「首相公邸で岸田総理も交えた忘年会」を読みたくて、本日発売の週刊誌「FRIDAY」を買った。
見出しが「長男・翔太郎秘書官だけをクビにして済む問題なのか?」「裕子夫人、実業家の実弟ら総勢18人とバシャリ」となっている。
左側ライトの笠に3人①が映っている。シャッターを押した人間もいるので18人以上と考えられる。
裕子夫人の後にいる女性②は横縞のセーターを着ているが、週刊文春に掲載された西階段での写真にも横縞のセーターを着ている女性②は同人物であろう。
日刊ゲンダイ記事『「午前10時現在、公邸。朝の来客なし。午前中は来客なく、公邸で過ごす。午後2時19分、公邸発。午後2時34分、東京・日本橋兜町の東京証券取引所着。同35分から同44分まで、脚本家の三谷幸喜氏、清田瞭日本取引所グループ(JPX)最高経営責任者(CEO)ら。同3時1分から同22分まで、大納会に出席しあいさつ。午後3時24分、同所発。
午後3時32分、東京・銀座のリラクセーションサロン「クイーンズウェイ銀座並木通り店」着。マッサージ。午後5時34分、同所発。午後5時46分、公邸着。午後10時現在、公邸。来客なし。」
報道の通りならば、同日は終日、公邸への来客はなかったことになるが、実際は全く違っていた。
《首相動静って、どこまで信じられるのか。単に官邸サイドから記者クラブに紙が配られ、それを書いているだけじゃあ…》
《床屋やサロンに行ったことは詳細に出ているのに、どんちゃん忘年会出席の記載はなし。まだ何か隠しているのでは》
《危機管理の問題などとメディアがもっともらしく言い始めたのは、自分たちの不出来を認めたくないから》
SNS上のこうした投稿をみると、岸田首相や大手メディアに対しても、ますます不振が募るばかりのようだ。
岸田首相サイドは今回の写真の流出元を懸命に探しているというが、まだまだ出てくるかもしれない。』
TBS系「サンデーモーニング」(日曜・午前8時)は4日、岸田文雄首相が5月29日に長男で政務担当秘書官の翔太郎氏を更迭する意向を表明したことを報じた。
翔太郎氏は6月1日付で辞職した。昨年末の忘年会の際に公邸内で親族と記念撮影をしたとの週刊文春報道を受け、首相は翔太郎氏を厳重注意したが最終的に更迭を決断した。首相は「公的立場にある政務秘書官として不適切であり、けじめをつける」と述べた。
また、番組では2日発売の写真週刊誌「フライデー」で問題の公邸内での忘年会に岸田首相が同席し記念撮影した写真が報じられたことも伝えた。首相はこの報道に「年末、親族と食事を共にした。私的なスペースで親族と同席したものだ」と述べ、問題がないとの認識を示した。
ジャーナリストの青木理氏は「公邸忘年会」問題に「私的な部分っていう声もあるみたいなんですけど」とした上で「ただ、公邸が何であそこにあるのか?と。官邸の横。国会議事堂のすぐ近くにあるっていうのは、言うまでもなく最高権力者たる首相が国家的危機だったり、課題に迅速に対応するためにあそこにあるわけです。そうすると公邸というのは、ある意味でこの国の究極の公的空間であり、公的な権力の中枢なわけです」と指摘した。
その上で「そこに親族を招いて忘年会をして、しかもはしゃぐっていうのはどう考えても論外の所業。ある意味で権力の私物化だし、世襲政治の弊害みたいなものも見て取れる」と解説してい
日刊ゲンダイ 郷原弁護士
翔太郎氏の刑事責任は生じるのか──。ポイントは忘年会での岸田首相の態度だ。忘年会で岸田首相が「せっかくの機会だから」と公邸の案内をすすめたり、明言がなくとも、翔太郎氏の“計画”を知って止めなければ「容認していた」と言えるだろう。逆に、岸田首相が忘年会にいる間に、案内話は一切出ず、岸田首相が退席後、翔太郎氏が独断で連れて行ったのであれば、岸田首相の了解はなかったことになり、「建造物侵入罪」が問われることになる。
「岸田首相が翔太郎氏の行動を容認していたり、容認するような態度を取っていたのか、岸田首相は会見や国会で説明する必要があります。改めて『報道で知った』として、容認していなかったと説明するのでしょうか。公的スペースでの記念撮影は一見、ささいな問題に見えますが、岸田首相の説明によっては、首相の長男に犯罪が成立する可能性も否定できない重大な問題だと言えます」(郷原信郎氏)
「デジタルFRIDAY」より
雑誌をコピーした。
世田谷区立図書館で当該の「週刊文春」(文春オンライン)を読めば読むほど腹立たしく感じた。
ホームページ首相官邸には「首相公邸」があり、単なる「首相の私的なスペース」ではないだろう。
岸田総理の言い訳は、絶対に許されるものではない。
(了)