あまぐりころころ

主に漫画やゲーム等の感想や考察を。
時に旅行記等も交えながらの、のんびりのほほんブログ。

『鬼滅の刃』第185話感想

2019-12-07 23:50:00 | 鬼滅の刃

 いくらショックだったとはいえ、前回はあまりにも更新がギリギリになってしまったなあ~と反省。
 『鬼滅の刃』は漫画としてロジック(論理)系かセンス(感覚)系かのどちらかといえばセンス系と私は考えているので、感想内容もあまり考察を入れず直感優先に書こうと思っています。
 だからこそなるべく早めに記事を書き上げたいのですが・・・。
 師走に入ってしまい、それも難しい今日この頃。
 う~ん、よっぽど休みの日がタイミングよく当たらない限り、当面の間更新は週末になってしまいそうです(無念)。


 それでは今回もちょっとだけ他ジャンプ作品の感想をば。
 【僕たちは勉強ができない】
  予想的中だけど苦笑い。
  でも最後にはうるかも頑張りました!(^^)
  ポケチョコの件が予想外の伏線になっていてビックリ&感心。
  それはとても良かったんだけど・・・
  結局他所から茶々入れられてお流れかい(怒)。
  私こういうのかなり嫌いなんですよ。読んでて凄いストレス。(だからこそ、そんなストレスを一切感じない『ゆらぎ荘』は本当に秀逸☆)

 【夜桜さんちの大作戦】
  これはまた権平先生の好み丸出し(と思われる)なキャラが出て来たなあ~。
  前作の『ポロの留学記』でも同タイプのキャラがいましたものね。
  まあこれは考えようによっては、六美を守ってくれる存在が増えたってことでいいのかな?(太陽の苦労は増えるでしょうが/大苦笑)
  あと、殺香による太陽の魅力語りに六美が同意しているシーンが良かったです。私も分かる。(^^)

 

 

 

 

 週刊少年ジャンプ2020年1号掲載
 第185話 【匂いのない世界】

 

 

 前回で炭治郎がかつてないほどの窮地に陥ったことで、果たしてどんな方法で彼が助かるのか巷で大きな議論になっていましたが・・・
 初っ端からその方法が開示☆

 あ~~~やはり大方が予想なされていた通り、禰豆子の『爆血』による解毒となりましたか。
 まあ、栗うさぎも“公”の考えから禰豆子による解毒の可能性は低いと述べましたが、“私”の考えならばこの手段に至って納得ですけども。(^^)

 た・だ・し。
 禰豆子が炭治郎の元へと向かうということは、鬼舞辻に捕まる危険性が激増するということ。
 鬼舞辻が日の光を克服してしまうという絶望展開になってしまう可能性が高まってしまったということです。
 なので少なくとも誰か一人からは叱責される覚悟をしておくべきでしょう。  


 それにしても炭十郎が禰豆子に語りかけてくるのはこれが初ですね☆
 炭十郎との“繋がり”の描写はこれまでずっと炭治郎のみでしたからね~。
 これを私は父という「男性」としての相互性から炭十郎は炭治郎に、母という「女性」としての相互性から葵枝は禰豆子とのやり取りが多めだったと考えていたのですが・・・、今回の状況を考えれば確かに適役なのは炭十郎です。
 これは個人的なイメージなのですが、母親は「子供をそのまま受け入れ包み込む」のに対し、父親は「子供が“外”へと進むのを促す」存在なので。

 そしてもう一人の“父親”も、禰豆子が炭治郎を助けに向かうのを止めないでくれたというね。(^^)

 

 

 こうして禰豆子は全力疾走で炭治郎の元へと急ぐのですが・・・
 当の炭治郎はというと・・・

 

 

 

 

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
 や゛め゛て゛や゛め゛て゛や゛め゛て゛や゛め゛て゛や゛め゛て゛や゛め゛て゛
つ゛ら゛い゛つ゛ら゛い゛つ゛ら゛い゛つ゛ら゛い゛つ゛ら゛い゛つ゛ら゛い゛

 

 

 

 

 涙はホントやめてください。
 辛さを更に追加してくるのはもうマジで勘弁してください。
 見方を変えればまだ炭治郎に息があるということなのですがね。
 でもでもそれでも・・・!!!!!
 ああもう吾峠先生のワニ!!!(精一杯の悪態)
 

 

 

