akubiののほほん日記

のほほんとした日常の一コマを綴っています。

入院8日目 やり取り間違い その2

2007年07月19日 11時55分07秒 | 入院~手術してから
7月4日

朝、尿を取る以外に、採血もある。
最初は5日に予定していたけど、
退院予定が5日なので、4日に変更になった。
この話を、先生としたのは、
ちゃんと覚えていた。

朝食をすませたら、今日はもう何もないのか・・・って思っていたら、
看護師さんが、「抜糸(正確には抜鈎)するので処置室へ来てください。」と呼びに来た。
はぁ? 
抜糸?
明日退院前の検診の前にするって、聞いているけどなぁ。

訳がわからないけど、ともかく処置室へ行く。

処置室にいたのは、先生じゃなかったので、
akubi: 抜糸は明日って聞いているんですけど・・・
Dr : あれ? 
    カルテに、「4日に抜糸するってakubiさんに説明した」って、
    先生が書いているんだけど・・・

ここで、絶対に聞いていない!って断言する自信もない。
私の悪い癖で、信用できる相手なら、
言っていることが、はっきり聞こえなくても、
適当に相づちを打つことがあるのだ。
あくまでも相づちで、確定的な返事はしないが・・・
まして、ぼぉ~とした頭で、聞いたのかも知れない。

それに、今日抜糸することに、何も不都合はないのだ。
まあいいか~と思って、ベッドに横になる。

お腹を出したら、
Dr : あれ? 半分すんでいるねぇ。
akubi: へっ! いつしたんだろう?

「研修医なな子」のコミックで、半抜糸という言葉を知っていた。
半抜糸とは、1本おきに抜糸して、残りを置いておき、
創のくっつき具合を確認するって、解釈している。

ともかく、2日か3日に、半分ホチキスを抜いたのは確かのようだ。
それにしても・・・まったくそんな処置をされていたとは、
気が付かなかった。
それくらい、痛みがないって事だろう。

抜いている!って意識しても、全然痛くなかった。
むだ毛処理を毛抜きでする方が、痛いような気がする。

5日程度で、人間の皮膚って完全にくっつくんだ!

やりとりに間違いがあったけど、生命にかかわるような重大なことではなかったのが、幸いだった。
ただ、治療に関することは、文書でもらうか、こちらもきちんとメモするとか、
しないといけない!って反省した。

あとでお腹をしみじみ見たら、切ったところがくっついた線と、
ホチキスなので小さな穴が、線に沿って赤くなっていた。







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入院8日目 やり取り間違い その1

2007年07月19日 11時42分26秒 | 入院~手術してから
7月4日

2日のことで書き忘れていたことを思い出したので、
まず、このことから・・・

2日の午後、のんびりさんとおしゃべりをしていたとき、
麻酔科の先生の回診があった。
と言っても、私の手術を担当した先生は、手が離せなかったのか、
まったく別の先生がやってきたのだが・・・
同じ日に手術した2人が、固まっていたので、
先生にしたら、同じ質問をしなくてもいいので、楽そうだった。

Dr : 手術後、気分が悪くなったりしませんでしたか?
akubi: 気分は悪くなりませんでしたが、ノドがしばらく痛かったです。
    でも、今はなんともないです。
Dr : 何か気が付かれたこと、気になったことなどありませんか?
akubi: 昨夜硬膜外麻酔が切れたので、痛みを感じましたが、
    これまた今は、我慢できる範囲です。
    ただ、背中のテープがかゆいので、今朝看護師さんにみてもらったら、
    麻酔が抜けていたそうなんですが・・・
Dr : とれた方に、全部そろっていて、残っていませんでしたか?
akubi: それは、看護師さんがチェックされ、大丈夫でした。
Dr : それなら心配いらないです。
    よくあることなんですよ。

 えっ! よくあるの?
 痛み止めは、術後の命綱でっせ?
 麻酔薬の残量を看護師さんがチェックしているので、
 薬が残っているのに痛みを感じ出したら、抜けていることを疑うんだろうか?

