あまぐりころころ

主に漫画やゲーム等の感想や考察を。
時に旅行記等も交えながらの、のんびりのほほんブログ。

『食戟のソーマ』第126話感想

2015-08-01 00:50:00 | 食戟のソーマ

 今日から8月!!
 受験生にとってもそうですが、私にとっても今月はちょっとした天王山だったり。
 野望達成の為に頑張りたいと思います!!



 そういえば、附田先生のツイッターに興味深いつぶやきが載ってましたね。
 それは、「少年ジャンプ漫画賞」についてのコメント。
 確かに漫画にせよ小説にせよ、「作品」というものは自分の“凝縮”のようなものですから。
 自分の好み、価値観、こだわり、思想、ありとあらゆる“自分”が反映される、一種の「鏡」のようなものだと私は思っています。
 だからこそ、「作者の顔が見える」作品は面白いんですよね♪(^^)
 そんな附田先生は●っ気が出てきてると・・・そうか、なるほど。

 じゃなくって!!

 これはつまり、附田先生はえりなが大好きという事ですね。(^^)
 そして勿論恵も。
 多分これは、附田先生にとってえりなはとても愛着が抱ける女の子(お近付きになりたい子)だということ。
 そして恵は理想そのものの女の子(お嫁さんにしたい子)なのだと思います。
 実際えりなと恵は附田ヒロインらしく、結構共通点がありますものね。

 二人とも、非常~~~にSっ気を煽らせてくれるというのが。(核爆ドッカーン★★★)


 ・・・ホントすみません。
 本編感想もジャンプ本誌に全然追いつけてなくて、重ねてすみません。





 週刊少年ジャンプ2015年33号掲載。
 掲載順第3位
 第126話 【屋台大作戦!】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、今回はセンターカラー。
 なんか久し振りな感じです。
 ここ最近は白黒の扉絵が続いていたからかな~。

 当のイラストはというと、リアルタイムが夏真っ盛りということを反映してかジェラートを食べているアルディーニ兄弟。
 う~ん、アイス食べたくなってきた☆





 そんな仲良し兄弟は、本編の方でも冒頭から登場です。

 日が暮れ、月饗祭第一日目の売り上げがエリア毎に発表されました。
 まずは目抜き通りエリアから。
 第3位は「丼研究会」。
 お~よくやった!
 小西先輩の言うとおり、廃部寸前の崖っぷち状態だった頃を思えば、今のこの繁盛振りは夢のよう。
 本当に立派な部になってくれたものです。(^^)

 第2位は「串打ち研究会」。
 おお~甲山先輩お久し振りです!!
 大したものですね!郁魅率いる丼研に勝つなんて!
 甲山先輩は人柄的にも気に入っていただけに、確かな実力者だというのをここで再描写してくれたのは嬉しかったです♪

 そして第1位は「出張版 トラットリア・アルディーニ」!!
 おおお~~~!!さすが!!!
 っていうか凄すぎですよタクミ!!
 だってアリス&葉山&黒木場も同エリアに出店しているというのに、彼らに勝つんだなんて!!
 月饗祭前に、創真に「以前のオレとは違う」と言っていたのは伊達では無かったんですね!

 ・・・って。

 ハイ?



 【東スポ号外記事】
 ~初日赤字の模擬店~
  幸平創真(ジャンル:中華)
  汐見ゼミ(ジャンル:創作カレー)



 なんてこったい。(/(^0^)\)


 創真だけでなく、アリス達もとは。

 お陰で、赤字を出してしまった学生が全員「秋の選抜」の本戦出場者という結果に★(しかも内一人は優勝者という始末)



 というわけで、揃いも揃ってえりなから叱られます(苦笑)。
 一年生陣のトップという立場もあるでしょうが、えりなは人一倍「伝統」とか「格式」とか「名誉」を重視する子だからね~。

