あまぐりころころ

主に漫画やゲーム等の感想や考察を。
時に旅行記等も交えながらの、のんびりのほほんブログ。

『食戟のソーマ』第128話感想

2015-08-10 10:30:00 | 食戟のソーマ

 

 

よっしゃあぁぁぁ
!!!!!!!!!!




 今週の『ソーマ』はもう、この一言です!!
 すぐにでもアンケートハガキに一位と書いて投函したい気分!!


 そして実は今日、もう一つよっしゃあ!!!な出来事があったり。
 それについてはまた明日♪





 週刊少年ジャンプ2015年35号掲載。
 掲載順第6位
 第128話 【死角】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 月饗祭も三日目に突入。

 料理だけでなく、色々な催し物も行われている月饗祭。
 子供向けのものから、マニアも喜ぶジャンルまで。
 『包丁君味郎』って・・・きっと『包丁人●平』のオマージュですよね~。(確かにこの作品にとって『包●人味平』は大先輩ですが)
 でもってこの漫画喫茶、丸井が所属している「宮里ゼミ」からの出店になってるとは芸が細かい☆(ちょっと「宮里」の文字が強調線で隠れちゃってるけど)

 そして憩いの場もちゃんと用意。
 まさに絵に描いたような仲睦まじいご家族だこと。(^^)





 交代で休憩となった吉野と榊は、創真達の屋台へと。
 彼らの状況はというと、『なんちゃって担仔麺』のお陰で少しずつ売り上げは伸びていっているものの、初日のマイナス分が大きすぎたためまだ赤字からは抜け出せていませんでした。

 前日遅くまで試作をし、疲れの色が見られる創真と恵を心配する榊。
 創真も折角の学祭なんだからと、恵に休憩を勧めます。
 いたわりか。(T‐T)
 ヘラヘラ笑っときながら思い遣ってくれてるのか・・・!
 この天然ジェントルマンめ。



 そんな創真の気遣いもあって、恵は吉野や榊と一緒に休憩へ。
 とそこに、またもやってきたちょっかい野郎久我。
 敵に胡椒餅を勧める創真も創真だけど、チャラく断る久我も久我だと思う(笑)。

 初登場時から耳障りに「廃止」をまくし立てていた久我でしたが、遂にその嫌味をフル発揮。


 あ~~~~~~~~~~・・・。


 殴りたい。(-_-#)





 そんな久我の煽りにも乗らなかった創真。
 本っっっ当に煽り耐性高いよね創真って。(めっちゃ感心)
 




 「麻辣味」が圧倒的に足りないため、久我の麻婆豆腐には絶対に勝てないとえりなに評された「ゆきひら」の麻婆豆腐。
 ですが、辛味が強くなかったのは、地域の常連客皆が楽しめる味を城一郎は目指していたからでした。
 
というわけで、城一郎の料理が久我に負けている訳じゃない、と凄む創真さん。
 創真がこれほど露骨にムキになるのは珍しいですね。
 でも確かに、これまでずっと城一郎を超える料理人になることを目指してきた創真にとって、城一郎の料理は特別なわけで。
 その料理が否定されることは、実家の店を侮辱されることと同じくらいプライドに障ることでしょうからね。

 城一郎の料理、ひいては「ゆきひら」の料理が久我の料理に負けていない事を証明するためにも、久我の看板料理である麻婆豆腐に「ゆきひら」の麻婆豆腐で勝負を懸けることにした創真。
 「ゆきひら」の麻婆豆腐に、創真なりの発想を乗せることが出来れば勝機はあるはず・・・!



 その「発想」については、漠然とではあるものの既にイメージはある、と昨晩恵に話していた創真。
 その他にもう一つ、創真は恵に言っていました。
 中華研は、店として全て100点満点だと思うか?と。

 ・・・なるほど。確かに。 





 中華研を見つめ続ける創真。

 その眼が・・・

 

こあい。




 久我の嫌味に対して暗黙を貫いているだけに尚更怖い。

 虎視眈々と反撃の機会を狙う獣の眼ですよ~~~(超滝汗)。





 そして3日目の月饗祭も終わり、前日に続いて夜中まで試作に励む創真と恵。
 そうして遂に新メニューを完成させます!
 勝負を仕掛けるのは明日・・・!!





 翌日。月饗祭四日目。

 前日も売り上げの首位だった中華研。(きっと「中央エリア」では首位独走状態でしょうね)
 月饗祭も残すところ二日となり、何かを確信したような眼差しを見せる久我。
 それは多分、司との「約束」についてでしょう。


 そんな折、中華研の向かい側には大きな変化が。
 創真の屋台の前には多くのベンチが並べられていました。
 そういえば初めて屋台を引いてきた時から創真は周囲にベンチの設置を欲しがっていましたものね。
 ここにきて、それを実行してきましたか。

 ちなみにこれらのベンチは地元の商店街から借りた物でした。
 お久し振りです、富田会長さん☆


 お礼にと、富田さんに一品振る舞う創真。
 その品を作っている創真に、ま~~~た久我は嫌味を言ってきます。
 ホントにあんた暇なの?(怒)



 これまで久我の嫌味に対し、黙っていた創真。

 で・し・た・が・・・♪



 「店を構えての客商売に関しては・・・ 俺の方が先輩より十年ほど先輩っすよ

 

 

 

イケメンだ!!!

 

イケメンがここにいる!!!

