丁度材料も揃っていたので作ってみました。
ジャン!
はい、もろに『ソーマ』本編の影響です。
さすがに原作通りは難しいので、「麻婆麺」だけに留まりましたが(苦笑)。
味の方は勿論
ウマーーー♪♪♪
でしたよー。(>▽<)
さて、お腹も満たしたところで(笑)、本編感想にいきまっしょい!!
週刊少年ジャンプ2015年37・38合併号掲載。
掲載順第7位
第130話 【若き獅子たちの群れ】
わ~~~ここの創真の表情、クール・・・というより涼やかな表情でとても素敵v
[周到なる追跡(パーフェクト・トレース)]によって、創真と全く同じスピードで次々と料理を作り上げる美作。
やっぱり美作のコピー能力は凄い。
一日二日ほどイメージトレーニングするだけで、この道十年以上のプロである創真の動きを完璧にトレースしきっちゃうんだもの。
でもね。
創真大好きなんだけど。美作も好きなんだけど。
美作の加勢に感謝する創真。
創真としては美作があっさり協力してくれたことが少々意外だった模様。
そんな創真に、聞こえないよう小さく呟く美作。
「お前には・・・でかい借りがあるからなァ」
(^^)
そうだね。
美作だけでなく、恵も[心遣い(ホスピタリティ)]に基づいた実力をフル発揮。
恵のスタジエール先だった店の女将さんも創真と同様に、お客に100%満足して頂くことの難しさを説いていました。
そんな研修先の女将さんから学んだことを思い返し、恵は丁寧にかつ要所を抑えた接客をこなしていきます。
まあ、富田さんの持ち上げ方はちょい大袈裟に思えましたが(苦笑)。
そして北条に続き、恵の人脈がここでも登場。
全国津々浦々の提灯を引っ提げ、郷土料理研究会の面々が参上してくれます!
恵が主将に頼んでいたのが提灯だったとは。
これは全然予想出来なかったな~~~。
屋台にも一個付いていた提灯。それを日が落ちてからの照明代わりに用いたわけですか。
う~む、これはなかなか風情あるアイデアですね☆
そして何気に初登場となる、郷土料理研究会の主将さん。
優しそうな人ですね。(^^)
他の部員の方達も皆良い人そう。
研究会の模擬店の参加を断ってしまったというのに協力を頼んだことを申し訳なく思う恵でしたが、主将はちゃんと恵を信用してくれていました。(^^)
そして、そんな確かな人望を持つ恵の姿を、創真はちゃんと見ていました。(^^)
そうしてお客を次々と捌き続ける創真チーム。
・・・でしたが、ここにきていよいよ千人近くのお客を捌き続けるキツさが出てきてしまいます。
そりゃそうですよね。
スタッフが大勢いる久我の店に対して、創真の店はいくら美作が加勢してくれているとはいえ人数的にはたったの三人。
しかも三人とも、朝から不休で働き続けているのですもの・・・!(><;;;)
特に調理と接客の両方を担当している恵の負担は大きく、見かねた創真は田所のサポートに入ろうとします。(さり気にここの創真のセリフ、アニメのオマージュ)
でも調理の柱である創真が持ち場を離れてしまったら、一気に中華研との差が・・・!
とその時。
郁魅が助っ人に!!
丼研の模擬店の方は部員達に任せ、創真チームの協力に赴いてくれたのでした。
丼研ユニホームも郁魅風に着直して気合いも充分(笑)。
スタジエールで習得した火入れの技術を活かし、頼もしく胡椒餅を担当します!
おおー郁魅格好良い!!(>▽<)
美作に続く強力な援軍の登場に感動する富田。
ごもっとも!
・・・なんだけど~。
アンタも手伝ったらどう?
そしてまたもや現れる援軍!!
それはタクミ&イサミ!!
だから~~~。タクミく~ん、いい加減カッコつけるのはやめなさいってば。
空回るだけなんだから(大苦笑)。
創真に感謝されたいならもう少し素直になりましょう。60点。
それでも、何だかんだでタクミは創真も認めるライバルなわけで。
創真:「ついてこれっかぁ?」
タクミ:「愚問だな!」
佐伯先生、これを狙って創真に鉢巻き&前掛けを装着させなかったんですか?(きっと違うでしょうけど)
“黒”と“白”の対比になっててクソ格好良い・・・!!!(o(><o) (o><)oo(><o) (o><)o)
そしてタクミも創真に匹敵する「客商売のプロ」。
その長い現場経験で培った実力で、いとも容易く創真らの調理スピードについて行きます!
