アジアインフラ投資銀行への参加問題について 志位委員長が会見(しんぶん赤旗)
日本共産党の志位和夫委員長は、1日、国会内の記者会見で、アジアインフラ投資銀行(AIIB)に日本政府が参加を見送ったことについて、次のようにのべました。
『アジアインフラ投資銀行(AIIB)の動きは、大きくとらえると、世界銀行・国際通貨基金(IMF)体制が、アジア経済、世界経済の変化―世界の構造変化に対応できなくなっているもとでの動きです。
急成長するアジアでは、経済成長を支えるインフラ整備も巨額になっています。その時に、米国主導の世界銀行・IMF体制、そのもとでのアジア開発銀行(ADB)が、急成長するアジア諸国の金融上の諸課題、とりわけインフラ整備に必要な長期資金の要求に応えられなくなっています。
また、融資にあたって「構造改革」の名でアメリカ型経済システムを押し付けるなど、米国主導の国際金融システムへの不満が非常に大きくなっています。
そうしたもとでAIIBの動きは、従来の一部の大国中心の経済秩序ではない、新しい国際経済秩序を求める動きといっていいと思います。
この動きにきわめて消極的な日本政府の対応は、世界とアジアの大きな動きをとらえられない視野の狭さ、もっぱらアメリカの顔色だけをうかがうという自主性のなさが露呈した、あまりにも拙劣なものです。
アジア諸国はこぞって参加し、韓国、オーストラリアも参加、イギリス、フランス、ドイツなど主要な欧州諸国も参加しています。日本は、「出遅れ」は否めませんが、今からでも参加すべきです。公正・民主的な新しい国際経済秩序を展望した国際金融システムをめざすという立場で、アジアインフラ投資銀行に参加し、ルールづくりに参画していくべきです。』
アジアインフラ投資銀行(AIIB)に日本政府が参加を見送ったことについて、識者からは「アメリカ追随だ」と批判されています。
管理人は2000年に新宿平和委員会主催の「中国平和と交流の旅」に参加しました。
哈爾浜飛行場から市内に向かうバスの中から「小康社会」の文字と小平の顔が描かれた大きな看板が目に入りました。
ツアーガイドの房若林さんは「小康とは少しずつ経済を成長さることです。そして50年でアメリカに追いつき、100年でアメリカを追い越す目標をもっていて中国人は頑張っています。」と説明をしてくれたことをハッキリと記憶しています。
中国のことで思い出すことがもう一つあります。
1965年に東京都議会の黒い霧解散によって都議会議員選挙が行われました。日本共産党は、新宿選挙区から新宿区議会議員の茶山克己(故人)さんを立候補させました。管理人は茶山選挙カーの車長でした。応援に来ていた大阪商工団体連合会の会長が「共産党を勝たせれば日中国交ができる時代がきまっせ。そうすればパンツが10億枚も売れまっせ。」と演説をしました。選挙の結果、日本共産党は2人から9人と大躍進ができました。その二年後に美濃部革新都政が誕生したのです。因みに日中友好条約の調印は1978年でした。
AIIBは中国がアメリカに追いついた情勢だと感じています。安倍政権が単なる「反中国」と「親米」の外交をしていると、アジアと世界から置いてきぼりを食うだけではなく「国益」に反し、国民の生活にも大きな影響を及ぼすのではないかと危惧しています。
同時に、中国は「言論の自由」をはじめ、「PM2・5」の大気汚染などの環境破壊の解決や核兵器の破棄を他国に先駆けて実現することを強く要望したいと思います。
日本共産党の志位和夫委員長は、1日、国会内の記者会見で、アジアインフラ投資銀行(AIIB)に日本政府が参加を見送ったことについて、次のようにのべました。
『アジアインフラ投資銀行(AIIB)の動きは、大きくとらえると、世界銀行・国際通貨基金(IMF)体制が、アジア経済、世界経済の変化―世界の構造変化に対応できなくなっているもとでの動きです。
急成長するアジアでは、経済成長を支えるインフラ整備も巨額になっています。その時に、米国主導の世界銀行・IMF体制、そのもとでのアジア開発銀行(ADB)が、急成長するアジア諸国の金融上の諸課題、とりわけインフラ整備に必要な長期資金の要求に応えられなくなっています。
また、融資にあたって「構造改革」の名でアメリカ型経済システムを押し付けるなど、米国主導の国際金融システムへの不満が非常に大きくなっています。
そうしたもとでAIIBの動きは、従来の一部の大国中心の経済秩序ではない、新しい国際経済秩序を求める動きといっていいと思います。
この動きにきわめて消極的な日本政府の対応は、世界とアジアの大きな動きをとらえられない視野の狭さ、もっぱらアメリカの顔色だけをうかがうという自主性のなさが露呈した、あまりにも拙劣なものです。
アジア諸国はこぞって参加し、韓国、オーストラリアも参加、イギリス、フランス、ドイツなど主要な欧州諸国も参加しています。日本は、「出遅れ」は否めませんが、今からでも参加すべきです。公正・民主的な新しい国際経済秩序を展望した国際金融システムをめざすという立場で、アジアインフラ投資銀行に参加し、ルールづくりに参画していくべきです。』
アジアインフラ投資銀行(AIIB)に日本政府が参加を見送ったことについて、識者からは「アメリカ追随だ」と批判されています。
管理人は2000年に新宿平和委員会主催の「中国平和と交流の旅」に参加しました。
哈爾浜飛行場から市内に向かうバスの中から「小康社会」の文字と小平の顔が描かれた大きな看板が目に入りました。
ツアーガイドの房若林さんは「小康とは少しずつ経済を成長さることです。そして50年でアメリカに追いつき、100年でアメリカを追い越す目標をもっていて中国人は頑張っています。」と説明をしてくれたことをハッキリと記憶しています。
中国のことで思い出すことがもう一つあります。
1965年に東京都議会の黒い霧解散によって都議会議員選挙が行われました。日本共産党は、新宿選挙区から新宿区議会議員の茶山克己(故人)さんを立候補させました。管理人は茶山選挙カーの車長でした。応援に来ていた大阪商工団体連合会の会長が「共産党を勝たせれば日中国交ができる時代がきまっせ。そうすればパンツが10億枚も売れまっせ。」と演説をしました。選挙の結果、日本共産党は2人から9人と大躍進ができました。その二年後に美濃部革新都政が誕生したのです。因みに日中友好条約の調印は1978年でした。
AIIBは中国がアメリカに追いついた情勢だと感じています。安倍政権が単なる「反中国」と「親米」の外交をしていると、アジアと世界から置いてきぼりを食うだけではなく「国益」に反し、国民の生活にも大きな影響を及ぼすのではないかと危惧しています。
同時に、中国は「言論の自由」をはじめ、「PM2・5」の大気汚染などの環境破壊の解決や核兵器の破棄を他国に先駆けて実現することを強く要望したいと思います。