akubiののほほん日記

のほほんとした日常の一コマを綴っています。

入院当日

2007年07月12日 11時36分10秒 | 入院~手術するまで

6月27日

いよいよ?
やっと?
ついに?

どんな表現が一番ふさわしいんだろう?
ともかく、私が入院する日がやってきた。

朝は、特に変わった光景ではない。
いつものように、ダンナは本人曰く、しずか~に4時半頃出勤していった。
もっとゆっくり目に出て行くとか、全く思わないのかしら・・・
そもそも「入院するのに、ついていかなくていいのか?」の一言すらなかった。
優しい人なので、こっちから言えばやってくれたかも知れない。ま、いい大人が入院するのだ。
付き添いなんていらないだろ?って、私自身が思っていたので、口にしなかったのだが・・・

早く目が覚めてしまったので、することがない。
息子も早く起きたので、6時半頃からわんこの散歩に出る。
これで、当分散歩も出来ないのか~と、1人しんみり思う。

いつもと同じ時間に、登校していく息子。
帰ってきたときには、お母さんはいないんだよ。
ちゃんとわかっているのかなぁ?

朝早くに散歩に出たので、私がお出かけすると思ったわんこは、すっかりお留守番の体制に入っている。
いつもながら、賢い!と少々親ばか。
でも・・・待っていても、しばらく帰ってこないからね。
おとなしくしているだけに、1人メソメソモード。

10時までに入院手続をしないといけないので、9時過ぎに、後ろ髪を引かれながらも、家を出る。

単なる外出!と周りには思わせないといけないので、ヘラヘラモードを保つように心がけた。
深刻になるのもイヤなので、入院中も努めてヘラヘラしていた。もっとも、なんとかなるだろう!とのほほ~んとしているので、たいした努力はいらないのだが・・・

9時40分頃、病院に到着。
入院受付に行くが、手続までに数人待ち。
ま、10時までに来たんだから、とやかく言われないだろう。

順番が回ってきた。
用意してきた、 
・健康保険証、健康保険限度額適用認定証 
・入院誓約書、入院保障証、診療費支払い保証証、個人情報保護証確認書 
・病衣借用書 
・診察券
などを手渡す。

「健康保険証と、健康保険限度額適用認定証は、コピーを取ってもいいか?」と聞かれたので、「どうぞ。」と答える。
待っていると、ファイルと渡され、入院する病棟と行き方を教えてくれる。  

「入院中、よろしくお願いします。」そう言った後、近くにあるエレベーターに乗り込む。
私が入院するのは、6階西病棟エレベーターを降りて、右側にナースステーションがあるらしい。
右と左・・・とっさにはわからないという妙な自信がある。
エレベーターに乗る前から、「右」を意識していたのだが、乗る前、体は北向き。 降りると南向き。 
案の定、エレベーターを降りると、「右ってどっち?」の心境になる。
でも、目の前にナースステーションがで~ん。
迷うことは、なかった。

「今日からお世話になるakubiです。よろしくお願いします。!」と、近くにいた看護師さんに声をかける。
この看護師さん、パッと見た感じは、宝塚の男役。
また滑舌もよく、行動もてきぱきとしていた。
「akubiさんですか?」と、リストをチェック?
「615号室ですね。こちらです。ご案内します!」と言って、先導してくれる。
部屋へはいるときにも、「今日から入院されるakubiさんです。よろしくお願いします。」
これは、どの看護師さんも、かならず紹介していたが、人の名前と顔を覚えられない私。聞いただけでは、誰1人覚えられなかったが・・・

ともかく、入院中はこの部屋で過ごすのだ。
回復室は隣の613号室だった。
私のベッドは、窓ぎわ。
ラッキーと呼ぶべき何だろうか?