 

 

 

 陰険な久我の煽りに対し、創真のこの超爽やかな返し様・・・!!(悶)
 とても7ページ前の超デンジャラスな眼差しをしてた人物とは思えない。(←←←)


 そんな創真の一撃必殺な煽りに遂に久我の嘲笑が消し去られました。
 わーいわーい♪やーいやーい♪(←大人げない)





 そして創真が作り上げた品は・・・麻婆麺!
 麻婆麺かあ~。高校の調理実習で初めて食べましたが、あれ本当に美味しいですよね~。(^¬^)

 ただ、創真の麻婆麺は、麺の上に麻婆豆腐だけでなく大きな肉玉が・・・!!
 その肉玉が創真の“発想”に違いありませんが、果たしてどんな工夫が込められているのでしょう?


 
 

 


 

 

 

 さあ準備は整いました!!!


 逆転の鍵となる新メニューも、これまで張ってきた伏線も、そして溜まりに溜まった鬱憤も(笑)、遂に大解放の時を迎えましたよー!!(><)



 麻婆麺の工夫もさることながら、気になるのはこれまで張ってきた「集客のための伏線」。
 創真が鍵を渡した相手、沢山用意したベンチ、そして今回また新たに恵の人脈を通して何かが用意される模様です。
 どうやら「郷土料理研究会」に関わりのある物品のようですが・・・う~むむむ?

 ひょっとしたら今回の集客の“鍵”は、料理以上に「コミュニケーション(客同士、そして店主と客との)」かもしれませんね。
 久我の店を訪れるお客は、久我の料理に没頭し無我夢中になってますが、その反面、お客同士の会話ややり取りがほとんど見られません。
 対して(夜間営業の様子の限りでは)、創真の屋台は作り手と買い手がコミュニケーションを交わし、また、お客同士も笑顔で会話しながら共に料理を楽しみ合うという、とても温かい雰囲気が作られています。
 いわば、「力」の久我に対し、創真は「心」。
 これが前回感想のラストで私が久我に反論させてもらった点です。

 そういった「コミュニケーション」の広がりが「リピーター」となり、また、「口コミ」にも繋がっていってくれると。

 そうなってくると、創真の鍵の受け渡しの件も最初の考察とは違って単なる「増築」ではないかもしれません。
 そして恵が郷土食研究会の主将に頼んで取り寄せてもらう物も、「お客同士の交流」を助長してくれる物なのでは。


 今回の章はかなり読者への考察部分が多く提起されているだけに、創真&附田先生による“解答”が大変楽しみです。
 個人的には「なるほど!!!」と強く納得できる着目点を期待したいところですね。





 今回「嫌な奴指数」MAXとなった久我。
 だからこそ、次回創真に大反撃を喰らう事が決定となりました(笑)。

 創真の主要なライバルになるキャラはどこかしらにえりなのファクターを持っていると感じている私。
 久我は基本的に創真属性のキャラだと思っていますが、ようやく今回で彼のえりな属性の部分をはっきり察知。
 それは物事を一方的に「撤廃」するところ。
 えりなは偏見的に物事を「切り捨てる」子です。
 そのファクターを少し変え、久我のキャラクターに取り入れたのでしょう。
 中華研を四川料理特化に塗り替えたのも、そういう考え方の持ち主だからこそなのでしょうね。










 それにしてもまあ・・・。



 今回啖呵を切った創真が、ね。

 

 

イケメン度臨界点突破。






 これがもう。

 まったく創真って、ダークネスな演出が凄まじく似合う一方で、シャイニングな演出も滅茶苦茶似合うよね。
 しかもどちらもべらぼうに格好良いときたもんだ☆
 これが「幸平創真」という人物のキャパシティの大きさでもあるんだよなあ~・・・。

 演出面だけでなく描写的にも、創真はシンプルさと華やかさのギャップが素晴らしく魅力的に発揮されていると思います。

 その点においても、佐伯先生は本当に大成功させたな~とつくづく感嘆するばかり。





 創真は当然でしょうが、私としても久我のこれまでの嫌味には鬱憤が溜まりまくっていただけに、ラストの創真の“返し”にはそりゃ~も~胸がすく思いでした♪♪♪
 「客商売に関しては自分の方が十年先輩」というこの言葉。凄く良かった。
 何故なら、絶対に事実だから。
 だから久我も何も言えなかったのでしょう。

 創真がこう言えたのは、これまでの三日間ずっと久我の店を見てきたからこそ。
 月饗祭は初めてで、編入して半年の新参者である創真。
 だからこそ。
 見続けたわけです。
 月饗祭の実際の雰囲気を。
 客層を。
 敵陣の状況を。

 下手な反論はせず、ひたすら相手を見続け、推測し、考察し続けたうえでの“返し”。
 “地盤”がこういう風にしっかりしているからこそ、創真の発言は大きな説得力があるんですよね~。
 
 第4話でえりなに対して放った啖呵を想起させるのもまた味わい深いところ。
 まさか「地獄の合宿編」や「秋の選抜編」だけでなく、こんなに初期の事柄とも絡めてくるとは・・・!
 凄く良い意味で原点回帰といった感じで、私としても振り返るのがとても楽しいです。(^^)
 


 「それに・・・言ったでしょ 「料理で勝つ」ってね」
 この畳み掛けもこれまた良かった!!
 第121話で創真が久我に言った“言葉返し”を更に重ねてくるとは!やるなあ!!
 初期から無類の口の達者さを誇っているというのに、尚も口が巧くなるなんてヤバすぎますよ!!(笑)


 ・・・「料理で勝つ」といえば・・・。
 これまでの展開の中で、創真は二度ほど「言い直し」をしてますよね。
 まずは上記の発言。
 最初は久我に“売り上げ”で勝とうとしていたものの、中華研の規模を知って、“料理”で勝つと訂正していたことが一つ。(まったく創真は頭が回るというかハッタリが上手いというか・・・/苦笑)
 そして二つ目。これが個人的に気になっているところ。
 前回、城一郎が久我の麻婆豆腐に勝てないと評される品を「ゆきひら」で作っていた事に対して、言いかけていた言葉。
 その理由は今回説明されてはいましたが、私としては前回のあの時創真が言いかけた言葉とは違っていると感じています。
 細かい部分なのですが、あの時の創真の口調は彼にしては珍しく歯切れの悪さを感じたこともあるので。
 至って個人的な見解ですが、やはりあの時創真は母親に関する事を話しかけていたのではないのでしょうか・・・?





