福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

フルシャ&プラハ・フィル 鎌倉芸術館

2015-02-07 17:43:25 | コンサート


残念ながらフルシャ&プラハ・フィルの演奏を楽しむことは出来なかった。

まず、弦の鳴りが悪い。
ホールの音響のせいかも知れないということで、休憩後に席を移動してみたが、その印象は覆らなかった。昨年聴いた井上道義先生指揮のN響のブルックナーの音に較べ、あまりに貧弱だ。
もっとも、アンコールのスラヴ舞曲15番では、結構音が出ていたので、もしかすると今日の公演は、二夜にわたる東京公演に於ける全力投球後の省エネ奏法だったのかも知れない。

木管のピッチも誉められたものでなく、たとえば、「新世界より」の第2楽章の終わりなど、耳を疑うほど合っていない。

もっとも、はじめからプラハ・フィルにベルリン・フィルやシカゴ響のような機能性を期待しているわけではなく、「技術はともかく、空気感がよいね」という類のローカル・オケの味わいを求めてきたわけだが、本日のパフォーマンスは、それには至らなかった、というところである。

フルシャの音楽も堅実で健全であるのはよいが、少なくとも止むに止やれぬ音楽的衝動のような瞬間が、アンコールまで訪れなかったのは物足りなかった。しかし、本日の一公演でもって、評価を決めつけることはしないでおこう。

かなり、欲求不満なので、遠回りしてレコード屋に寄ろうか、とも考えたが、こんな日は大人しくするのが吉かも知れない、と家路を急いでいるところ。




鎌倉芸術館 炎熱地獄事件

2015-02-07 14:48:08 | コンサート



鎌倉芸術館、空調温度設定ミスか?
三階席は炎熱地獄のため、二階ロビーにて避暑中(笑)。

多分30度越してる。気が遠くなるほど暑い。こんな環境で音楽鑑賞など不可能だよ。

苦情数知れず。
いま調整中とのことだが、開演までの15分間で冷えるとは思えない。


大事なひととき

2015-02-07 12:38:08 | コーラス、オーケストラ


マタイ受難曲を歌いましょう@厚木レッスンを終えて、フルシャ&プラハ・フィル@鎌倉芸術館に向けて腹拵え。本厚木の一風堂にて赤まる味噌。コンサート鑑賞前につき、ニンニク増量はなし。

本日の演奏会。モルダウ&新世界よりほか、という東京の2公演を足して割ったようなプログラム。マイスキーの居ないのは残念だけど、プラハの香りを楽しみにしたい。

14時開演のつもりで早食いしたのだが、いまチケットを確認したら15時開演と余裕あり。

大船で珈琲でも飲むか。コンサート前の静かな時間。それも大事なひとときだ。