 その一方で柱達は三人掛かりだというのに、鬼舞辻の息つく暇さえ与えない攻撃を前にして炭治郎の元へ駆けつけることさえ叶わず。
 この戦いが始まった頃は一対多数はちょっと不平等なのではとも思ったのですが、そんなの気にする必要なんてありませんでした★

 義勇さんは折れた刀を他の水の呼吸の剣士の刀と交換しようとするものの、それすら出来ません。
 確かに。単行本17巻のおまけページにもあった通り、水の呼吸は最も多くの剣士が使っているので探せばすぐ見つかりそうですものね。
 ただ・・・鬼舞辻と渡り合うためには、やはり義勇さん自身に向けて作られた刀でないといけないと思います。
 そのためにも、早く義勇さんに刀が届いてもらいたいところなのですが・・・。

 

 そんな激しい攻防に晒され続け、遂に柱達は全員鬼舞辻の攻撃を受けてしまうことに!
 うあああこれはヤバい辛い。
 隊士達があれほど犠牲になって庇ってくれたというのに・・・。
 改めて思いますが本当に鬼舞辻の攻撃は厄介極まりないですね。一撃喰らっただけで赤信号が点滅してしまうんだなんて。

 一応幸いなことに、“痣”を発現している者は即死しない模様。
 そっか、だから炭治郎もまだなんとか死んではいないんだね。

 ん?でもそうなると伊黒の場合はどうなるんでしょう?
 包帯で隠れている所にでも既に痣が出ているのでしょうか?

 

 ただでさえ劣勢だったというのに、攻撃を喰らってしまった事で一気にピンチに陥る彼等でしたが・・・そこに助けに現れたのは!!
 悲鳴嶼さん!!(待ってたぞーーー!!)

 そして悲鳴嶼さんに続いて現れたのが不死川!!
 玄弥との別れに直面しても、また立ち上がってくれたことに感謝。
 でも、表情や目には空虚さが・・・。
 果たして彼の空虚は今後埋まるのでしょうか。埋まるとするならば一体誰が埋めてくれるのでしょうか。
 ここはやはりこれまで良くも悪くも縁を重ねてきた水の兄弟弟子コンビ(炭治郎&義勇さん)だと思います。
 義勇さんの炭治郎への思いを見て、自分の玄弥への思いと重ねるんじゃないかな・・・と。
 そして、「弟」を守る事を義勇さんに託すんじゃないかな・・・と。

 それにしても不死川の知能戦法にはビックリ。
 あの瓶の中身は油だけでなく、お酒もあったと思われます。
 一体そんなのどこから・・・と思いましたが、そうか!ここは市街地ですものね!!
 市街地ならば油やお酒は屋内を探せば十分あり得る物ですもの!
 早速周辺環境を活用してくれたことにワクワク♪
 しかもどう見ても不利な場所としか思えなかっただけに、有利な点として活用してくれたことにより一層ワクワクでした♪
 これで時代が時代だったならガソリンをかけるという策もあったのですがねえ~。(←物騒極まりない)

 

 こうしてようやく現在の柱達が集結!
 ここからどう鬼舞辻と渡り合うのか注目です。
 ただ、義勇さんら三名は既に毒攻撃を受けてしまっているため、早急に禰豆子の処置が待たれるところ。
 悲鳴嶼さんのタイムリミットも心配ですし・・・。
 何より、鬼舞辻はいまだに血気術をほとんど使っていないというのがね・・・。
 懸念材料は尽きません。

 

 

 そんな様子を少し離れた場所で見ていた人物が一人。
 それは村田さん!!
 良かった!村田さんも無事に無限城から脱出できていたんですね!
 でも・・・あれ?一緒にいた筈の善逸達がいない?
 外に弾き飛ばされた時に離れ離れになってしまったのでしょうか?

 村田さんもまた、鬼に家族を殺されていた身の上でした。
 憎しみのままに鬼舞辻に特攻しようとしたその時―――

 村田さんの名を大声で呼んだのは義勇さん!!