そんなタクミの実力に驚く美作。
他者と協力することで見えるようになったキミのトレース能力の凄さと同じですよ。
個人戦では見えない実力もあるという事です。(^^)
そうして数々の頼もしい援軍を得て、大繁盛し続ける創真の屋台。
掲げられた沢山の提灯に囲まれながら、笑顔で料理を楽しむ老若男女のお客達。
久我は察します。
創真は四日かけて、自分の店を今ようやく完成させたことに。
そして日が暮れ、放送される今日の売り上げ結果。
「中央エリア」の第2位は、中華料理研究会「久我飯店」。
ということは、勿論・・・!!!
!!!!!!!!!!
熱くって、爽快で、温かくて、清々しくって。
ああもう最高としか言えない。
正直、パズルのピースがピタッと合うような、考察面での爽快さは感じませんでした。
が!!
そんなの関係ねえ!!!
理屈を捏ねるのがアホらしくなるくらい、今回の展開にはもう大興奮!!
熱く勢い溢れた展開に、もうひたすらのめり込むのみ。
爽快なラストには、読んでるこっちもガッツポーズでした!!(o(>▽<)o)
「月饗祭編」がスタートした最初期に提示された問題点であった、人手の少なさ。
それがどういう風に解消されるのかが初期の心配点の一つでしたが、まさかの仲間達の自主協力!!
美作は模擬店を開いていない(=今回は十傑との勝負を視野に入れていない)ということから創真が協力を頼んでいても特に驚きはしませんでしたが、まさか郁魅やタクミまでが自分の店を離れてまで協力に駆け付けてくれるとは思いもしませんでした。
正直なところ、久我が中華研の部員達を鍛え上げている様子を見た時に少しだけ思っていたんです。
久我が部員達を“自分の特色”に染め上げているのなら、創真は“自分と違う特色”の料理人達を纏め上げて闘ってくれないかな、と。
ですが、この予想は敢えて書きませんでした。
第120話感想でも述べましたが、タクミ達とは「ライバル」なわけであって、少なくとも十傑との食戟が掛かったこの勝負で協力を頼むのはスジ違いだろうと思ったからです。
ですが、ごめんなさい。違いましたね。
彼らとは「ライバル」であると同時に、同じ荒野に足跡を刻む仲間でしたね。(^^)
煽り合いながらも、互いの実力は認め合う事になったタクミと美作。
友人として協力し合う恵と郁魅。
本来ならば彼らのこんな関係はきっと築かれることはなかったと思います。
そんな彼らを繋ぎ合わせてくれたのが創真。
繋がる絆の中心に位置し、味方どころか敵さえも惹き付ける存在。
こういうところが創真の天然カリスマ性と言えましょう。
さて、こうしてようやく完成した創真の“店”。
それはまさに月饗祭という「祭り」に相応しい雰囲気に包まれつつ、どんなお客も料理を楽しめる温かい店でした。
ここまで辿り着くまでに4日かかった創真の中華屋台。
その経緯を改めて振り返ってみたいと思います。
月饗祭が始まるまでの準備期間中は、北条の協力で屋台自体は用意したものの、後は店構えに関する準備は特に着手せずメニューの胡椒餅に用いる肉ダネのクオリティアップに専念した創真。
その理由は、創真は月饗祭は今回が初めてだったため。
「地獄の合宿」での朝食ビュッフェ課題や、「スタジエール研修」での四宮の店でのコース料理の経験を通して、“未経験”の怖さをよく分かっていたからでしょうね。
そのために、月饗祭を実際に体験するまでは料理の品質向上の方に力を注いだと。
そしてこの時点で既に、創真は総売り上げで久我に勝つことは妥協していたと思います。
「スタジエール研修」での三田村の店で創真が完全予約制を提案していた事や、今回恵が思い返していた女将さんの教えと同じで、今回の勝負における自分にとって比重の重いものと軽いものを選別したわけですね。
そういうわけで、創真は久我に「売り上げ」でなく「料理」で勝とうとしたわけです。
それと一緒に、勝負を掛ける日を終盤の土・日に絞ったと。
そして月饗祭第一日目。
ある程度の集客力や回転効率のある「胡椒餅」で挑むものの、あえなく敗北。
ただし。
ただ負けました、では終わらず、久我の店の様子を終始観察し、月饗祭全体の流れを把握。
そして売れ残った食材の再利用も兼ねて、日没後に屋台を移動させ無料試食を行い、実際にお客の要望を聞くことに。
そんなお客のニーズによって生まれたのが、「なんちゃって担仔麺」だったと。
二日目も引き続き、昼間は久我の店の観察&全体の流れの把握。
この日の夜間の無料試食の際に、逆転を懸けた新メニューのアイデアが浮かぶことに。
