ティーレマン&SKD@横浜みなとみらいホール。間もなく開演。
今日は時間に余裕があり、開演前に珈琲タイム。ささやかな贅沢だ。草餅の甘さが優しい。
自宅最寄り駅から会場まで約40分。インターコンチネンタルに泊まるまでもなかった(笑)。
知人の間で大評判だったパーヴォ・ヤルヴィとNHK交響楽団をようやく聴いた。
そして、大満足した。圧巻の「英雄の生涯」だった。
実は、昨年末のドイツ・カンマーフィルとのブラームスには、その力づくの音楽づくりに共鳴できない面があって、ボクのパーヴォ熱は一旦冷めてしまっていたのだが、今日再び心に火が着いた(笑)。
いまは、批評や感想を書く余裕がないのだけれど、せめて聴いて良かったこと、今後のパーヴォ時代のN響が楽しみになったことだけでも、ここに表明しておきたい。
また、コンマス:篠崎史紀による独奏は、技量、音楽性共に最高で、今日の名演のもう一人の立役者であった。
NHK交響楽団 2015横浜定期演奏会
2015年2月21日(土) 開場 1:20pm 開演 2:00pm
横浜みなとみらいホール 大ホール
R.シュトラウス/交響詩「ドン・フアン」作品20
モーツァルト/ピアノ協奏曲 第25番 ハ長調 K.503
R.シュトラウス/交響詩「英雄の生涯」作品40
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
ピアノ:ピョートル・アンデルジェフスキ
さて、明日(正確にはもう本日)には、同じ横浜みなとみらいホールでティーレマン&SKDによるR.シュトラウス「メタモルフォーゼン」とブルックナー「9番」を聴くことになる。休憩時間、ロビーからインターコンチネンタルホテルを眺めながら、「今宵ここに泊まれれば最高の贅沢だな」と思ったけれど、庶民にはまったくの夢物語である。