本日の午後、ドイツ楽旅より帰宅。夜になってようやく荷を解き、ベルリン・フィルハーモニーの売店で購入したばかりのアーノンクールのシューベルト交響曲全集から「グレイト」を聴き始めたところに、ニコラウス・アーノンクール逝去の報が飛び込んできました。
アーノンクールのバッハやモーツァルトを始めて聴いた頃には、随分抵抗を覚えたものだが、いつしか、ベートーヴェン、ブルックナー、ブラームスに共感を覚え、ボクのなかでも重要な演奏家となりました。
音楽界に数々の問題提起をし、大きな影響を与えつづけたこと、また数々の名演奏で聴衆に幸せを与えてくれたことを讃えるとともに感謝したいと思います。
個人的には、ウィーンで「メサイア」「クリスマス・オラトリオ」、ミュンヘンでシューマン「楽園とペリ」の実演に触れることのできたことが、美しい思い出です。
合掌。