 ここのシーン、村田さんと同様に私もちょっと感動しました。
 普段は非常に寡黙で人前で叫ぶことなんてほとんど無いような人なのに、これほど直情的に炭治郎の救助を頼むなんて。
 村田さんと義勇さんが同期というのは公式ファンブックで知っていましたが、ちゃんと村田さんの名前を憶えてくれていただなんて。
 場面としては割と雛形的でありながらも、義勇さんのこれまでのキャラクター像を振り返ればこのワンシーンは非常に熱かったです。
 それにしても、やっぱり義勇さんは炭治郎が関わると言葉が足りるようになってくれますね~。
 やっぱり好きです水の兄弟弟子コンビ。(^^)

 そしてすぐに私怨を収め、義勇さんの頼みを聞いてくれた村田さんはやっぱり良い人。
 この人も絶対に最後まで生き残ってもらいたいです。

 

 

 村田さんに励まされながら運ばれる炭治郎。
 その瞼は閉じられ―――
 (眼を閉じてくれたことにほんのちょっぴり安堵。やっぱり白目状態は見てて辛すぎる。)

 

 

 

 

 

 

 炭治郎の眼に映ったのは、一面の青空。

 

 あ、また炭冶郎の過去の回想?

 

 と思いきや。

 

 あれ?なんか違う?

 あれ?額が?

 あれ? あれれ???

 

 この眼は・・・ 炭吉?

 

 

 え~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!
 ここで「記憶の遺伝」再来ですか!!

 今回のサブタイを見た時は、「「透明な世界」の次は「匂いのない世界」?なんかどんどん無機質な世界が登場してきてるな~。」なんて思っていたのですが・・・そういう意味だったとは☆☆☆

 「記憶の遺伝」による過去の追体験は第99話以来ですが・・・

 

 

 実は私、あのシーンすっっっごく印象に残っているんですよ。

 

 

 あの時の炭治郎がね。
 涙を零して目覚めたあのシーンがね。

 なんかもう、すっごく切ないというか!
 すっごく儚いというか!
 すっごい庇護欲駆られたというか!
 すっごい胸キュンというか!(←殴)

 不思議さも相まって、とにかく強く印象付いたんですよね。この「記憶の遺伝」は。
 未だに何度も読み返しているぐらいです。

 しかも今回は、あの時より更に強く炭治郎と炭吉がリンクしている模様。
 これは次回どんな展開になるのかめっちゃくちゃ気になります!!!(><)

 

 

 


 

 

 

 今回の展開に、ネット界ではまた新たな予想や考察が賑わいを見せていますね。
 禰豆子参戦がほぼ確実になったことで、鬼舞辻が日光を克服してしまうのではと危惧する意見が多く見られますが、今回の内容を見て、私としては「それは大丈夫かな」と思えてきました。
 何故なら、親方様が「大丈夫」と仰ってくれていたので。(根拠なき信頼)  
 それに同期組も近くにいるならば、きっと禰豆子を守ってくれるはず。
 特に善逸は普段はあまりにもアレでアレというアレすぎる奴ですが(←)、禰豆子を守ってくれるという点では絶対の信頼がありますから。

 ただ・・・。

 鬼の日光克服という点では、禰豆子の他にもう一つのキーアイテムがあるんですよね。
 それが「青い彼岸花」。
 この懸念材料については、また改めて考察記事にしたいと考えています。

 

 

 そして、炭治郎だけでなく義勇さんら柱達も被毒してしまった事によって、より一層禰豆子の『爆血』に期待が掛かることになったわけですが・・・簡単に安心させてくれないのがこの『鬼滅の刃』という作品の怖いところ。
 なにせ今の禰豆子は「人間に戻る薬」を服用している状態なのですから。
 今までは『爆血』によって血を消費しても眠ることで回復していました。
 ですが、今の状態の禰豆子が『爆血』を多用した場合・・・
 命が危なくなるという可能性も危惧しておいた方がいいかもしれません。

 

 

 そしてもう一つ。
 今回のラストを締めくくった「記憶の遺伝」による過去の追体験についてですが、この追体験で炭治郎は縁壱からヒノカミ神楽の「拾三ノ型」を教わるのではないかという予想も多い模様。
 これについては、私はこう思っています。
 「それはない」と。
 ヒノカミ神楽の「拾三ノ型」についても、「青い彼岸花」と同様に考察記事にして別に書くつもりです。(もったいぶらせてすみません。もっと時間があれば・・・。)
 私が今回の追体験で期待しているのは、どういった経緯で“約束”が交わされたのかが明らかになること。
 以前の追体験では自分の事を後世に伝えようとする炭吉の提案を断っていた縁壱。
 それが何故、自分の耳飾りと技(日の呼吸)を竈門家に継承するに至ったのか。
 そこをぜひ知りたいところです。

 

 


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