 まあ、よくあることなら、前もってこんな事もあるよ~って、教えてくれたらいいのに・・・と思ったのでした。

さて、ここからは、4日のお話

前夜、「朝尿を取ってください。」と言って、
紙コップと、検体入れを渡された。

akubi: どれくらい取ったらいいんですか?
nurse: この位置まで入れてください。
   (と言って、入れ物に線を引く。)
akubi: じゃあ紙コップに一旦取って、入れたらいいんですね。
nurse: そうですね。 トイレで紙コップに取ってもいいし・・・

こんなやりとりをしていたんだけど、
最後の「トイレで紙コップに取ってもいいし・・・」って、
言葉が何か変だ。
トイレじゃなかったら、どこで取るんだろう?
その時、質問すればよかったんだけど、
その人のいい方なのかな?と思って、流してしまった。

この疑問に対する答えが、この日見つかったように思う。
またまたさんとおしゃべりをしていたら、
看護師さんがやってきて、
「akubiさん、さん、もう尿ためなくてもいいですから。」
はぁ?
尿をためるって?
貯めてないよねぇ?
と、2人で顔を見合わせる。
二人して、「尿・・・貯めるって話、聞いたことがないので、貯めてませんけど。」と告げる。
看護師さんは、そう聞いて驚いているが、こっちだって、驚きますよ。
どうやら、尿の管をはずした後、尿量を調べるためか尿を貯めておくようだ。
でも・・・今日は4日。
看護師さんも、今まで量のチェックしていないって事になる。

貯めていないものは、仕方がない。
結局、この話はここで終わってしまった。

トイレで紙コップに取ってもいいし・・・
これは、「尿を全量取るんだから、何も紙コップを使うことはない」
っていうことが看護師さんの頭にあったんじゃないかな?って、
この日のやりとりで、私が想像したこと。




 
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入院7日目 夜

2007年07月18日 20時58分30秒 | 入院~手術してから
7月3日

窓の外を見ていたら、背後で看護助手さんがお茶を配ってくれる気配がした。
あわてて水筒とコップを用意する。

もう少ししたら、夕食だ。

病院食=おいしくない
そう思っていたのだけど、
今回入院して、その考えを改める事にした。
もっともこの病院だから、おいしいのかもしれないけど。

栄養も計算されているんだけど、
毎食に必ず野菜が入っているんじゃなく、
1日のトータルで栄養バランスがとれていたらいい!って感じ。
これだと、私でも実行できそうな気がする。

ちなみに書いておくと、
朝食・7時半 
昼食・12時 
夕食・6時

朝は、パン食だったけど、袋ごと温められた状態で来る。
廊下にトースターが置いてあるので、
食パンだとトーストにすることが可能。

配膳車も保温機能が付いているようで、
スープ、味噌汁、おかず、ご飯など、
温かいメニューは、あたたかいまま手元に届く。

食事の時間も、普段家にいるときと同じような時間なので、
違和感がない。

食事の時間が、とっても楽しみだった。

でも、私がざっと浮かぶだけで、
・常食(ご飯の量は、180gと240gの2種類アリ)
・三分粥&おかず
・五分粥&おかず
・治療食(腎臓・糖尿など)
・産婦食
・小児食
・流動食
だけあるんだもの。
そのうち、常食の夕食では、月・水・金と、2種類のうちから1つ選べるし、
常食の朝食は、パン食か米飯食か選べる。
もっとも前もって予約しないといけないが・・・

昔父が入院したとき、抗ガン剤治療の副作用で食欲が落ちているが、
食べなきゃ・・・と思って、ご飯をお粥に変更してもらっていたので、
こんなケースもあるかも知れない。

どれだけの調理員で調理されているのか知らないけど、
大変な作業だ。
それを1食260円の負担で、
栄養管理された食事がとれることは、
とてもありがたいことだと思っている。

ともかく感謝しながら、当然夕食も完食。

その後、7時からシャワータイム。
昨日までと違って、ガーゼがないので創を隠すものはない。
おへその下からまっすぐ創がある。
今は、はっきりくっきりしているけど、
いつか目立たなくなるのかなぁ。

でも、お腹のお肉が目立つ。
創のところで、くぼんでいるので、
フタコブラクダのように、山が2つある感じ。
動けるようになったら、この贅肉おとさなくっちゃ!