 でも、恵には強く当たれず。
 ある程度の自信家ばかりが揃う遠月学園の中でしか同年代の子と接したことが無いえりなにとって、恵のような非常に素直かつ気弱な子は初めて出会ったタイプでしょうからね。
 そういう意味では、えりなにとって恵は創真と似た存在と言えます。
 ただ、創真に対しては第一印象の悪さや態度、そして考えの違いからマイナスなイメージですが、恵に対しては彼女自身が悪印象や反感を抱きにくい性格な分、プラスのイメージを持ってくれているのでしょうね。    


 汐見ゼミの赤字の原因は、他ならぬアリス。
 売り上げで補えないほどの発注ミスってどんだけ(汗)。
 このメンバーの料理なのだから、味は確かでしょうに。
 そういえばアリスは中等部二年から編入してきたわけですが、去年は面倒臭がってさぼったんでしたよね。
 つまりアリスも創真と同様に、月饗祭の出店は今回が初だったわけです。
 それがこうして見事に足を引っ張る結果になってしまったと。
 それにアリスって、興味の無い分野に関してはかなり適当そうだしな~。

 そんなアリスの勝手気ままさを黒木場に愚痴る葉山。
 でもさ。
 ミスを連発する「主人」の世話をしているのはキミも同じでしょ?


 自分のミスながらも、全然反省の色が無いアリス。
 同様に危機感の無い子がもう一人(苦笑)。
 
途中で場に現れた創真ですが、何やら野暮用があったとのことで・・・?

 そんな創真は皆に胡椒餅を御裾分け。
 というわけで、なんとなく気まずい空気が丸く収まっちゃいました☆
 創真の天然フレンドリーさって、マジで凄い。

 かくして、胡椒餅を
仲良く食べる面々。
 ・・・えりなは食べないのね。
 ( -.-) =з
 食べればいいのに。皆で、一緒に。



 そして話題は各自の売り上げに。
 えりなは2位とのこと。
 それを聞いた創真に「なんですその顔は!!」と怒るえりな。
 いや、創真のヘラ顔はいつものことでしょ?

 「目抜き通りエリア」の上位3店は上記の通り。
 一方の「山の手エリア」はというと、やはり十傑が上位を独占していました。
 そのランキングはというと。

 第1位・・・茜ヶ久保 もも(第四席)
 第2位・・・薙切 えりな(第十席)
 第3位・・・女木島 冬輔(第三席)
 第4位・・・紀ノ國 寧々(第六席)
 第5位・・・司 瑛士(第一席)
 第6位・・・斉藤 綜明(第五席)
 第7位・・・一色 慧(第七席)

 これ以下はやはり集客の難しいエリアとあって、これまで確かな実績を積んだであろう三年生達が名を連ねていました。

 席次順の結果になっていないのが面白いですね。
 1位の茜ヶ久保や5位の司を始め、他の十傑の面々がどんな店を開いているのかとても気になるところです。

 う~む、それにしてもやっぱりえりなは凄い。
 えりなの店は予約制だというのに第2位とは。
 それだけ裕福層の顧客を大勢持っているという事なのでしょう。
 しかも他の十傑勢を差し置いて。
 もうえりなは「十席」以上の実力を持っていると言えるのでは。

 凄いのは一色先輩も。
 料理単品は低価格だというのに、しっかり上位に入っているんですもの。
 それだけ集客力が圧倒的という事ですよね。
 相変わらず底の知れなさを感じる実力者だと思います。

 もっとも、これはあくまで初日の結果。
 最終的なランキングが大逆転する可能性も大いにあるわけですが。 



 えりなに、「胡椒餅あげるからお前の店で食べさせて」と言う創真くん。

いただきます。

ぜひいらしてください。

 こんなか~わゆい笑顔で差し出されたら、次元の壁をブチ壊してでも受け取りたくなるってもんですよ。(←←←)