 “溜め”が長かっただけに、効果も倍増しに感じられた創真の“言葉返し”。
 加えてもう一つ、創真は意味深な発言をしていましたね。 

 
 「中華研は本当に何から何まで満点な店なのか?」

 創真が見つけた、中華研の「死角」。
 それが次回明かされそうですね。

 

 


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『食戟のソーマ』第127話感想

2015-08-05 23:00:00 | 食戟のソーマ

 先月末に、モノは試しということで「パソコンメガネ」なるものを買ってみました。
 ブログ更新等のため色々とパソコンに向かう時間も多いので、負担軽減の一つの手かな、と思い・・・。
 かなり安価な品だったのですが、これが結構掛けた時と掛けない時の差がハッキリ☆
 パソコンからって、こんなにもブルーライトが出ていたんだ~(驚)。
 これで更新作業も大幅にアップ・・・してませんねスミマセン。


 アニメの方の『ソーマ』は今丁度「商店街復興編(唐揚げ編)」をやっていますね。
 その事についての附田先生のツイッターに爆笑。
 一色先輩の“伝説”がまた増えた・・・(笑)。


 今週号の「ソーマ」はというと・・・。

 ・・・・・・・・・・え~っと・・・・・・・・・・。

この湧き上がる複雑な感情はどうすれば???

 嬉しいやら面白いやらムカつくやらで超複雑です、ハイ。

 料理の方は期待通り驚きの品でした!!(予想は大外れでしたけど/苦笑)
 なるほど、これは第127話で提起された課題にこれ以上ないくらいドンピシャですね!!

 というわけで、いってみましょう!





 週刊少年ジャンプ2015年34号掲載。
 掲載順第1位
 第127話 【月光のささやき】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おお~~~!!
 久し振りに掲載順1位です!!
 この回は第123話【辛さを恐れず】ですね。
 うん、超納得。
 あの回はひっさしぶりに創真の凶器な料理が大暴れでしたからね~。(爆&爆)
 良くも悪くも創真はカオスな料理を作ってナンボですよね、ほんと。
 勿論それだけでなく、各キャラそれぞれの“らしい”言動に対する創真のボケ&ツッコミも満載で本当に楽しい話でしたもの♪





 さてさて、ほとんどの模擬店が店じまいした夜間に、屋台を移動させて何やら動いている創真。
 今夜は恵も一緒に同行のようです。


 ただの目撃者で終わるかと思っていたら、がっちり貞塚は創真と交流。

 大分前の事ですが、覚えておいででしょうか?
 第52話感想での私の独り言を。

 ・・・・・・・・・・。

 やっちまった!!!!!

 やっちゃった!!
 いいんですか附田先生!?
 どーなってもわたしゃ知りませんからね!!(←そこまで言う)


 話題に出ていた「キビアック」とはどういうものかというと・・・。
 イヌイットやエスキモーといった北極圏の民族に伝わる、伝統的な発酵食品。
 海鳥をアザラシの中に詰め込んで、二ヶ月~数年間地中に埋めて作られる。
 現地では誕生日やクリスマスなど、祝宴の席でよく出される。
 ちなみに食べ方はというと、総排出口に口をつけて液状になった内臓を啜るとのこと。肉は勿論、歯で頭蓋骨を割って中身の脳みそも食する。
 
これもまた、「シュールストレミング」や「くさや」と同様に世界の異臭料理として有名。


 ・・・・・な、なんか眩暈が・・・(滝汗)。 

 それと「シュールストレミング」については、既に第51話感想で説明したので割合。


 スタジエールで新戸と親しくなった創真に対して貞塚がどう思うかちょっと心配でしたが、意外とすぐ許してもらえて一安心。
 やっぱり、非常に特殊な料理スタイルだけに理解者が全くいなかったであろう貞塚にとって、自分の考えに賛同してくれた創真は友情的好意を抱ける存在になってくれた模様です。(^^)

 それは喜ばしい事なんだけど。

 ナレーター:出会ってはいけない二人が出会った瞬間である

 (^^;;;A)ナニモイエネエ



 創真が夜な夜な屋台を引いて行なっていた事は、無料試食。
 直接お客の反応や意見を見聞きすることで、新メニューの考案もしていたのでした。

 お客の声から前日に生み出されたメニュー。それが『なんちゃって担仔麺』!
 謎の
麺料理の正体は担担麺ではなく、担仔麺でしたか!
 残念!!一文字違い!!(←)
 でも「担仔麺」なんて料理、知らないし。(っていうか、よく創真知ってたね)
 貞塚は「秋の選抜」で東南アジアの麺料理をベースにした『漆黒のラクサカレー』を作っただけあって、すぐに思いついていました。
 郁魅も『トンポーロウカレー丼』を作った経験を基に創真にアドバイスをしていましたし、きちんと各キャラクターが過去の料理経験を活かしていますね。
 これは上手い役回りです。

 胡椒餅の材料を担仔麺に再利用という予想はほぼ当たり。やったぜ☆

 担仔麺は「食巧不食飽(シーチィアオブーシーバオ)」を念頭に作られた料理とのこと。
 これは冒頭でも述べた、アンケート1位を獲得した回である第123話で語られていた
 四川人ブーパーラーとか
 湖南人ラーブーパーとか
 貴州人ピーポーパー(←ん゛?)
 を反映していますね。
 そしてこの「食巧不食飽」はまさに、毎日食べても飽きない味を基本にしている「定食屋の味」と同じ理念。
 
なるほど・・・!いたく納得です!!


