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「政治暴走族」共同代表石原慎太郎

2013年07月14日 | 国会・地方議会・官邸・野党共闘

日本維新の会の石原慎太郎共同代表は12日夕、北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさんについて「非常に日本的な美人だから、強引に結婚させられて子どもまで産まされた。誰か偉い人のお妾(めかけ)さんになっているに違いない」と述べた。横浜市内の街頭演説で語ったと報じられた。

性器で障子を破るという小説で何故か芥川賞を貰った石原慎太郎の品性は元々低かったが、現代では死語となっている「妾」を使って、横田夫妻を痛めつける品性は最低のところまで落ちた。

管理人は1999年に議員を引退して新宿平和委員会の会長となった時に石原都知事の「三国人」発言があった。その時の抗議文を再掲したい。

東京都知事石原慎太郎殿

石原知事の自衛隊記念式典挨拶における「三国人」「陸海空三軍大演習」発言の撤回と謝罪を求める抗議文

 2000年5月9日
 新宿平和委員会 会長 長谷川順一

 石原都知事は4月9日の陸上自衛練馬駐屯地での陸上自衛隊第一師団創隊記念式典で「三国人」が大災害時において「大きな騒擾事件」を起こすことを想定し、自衛隊の治安出動を要望するという都知事にあるまじき前代未聞の暴言を吐きました。くわえて来る9月3日の東京都の防災訓練を「陸海空3軍」の統合した「大演習」として実施すると述べました。
 さらに石原都知事は4月12日に開いた記者会見上で「歌舞伎町は女の人は夜は一人で歩けない無法地帯」「騒擾事件を防ぐために一番発信源になりそうな歌舞伎町を対象として演習をする」と新宿区本庁舎と新宿区議会議会棟が現に所在する「歌舞伎町」を不穏な街と決めつけ、歌舞伎町の料飲業者たちをはじめ関係者が街の健全化と外国人との共生を目指すまちづくりへの努力を無にする発言をしました。
 これらは、アジア諸国民敵視と民族的差別・偏見をむき出しにし、韓国人・朝鮮人、中国人などへの武力弾圧の意図まで露骨にしめしたものとして極めて重大です。
「三国人」という言葉は、戦前・戦中まで日本が植民地として占領・支配してきた朝鮮・台湾の出身の人々などにたいして使われてきた差別的呼称であることは歴史的事実です。都知事は記者会見で辞典まで引っぱり出して言い訳しましたが、米誌タイムのインタビューでは、当時の「三国人」という言葉には「軽蔑」ではなく、むしろ「恐れ」の感情が込められていたと説明し、自らも差別的呼称であったことを認めているのですから、排外主義の思想性からでた発言と見なされると考えます。その思想性は、都民ばかりでなく国民にとってもアジアの諸国民にとっても大きな「恐れ」であり「不安」「脅威」でもあります。
 さらにこの暴言は、1923年9月の関東大震災時における政府の無責任な言動と軍隊・警察、そして自警団などによって数千人の在日朝鮮人、中国人と社会主義者や先進的労働者などが不当に殺害・虐殺された暗黒の歴史を想起させるものです。したがって、この石原都知事の暴言にたいして内外から怒りと抗議が寄せられるのは当然です。しかも石原都知事は、その後も何ら反省もなく、謝罪もせず、自らの言動に固執し続けています。
 私たちは、石原都知事が考えるような「国家にとっての軍隊の意義、価値」としての自衛隊「陸海空3軍」の治安出動のための「大演習」には、強く反対するとともに、都民と消防・警察を中心とした本来の防災訓練を強く要求するものです。
 さらに石原都知事は、式典挨拶のなかで、日本国憲法は「いびつな憲法」だと口汚く罵りました。
 日本国憲法の第99条は、「天皇又は執政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し、擁護する義務を負う」と明記されています。そして日本の法体系と地方自治体条例は、この憲法を基本にして成り立っているものです。
したがって、都知事たる石原慎太郎氏には、この「憲法を尊重し、擁護する義務」があるのであります。その都知事が憲法を「いびつ」であるといって日本国憲法を敵視することは絶対に許されないことです。 このような石原都知事の暴言と姿勢は、都民の代表、平和都市東京の代表としてあるまじきものです。新宿平和委員会は石原都知事の暴言の撤回と謝罪を求めて抗議するものです。
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