AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

クレイジー・トレイン

2016年06月22日 | 名所ガイド、巡礼記
先週、私がただ手塚グッズを漁りたいためだけにわざわざ宝塚くんだりまで行ったと早合点してもらっては困る。
私はそこまでイタい手塚ファンではない。

行きしはJR線で来たのに、帰りは阪急の宝塚駅に向かったのは、そう、この時期阪急電車では手塚キャラのラッピングされた電車を運行させているという情報をキャッチしていたからにほかならない!
そのためにSONYのサイバーショットを片手にこの蒸し暑いさなか宝塚駅のホームで今か今かと待ち受けていたのである(全然イタくない!)。
いつ宝塚駅にその電車が到着するのかは皆目わからなかったが、まぁ1時間もすりゃ来るだろうと楽観的にホームのベンチでiPodでメタルをランダムに聴きながらのんびり待っていた。
しかし、待てど暮らせど手塚ラッピング列車はやってこない。もう何本の急行をやりすごしただろうか。
駅員が監視カメラで私を注視してたら、明らかに怪しい奴である。鉄道マニアにしては様子がおかしすぎるからな。
そうこうしてるうちにもう2時間は経過した。辺りもすっかり暗くなった。
そんなバカな・・・、ヤツはきっと来るハズだ!!

ついに意を決しホームの下の駅員室まで赴き、手塚ラッピング列車の運行時間を駅員に尋ねるというハメに。
するとなんと!手塚ラッピング列車は梅田駅~雲雀ヶ丘駅間でしか運行してない普通列車であることを聞かされア然ボー然リジーボーデン。
いやいや、なんで手塚治虫ゆかりの宝塚駅に停車しいひんねん!絶対来る思うがな。
駅員さんが次の急行に乗れば雲雀ヶ丘駅にちょうど手塚ラッピング列車がやってくると教えてくれたので一目散に上のホームに駆け上がり、急行に飛び乗った。


しかし、こんなビニール袋ぶらさげて構内ウロウロしてる者の身にもなってみぃ。



そして雲雀ヶ丘駅到着。
あった。これだ!アトムや!写楽や!鳳凰や!



電車内は広告すべてが手塚関連一色。まさに宝夢列車!



手塚マンガにも阪急電車がちょくちょく出てるみたい。ピノコも乗ったとか。



どういたしまして。



写楽も出てきた。
確かに宝塚駅に2時間待ちぼうけは疲れた。



梅田駅に到着して乗客がみんな降りて改札口へ行くのをやり過ごしてからじっくり撮影開始!

カシャ!



カシャ!



カシャ!



貨車!



今日の1曲:『Crazy Train』/ Ozzy Osbourne
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ガールズ、ガールズ、ガールズ

2016年06月19日 | 名所ガイド、巡礼記
またしても来てしまった・・・宝塚の手塚治虫記念館に。
このへんの道路が昨年あたり整備されて表の火の鳥像も入口正面近くに移動された。
いや、あいかわらず神々しい。コスモゾーンを感じるね。

しかしここに何回足を運ぶんだ?って、人生で3回目ですよ。
今記念館では「手塚治虫のヒロインたち」と題して手塚治虫が描いた女キャラクターをフューチャーした催しものが開催されてるが、別にそれが目的というわけでもなかった。




まぁ、ちょっとしたグッズ漁りっすね。ここってそれぐらいしか楽しみがない。
今回の催しにちなんだ特別限定ヒロイングッズコーナーも設けられてあった。



ちょっとパンキッシュなヘアーの手塚オタクと思しき外人さん2人が手塚キャラグッズのガチャガチャに興じている姿が大変微笑ましかった。




来館3回目にして初めてジャングル・カフェを利用してみた。



子ども向けに作られたんだろうが、どうも内装がハデすぎて落ち着けないんだよ、ここ。
私自身『ジャングル大帝』に全く思い入れがないってのも原因だろうが。



コーヒー豆は引き続き福田珈琲さんが卸してるみたいだ。
こないだ来館したときはまだ売られていたマコちゃん巾着袋に包まれたドリップコーヒーはもう売ってなかった。



1Fの資料コーナーにあるいつもすっとばしていたこの手塚作品年表を今回じっくり閲覧してみたのだが、手塚先生の生前のマンガ家人生の尋常ならざる多忙ぶりに改めて驚かされた。
手塚治虫何人いるんだ?みたいな。人間業やないでこれ。



特に1970年代の手塚先生の創作の爆発ぶりは凄まじいというほかない。
『きりひと賛歌』、『奇子』、『ばるぼら』など、ディープな大人向け劇画タッチのサスペンス中編傑作を立て続けに発表する傍ら、『鳥人体系』や『火の鳥 乱世編』などのスペクタル長編傑作を同時進行で描いてる!
80年後期の晩年に描かれていた『グリンゴ』、『ルードウィヒ・B』、そして『ネオ・ファウスト』の3本同時の構想といい(ただしいずれも未完)、手塚先生の無尽蔵ともいえるその研ぎ澄まされた天才的な構想力は、手塚先生没後、底の浅いありふれた大ヒットクソ人気キャラマンガ一本でだらだらと何十年も食いつないでる90年以降のマンガ家たちとは格が違う、違いすぎる!




で、「手塚治虫のヒロインたち」グッズ特設コーナーでこれ買った。
『人間昆虫記』のヒロイン十村十枝子カバー画のトートバッグ。
たしか『人間昆虫記』も70年作品。当時のフラワームーブメントの影響も感じられるサイケなデザイン。



今日の1曲:『Foxy Lady』 / The Jimi Hendrix Experience
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