ゆっくりシャワーを浴び、体を洗ってさっぱり。

脱衣室で、体を拭き、
洗った腹帯を身につける。
やはり皮膚はかゆくならない。
こんな事だったっら、やはり最初に洗うべきだった。
でも、乾燥機で乾かしたので、端っこのほつれが気になる・・・

ゆっくり身支度をしても25分。
30分って、意外と長いのかも知れない。

病室へ戻り、他の方々としばしおしゃべり。
少々疲れてきたし、テレビも見たかったので、
途中で消える・・・っていうか、
ベッドに横になる。

それを見て、話に加わらなくてもいいんだ~って、
思ったのか、さんも横になられた。
遠慮されていたのかなぁ。
やはり、私はマイペースのようだ。

今日は、飴も用意してあるので、
セキが出ても怖くなかった。
でも、本当はセキに慣れないといけないのかもしれない。

夜、先生の回診。

ここの病院は、とにかく主治医の先生は、
お休みの日は別にして、
1日1回は、受け持ち患者の前に顔を出している。
当然のことかも知れないけど、
忙しいだろうに・・・と思ってしまう。

ただ、この時先生と
退院は木曜日であることの確認、
今の体の状態などを話したように記憶しているが、
これが翌日、本当にそうだったのか?
自分の記憶に自信が、なくなるのである。












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入院7日目 午後の生活

2007年07月18日 17時15分16秒 | 入院~手術してから
7月3日

2日・3日と、母は旅行で不在。
2日から息子が通う小学校は、個人懇談のため早帰り。
息子が下校してくる時間帯に、家にいるようダンナには頼んでいた。

別にダンナが帰宅しているのか確かめる気持ちは、
ほとんど無かったけど、
木曜日に退院だと言われている話をしないといけない。
そこで、ダンナに電話を入れる。
電話と言っても、公衆電話から・・・

この病院は、携帯電話の使用は禁止。
ただし、所定された場所での使用のみオッケー。
病棟での使用できるところは、東病棟の一番端
つまり病棟部分ではなく、ドアを開けると産婦人科教室、
教授室などがあるエレベーターホールだった。

私は自分用の携帯電話を持っているが、
息子が習い事に出かけるときに、
ダンナと連絡を取る必要があるだろうから、
息子に渡していた。
病院にいる限り、
携帯がなければないで、不便さを感じなかった。

akubi : 木曜日に退院することになった。
ダンナ : えっ? 木曜日って・・・いつの木曜日?
      来週の木曜日って事?
 
  そうだろうねぇ~~ まさか明後日だとは思わないよねぇ。

akubi : 違う、違う!
     今週の木曜日!
ダンナ: ・・・・
     わかった。 また病院へ行きますわ。

我が家は、床に布団を敷いて寝ている。
退院後、それだと起き上がりにくいので、
やす~いので良いから、折りたたみ式のベッドを買って欲しいと頼む。
折りたたみ式だと、布団だってそのまま干せるしね。

ダンナと息子で、さっそく見に行ってくれたようだ。
最初は、住宅用品
同じ病室の人は、この場所まで携帯を使う場合行っていたが、
見舞客の中には、廊下を歩きながら平気で通話しているお馬鹿なヤツもいた。
こういうルール違反を、私は許せないタイプ。
いや、見舞客に限らず、「病室内でメールをバンバンやっているわ。」と、
明るくしゃべっているお馬鹿もいたが・・・
こんなヤツと、同じ部屋じゃなくてよかった、と心の底から思った。

午後になり、さん、さんが、
手術のため、出て行った。
「いってらっしゃい!」と、明るく見送る。

ここの婦人科の手術日は、原則火曜日と金曜日の午前と午後。
そう考えると、1週間に4人しか手術が受けられないんだもんねぇ。
混んでいて当然かなと、この時思った。

しばらく同じ部屋で過ごしただけなのに、
さんやのさんの手術の終わりが気になる。
私ですらこんなに気になるんだから、
身内だったらもっと気になるんだろうなぁ~と、
改めて思った。
うちの家族も、そうだったんだろうか?
かつて、母が手術をしたときに、
「いったい何時に終わるんだろう?」と、
終わる時間ばかり、気になる薄情な娘だったことを反省する。

4時半頃、何気なく廊下に出たとき、
ちょうどさんが、回復室に戻るところだった。
無事済んでよかった~
待っていらしたお姉様と目が合い、会釈をした。

その後、従兄の嫁がお見舞いに来てくれる。
「病人らしくない!」と言って、あきれられる。
木曜日に退院なんだ~と、言うと驚かれた。
従兄が休みを取れるはずだから、迎えに来てもらえるよう、
言っておいてくれるという。
別に、私はタクシーで帰るつもりだったんだけどなぁ。
ま、こういう場合は、ありがたく申し出を受け入れる方が、
いいんだろう・・・って思って、「ありがとう。よろしく!」って言う。

従兄の嫁を見送った後、病室へ戻る。
なにやら、大型車が止まっているような音がする。
好奇心一杯の私。
目を輝かせ、窓の所へ行く。



なんで、はしご車が止まっているの?
あれれ? もう1台来たよ。
消防設備点検?

