AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

デュアル・ディスク

2005年10月10日 | ♪音楽総合♪
Salyuライブの後、ミナミのジャンカラでオールで熱唱した翌日の朝、やっとこさ家に辿り着くと、ポストには楽天で注文してたフィオナ・アップルの約7年ぶりの新譜『EXTRAORDINARY MACHINE』がポストに投函されていた。

だからとても幸せな気分になった。
昨夜遊びほうけて疲れ果てて帰ってきて、すこし睡眠をとった後のよく晴れた日曜の午前に、フィオナの麗しのヴォイスを堪能するのは、それはそれはとっても心地の良いことなんですよ。




本作のジョン・ブライオンがプロデュースしたお蔵入り音源がすでにネットでリークされていたが、今回はDr.Dreやエミネムなどのプロデュースで知られるマイク・エリゾンドをプロデューサーに起用し再録音されており、リーク版の音源と比べて音色は若干のエレクトロニックな軽やかさがみられ(これは元Moog Cookbookのシンセオタク、ブライアン・キーヒューのアレンジの影響か)、曲順もタイトルもかなりの変更がある。
特にリーク版ではビートルズの“I'm The Walrus”ばりのストリングスの病的なカオティックさをみせていた#10“Red Red Red”などは、一転して浮遊感漂うシンセアレンジに変更されている。
タイトル曲“Extraodinary Machine”や“Waltz”などのフィオナの歌が映える楽曲などは、ジョン・ブライオンのアレンジがそのまま採用されている。
私としてはリーク版のアレンジの方が従来のフィオナっぽく曲順もよかったと思うのだが、フィオナの歌は相変わらず強烈だし、今までとは違った雰囲気の楽曲アレンジもこれはこれで新鮮でおもしろいかと。
まぁ今回のソニー側VSフィオナ騒動のおかげで、2パターンの音源を楽しむことができて結果オーライという感じだ。

「Red Red Red」ジョン・ブライオンMix Version



今回は日本盤ではなくUS盤の“DualDisc”(CDとDVDの2層型ディスク)形式の方を購入。
このDual Discっつーのは、なかなかやっかいなシロモノで、両面読み取りサイドとなってて取り扱いには十分注意が必要である。そのためか、「Dual Discです。取り扱い注意!」みたいな印がいたるところに表示されており「アーティスト名が“Dual Disc”なんかい!」とつっこみたくなる。
ケースも特殊で側面がなんか丸みを帯びており、その辺の百均で売ってるCDケースでは替えがきかんので踏んで割らんよう気をつけなくてはならない。
ちなみにジャケットの植物の写真はフィオナ自身がカメラで撮ったのだとか。


DVDの内容は、アルバム全曲のDVDオーディオ、“Not About Love”のPV1曲の他、ライブ映像がなんと6曲も収録されている。
アコースティックライブが中心であるが、ブランクが長かったせいか、めずらしくフィオナが“Fast As You Can”の出だしをトチって仕切りなおすところのお茶目シーンはかなり見物である。
ラストの“Parting Gift”の厳かなるピアノ弾き語りプロモーション映像もかなり貴重。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする