akubiののほほん日記

のほほんとした日常の一コマを綴っています。

補足・・・仕事に関してのこと

2007年08月19日 23時19分14秒 | 入院するまで
入院準備の1つとして、仕事らしきモノをやめたと書いておりました。
書いた頃は、思いつくまま書いていたので、
改めて読み返すと、おおざっぱな文章だなと、冷や汗がたら~り。
もう少し、あの頃思っていたことを、補足したいなと思います。

3年ほど前から、あるNPOのスタッフだった私。
昨年度から、活動の中で、なんか私の居場所が無いなぁと思っていました。
そんなとき、ちょっと行き違いがあったんです。
そのため半年間、在宅で出来る仕事以外、お休みをもらいました。
ま、冷却期間とでもいいましょうか・・・
半年後には、自分で居場所を作ろう!と、気持ちを切り替えていたんです。

この後、4月にレディスクリニックで、癌を否定するために、
子宮体ガンの検査を受けました。

しばらくすると、ある部分の仕事のことで、はぁ?と思うことの連続。
代表から、「なんで私がそんな言われ方をしないといけないの?」等の発言、
指示される内容にも疑問だらけ。
もうこの人とはやっていけない! やりたくない!
でも、今年度はもう始まっているので、
とりあえず今年度末までは頑張ろう!

そう気持ちを切り替えた途端、「悪い細胞が見つかりました。」

ストレスからホルモンバランスが崩れてしまったんじゃないだろうな。
まず、最初に思ったことでした。

この先仕事を続けていたら、ストレスを感じ続けることになる。
今仕事を続けているのは、義務感のみ。
そう、やりがいなど全くないんです。
嫌らしい話ですが、お給料をもらっているわけでもないし・・・

病気のことに関して言えば、
本当に子宮体ガン1a期であって、予定通りの手術だけなら、
本来休みをもらっている半年があれば、復帰できるだろう。
でも・・・子宮体ガンのステージは、手術後の病理検査でわかるのだ。
追加治療・・・放射線治療や抗ガン剤治療を受ける必要があると、
日数的なものもわからないし、ステージが重くなると、
自分の時間が大切になってくる。

今何を優先するべきなんだろうか?
そう考えたら、自ずと「自分の生活」という答えになった。

答えが出ると、即行動。
まず昨年度の仕事のまとめをやり遂げた後、辞任の申し出をしました。

「病気のことを他のスタッフ全員に話してもいい?」と、
代表から聞かれた日には、はぁ?となりましたけどね。
それは、はっきりいって、ありがた迷惑だ!
心配していただくのはありがたいんですが、
出来ればそっとしておいて欲しいのが本音。
「病気治療が必要なので」程度にとどめて欲しいとお願いしました。
親戚、友人ですら、事細かく話す気がないのに、
なんで赤の他人様に、言わなければいけないのだ?
スタッフの中でも言うべき人には、私から言いますわよ。
と、言えないのもストレスかもね。

実は、このスタッフをやめたってことをダンナに言ったら、
「ほう、それはよかった!」だってさ。
確かに家で仕事をやっているときは、
イライラしていたし、休日も迷惑をかけたことも多々。
ま、それだけではなく、そんなイヤイヤやっていることに、
なんの意味があるのか?と思っていたようです。

ま、今の私・・・
確かにストレスから解放されているので、
気持ちに余裕がありますけどね。

















だが、急に辞めるというのも、かなりわがままな話である。
どうすればいいんだろう・・・
でも、こんなコトでストレスをためたくない。
そこで出した結論は、5月末で辞任することだった。

「急な話で申し訳ありません。 誠に勝手ですが、病気療養のため、5月末で辞任したい。」と5月下旬に申し出て、了承してもらう。

6月初め、手元にある書類を、引き継いでもらった。
それ以外の書類も、後日引き継いでもらい、仕事のことは心配しなくても良い状態になった。(あくまでも、私が思っただけですが)
これで何があっても、安心して治療に専念できる!と、ホッとした。
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入院前日

2007年07月11日 17時58分40秒 | 入院するまで

6月26日

いよいよ入院に備えて、朝からカバンに荷物を詰め始める。
腹帯(ふくたい) 3枚   
 清潔にしておかなければいけない!と思って、買ったままの状態で置いていました。 
 ところが、まっさらのまま使用したら、かぶれやすい私は、皮膚がかゆくなってしまって・・・ 
 入院当日もらった「全身麻酔による受けられる○○様へ」と書かれたチラシに、ちゃんと「皮膚が弱くかぶれやすい方は、事前に腹帯、T字帯を洗濯しておいてください。」と書いてありました。 説明を受けたときに聞き流した上、その後も読まないでいたことを反省。 同室の方に指摘を受け、初めて書いてあることに気が付いた次第です。

・T字帯
 

・バスタオル 3枚

・フェイスタオル 3枚
  
 お風呂に入ったり、術後清拭の時に使用する。

・下着 6枚    
 術後の状態がわからなかったので、余分に入れた。   
術後2日目くらいから洗濯することが出来たので、結果的には、未使用のままもちかえったのもあった。

・タンクトップ 3枚  
  パジャマを借りるため、毎日着替えられないため、汗取り用として持っていった。 でも着ていると暑いので着用しなかった。

・ナプキン 1袋(普通サイズで十分)

清浄綿 1箱(術後、清拭の時に使った程度)

・ティッシュペーパー 1箱

・キッチンペーパー 1箱
 (お箸を洗った後などに使用)

洗面器(これが一番場所を取った。)

・シャンプー・リンス・ボディソープ・洗顔フォーム・化粧水など

・歯磨きセット・綿棒

・コップ・ポット代わりの水筒・お箸・スプーン・フォーク・爪楊枝

・洗濯用洗剤

・ビニール袋・トートバッグ

・テレビ視聴用イヤホン

・ゲーム機・ソフト、書籍
(時間つぶし用)

時計

・薬
 
私は高血圧の治療中なので、掛かり付けの先生に処方されている薬2種類と、漢方薬を持参するよう指示されていました。

 入院時に必要な書類 持ち物リストを事前に作成しておき、チェックしながら入れていきました。病院によりますが、もし忘れても、売店でメーカー等限定になりますが、最低限必要な物は置いているので、何とかなると思います。 荷物を入れ終わり、家の中を片付けていました。

 夕方、病院から電話。入院後私の主治医になって下さる先生からでした。前回の検診の時、手術前日28日の午後から、手術に関する説明があると聞いていたのが、時間を変更してもらえないか?という内容でした。変更を言ってきた時間は、27日の夜7時から。28日の午後なら、ダンナに仕事を休んでもらわないといけないのが、夜なら不要。 こっちにとっても都合が良いので、即オッケーの返事をしました。その際、私の手術を執刀するのは、教授とのこと。    
 えっ! 教授? 
 私は、教授に執刀してもらうような立場におりませんで・・・
と、少々あわてる。
私の知識では、教授に執刀してもらうのって、すごい大変なことってイメージなんだもの。病院側にしてみたら、ふか~い意味など無いかもしれないけど・・・

しかし、電話をくれた先生、すご~くソフトな話し方だったな。
どんな先生なんだろう? 
楽しみだな~
入院を楽しみにするのも、変な感じだけど。

 夜、入浴後、いつもよりしっかりお掃除をした。

 ここまでやったんだ。
 後は天に任せて、気持ちを楽にしておこう。

 

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第2回目 貯血

2007年07月11日 11時07分09秒 | 入院するまで
6月20日
2回目の貯血のため、病院へ行く。
14日から出血があったけど、大量出血になることもなく、
1週間程度で止まってしまった。
やはり生理だったんだろうか?
もしそうなら、まだまだ卵巣からホルモンが出ているので、卵巣を取ったら、更年期症状が出るかも知れない。
今から気にしていても仕方がないんだけど・・・

貯血も2回目になると、気持ちに余裕がある。
場所もわかっているし・・・そう思うのだが、
今日担当してくれる先生も、お初の先生。
いったいここには、何人先生がいるんだろう?
HPでチェックしているつもりだが、いまいちつかめん。

私が受けた貯血の手順を、少々・・・
1 針を刺す箇所を、2種類の消毒薬を使って、消毒。 
 (最初、茶色い分だったので、ヨード液かもしれない。)
2 駆血帯(ゴムで縛るヤツ)を、巻く。
3 (このあたりで、先生は滅菌手袋を着用)  
  一番適した血管に針を刺す。
4 私は、グ~パァ~を繰り返し、血液が出て行くのを助ける。
5 指定された量になると、機械が止まる。
6 針を抜き、圧迫止血 。

こんな流れだったと思う。

前回は、右手・左手両方で行ったが、今回は、右手で行う。
(血管が太いのかな?)
400mlパックなのに、早い・早い。
かなりの速度で、血が出ていく。
大丈夫なの?と心配になってくるが、
別に気分が悪いって言うこともない。

