もともと9月8日は久しぶりに公園に出かけて花などを楽しもうと思っていたのですが、前日の天気予報では降水確率が高かったので、急きょ美術館に行くことにした次第です。
出かける前は阪神高速神戸線で渋滞との情報もあり心配でしたが、私たちが出かけたときは流れもよく、10時過ぎに着くことができました。
前回は初めてでまごつきましたが、2度目なのでストレートにチケット売り場に直行できました。気のせいか前回より館内も明るくなっていたような感じでした。(笑)
↓別バージョンです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/37/804a9e7c2102bd1705da5596b19ae225.jpg)
さて今回の特別展「バーン=ジョーンズ展 -英国19世紀末に咲いた華-」ですが、この画家、全く知りませんでした。(笑)
なんとなくロバート・バーンズを連想させる名前ですが、もちろん何の関係もありません。(笑)
正式にはエドワード・コーリー・バーン=ジョーンズというそうで、1833年にイングランドのバーミンガムで生まれ、1898年に亡くなって葬儀はウェストミンスター寺院で執り行われたそうです。
美術館の解説によれば、彼は19世紀末のイギリス唯美主義美術を代表する画家で、ラファエル前派の系譜に連なる最後の巨匠とのこと。
丹念に描き込まれた画面は迫真性よりも装飾性と審美性の強い画風です。時代的に前後しますが、以前見たミュシャの画風にも通じるものがあります。でもミュシャよりも緻密に描かれた画面ははるかに迫力がありました。
↓絵葉書です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/6a/3132e25cb690e12aa5362e28b0abb585.jpg)
全く知らなかった画家ですが、会場でウィリアム・モリスと公私ともに親交が深かったという解説を読んである種の親しみを感じました。特に植物を描いた画面を見て特にそう感じました。
展示されていた作品は初期から最晩年まで多数で、日本で初めての本格的なバーン=ジョーンズ展というのもよくわかりました。といっても先に東京で開かれていて、好評だったようです。
展示されていた約80点の作品のなかでも、特に《ピグマリオン》連作、《眠り姫》、《運命の車輪》といった油彩画の代表作と、ウィリアム・モリス商会の求めにより原画を描いたタペストリの大作が見ごたえがありました。
↓絵葉書です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/1d/85ec77e016650ee2e874e3b0e91c8ee9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/34/c2f8777af35d8c2716785728d5c8ff04.jpg)
展示された作品の大半はバーミンガム美術館所蔵のコレクションで、油彩画、水彩画、素描、タペストリなどの作品が、聖書・神話・物語のテーマごとに展示されていて、画家の生涯にわたる画業がよくわかります。
私的には、多数の作品の中で《運命の車輪》がベストで印象に残りました。技術的にも円熟した代表作だと思います。
ただ、装飾画ということを強く感じたのは描かれた人物の表情ですね。どの人物も表情には感情がなく、ドラマチックな物語や神話の世界にそぐわないどちらかといえば暗い表情でした。
特別展を見た後で常設展も見たので、今回も美術展としては大満足でした。
食事は今回もカフェのほうです。ただ、前回話題になったレストランのメニュー表示から評判の悪かった「パスタ」はなくなり、コースメニューだけがエレペーター前に案内されていました。(笑)
同じく有名な「底だまり」グラスワインがその後どうなっているかもちょっと興味がありましたが、邪念を振り払って(笑)カフェに直行。今回も値段相応で、野菜サラダもたっぷりで納得でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/28/d7cd98a29268e0f6884f8f1db1ae6bd6.jpg)
西日本では兵庫だけの展覧会になり、会期も短いので、ぜひ早めにご覧いただければと思います。
おすすめです。
![](http://image.with2.net/img/banner/c/banner_1/br_c_1765_1.gif)
出かける前は阪神高速神戸線で渋滞との情報もあり心配でしたが、私たちが出かけたときは流れもよく、10時過ぎに着くことができました。
前回は初めてでまごつきましたが、2度目なのでストレートにチケット売り場に直行できました。気のせいか前回より館内も明るくなっていたような感じでした。(笑)
↓別バージョンです
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さて今回の特別展「バーン=ジョーンズ展 -英国19世紀末に咲いた華-」ですが、この画家、全く知りませんでした。(笑)
なんとなくロバート・バーンズを連想させる名前ですが、もちろん何の関係もありません。(笑)
正式にはエドワード・コーリー・バーン=ジョーンズというそうで、1833年にイングランドのバーミンガムで生まれ、1898年に亡くなって葬儀はウェストミンスター寺院で執り行われたそうです。
美術館の解説によれば、彼は19世紀末のイギリス唯美主義美術を代表する画家で、ラファエル前派の系譜に連なる最後の巨匠とのこと。
丹念に描き込まれた画面は迫真性よりも装飾性と審美性の強い画風です。時代的に前後しますが、以前見たミュシャの画風にも通じるものがあります。でもミュシャよりも緻密に描かれた画面ははるかに迫力がありました。
↓絵葉書です
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全く知らなかった画家ですが、会場でウィリアム・モリスと公私ともに親交が深かったという解説を読んである種の親しみを感じました。特に植物を描いた画面を見て特にそう感じました。
展示されていた作品は初期から最晩年まで多数で、日本で初めての本格的なバーン=ジョーンズ展というのもよくわかりました。といっても先に東京で開かれていて、好評だったようです。
展示されていた約80点の作品のなかでも、特に《ピグマリオン》連作、《眠り姫》、《運命の車輪》といった油彩画の代表作と、ウィリアム・モリス商会の求めにより原画を描いたタペストリの大作が見ごたえがありました。
↓絵葉書です
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展示された作品の大半はバーミンガム美術館所蔵のコレクションで、油彩画、水彩画、素描、タペストリなどの作品が、聖書・神話・物語のテーマごとに展示されていて、画家の生涯にわたる画業がよくわかります。
私的には、多数の作品の中で《運命の車輪》がベストで印象に残りました。技術的にも円熟した代表作だと思います。
ただ、装飾画ということを強く感じたのは描かれた人物の表情ですね。どの人物も表情には感情がなく、ドラマチックな物語や神話の世界にそぐわないどちらかといえば暗い表情でした。
特別展を見た後で常設展も見たので、今回も美術展としては大満足でした。
食事は今回もカフェのほうです。ただ、前回話題になったレストランのメニュー表示から評判の悪かった「パスタ」はなくなり、コースメニューだけがエレペーター前に案内されていました。(笑)
同じく有名な「底だまり」グラスワインがその後どうなっているかもちょっと興味がありましたが、邪念を振り払って(笑)カフェに直行。今回も値段相応で、野菜サラダもたっぷりで納得でした。
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西日本では兵庫だけの展覧会になり、会期も短いので、ぜひ早めにご覧いただければと思います。
おすすめです。
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