グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

「果物を落としたのは、だぁれ?」完結編。

2013-09-23 22:23:37 | Weblog
「果物を落としたのは、だぁれ?」完結編。

前回、「果物を落としたのは、だぁれ?」にて、駐車場の植え込みに大量
すぎるミニトマトが、放棄してあった事件の続きです〔前回は こちら 〕。

この事態を目の当たりにし、推察したのはつぎのようなこと・・・。

 パックされていない果実のコンテナを積んだトラックがあり
 ↓
 駐車場にはいったトラックが、駐車するつもりでバックで後進
 ↓
 スピードがついたトラックが車止めで急停車
 ↓
 パックされていないミニトマトの一部が、勢いで荷台から落ちる。
 ↓
 慌てていたらしいトラックの運転手は、それに気づかぬまま
 ↓
 車を停車させて車外へ
 ↓
 用事をすませた運転手は、トラックに帰り、
 ↓
 投げ出されたミニトマトに気づかずに、駐車場をでていき
 ↓
 植え込みの部分には、ミニトマトが残った


と、そういうものです。
まあ、そんなところではないのかと思ったのです。

しかし、ここで不思議なことに気づきました。
そう、肝心の ミニトマトです。

なぜか、まったく食されていない!
齧られた形跡さえないのです。

街中とはいえ、ふつうであればトリの一羽ゃ二羽は、いるのが当たり前。
この“ごちそう”の山に、彼らが目をつけぬはずがないではありませんか。

そうおもって、車に轢かれたらしい つぶれた状態のミニトマトを よくよく
みて・・・ハタと 気づきました。

種あり。.jpg 

この物体はミニトマトではなかったんです。

この外見上とてもミニトマトに似ている“果物”状の物体の正体は
・・・頭上を見上げると、わかりました

なんとっ・・・その正体は




 ヤシだったなんて.jpg

植え込まれたヤシの、そのヤシの 結実して落ちた実・・・だったのです。

いゃ、もう ビックリ 。

ミニトマトではなかったということもですが、〔温室の中ではない〕露地
のヤシの実があたりまえのように結実している というその事実に
宮崎ネイティブの私も〕驚かされてしまいました。

そしてしみじみ思いましたよ、 今年の夏は暑かったはずだな って。

いじょう、 「事実は小説より寄なり」といいましょうか、いやむしろ
「事実は小説より樹成り」といった現象のご紹介でした。


海水浴場にサメが出たり、ヒョウモンダコがみつかったり、セアカ
  ゴケグモがふつうになったり、マダニ被害が頻発したり。いわゆる
  温暖化は、想像するいじょうに早いスピードで進んでいるようにも
  感じられます。


51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染