この時、部屋にいたのは、この日退院する人と、午後から手術を控えた人。
とても、話をするどころではないので、黙々と持ってきた荷物を整理する。
片付けていると、お一人、入り口に近いベッドに来られた。どうやら、前日手術を受けた方。
問題がないため、回復室から歩いて戻ってこられたようだ。 

だが、この日一日、この中では私1人元気なので、場違いだな~と思っていた。

しばらくして、看護師さんが呼びに来た。
ディルームに行って、家族のこと、自分の性格、長所、短所、今服用している薬などを質問された。
自分の性格・・・長所、短所を含めて、マイペースなところとしか言いようがない。
その後、「入院生活のしおり」をもらい、詳しく説明してもらう。

この6階は、東病棟は産科、西病棟は、婦人科と消化器外科の女性・・・つまり女性患者オンリーなのだ。 
よって、入浴日は毎日9時から20時まで、1人30分ずつ。 
(8時にナースステーション前に、予約カードが置かれるので、希望する時間のカードを取る仕組み)
お風呂は予約制だが、シャワーは、予約不要で、13時~20時の間なら、いつでもオッケーだった。こ
の点は、すごくラッキーなのだが、産科と同じ階にあるのだ。
これから子宮・卵巣をなくす身に、妊婦さんがウロウロしている姿が目にはいるのは、どうなんだろうか?と疑問を持つ。
息子を産んだ県立病院は、産科と婦人科は別の階だったんだけどな。

その後、医事課の人から、病棟内を案内してもらう。
お風呂の場所、使い方、コインランドリー、トイレ・・・そんなに広くないので、あっという間に終わってしまった。
「なにかご質問は?」
別に・・・  何がわかって、何がわからないのかすら、わからないんだもの。

1時から、循環器内科の外来を受ける予定になっていたが、入院患者には、来て欲しい時間になると、外来からナースステーションに連絡が入るらしい。
予定より早い時間に、「循環器内科から降りてきて下さい、と連絡がありました。」とお声がかかる。
そうそう・・・と言われ、診察券代わりに「患者識別バンド」を手首につけてもらう。 
テーマパークでのフリーパスみたいな感じ。フリーパスと違うのは、氏名と生年月日、IDコード、およびバーコードが印字されていた。
手術後、点滴を受けるときですら、いちいちこのバンドと点滴パックに貼り付けられた名前とを照合していた。
医療ミスの防止なんだろうけど・・・

午後、主治医となる先生が、ベッドサイドになってきた。
昨日、電話をくれた先生ね!とおもったら、第1回目の貯血の時に立ち会った指導医の先生だった。
あら~と、驚く。
この先生、とても優しいしゃべり方で、いつもニコニコしている癒し系。 おまけにまだ若いので、後に同室の人たちの間では、「ぼくちゃん」とあだ名がついた。

最初に、昨日手術の説明時間の変更の電話を、急にしてきたことのお詫びを言ってきた。
そんな~~ 恐縮しますわよ。
こっちにしても、今日の時間の方が都合が良いんだから・・・

その後
「入院の診療計画について」と言う用紙をもらい、それに沿って説明してくれる。  
 病名について   子宮体癌 stage Ⅰa疑い 
 入院の目的    手術 
 病状について   不正出血 
 検査内容・日程  血液検査(6/29,6/30,7/2,7/5)
             レントゲン検査(6/29手術直後、7/2) 
 手術内容      単純子宮全摘術 両側付属器官切除 
 看護計画について 術前はオリエンテーションを行い、不安の軽減に努めます。 術後は、痛みのコントロールを行い、異常の早期発見に努めます。
 入院予定      約10日

 akubi: ふ~ん、10日ですか~
 Dr   : そう、今日から10日です。
 akubi: えっ! 今日から? 術後じゃなくって?
     そんなに早く、退院できるんですか?
  Dr   : はい。 出来るように頑張りましょうね。

全部で10日間の入院と言うことに驚いてしまっている私を残し、先生は去っていった。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 入院前日 | トップ | 手術の説明 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

入院~手術するまで」カテゴリの最新記事