別の方も貯血のためにやってきた。
少々緊張されている様子。
初めてなのかな~おもしろがって受けたら、気が楽なのに・・・

お隣さんをチラチラ眺めていたら、400mlとれたようで、機械が止まった。
針を抜き、しばらく押さえる。
その後・・・
えっ! 救急絆創膏で止めるの?
まあ、用意してあったので問題ないんだろう。
しばらく椅子に座っていたが、気分も悪くならない。
でも、なんか右手の上腕部が痛いような気がする。
はっきりとしないので、質問することを控えてしまった。
どあつかましく、聞くべきだったかなと、後で思う。

家に帰ってから、だんだん痛くなってきた。
気休めに、熱を取るシートを貼り付ける。

夕方、腕を見てびっくり
内出血を起こしているのだ。



これは、まだ序の口。
内出血はどんどん拡がっていった。
そして、完全に消えたのは、7月の2週目だった。

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入院準備

2007年07月10日 15時35分35秒 | 入院するまで
入院準備をするに当たって、まず鞄選びで行き詰まってしまった。

パジャマは借りるとしても、バスタオル3枚や諸々の日用品をつめるとなると、
かなりの大きさが必要になってくる。
それなりの大きさのバッグを1つ、持っている。
しかし、親戚・友人にすら入院のことを言っていないのだ。
当然、ご近所さんに話すはずがない。
そうなると、さりげなく出かける必要があるので、
目立つ格好は論外だ。

ダンナは、リュックだと手が空くから楽だ、と言うが、
平日の9時頃、ふつ~の格好をして、リュックを担ぐなど、
めちゃ目立ってしまうじゃないか!

また、行きは元気な体で出かけるから良いだろうが、
帰りは切腹した後である。
リュックを担ぐ、大きな荷物を持つなど言うと、先生方に目をむかれるに違いない。
だって、入院・退院の時に誰かに付き添ってもらうことを考えていないんだもの。

そこで考えたのは、キャスター付きバッグだった。
これなら、転がすだけなので、お腹に力が入れられなくても歩けるだろう。
でも、物いりの時に、新しく買うのもなぁ~、
安いのがあればいいんだけど・・・

休日、近くのホームセンターへ行く。
カバン売り場をのぞくと、納得できる大きさのキャスター付きバッグ(箱には”トロリーケース”と書いてあった。)が、2,980円!!
これは、買いだ!
なになに?
商品は、見本と同じ番号シールが貼ってある箱をとれって?
ダンナが手を伸ばしても、届かない高さにあるのに、踏み台すらない。
どうして取るのだ?
店員さんを捜そうにも、客の姿しかない。
すこし離れた園芸コーナーに係員呼び出しボタンを見つけたので、押してみるが反応がない。
いつもの私なら、このあたりで、プッツンと切れてしまうが、
どうしてもこのカバンが必要なのだ。
すこし待ってもう一度、ボタンを押す。
なんか人が走ってくる気配。
店員さんがやってきたので、
「園芸のコトじゃないんだけど、踏み台もなしに箱を取れって、どういうこと?」
いきなり言われて、何のことだかわからない様子。
「ここよ!」とカバン売り場に連れて行ったが、ダンナがお店のカートに息子を立たせて、箱を取っているところだった。
「踏み台もなしで、どうやって取れって言うの?」と、もう一度質問。
すみません・・・と言うだけで、説明はなし。
二度とここでは、カバンを買わない!って決心した。

カバン以外に、トラベル用のボディソープ、洗顔フォーム、シャンプー、リンス、スリッパ(低反発もの)、タオル4枚、小分けパックされた洗濯用洗剤を購入。
歯磨きセットは、息子が修学旅行に持って行ったのでいいだろう。
後日、100円ショップで、洗面器、トラベル用圧縮パック、介護用コップ(ストロー付き)、ペーパータオル、お箸(箸箱付き)を購入。
カップやティッシュは家にあるし、スプーン・フォークは、使い捨ての物を2つずつ持って行くことにした。
荷物が増えるのに従って、本当にこのカバンに収まるのだろうか・・・と、不安になってきたが、すぐに、まぁなんとかなるだろう!って、頭を切り換える。

荷物をつめるのは、前日にするとして・・・

私は、あるところで、一応スタッフという仕事らしきことをしていた。
らしき・・・というのは、実費交通費以外もらっていないからだ。
といってもボランティアと呼ぶのも、ちょっと違うんだけど。
予定通りの手術なら、ある程度休みをもらえば、復帰できるだろう。
でも、状態はお腹を開けてみないと、わからないのだ。
もし、抗ガン剤、放射線治療となってきたら、どれくらい日数がかかることになるか・・・
そんなことより、自分の気持ちに正直になってみると、
・休んで復帰するほど、今やっていることに魅力を感じていない。どちらかと言えば、疲れ切っている。
・引き受けた限り、任期の3月までは頑張ろうと言う義務感しかない。
・休んでいる間、他の人にやってもらって、復帰したから私がやります・・・と言うのは、好きじゃない。