二日目の夜から三日目にかけては、新メニューの試作に尽力。
勿論昼間の営業中は引き続き観察を続行。
三日目の夜に、遂に「時限式麻婆カレー麺」が完成。
それに合わせ、屋台の周囲に設置するベンチ&提灯も取り寄せてもらう事に。
そして四日目。
これまで積んできたことを全て活かし、勝負に出たわけです。
まさに「動き続ける料理人」である創真らしいやり方でした。
メニューについては当初はそのチョイスに違和感を感じたものの、こうして見直してみると三品とも状況に上手く適応している品になっていることに気付かされます。
まずは胡椒餅。これはテイクアウト向きで、食べ歩きにも適している品。
次になんちゃって担仔麺。これは食の祭典ということもあり、ずっと食べ歩いてお腹がもたれ気味な人でも楽に食べられるという気の利いた品。
そして時限式麻婆カレー麺。これはまさにメイン。その香りと組み合わせによる強いイメージとインパクトで、お客の興味を引ける品。勿論ボリュームもあり、満足感も充分。
そしてこれら三品いずれも、胡椒の利いた肉ダネを用いているという“辛さ”の統一性があり、日本に関わりのある品になっているという見事なラインナップでした。
久我の店の問題点だった、客の回転の滞り。
その原因は有名故の繁盛振りということもあったでしょうが、久我の店が本格的な料理と店構えだったということも一因だったと思います。
久我の店は本格的な店構えということで飲食は完全に店内のみ。
なので勿論料理も最初から、店の外で食べることは考えられていない品でした。
だからこそ行列を溶かすためには、店内の飲食時間を制限するしかなかったわけです。
それに対し創真は、屋台という客が店外で食事する店舗形式を選んだことによって、行列の停滞という問題点を緩和。
メニューの方も胡椒餅はテイクアウト専門とも言える品ですし、担仔麺なども、ある程度は持ち運べる品ですよね。
つまり、お客は料理を受け取ったら、どこでも好きな場所で食べることが出来るという。
そのまま後ろのベンチで食べてもいいし、食べ歩きも可。
それに丁度良く、「中央エリア」には「憩いの広場」という、飲食も自由な広場もありましたし。(前回の冒頭参照)
店構え、料理の食べやすさ。その両方を自由な形式にすることによって、行列の解消率を久我の店より圧倒的に早くしたのでしょう。
ここら辺はかなりしっかりしたマーケティング理論が用いられているなあ~と思います。
久我は“料理を出すまで”の事しか念頭においてなかった。
それは自分の料理の力に客が悶える様を見るのが面白いという、自己中心的な考えでいたため。
対して創真は“料理が出されてから”の客の立場も念頭に置いていた。
そのため、客が料理を受け取った後、その場で食べるもよし、場所を移動して食べてもよしな胡椒餅を最初の品として選んでいたと。
うん!!
見事に創真は久我の「力」に「心」で勝ってくれました!!!(>▽<)
友人として。
ライバルとして。
そして仲間として。
集ってくれた仲間達と団結し、十傑八席に快勝した創真。
今回を読んで、やがて訪れるであろう団体戦に俄然期待が高まりました!!
もう一つの最高の形ともいえる勝利を収めた創真達でしたが、それだけに次回の展開がどうなるのか予想がつきません。
とりあえず無事赤字からは脱したでしょうから、創真と恵の退学の件については一安心ですね♪
逆に今回思いっきり顔に泥を塗られた久我。
多分今回の敗北のお陰で、久我と司の「約束」は叶わなくなってしまったんじゃないでしょうかね~。
彼らがどんな約束をしていたのかも次回あたりで明かされることとなるのでしょうか。
そんな久我は創真達1年生とも「料理で何か一つでも自分に勝ったら食戟を受けてもいい」という約束をしていたわけですが、きっと創真は今回は辞退することでしょうね。
今回の勝利は創真一人の力ではなく、多くの仲間達の協力があったからこそ手に出来たものですから。
創真はそういうスジはちゃんと通す子ですしね。(^^)
それに、久我に自分達1年生を眼中に入れさせるという最大の目的は達成できましたし♪
・・・まあ・・・、そう予想するからこそ、代わりにえりなが久我と食戟するという可能性があるわけですけども・・・。
他にもアリス達がどこまで挽回したのかも気になりますし、他の十傑達の成績も果たしてどうなっているのでしょうか?
そして叡山や小林竜胆の動向は?
なんにせよ、月饗祭はまだ終わっていません。
残すところあと一日。
果たしてどんな展開が待ち受けているのでしょう?