに二人ついてもらいます。お二人にパッセンジャーをつかんでもらって、機体を立ち上げて振り向くと、すでに足は地面から離れて…あれ、なんでゆっくりバックしているんだ? そうです、アンカーの人が二人とも手を離してしまったのです。だから、強く引っ張られても、アンカーの人は手を離しちゃダメですってば~。しかし、途中でまた誰かが引っ張ってくれたのか、機体が前進を始めたので一安心。ところが、一度バックしすぎたので、吹流しのポールに右翼端のラインが引っかかり、結局機体は右の樹にバッサリと引っかかってしまいました。これって、先ほどのタンデムがこうなっていたかもしれないという、まさにその状態に、私がなっているのでした、トホホ…。
皆さんに手伝っていただいて、30分ほどで回収作業終了。今日はいっぱい樹に登って、体中痛くて、とてもハードな一日でした(^_^) がんばるのだ私、働くのだ私、転倒しても立ち上がり、樹にも登りまくるのだ私っ!