だが、急に辞めるというのも、かなりわがままな話である。
どうすればいいんだろう・・・
でも、こんなコトでストレスをためたくない。
そこで出した結論は、5月末で辞任することだった。

「急な話で申し訳ありません。 誠に勝手ですが、病気療養のため、5月末で辞任したい。」と5月下旬に申し出て、了承してもらう。

6月初め、手元にある書類を、引き継いでもらった。
それ以外の書類も、後日引き継いでもらい、仕事のことは心配しなくても良い状態になった。(あくまでも、私が思っただけですが)
これで何があっても、安心して治療に専念できる!と、ホッとした。

仕事のことを片付け、万が一の時のために、家の中も片付けた。
そして、お中元の手配をした。
今やっておけば、7月上旬までに配送してもらえるだろう。

一番、ややこしいことが息子のこと。
この頃のダンナは、朝は4時半頃出勤していき、帰ってくるのは夜の8時頃だった。
息子は、朝8時15分に家を出て、3時~4時の間に下校する。
朝は、どうするのか?
放課後は、習い事もある。
途中7月1日・2日は、母の予定がある。
あ~あ、どうしよう・・・
どうすれば、安心して入院生活を送れるんだろうか?

とりあえず、下校時間にあわせて、母が来てくれることになった。
そこで問題になるのが、鍵。
今私が住んでいるのは、マンション。
母は、マンションには住んだことがない。
鍵の開け閉めだけで大変だ。
そのため3回、鍵の開け閉めの練習のために来てくれた。

最初の頃、ダンナは母が泊まってくれると思っていたようだ。
何を言っているの?
「マンションは息が詰まる」と言っているんだよ。
そう伝えると、考え込むダンナ。
そのことを母に伝えると、かわいい孫のため、泊まってくれることになった。
やはり、親はありがたい存在である。
そこで、私に出来ることは、入院日から終業式までの、息子のスケジュールをまとめて渡すことだった。
6月○日 プールの用意 下校時間 2時50分以降
7月○日 ベルマーク回収
一覧表を、ダンナと母に渡す。

息子には、「お母さんは、27日から10日くらいまで病院にお泊まりします。」と伝えた。
はっきりと意味がわからないようだが、何となく納得してくれたようだ。

わんこのエサやりも、ダンナはしたことがない。
こちらも、分量、おやつの量などをまとめて書いておく。

私自身のことで言えば、ギリギリに美容院に行き、カット・マニキュアをした。
次回は、いつ行けるかわからない。
抗ガン剤だって使用するかも知れない。
もともとショートカットであったが、ともかく「短くすっきりさせて下さい。」と、お願いした。

これだけやったが、これで全部だろうか?
あとは、ダンナと母に任せるしかないか。


















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入院前に考えていたこと

2007年07月10日 13時28分19秒 | 入院するまで
入院日も決まり、入院準備もしなくてはいけない。
そんな日々を過ごすのに心がけていたことがある。

それは、けっしてマイナス思考にならないこと。

出血があると言っても、大量出血している訳じゃない。
ほぼ定期的にあるだけだ。
どこも痛くもないし、かゆくもない。
まったく自覚症状がないので、暗く考えてしまう原因がない。
だから、出来たのかも知れないが・・・
「笑って過ごして、免疫細胞の活性化」と、呪文のように唱えていた。

学校のボランティアに参加しても、ヘラヘラしていたので、
私が、まさかそんな重大な病気を抱えているなんて、誰も気が付かないだろう。

いや、病人と知っている先生方の前でも、病気とはまったく関係のない話をしていた。
第1回目の貯血の時、
akubi: 大学病院って、どうしても「白い巨塔」のイメージなんですよねぇ。
    特に、大名行列のような教授回診・・・
Dr : たしかに教授回診は、週1回ありますけど、あんな大げさなものじゃないですよ。
akubi: そうなんですか?
    師長さんが、○○教授の回診で~す、って先導はしないんですか?
Dr : ないですよ。
    患者さんはベッドにいてもらう必要がありますが・・・
    横に担当医が立って、説明します。
akubi: ほら、それがドラマの通りじゃないですか。
    それに、東京の大学病院の教授が書かれた本を読んだことがあるんですが、やっぱり、教授に質問されたら、緊張するんですか?
Dr : ・・・・・

返事がない分、入院後の楽しみが一つ出来たような気がした。
   
  ちなみに、私が以前読んだ本とは、杏林大学教授の石川恭三先生の著書のこと。 題名は・・・たしか、「医者の目に涙」だったと思う。




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