 勿論担仔麺だけでなく、胡椒餅もお土産にもどうぞ、とアピール。  
 相変わらず良いお兄ちゃんな創真くん。(^^)
 相変わらず良いお嫁さん(笑)な恵ちゃん。(^^)
 二人の屋台をお客さんが取り囲んでくれている風景が、もはや将来の「ゆきひら」の風景にしか見えません。(⌒⌒)

 お客が集まってくれたのは嬉しいけど、無料だから意味無し・・・、と残念がる恵。
 ・・・そうかな?(^^)
 この反響は、大きな波紋になると思いますよ♪



 そうして実際にお客の反応を見た創真と恵は、自分達の品に足りないものを考えます。
 そうやって出した現状突破のヒントは「味の強いイメージ」と「辛味から客の興味を引き剥がせるようなインパクト」。





 創真と恵が共に試行錯誤している一方、同じく赤字脱出を図る汐見ゼミの方はというと。
 相変わらずアリスがワンマン主張してました(呆)。
 ホントに反省してないなコイツ。

 あ~・・・、アリスが言ってる「バスサーキュレーター」と「スチームコンベクションオーブン」はどういうものかというとですね。
 どちらも無駄にゴツイ加熱機器です。(←)
 私からすればんなもん使わず普通に煮焼きしろと言いたい。


 というわけで、アリスの提案する料理は所要時間・経費・・手間と全てが問題外。
 そんなアリスにツッコみまくる葉山は、遂にというかやはりというか辛辣発言を。
 
相変わらず葉山の発言は、間違ってはいないものの言い方が悪いよなあ・・・。(-"-)

 そんな葉山の辛辣発言に黒木場はどうしたかというと、「表面上だけでいいから機嫌を取れ」とアドバイス。
 アリスを支持はしないのね。やっぱり(苦笑)
 
これがもしえりな&新戸の場合だったら、新戸は激昂して薙刀振り回しそう。(←アンタ新戸をなんだと思ってんのさ)

 でも、アリスは拗ねてしまうのでは・・・と心配したら、素直に聞き入れるという態度を☆
 これは意外。
 でも考えてみれば、「相手(客)の事を考えた料理」というのは彼女が創真との勝負で学んだことですものね。(^^)

 そうして先程の提案を取り下げ、改めて客が心から楽しめる料理を考え始めるアリス。
 そんなアリスに目を丸くする葉山。
 一方、表情は見えないものの、笑んでいるような雰囲気を感じる黒木場。
 ここが敗北を知っているかいないかという違いですね。





 胡椒餅&担仔麺を配り終え、貞塚とも別れて帰路に就く創真と恵。
 ヒントは見出したものの、具体的な料理案は依然として浮かびません。
 そんな折、話題はえりなから「絶対に勝てない」と評されてしまった
「ゆきひら」の麻婆豆腐に。
 えりなのその酷評に、城一郎が作ったメニューなのに・・・とショックを受ける恵。

 ですが、創真は・・・。





 ・・・そうだよね、創真。



 「ゆきひら」のメニューは・・・。



 父親が作ったものではなく、母親から受け継がれてきたものでしょうから・・・。



 この時の創真、優しい表情ながらも少し寂しそうで、見てて切なくなってしまいました。(><。)





 その時、雲間から現れる満月。

 それを見上げた創真は、何かが思い浮かんだ模様。
 そして恵に協力を頼みます。

 「ゆきひら」の新しい麻婆豆腐で、久我の本丸を討つために。

 良いですね良いですね!この言い方!!
 「商店街復興編(唐揚げ編)」でもイメージされていた、創真の知将っぷりが思い出されてワクワクです!(><)

 

 


 

 

 遂に禁断の出会いが果たされてしまいました。
 果たしてこの料理漫画の明日はどこに向かってしまうのでしょう・・・。(おいおい)


 でも、予想通りとはいえ意気投合して会話を弾ませる二人のやり取りは見てて嬉しかったです。(^^)
 料理への考え方に共感し合っただけでなく、創真の発想にも感心してくれていた貞塚。
 そして胡椒餅を気に入った様子でモグモグ食べてくれる様子には愛嬌も。
 強烈にヤバい人物ながらも料理人として確かな信念を持つ貞塚は個人的に嫌いではありませんでしたが、今回の姿を通して更に好感を抱けました。


 ゲテモノ料理を愛する者同士である創真と貞塚。
 そんな二人が生み出す“相乗効果”はかーなーりキケンにしか思えません・・・ギャグ的に考えれば。
 真面目に考えれば、この出会いは実はかなり興味深いものだと考えています。

 今回創真と恵が考えていた、現状を打破するための「イメージのしやすさ」「インパクト」のある料理。
 そのカットを見ながら、私は「うしろ!うしろ!」と思っていました(笑)。
 だって。
 「イメージのしやすさ」も、「インパクト」も、貞塚の料理は両方満たしているから。
 もっとも、貞塚の料理の「イメージのしやすさ」は“意外性”という効果も兼ねていますが。(絶対不味そうなのに美味しい、というね/苦笑)

 
 秋の選抜」での出品は異形のイメージが強烈すぎましたが、カレーに「くさや」という意外すぎる食材を用い、しかも美味しく工夫されていることは、冷静に考えればかなり凄いことだと思います。
 
クセの強い食材を使いこなすということは、相当の技術を要することですからね。
 型に嵌らない発想や、大抵の人が敬遠するような分野に挑み確かな“価値”を生み出す貞塚は、創真の料理にかなり良い刺激を与えてくれるものと思っています。(^^)

 そういうわけで、折角出会えたわけですし何かアドバイスを貰いたいところなのですが、今回は残念ながら仲良くなっただけで終わりそう?
 月饗祭が始まってしまった今第三者からアドバイスを貰う事は、久我との勝負が公平にならなくなってしまうからでしょうか・・・?





