福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

とかなんとか言ったものの・・・

2016-03-29 00:40:02 | レコード、オーディオ

その後、マタチッチのベートーヴェンからは、「第5」および改めての「7番」全楽章を聴いた。

「第5」もいい。

遅めのテンポによって、ベートーヴェンの記したすべての音に命が吹き込まれ、極めて血の通った音楽となっているのだ。

音質も、1962年の放送録音ということでいえば、十分なクオリティだと思われる。

何より、マタチッチの燃え立つ火が、そのままの音に収められているのが良い。

「限定アナログ盤高額商法」とかなんとか言ってはみたものの、これほど良い演奏ならアナログ盤の音質も確認せねばなるまい。
 
辛いところである・・・。