グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

喰われるっと思った話。

2013-09-04 18:48:19 | Weblog
喰われるっと思った話。

次回分の資料として、数年前のものですが再掲載です。
よろしかったら。




見られている。ただならぬ視線を感じたその直後、波間にあらわれたの
は・・巨大な爬虫類の頭。
噛まれる、いや喰われる・・とっさに陸へむかってパドリングしたそのスピ
ードは、通常の2倍以上。いつも、こんなにはやけりゃ、大会にでても楽
勝にちがいない/苦笑。

6月の終わり。

人ごみをさけて、月曜の夕方、海にはいったのは18時過ぎ。太陽が西
に沈みかけ、東から満月がのぼってきたところ。日本のはるか南に発生
した台風のうねりをかきわけて沖に出て、波のブレイクポイントで波待ち
をしていた、その時のできごとでした。 ← サーフィンです。

あわてて海からあがり、とりあえず浜に板をほうりだして考えます。

「大ウミヘビ、いやプレシオザウルス?」・・

成人の頭の1.5倍はあった頭からすると海の中には巨体がかくれてい
たはずです。

「いや、歯だ。歯はなかった。カラス天狗みたいな口・・。」

ここでようやく、落ち着きました。その生物、じつは南西諸島の海中
でも以前みたことに気がついたんです。 ← スキューバです。

・・・ つづきは  こちら 


◎ 地形の起伏にとんだ山国・日本・・・・田舎は、まだまだ生物の宝庫です。。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染




水棲爬虫類の正体は・・母は強し編。

2013-09-04 18:44:06 | Weblog
水棲爬虫類の正体は・・母は強し編。
〔恐竜か、大海蛇か、海で巨大爬虫類に遭遇した話のつづきです。〕

話は、数年前にさかのぼります。

サンゴの群生する南西諸島や沖縄は、島全体を巨大なサンゴ礁が取り
囲みます。サンゴ礁の内側は リーフとよばれる巨大な浅瀬の海。その
リーフの外周であるサンゴの壁を越えると、一機に深い外洋が広がりま
す。

そんな南西諸島でダイビングに興じていたある日・・・ボンベを背負って
水中を沖へ向かう自分は、リーフの内側から外洋に向かおうと、サンゴの
壁に沿い水面に向かって垂直に泳ぎます。ちょうど同じ時間、サンゴの壁
の向こう側では、自分とは逆に、外洋からリーフの内側に入ってこようとし
た生物がいた。外洋の深い場所から自分とちょうど反対側のサンゴの壁に
そって、その生物は水面方向に垂直に泳いできたわけです。 

水面下2メートル、サンゴの壁を越えた瞬間に、自分の視界に飛び込ん
できたのは、巨大な爬虫類の頭!じつは、このときも、「恐竜!」とおも
ってしまったのです/苦笑。

そう、その正体は体長1.5メートルを超えるアカウミガメです。

立ち泳ぎしてきたカメの顔・・水中10センチほどの至近距離でみるカメ
の顔は、とても巨大でした。
・・・あまりの偶然に、しばらく固まる両者。自分は呼吸することも忘れ
てカメの目をみつづけていました。不思議なことに、むこうもこちらをみ
て、固まっていたのは、ご愛嬌です/大笑。

かんがえてみれば、むこうもだっておどろきますよね。壁を越えたと思っ
た瞬間に、目の前にマスクをつけた人間がいたのですから。


さて、時間をもどして西日本の砂浜。ほうりだしたサーフボードの横に
座って、やっと正気に戻りました。海面から頭を突き出して、こちらを
みる巨大水棲爬虫類の正体・・・それは波待ちするサーファーを立ち泳
ぎで監視するお母さんアカウミガメの姿です。

産卵に訪れるアカウミガメは、これとおもった陸地に近づき、もっとも
外敵の少なくなる時間〔深夜から早朝〕まで、陸地ちかくの海中で待機
します。それはそうですよね、メスのアカウミガメにとって、陸上にあ
がるのは、出生直後と産卵時だけなのですから。
最近の観察記録では、深夜から早朝の時間帯に、たとえば車のヘッドラ
イトや住宅の明かりがみえただけでも、産卵場所をかえるために移動す
るといった研究報告もあるほどなんですよ。
彼女たちは、産卵場所と外敵の存在〔たとえば野犬など〕をじっくり吟
味し、そして観察しているのです。

・・彼女らにとって危険な場所であるそんな陸地に命がけであがってく
るカメ。その姿には頭が下がります。まさに、母は強しです。おもえば、
そんな「母の情念」といったものを無意識に感じるからこそ、人はカメ
の視線を、より強烈に感じてしまうものなのでしょう。


さいごに一言・・いやしかし、大ウミヘビやニューネッシーでなくて
よかったです。喰われなくて、ほんとによかった/ホッ。


注〕アカウミガメ

  体色は赤褐色から黄褐色で、ウミガメ類中最も北で産卵する。貝類
  や甲殻類などの動物性の固いものを食べるため、他のウミガメに比
  べて頭部が頑丈で大きい。温帯域から熱帯域の砂浜を産卵地とし、
  本種の主要な産卵地は日本である。本種の産卵期は八重山諸島で
  四月上旬に始まり、本州では五月下旬に始まって八月まで続く。砂
  浜を掘って一度に60から100個ほど産卵。環境庁(現環境省)編纂の
  『日本版レッドデータブック』で希少種―個体数が少なく、存続基盤
  が脆弱な種―に挙げられている。アカウミガメを含むウミガメ科の全
  種は、ワシントン条約の附属書1 に記載され、商業目的の取引は
  禁止されている。


注〕ちなみにプレシオザウルスなど/全国こども電話相談室より

◎ 地形の起伏にとんだ山国・日本・・・・田舎は、まだまだ生物の宝庫です。。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染





つかのまに忍び寄った台風17号。

2013-09-04 03:35:44 | Weblog
つかのまに忍び寄った台風17号。


3日の午前中の天気予報では

 九州の西をゆっくり〔停滞気味に〕北上するだろう

と予報されていたはずの台風17号。

その予報を聞いたうえで、「九州南部では5日に影響が出始めるだろう
から、4日の午前中に排水対策の見回りやら、風に対する対策を考えよ
う」と思っていた矢先・・・

予報をみごとに裏切って 17号が急に速度を上げ始め〔4日の02時
時点で北東に35キロ/h!〕、4日の午前2時には宮崎県各所に大雨
洪水警報が発令されました。ニュースは こちら 。

そしてただいま宮崎県の中央海岸部では雷を伴った激しい雨がふりはじ
めているわけですが、

 農業用の施設の風雨の対策はおろか自宅の雨戸を閉める時間もない

といったかんじでしたね。いまのところ風はまだ強くないので、なんと
か雨間をみてこれから準備にかかりますが、

 もし停電していたら・もしこのまま豪雨がつづけば

万事窮すといったことになるのかもしれません。

ということで台風17号の進行方向に当る地方のみなさま、早めの台風
対策のご準備を
 おすすめいたします。 


◎ この台風17号。このままもうスピードで進むのかと思いきや
  このあとはふたたび速度が10キロ/h程度に落ちるという予報
  もあって、なんだか変わった台風として記録されそうですね。

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