 そんな創真と貞塚との“縁の誕生”の一方で描かれていた、アリス&葉山&黒木場のちょっとした“仲の深まり”。
 タクミも彼らと同じ「目抜き通りエリア」で出店と知った際、「これはタクミチームと葉山&黒木場(&アリス)チームの対決実現か!?」と期待したものの、アリスチームがまさかの底辺スタートだったことに苦笑いさせられた私。
 ですが、
これは分からなくなってきましたね!
 
 意外なところで見ることが出来た、アリスの“成長”。
 良くも悪くも「変化なしのキャラ」というイメージが強かった分、ここのアリスの姿は意外ながらも大きく好感が抱けました。
 アリスもまた、敗北から学ぼうとする姿勢を持つ人物だったとは。
 こういう柔軟な素直さもアリスの魅力ですよね~。ほんとどこぞの従姉妹にも見習ってもらいたい。
 やっぱりこの作品のキャラは、“敗北”を味わうことによってグンと魅力がアップすると思います。

 ここから絶対アリス達は大挽回してくるに違いありません。
 実際アリスは最新機材など使わなくとも、充分インパクトのある楽しい料理を作れますから。
 「地獄の合宿」で彼女が作った『3つの形状の卵プレート』がそれを何より証明してくれています。(^^)
 果たして「目抜き通りエリア」の最終結果はどうなるのか。それも俄然楽しみになってきました♪
 私としては、タクミに引き続き頑張ってもらいたいところですがね。





 そして、気になっていた「創真の夜間の行動の謎」がやっと判明。
 個人的予想としてはてっきり申請をまた別に出していて、もうひとつの場所で営業していると思っていたのでしたが、無料で配布していたとは。
 確かに考えてみれば、中華研の店の前での売り上げでなければ久我との正真正銘の勝負結果とは言えませんものね。
 想像以上に創真は正攻法でした。
 私も創真ファンとしてまだまだだな。

 場所を移動していたのは「中華研の傍では見えなかったものが見えてくるかもしれない」と考えたから。
 この考えは、創真が実家の「ゆきひら」を離れたことによって、色々な事に気付いたことを反映しているのでしょうね。
 確かに立ち位置を変えて、視点を変えて物事を見直してみるというのは大切ですよね。
 実際私も、この作品からそれを教えられましたもの。

 予想通りとなってくれた、胡椒餅の具と皮の再利用。
 これは多分、「地獄の合宿」の朝食ビュッフェ課題で大量の卵を無駄にしてしまったことの反省を踏まえているのでしょう。
 あの事を忘れないでいてくれたとは・・・。(^^)
 あの時も生産者の方々に対する創真の誠実さにいたく感心させられました。
 犯した失敗をきちんと反省し、それだけに留まらず次の経験にしっかり活かす。
 創真のこういう姿勢が凄く尊敬させられるのと同時に、見習いたいと心から思わされるところです。

 そして創真は、麺作りを初披露☆
 手打ち麺という派手なパフォーマンスを取ることで客引きに。
 これもまた、朝食ビュッフェ課題でのライブパフォーマンスを活かしたやり方ですよね。
 う~~~ん、こうして見ると今回は至るところでこれまでの経験が活かされているな~~~(感心)。





 もう一つの謎だった、「新たに追加された麺料理」は担仔麺でした。
 いつも大胆なまでに真正面から相手の土俵に挑んできた創真。
 そんな彼の姿勢を考えると、胡椒餅というチョイスはらしくないな~と思っていましたが、材料はそのままでありながらの形態変化とは・・・!
 これは面白いですね。


 担仔麺・・・。
 ・・・子が担う麺、か・・・。

 スタジエール編の“親子丼”といい、非常に深読み出来る品です。



 父親との思い出の品を更に自分流にクオリティアップさせた「胡椒餅」。

 そしてお客の要望を取り入れた、“子が担う麺”とも読める「担仔麺」。

 ということは。

 今回ラストで創真が思い浮かんだ品も、“親子”のイメージによるものでしょうね、きっと。

 そう考えると、現状打破の鍵になるであろう「新メニュー」はどんな品なのか。
 「月」と「親子」から私が思い浮かんだのは・・・月餅。

 「はあ!!??」と思われることでしょうね。
 私もそう思うもの(爆)。
 でも、念のためにと調べてみたところ、これが非常に興味深い事ばかりだったんですよ。
 中国の伝統的なお菓子であり、現地では中秋の名月時に食べられる行事食。
 月に見立てた丸く平たい形状で、皮に包まれている餡は小豆餡やクルミが入った物が一般的だが、果物や挽肉が入っている物もあるなど、多種多様。
 丸い形は満月だけでなく家庭の円卓も意味しており、家族への強い思いを表した縁起物である。

 ・・・ね?



