昨年のゲリラ豪雨の時に新宿区長に提言し、回答がありましたが、いよいよ豪雨の季節になりましたので新宿区みどり土木部は住吉町「区立みずも児童遊園」の片隅に「災害用土のう置場」を新設して、70袋の土嚢を備蓄しました。70袋ではちょっと少ない気がしますが、地元住民からどんどん意見を新宿区にあげて貰いたいと思います。
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管理人は8月5日のゲリラ豪雨に出動した時の体験から下記を新宿区に提言しました。
①店舗や地下施設には新宿区から配備された土嚢が役立ちました。
しかし、都心区の特性からも店舗には土嚢を常時配備しておくスペースがありません。
そこで、住吉町や柳町、薬王寺町など冠水予測地域の公共施設に事前に常備配備しておくことが必要と考えます。
住吉町の場合は児童遊園や交差点緑地が、また、柳町や薬王寺町の場合は環状3号線拡幅予定空地が有効と考えられます。
②気象庁や行政が把握している降雨予測情報を各特別出張所を通じて各町会防災組織に緊急伝達することです。防災スピカーでは当該地域には聞こえません。
地震・火災を想定したのが現在の地域防災組織ですが、ゲリラ豪雨を想定した防災組織に再編強化していくために各町会、商店会と個別に相談しながら緊急に対応してもらいたいと思います。
ゲリラ豪雨について
長谷川 順一 様
20新区広広聴卜第344号
平成20年10月28日
新宿区長 中山弘子
メールを拝見しました。
最初に、8月5日の出動の体験から、ご提言くださりお礼を申し上げます。
昨今の集中豪雨は、突発的に発生し、新宿区にも多くの浸水被害をもたらしています。特に8月5日の集中豪雨については、新宿区においても記録的な豪雨となり、区内でも多数の被害が発生しました。
区では、普段からの水害に対する備えとして、区広報、パンフレット等で水害予防を啓発するとともに、公共施設を含む区内20箇所以上に土のうを保管しています。
ゲリラ豪雨等への応急対策として、土のうは有効な手段であることから、土のうの保管と管理が出来る方々に無料で差し上げています。
今甲、ご提言いただきました、住吉町における土のう置場については、現在、区立みずも児童遊園を検討しています。
なお、市谷柳町、市谷薬王寺への土のう置場については、市谷仲之町に新宿区東部工事事務所があり、配布用の土のうを常備しておりますので、是非ご利用下さい。
また、多くの方が土のうを利用出来るよう、区広報などで保管場所についてのお知らせを行ってまいります。
また、ご指摘のとおり、強雨の場合は雨音にかき消され、防災無線屋外スピーカーからの放送は聞き取りにくい状況となります。水害に対しては、事前に気象情報を把握し、浸水等に備えることが重要と考えます。現在、区では豪雨への事前の備えが行えるよう、ホームページ及びモバイルサイトで新宿区気象情報を提供し、注意喚起を行っております。区広報10月5日号からは、1面右上に携帯電話用二次元コードを掲載し、モバイルサイトがご利用しやすくなりました。
気象情報はさらに細分化され、平成22年度からは気象警報等の発表区分が各区別に発表されることになっており、新宿区に特化した気象情報への区民ニーズは高まるものと考えます。今後、区から迅速に気象情報を伝達できるよう、携帯電話を利用した区民向け気象情報提供メールシステムの導入について検討を行っていきます。
また、ゲリラ豪雨に対応した防災区民組織に再編したらどうかとのご意見ですが、現行の防災区民組織において地震・火災だけでなく、水害にも対応していけるように地域防災協議会等の場で検討を進めていきます。
今回は、貴重なご意見ありがとうございました。
今後も皆様からのご意見をお聞きしながら、安全で住みやすいまちづくりを目指していきますので、ご協力をお願いいたします。
末筆になりますが、お返事が遅くなったことをお詫びいたします。
【担当課】
みどり土木部道路課計画係 電話:5273-3525
区長室危機管理課事業推進係 電話:5273-3874