でも、ここは6階・・・
はしごが全部伸びても、届かないんだよねぇ。

しばらく見ていると、用事が済んだのか、
はしご車は直進していった・・・
えっ! 
2階に渡り廊下があるけど、通れるの?

案の定、つっかえているようで、しばらく試行錯誤。
でも、結局通れないって事になったのか、バックして出て行った。

最初は、同室のメンバーも、何?とやってきたが、
消防車だとわかると、すぐに戻っていった。
結局最後まで張り付いてみていたのは、私だけだった。








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入院7日目 午前中の生活 その2

2007年07月18日 11時18分50秒 | 入院~手術してから
7月3日

処置がすむと、あとすることと言えば入浴くらい。
退院したら、昼間にお風呂にはいることもないだろうから、
遅めの時間を選ぼう!
そう思って、予約カードを取りに行ったら、
ちょうど夜の7時からが空いていたので、
迷うことなく、この時間帯にした。

その後、昨夜セキで苦しんだのを思い出した。
運動がてらに売店まで行くか~
「売店に行ってきます」と、ナースステーションに告げ、
エレベーターで売店がある3階に下りることにする。

この時も、なかなかエレベーターが来ない。
待っていると、前日あった出来事を思い出した。
前日は、やっときたエレベーターに、
すでに上の階から何人か乗られていて、
中に車椅子の方も乗られていた。
2階に着いたとき、この方が降りるというので、
前に立っていた私ともう1人の方は、
ドアが開くと、フロアに出て待つことにした。
ただ、奥を向いて乗られたので、なかなか降りられない。
私は、フロアの方で、エレベーター呼び出しボタンを押して待つ。
っていうか、中に乗っている人よ、「開」ボタンを押しててよ。
だって、時間オーバー?
その方が降りられたら、ドアが閉まってエレベーターは降りていったのだ。

唖然とする私とその方。

3階まではエスカレーターがあるので、
エレベーターを使わなくても1階に降りられるのだが、
悲しいかな転倒台を押している身。
ひっかかって転んでも大変だから、次のエレベーターが来るのを待つ。
こんな時に限って、なかなか来ない。
エアコンが効きすぎて寒いのに・・・

こんな事が、ありませんように・・・

よかった!
この時来たエレベーターには、先客がなかった。
3階まで直行。
でもやはりエレベーターを降りるなり、寒さに震え、
売店に行くまでにいる人の気に負け、
疲れて病室へ戻ることになる。

ベッドに転がっていたら、さんが入院してこられた。
あれ? どこかで見たお顔・・・
そうだ!
私が入院した日に、退院していった方だわ。
後から聞くと、その後も別の部屋に1泊2日の入院をされていたらしい。
要するに、1泊2日入院・2~3日自宅・1泊2日入院・・・
このサイクルでの放射線治療を受けているらしい。
毎回入院誓約書だとかを書いて、入院手続をしなければいけないって言うし、
スリッパとかを持ってこないといけないし・・・って、ぼやいておられた。
聞いているだけで、大変そうである。
「まあ、家が市内にあるのが救いよ。」と、あきらめておられた。

少し後に、さんが、入院してこられた。
とても明るいおばさまである。
主治医も同じ先生だった。

とにかく、病室のメンバーに恵まれていたなぁ。
お見舞い客で嫌な思いをしたことがない。
私は、お見舞いに来てくれたら、
さっさとディルームへ移動していたし、
他の人も同じようにしていた。
また重症の患者さんがいなかったので、
余計な心配をしなくてもよかったし・・・
入院慣れしてしまった(?)さんに言わせると、
この病室は、「症状が軽い患者さんを入れる部屋」らしい。
でも、回復室の隣でっせ?





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