 少なくとも次の新メニューもまた、胡椒餅で用いた肉ダネが用いられるかと。
 「秋の選抜」での美作戦(準決勝)でもそうでしたが、白味噌を活かしたデミグラスソースという“土台”をしっかり強化させたうえで、多種多様な牛肉のガルニチュールという型破り的かつ自由な発想を乗せてきた創真。
 盤石な“土台”があるからこそ成り立つ“自由な構成”。
 あの時と同様に、創真は準備期間をフルに費やして肉ダネを極上レベルにまでクオリティアップさせたこともありますし、今回の対決の品は全て
肉ダネを用いた品になることでしょう、きっと。

 創真がガイドブックで宣言していた「誰も見たことのない中華」。
 胡椒餅も担仔麺も(日本では)珍しい品ではありますが、誰も見たことのない中華ではありません。
 ですがいよいよ、その宣言通りの品が生まれる予感!!
 しかも、久我の看板料理である「麻婆豆腐」をアレンジさせて!!
 うん!相手の得意料理に真正面から挑む、こういうやり方こそがやっぱり創真らしいですよ!!(><)





 そして。



 これまで点在的に、かつ潜在的に
描かれてきた布石がまた、ここにも置かれそうですね。



 ・・・母親の。










 なにやら今回の章は、普段以上に過去の経験が活かされまくっていて、考えれば考える程驚かされるといった感じ。
 キャラクターだけでなく、ストーリー的にも過去の料理経験のオールスター的なものになりそう・・・!
 やっぱり今回の章は何気に豪華です。

 そんな豪華版だからこそ、今回のパートナーが恵になってくれたのは意味深いと思います、やはり。

 共に考え、恵の考えに賛同しつつ更に考えを上乗せする創真。
 ここのシーンは丁度先週の創真とえりなのシーンと対照的なものでした。
 対照描写が印象的に描かれている創真とえりな。
 それとは違い、創真と恵の場合は二人の視線が同じという並行描写が多いんですよね。
 こういった描写がそのまま互いの関係性を示唆しているから、この漫画は面白くて堪りません♪

 “相反”している創真とえりな。
 “並行”している創真と恵。
 彼らが“交じり合う”のはいつになるのでしょうかね?(^^)



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『食戟のソーマ』第126話感想

2015-08-01 00:50:00 | 食戟のソーマ

 今日から8月!!
 受験生にとってもそうですが、私にとっても今月はちょっとした天王山だったり。
 野望達成の為に頑張りたいと思います!!



 そういえば、附田先生のツイッターに興味深いつぶやきが載ってましたね。
 それは、「少年ジャンプ漫画賞」についてのコメント。
 確かに漫画にせよ小説にせよ、「作品」というものは自分の“凝縮”のようなものですから。
 自分の好み、価値観、こだわり、思想、ありとあらゆる“自分”が反映される、一種の「鏡」のようなものだと私は思っています。
 だからこそ、「作者の顔が見える」作品は面白いんですよね♪(^^)
 そんな附田先生は●っ気が出てきてると・・・そうか、なるほど。

 じゃなくって!!

 これはつまり、附田先生はえりなが大好きという事ですね。(^^)
 そして勿論恵も。
 多分これは、附田先生にとってえりなはとても愛着が抱ける女の子(お近付きになりたい子)だということ。
 そして恵は理想そのものの女の子(お嫁さんにしたい子)なのだと思います。
 実際えりなと恵は附田ヒロインらしく、結構共通点がありますものね。

 二人とも、非常~~~にSっ気を煽らせてくれるというのが。(核爆ドッカーン★★★)


 ・・・ホントすみません。
 本編感想もジャンプ本誌に全然追いつけてなくて、重ねてすみません。





 週刊少年ジャンプ2015年33号掲載。
 掲載順第3位
 第126話 【屋台大作戦!】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、今回はセンターカラー。
 なんか久し振りな感じです。
 ここ最近は白黒の扉絵が続いていたからかな~。

 当のイラストはというと、リアルタイムが夏真っ盛りということを反映してかジェラートを食べているアルディーニ兄弟。
 う~ん、アイス食べたくなってきた☆





 そんな仲良し兄弟は、本編の方でも冒頭から登場です。

 日が暮れ、月饗祭第一日目の売り上げがエリア毎に発表されました。
 まずは目抜き通りエリアから。
 第3位は「丼研究会」。
 お~よくやった!
 小西先輩の言うとおり、廃部寸前の崖っぷち状態だった頃を思えば、今のこの繁盛振りは夢のよう。
 本当に立派な部になってくれたものです。(^^)

 第2位は「串打ち研究会」。
 おお~甲山先輩お久し振りです!!
 大したものですね!郁魅率いる丼研に勝つなんて!
 甲山先輩は人柄的にも気に入っていただけに、確かな実力者だというのをここで再描写してくれたのは嬉しかったです♪

 そして第1位は「出張版 トラットリア・アルディーニ」!!
 おおお~~~!!さすが!!!
 っていうか凄すぎですよタクミ!!
 だってアリス&葉山&黒木場も同エリアに出店しているというのに、彼らに勝つんだなんて!!
 月饗祭前に、創真に「以前のオレとは違う」と言っていたのは伊達では無かったんですね!

 ・・・って。

 ハイ?



 【東スポ号外記事】
 ~初日赤字の模擬店~
  幸平創真(ジャンル:中華)
  汐見ゼミ(ジャンル:創作カレー)



 なんてこったい。(/(^0^)\)


 創真だけでなく、アリス達もとは。

 お陰で、赤字を出してしまった学生が全員「秋の選抜」の本戦出場者という結果に★(しかも内一人は優勝者という始末)



 というわけで、揃いも揃ってえりなから叱られます(苦笑)。
 一年生陣のトップという立場もあるでしょうが、えりなは人一倍「伝統」とか「格式」とか「名誉」を重視する子だからね~。

 でも、恵には強く当たれず。
 ある程度の自信家ばかりが揃う遠月学園の中でしか同年代の子と接したことが無いえりなにとって、恵のような非常に素直かつ気弱な子は初めて出会ったタイプでしょうからね。
 そういう意味では、えりなにとって恵は創真と似た存在と言えます。
 ただ、創真に対しては第一印象の悪さや態度、そして考えの違いからマイナスなイメージですが、恵に対しては彼女自身が悪印象や反感を抱きにくい性格な分、プラスのイメージを持ってくれているのでしょうね。    


 汐見ゼミの赤字の原因は、他ならぬアリス。
 売り上げで補えないほどの発注ミスってどんだけ(汗)。
 このメンバーの料理なのだから、味は確かでしょうに。
 そういえばアリスは中等部二年から編入してきたわけですが、去年は面倒臭がってさぼったんでしたよね。
 つまりアリスも創真と同様に、月饗祭の出店は今回が初だったわけです。
 それがこうして見事に足を引っ張る結果になってしまったと。
 それにアリスって、興味の無い分野に関してはかなり適当そうだしな~。

 そんなアリスの勝手気ままさを黒木場に愚痴る葉山。
 でもさ。
 ミスを連発する「主人」の世話をしているのはキミも同じでしょ?


