先日の久方ぶりのメタルDJイベントで、Raging Slabの想定外の反響とは裏腹に、私が自信をもってセレクトしたのにも関わらず、微妙な反応しか得られなかったのが、このCHASTAINだ。
そしてこんだけのメタル野郎が集まっても「チャステインて全然注目されんのやね」って、ちょっと寂しい気持ちになった。
CHASTAINは、当時としてはめずらしかった女性Vo(“女版ロニー・ジェームス・ディオ”との呼び名も高かった)のレザー・レオーネ嬢と、スーパー速弾きギタリストのデヴィッド・T・チャステインの二大看板で85年頃から活躍してたアメリカのメタルバンド。
ずっと活動はしていたみたいだが、途中でレザーが脱退し確かパツキンのネーチャンが後釜に入っていたのをYouTubeで目撃したことがあるが、まぁレザーほどの力量はなかったような気がする。
で、最近またレザーが復帰して新作出してたっけ。
DJイベントでチャステインをかけた時、客のひとりに「あましんさんがチャステインとは意外ですね。」て言われた。
いやいや、この私だってメタルを聴き始めたばかりの中坊の頃はそこそこ王道のメタルバンドも聴いていたし、イングベイやジョー・サトリアーニやヴィニー・ムーアなどのピロピロスーパーギタリストに注目してた時期もあったんですよ。
チャステインは、その頃よく通っていたニチイのワルツ堂で働いていたメタルにーちゃん(通称ヘヴィにぃ)が大プッシュしていたバンドで、レザーの女性とは思えぬワイルドで強靭なパワーヴォーカル、そしてデヴィッドの常軌を逸した高速ギターワークに一発でガツーン!とやられ、そのにーちゃんからテープを借りてダビングしたのを聴きまくっていたのを今でも覚えている。
そのアルバムが3rd『The 7th of Never』で、メタル作品の隠れた名盤として今でも日本盤は超がつくプレミア価格で取引されている。
今回私がDJイベントで流したのは、1990年の5thアルバム『For Those Who Dare』のタイトル曲。
『The 7th of Never』と比べてサウンドプロダクションが格段に上がっており、楽曲にすこし落ち着きが備わり、デヴィッドのプレイもソロを弾きまくるよりソリッドなリフを前面に打ち出している傾向にある。
以前ギター弾きの友人じょにい氏を助手席に乗せているときに本作をカーステで流したことがあるのだが、やはり彼も微妙な反応を示し、このバンド名が導き出されるのにかなりの時間を要した。
そして、やはり私がこんなメタルを聴いているのは意外だということを言われた。
じょにい氏にその時指摘されて初めて気づいたことなんだが、本作には実はHEARTのカヴァー曲が収録されている。
“Barracuda”という曲でデヴィッドのソリッドなリフから始まるのであるが、この出だしも原曲のままだという。
もちろんアン・ウィルソンがレザーほどの暑苦しい歌唱をかましてたとは思えないが(とはいえ、彼女も昔は女版ロバート・プラントと言われていた)、チャステインがハートの曲を取り上げたことよりも、ハートがこんなB級メタルっぽい曲を演ってたことの方が意外であった(というか、私が80年代のハートしか知らないってのがある)。
それにしても・・・・
数いるスーパー速弾きギタリストの中で、チャステインほどギターキッズに影響を与えず、注目されなかったギタリストっていないような気がする。
私は好きだが。
今日の1曲:『For Those Who Dare』/ CHASTAIN
そしてこんだけのメタル野郎が集まっても「チャステインて全然注目されんのやね」って、ちょっと寂しい気持ちになった。
CHASTAINは、当時としてはめずらしかった女性Vo(“女版ロニー・ジェームス・ディオ”との呼び名も高かった)のレザー・レオーネ嬢と、スーパー速弾きギタリストのデヴィッド・T・チャステインの二大看板で85年頃から活躍してたアメリカのメタルバンド。
ずっと活動はしていたみたいだが、途中でレザーが脱退し確かパツキンのネーチャンが後釜に入っていたのをYouTubeで目撃したことがあるが、まぁレザーほどの力量はなかったような気がする。
で、最近またレザーが復帰して新作出してたっけ。
DJイベントでチャステインをかけた時、客のひとりに「あましんさんがチャステインとは意外ですね。」て言われた。
いやいや、この私だってメタルを聴き始めたばかりの中坊の頃はそこそこ王道のメタルバンドも聴いていたし、イングベイやジョー・サトリアーニやヴィニー・ムーアなどのピロピロスーパーギタリストに注目してた時期もあったんですよ。
チャステインは、その頃よく通っていたニチイのワルツ堂で働いていたメタルにーちゃん(通称ヘヴィにぃ)が大プッシュしていたバンドで、レザーの女性とは思えぬワイルドで強靭なパワーヴォーカル、そしてデヴィッドの常軌を逸した高速ギターワークに一発でガツーン!とやられ、そのにーちゃんからテープを借りてダビングしたのを聴きまくっていたのを今でも覚えている。
そのアルバムが3rd『The 7th of Never』で、メタル作品の隠れた名盤として今でも日本盤は超がつくプレミア価格で取引されている。
今回私がDJイベントで流したのは、1990年の5thアルバム『For Those Who Dare』のタイトル曲。
『The 7th of Never』と比べてサウンドプロダクションが格段に上がっており、楽曲にすこし落ち着きが備わり、デヴィッドのプレイもソロを弾きまくるよりソリッドなリフを前面に打ち出している傾向にある。
以前ギター弾きの友人じょにい氏を助手席に乗せているときに本作をカーステで流したことがあるのだが、やはり彼も微妙な反応を示し、このバンド名が導き出されるのにかなりの時間を要した。
そして、やはり私がこんなメタルを聴いているのは意外だということを言われた。
じょにい氏にその時指摘されて初めて気づいたことなんだが、本作には実はHEARTのカヴァー曲が収録されている。
“Barracuda”という曲でデヴィッドのソリッドなリフから始まるのであるが、この出だしも原曲のままだという。
もちろんアン・ウィルソンがレザーほどの暑苦しい歌唱をかましてたとは思えないが(とはいえ、彼女も昔は女版ロバート・プラントと言われていた)、チャステインがハートの曲を取り上げたことよりも、ハートがこんなB級メタルっぽい曲を演ってたことの方が意外であった(というか、私が80年代のハートしか知らないってのがある)。
それにしても・・・・
数いるスーパー速弾きギタリストの中で、チャステインほどギターキッズに影響を与えず、注目されなかったギタリストっていないような気がする。
私は好きだが。
今日の1曲:『For Those Who Dare』/ CHASTAIN