 そして「中央エリア」の1位は久我の「中華研」。
 創真の屋台の順位はというと・・・・・・・・・・最下位。
 「昆虫食研究会」より下って・・・。

 でもってまるで他人事のようなアリスも最下位。
 「目抜き通りエリア」の店舗数は創真らの「中央エリア」より多いというのに・・・。
 私から言わせりゃあ、アンタ方の方が心配なんですけど。



 そんな他のエリアの様子も気に留めている創真に、そんな場合ではないだろうと言うえりな。
 中央エリアで久我に勝つことだけを考えなければと―――

 創真:「そう?」

 ごもっとも。( ̄ー ̄)ニヤリ

 あ~~~やっぱり創真とえりなは対照描写が凄く映えますね。
 個人的にここが今回のベストシーンです。


 とりあえず明日の準備もあるため、各自解散となることに。





 明日の仕込みの最中に、恵はある変化に気付きます。
 沢山余っていた筈の肉ダネが、全部使い切られていたのでした。

 更にその夜。
 創真が誰かと密談している様子を見かける恵。
 創真はその相手に鍵を渡し、何かを依頼していました。

 にしても。

 相変わらず恵のパジャマだっさいな~~~。(全世界の恵ファンの皆様ゴメンナサイ)

 いえ、きっとこれは佐伯先生が意図的にされていることだと分かってはいるんですが。

 田舎出身という背景を反映し、三つ編みおさげ&ヘアピンという「田舎くさい」キャラデザインな恵。
 そんな彼女ですが、髪をおろすと実は非常にルックスの良い子だというのが露わになるんですよね。それこそえりなに匹敵するぐらい。
 創真やえりなと違って内面的なギャップがあまり無い恵。
 そんな彼女にとって、この外見的なギャップの差は結構大事だと思っています。
 普段は三つ編みおさげにしているため問題なく(良い意味での)「ダサさ」が表現できるのですが、問題なのは風呂あがりや就寝時など、必然的に髪をおろしている時。
 そんな恵の「ダサさ」を維持するために、着用している服(パジャマ)をわざとダサいデザインにしているのでしょうね。

 ・・・ここまで言っといてなんですが。
 「ダサい」「ダサい」と言いまくってすみません、本当に。





 そして月饗祭は二日目へ。
 この日も「中華研」が独走状態でした。

 ただ、創真の屋台も前日から順位が上昇していました。
 どうやら、麺料理らしき新メニューが一品増えていた模様。
 その影響か、前日より客が増えていたそうです。

 きた。
 きた。
 きた・・・♪
 少しずつ、でも確実に近づいてくる。
 これが創真の「強さ」の真髄であり、最も恐ろしいところなんですよ♪


 昨日と同様に、夕刻になってから姿を消す創真の屋台。



 丁度その頃、中央エリアの片隅では、貞塚が店じまいをしようとしていました。
 郁魅との食戟で負けてどうしているのかと思っていたら、ここで店開きをしてたのね。


 そこに現れたのは―――

 屋台を移動している創真でした。

 

 


 

 

 

 

 誰かと会話している創真さん。
 屋台を引いてる創真さん。

 うん。

 完全に闇商人の図にしか見えません(滝汗)。

 我ながらとんでもない子に惚れちゃったもんだぜ☆




 創真&恵に続き、こっちも実力者チーム結成か!!と注目したアリス&葉山&黒木場チームでしたが、まさかの大ブレーキ展開になるとは思いもよらず。
 リーダーどころか、とんでもないお荷物になってるアリス。
 いや~~~見事なまでのトラブルメーカーですね。
 そんなアリスに手を焼きまくる葉山がもはや不憫に思えてきます。
 でもこのトリオの場合、シリアスに転ぼうがギャグに転ぼうが、どちらにせよ面白いことになりそうだからいっか☆(←)






 今回はかなり創真の動きの不透明さが見られましたね。
 それだけに非常に考察が捗りました♪
 さて、果たして創真は何を画策しているのでしょうか?

 とりあえず、創真は循環バスで帰路に就こうとしている客を捉まえて、リピーターと口コミを広げているのかも、という私の予想の確率は更に高くなってくれたように思います。


 ですが今回、創真の画策に関する“謎”がまた新たに三つ提示されました。
 
ひとつは、「創真が鍵を渡した相手」。
 これは多分美作なのでは。
 ほぼオールスター的な展開でありながら、いまだに美作だけはこれといった活躍の場面がありません。(扉絵などでちょこちょこと小さくは出演してたけど/笑)
 鍵のやり取り、というと思い出されるのがあの完全ストーカー行為(苦笑)。
 多分それは附田先生も狙っての事だと思います。
 その想起通りにするか、それとも敢えて外してくるか。
 附田先生の狙い通りになってしまっているとはいえ、気になるところですね。
 ま、私としても美作の活躍はぜひ見たいところですが。(^^)
 

 それでは仮に美作だとして、創真は何を依頼していたのかというと、屋台の増築なのではと思います。
 美作は見ただけで完全に再現できるという、飛び抜けたコピー能力の持ち主です。

 しかも料理以外の面でも手先が器用ですし(苦笑)。
 ただでさえ小ぶりな屋台ですし、美作程の腕前があれば一日二日あれば充分に組み立てることが出来そうな気がします。
 で、あの鍵は屋台がしまってある倉庫の鍵だった、と。
 連日満員御礼な久我の集客力を考えると、やっぱり屋台一台で挽回は苦しいでしょうからね。


 そして二つ目の謎は「新たに追加された麺料理」。
 これはひょっとしたら・・・。
 担担麺かも。
 私も調べて知ったんですが、担担麺って四川料理なんですね☆
 どうやら久我の店では担担麺は扱っていないようですし、これなら同じ土俵の料理勝負です!
 そして担担麺(ラーメン)もまさに、屋台の料理。
 小腹がすいた時に、または食事の〆に、相応しい品だと思います。
 おまけに担担麺なら、胡椒餅で用いた肉ダネを再利用できますしね。
 これで三つ目の謎である「売れ残った肉ダネの行方」の説明も付きます!

 しかも。
 日本の担担麺は日本独自の進化を遂げた麺料理なんですよ。
 そう。
 この品も、私が確信している「秋の選抜」の“裏テーマ”に合っているんです。
 これらを考えると、「担担麺」という考えはあながち的外れではないように思えるのですが・・・。はたして?


 事前に立てた計画だけでなく、開催中も対策を練り続けているに違いない創真。(肉ダネも練ってるし)(←バカ)
 「市場の動向を見極めて最善の手を最速で打ち続ける」

 そんな“商売の鉄則”をまさに実践しています。

 そして、上の言葉は叡山が口にしていた言葉でもあります。


 そんな叡山が、ランキングに載っていない。
 こういった営業関係は十傑の中でも抜群に秀でているはずなのに・・・。

 そして、私が危険視している小林竜胆も。
 ・・・これは・・・この先の展開に“暗雲”を感じずにはいられない・・・。(><;)





 今回さらりと創真の模擬店が赤字を脱出しなければ恵も揃って退学になってしまうと述べられていましたが、それでもこの件に関しては心配していません。
 創真が「なんとかなる」と言っていましたから。(^^)


 それに・・・。


 もし真剣に恵もろとも退学の危機に陥ってしまったら・・・。


 それこそ創真の“中枢”に触れることになってしまうでしょうから、ね。





 ともかく、
今は策士な創真様を堪能するとします。

 他の事を気にしてる場合ではない、というえりなの言葉に疑問符を返した創真。
 創真のその“返し”にえりなが見せた表情は、第33話で創真が「失敗したという「経験」は得た」と発言した時に見せたものと同じでした。
 
それは、考えたことさえなかった事を示唆された時の無垢な驚き。

 そう、創真にとってこの月饗祭は、久我一人との勝負ではないんですよね。

 創真はきっと十傑は勿論、全てのエリア、全ての店を視野に入れてこの月饗祭に挑んでいるのでしょう。

 


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