 自分のミスながらも、全然反省の色が無いアリス。
 同様に危機感の無い子がもう一人(苦笑)。
 
途中で場に現れた創真ですが、何やら野暮用があったとのことで・・・?

 そんな創真は皆に胡椒餅を御裾分け。
 というわけで、なんとなく気まずい空気が丸く収まっちゃいました☆
 創真の天然フレンドリーさって、マジで凄い。

 かくして、胡椒餅を
仲良く食べる面々。
 ・・・えりなは食べないのね。
 ( -.-) =з
 食べればいいのに。皆で、一緒に。



 そして話題は各自の売り上げに。
 えりなは2位とのこと。
 それを聞いた創真に「なんですその顔は!!」と怒るえりな。
 いや、創真のヘラ顔はいつものことでしょ?

 「目抜き通りエリア」の上位3店は上記の通り。
 一方の「山の手エリア」はというと、やはり十傑が上位を独占していました。
 そのランキングはというと。

 第1位・・・茜ヶ久保 もも(第四席)
 第2位・・・薙切 えりな(第十席)
 第3位・・・女木島 冬輔(第三席)
 第4位・・・紀ノ國 寧々(第六席)
 第5位・・・司 瑛士(第一席)
 第6位・・・斉藤 綜明(第五席)
 第7位・・・一色 慧(第七席)

 これ以下はやはり集客の難しいエリアとあって、これまで確かな実績を積んだであろう三年生達が名を連ねていました。

 席次順の結果になっていないのが面白いですね。
 1位の茜ヶ久保や5位の司を始め、他の十傑の面々がどんな店を開いているのかとても気になるところです。

 う~む、それにしてもやっぱりえりなは凄い。
 えりなの店は予約制だというのに第2位とは。
 それだけ裕福層の顧客を大勢持っているという事なのでしょう。
 しかも他の十傑勢を差し置いて。
 もうえりなは「十席」以上の実力を持っていると言えるのでは。

 凄いのは一色先輩も。
 料理単品は低価格だというのに、しっかり上位に入っているんですもの。
 それだけ集客力が圧倒的という事ですよね。
 相変わらず底の知れなさを感じる実力者だと思います。

 もっとも、これはあくまで初日の結果。
 最終的なランキングが大逆転する可能性も大いにあるわけですが。 



 えりなに、「胡椒餅あげるからお前の店で食べさせて」と言う創真くん。

いただきます。

ぜひいらしてください。

 こんなか~わゆい笑顔で差し出されたら、次元の壁をブチ壊してでも受け取りたくなるってもんですよ。(←←←)



 そして「中央エリア」の1位は久我の「中華研」。
 創真の屋台の順位はというと・・・・・・・・・・最下位。
 「昆虫食研究会」より下って・・・。

 でもってまるで他人事のようなアリスも最下位。
 「目抜き通りエリア」の店舗数は創真らの「中央エリア」より多いというのに・・・。
 私から言わせりゃあ、アンタ方の方が心配なんですけど。



 そんな他のエリアの様子も気に留めている創真に、そんな場合ではないだろうと言うえりな。
 中央エリアで久我に勝つことだけを考えなければと―――

 創真:「そう?」

 ごもっとも。( ̄ー ̄)ニヤリ

 あ~~~やっぱり創真とえりなは対照描写が凄く映えますね。
 個人的にここが今回のベストシーンです。


 とりあえず明日の準備もあるため、各自解散となることに。





 明日の仕込みの最中に、恵はある変化に気付きます。
 沢山余っていた筈の肉ダネが、全部使い切られていたのでした。

 更にその夜。
 創真が誰かと密談している様子を見かける恵。
 創真はその相手に鍵を渡し、何かを依頼していました。

 にしても。

 相変わらず恵のパジャマだっさいな~~~。(全世界の恵ファンの皆様ゴメンナサイ)

 いえ、きっとこれは佐伯先生が意図的にされていることだと分かってはいるんですが。

 田舎出身という背景を反映し、三つ編みおさげ&ヘアピンという「田舎くさい」キャラデザインな恵。
 そんな彼女ですが、髪をおろすと実は非常にルックスの良い子だというのが露わになるんですよね。それこそえりなに匹敵するぐらい。
 創真やえりなと違って内面的なギャップがあまり無い恵。
 そんな彼女にとって、この外見的なギャップの差は結構大事だと思っています。
 普段は三つ編みおさげにしているため問題なく(良い意味での)「ダサさ」が表現できるのですが、問題なのは風呂あがりや就寝時など、必然的に髪をおろしている時。
 そんな恵の「ダサさ」を維持するために、着用している服(パジャマ)をわざとダサいデザインにしているのでしょうね。

 ・・・ここまで言っといてなんですが。
 「ダサい」「ダサい」と言いまくってすみません、本当に。





 そして月饗祭は二日目へ。
 この日も「中華研」が独走状態でした。

 ただ、創真の屋台も前日から順位が上昇していました。
 どうやら、麺料理らしき新メニューが一品増えていた模様。
 その影響か、前日より客が増えていたそうです。

 きた。
 きた。
 きた・・・♪
 少しずつ、でも確実に近づいてくる。
 これが創真の「強さ」の真髄であり、最も恐ろしいところなんですよ♪


 昨日と同様に、夕刻になってから姿を消す創真の屋台。



 丁度その頃、中央エリアの片隅では、貞塚が店じまいをしようとしていました。
 郁魅との食戟で負けてどうしているのかと思っていたら、ここで店開きをしてたのね。


 そこに現れたのは―――

 屋台を移動している創真でした。

 

 


 

 

 

 

 誰かと会話している創真さん。
 屋台を引いてる創真さん。

 うん。

 完全に闇商人の図にしか見えません(滝汗)。

 我ながらとんでもない子に惚れちゃったもんだぜ☆




 創真&恵に続き、こっちも実力者チーム結成か!!と注目したアリス&葉山&黒木場チームでしたが、まさかの大ブレーキ展開になるとは思いもよらず。
 リーダーどころか、とんでもないお荷物になってるアリス。
 いや~~~見事なまでのトラブルメーカーですね。
 そんなアリスに手を焼きまくる葉山がもはや不憫に思えてきます。
 でもこのトリオの場合、シリアスに転ぼうがギャグに転ぼうが、どちらにせよ面白いことになりそうだからいっか☆(←)






 今回はかなり創真の動きの不透明さが見られましたね。
 それだけに非常に考察が捗りました♪
 さて、果たして創真は何を画策しているのでしょうか?

 とりあえず、創真は循環バスで帰路に就こうとしている客を捉まえて、リピーターと口コミを広げているのかも、という私の予想の確率は更に高くなってくれたように思います。


 ですが今回、創真の画策に関する“謎”がまた新たに三つ提示されました。
 
ひとつは、「創真が鍵を渡した相手」。
 これは多分美作なのでは。
 ほぼオールスター的な展開でありながら、いまだに美作だけはこれといった活躍の場面がありません。(扉絵などでちょこちょこと小さくは出演してたけど/笑)
 鍵のやり取り、というと思い出されるのがあの完全ストーカー行為(苦笑)。
 多分それは附田先生も狙っての事だと思います。
 その想起通りにするか、それとも敢えて外してくるか。
 附田先生の狙い通りになってしまっているとはいえ、気になるところですね。
 ま、私としても美作の活躍はぜひ見たいところですが。(^^)
 

 それでは仮に美作だとして、創真は何を依頼していたのかというと、屋台の増築なのではと思います。
 美作は見ただけで完全に再現できるという、飛び抜けたコピー能力の持ち主です。

 しかも料理以外の面でも手先が器用ですし(苦笑)。
 ただでさえ小ぶりな屋台ですし、美作程の腕前があれば一日二日あれば充分に組み立てることが出来そうな気がします。
 で、あの鍵は屋台がしまってある倉庫の鍵だった、と。
 連日満員御礼な久我の集客力を考えると、やっぱり屋台一台で挽回は苦しいでしょうからね。


 そして二つ目の謎は「新たに追加された麺料理」。
 これはひょっとしたら・・・。
 担担麺かも。
 私も調べて知ったんですが、担担麺って四川料理なんですね☆
 どうやら久我の店では担担麺は扱っていないようですし、これなら同じ土俵の料理勝負です!
 そして担担麺(ラーメン)もまさに、屋台の料理。
 小腹がすいた時に、または食事の〆に、相応しい品だと思います。
 おまけに担担麺なら、胡椒餅で用いた肉ダネを再利用できますしね。
 これで三つ目の謎である「売れ残った肉ダネの行方」の説明も付きます!

 しかも。
 日本の担担麺は日本独自の進化を遂げた麺料理なんですよ。
 そう。
 この品も、私が確信している「秋の選抜」の“裏テーマ”に合っているんです。
 これらを考えると、「担担麺」という考えはあながち的外れではないように思えるのですが・・・。はたして?


 事前に立てた計画だけでなく、開催中も対策を練り続けているに違いない創真。(肉ダネも練ってるし)(←バカ)
 「市場の動向を見極めて最善の手を最速で打ち続ける」

 そんな“商売の鉄則”をまさに実践しています。

 そして、上の言葉は叡山が口にしていた言葉でもあります。


 そんな叡山が、ランキングに載っていない。
 こういった営業関係は十傑の中でも抜群に秀でているはずなのに・・・。

 そして、私が危険視している小林竜胆も。
 ・・・これは・・・この先の展開に“暗雲”を感じずにはいられない・・・。(><;)





 今回さらりと創真の模擬店が赤字を脱出しなければ恵も揃って退学になってしまうと述べられていましたが、それでもこの件に関しては心配していません。
 創真が「なんとかなる」と言っていましたから。(^^)


 それに・・・。


 もし真剣に恵もろとも退学の危機に陥ってしまったら・・・。


 それこそ創真の“中枢”に触れることになってしまうでしょうから、ね。





 ともかく、
今は策士な創真様を堪能するとします。

 他の事を気にしてる場合ではない、というえりなの言葉に疑問符を返した創真。
 創真のその“返し”にえりなが見せた表情は、第33話で創真が「失敗したという「経験」は得た」と発言した時に見せたものと同じでした。
 
それは、考えたことさえなかった事を示唆された時の無垢な驚き。

 そう、創真にとってこの月饗祭は、久我一人との勝負ではないんですよね。

 創真はきっと十傑は勿論、全てのエリア、全ての店を視野に入れてこの月饗祭に挑んでいるのでしょう。

 


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