AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

炎の精

2008年07月27日 | 晒しな!日記
毎年この時期になるとうちのベランダから近所の花火大会の様子が見えます。
まぁ小規模なもんですが、田舎にしては結構がんばってはります。
この花火を見てる間に阪神、中日に6点も取られやがって・・・

フォマルハウトの青白い灼熱の焔の中で荒れ狂う、火炎の王クトゥグァを彷彿とさせている。

 

今日の1曲:『炎のジャンプ』/ Metallica
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一撃必殺

2008年07月27日 | やっぱりメタル!!
Perfumeのアルバムと一緒にレンタルしたのが、今年のスラドミのトリを務めるベイエリアの重鎮TESTAMENT『FIRST STRIKE STILL DEADLY』
この作品は癌を患っていたチャック・ビリーの復帰祝い的な企画盤で、1st『THE LEGACY』と2nd『THE NEW ORDER』からの曲ばかりをチョイスしたセフルカヴァー集。
まぁ私がTESTAMENTをこよなく好んで聴いていた時代の初期の2枚ですな。3rdからパッタリ聴かなくなったんですよね~、なんかポップになり過ぎて(まぁもともとポピュラーなスラッシュだけど)。
今年リリースされた新作も視聴してなんか3rdっぽい感じだったので、いまだに購入しておりません。
スラドミまで2ヶ月をきってるってのに今さら1st、2ndのリメイク聴いとるバヤイか!とも思いますけど・・・

1曲目から展開する“FIRST STRIKE STILL DEADLY”でのジョン・テンペスタのメリハリのあるドラミングからして楽曲にかなりの安定感が具わり音がよくなってるのはわかるが、なんか初期のような暴走感が無くなっちまった気がする。
あの頃彼らの持ち合わせてた技術の範囲内での限界ギリギリのブッちぎり感!余裕のなさ!若さでグイグイ押していく暴走感!あれが好きやったんよね~、あの頃のサウンドが。チャックもハイトーンなスクリーム出せてたしね。
だから初期の音に慣れきってしまっている私の耳にはどうしても違和感を感じてしまうんですわ。アレックスのギターソロもやけにクリアーで迫力ないし・・・

この作品で私にとって収穫だったのは、やぱりラスト2曲でしょうか。
なんとTESTAMENTがまだLEGACYと名乗っていた頃の初代ヴォーカリストで、後にEXODUSに加入したスティーヴ“ゼトロ”サウザーがゲストで“ALONE IN THE DARK”を歌っている!!
やけにハマってるし、こりゃプレミアもんですわ。でもスティーヴの声やとどうしてもEXODUSに聞こえてしまうな・・・
ラストの曲は聴いたことないなと思っていたら、なんとLEGACY時代の未発表曲なんだって。


こいつらなんかモッシュがあまいんだよね。3年前のチッタの方が断然凄かった。
ちなみにこの映像のDVDはTSUTAYAでレンタルできます。

今日の1曲:『Disciples of the Watch』/ TESTAMENT
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジェット・ストリーム・アタック

2008年07月25日 | まったり邦楽
この上のショットを見て、ジャイアント・バズを携えた黒い三連星のトリプル・ドムを想像したのは私だけではないはずだ!
そんなガンダムファーストファン層をも視野においていたのかは定かではないが、この私も見事このアルバムにハマってしまった。

まぁ、実は私もやっぱりSSTVなどでも流れてたあのNHKの公共広告機構のCMを見た時から「オっこれは?」って気になってはおったんですが・・・




昨日やっとこのPerfumeの最新アルバム『GAME』をレンタルしてきた訳でありますが、いやいや想像通りの最高に気持ちのいい、イカしたディスコ・サウンドでございますよ!
このサウンド作りには、最初なんとなくダフト・パンクから着想を得たような感じもしましたが、いや、彼ら以上にバッキバキにパンチが効いており、それでいてとてつもなくポップで聴きやすい!
とにかくアイドルの曲とは思えないほどに、各楽曲のクオリティが半端なく高い!
つか従来のいわゆる“アイドルソング”とは明らかに一線を画してしまっている。

この作品は、サウンドクリエイター中田ヤスタカ氏の作品であるといってもなんら差し支えないだろう。
彼にとっては女性3人の声も楽器、というより素材の一部であって、それを自由自在にサンプリング加工しているといった感じ。
ほとんどエフェクト加工された彼女達の歌の実力のほどは、今のところ評価不可。でもこのテクノサウンドには不必要な技術や感情表現は無用。餅は餅屋にまかせて、彼女達はダンスとキャラクター作りに専念してればよいわけです。
個人的には、PVの曲よりか、歌詞の言葉数少ない#3“GAME”、#8“Take me Take me”、#10“Butterfly”などのエレクトロ・サウンドに脳内のドーパミンが激しく反応するみたいです。

「しょせんアイドルやろう」「たいしてかわいくない」などと言ってしまいそうな偏狭な人達も無視できないほど、聴覚に心地よい痛快ディスコ・サウンドに、アイドル・ポップな要素が見事に融合した新感覚テクノ・ミュージック。
これは大ブレイクするのも頷けますわ。




今日の1曲:『シークレットシークレット』/ Perfume
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナカユビタテロ

2008年07月23日 | やっぱりメタル!!
今年のラウドパーク1日目のトリを務めるSlipknotの新譜が来月に発売されますね。さてどのような仕上がりになっているのか非常に気になるところであります。
ところでスリップノットって、メタルファンの間では一体どのような受けとめ方をされてるのでしょうか?
炎!誌でもピップアップされることはあまりないし、メタラーの人がとりとめて話題に上げることもありませんし、やっぱフィールドが違うのか?でもどう聴いてもメタルですよ!(しかもかなりエクストリームな)
私も彼らがデビューした当初はモダンヘヴィネスとやらの部類かと思って全然相手にしてなくて、まっ一生聴かないだろうなと思っておったのですが、2nd『IOWA』でかなりブルータル・デスなことをしていたので「こいつら単なるコケ脅しバンドではないな」と思い改め、2005年のサマソニで怖いもの観たさにその彼らの激烈灼熱ライブを目撃して一気にファンになったのでした。


サマソニ予習のために購入した3rd『THE SUBLIMINAL VERSES』は、聴き込んでいくうちに一番好きになった作品。
最初ヴォーカルの訳の分からんささやきラップとか、サビでの大衆に媚を売るかのようなメロウさが気に食わなかったのですが、これもだんだん聴きなれてくると一緒に合唱したくなるほど気持ちよくなってくるんですよ。それはサマソニで直に体感いたしました。コリィのノセ方が上手いというのもあったんでしょうけど。
そしてなんつってもギターリフがメチャクチャかっこいい!!なんか80年代スラッシュからの影響も感じられるし、結構複雑なリフとかもありますが、なんか緻密に計算されつくされていて、ちゃんとツボを押さえてるんですよね~
最近のデスラッシュメタルバンドなんかより数段センスがよろしいかと。

鼓笛隊のようなパーカスがフューチャーされた、スレイヤーを彷彿とさせるサビがカッコいい#1“THE BLISTER EXISTS”。ブラストビート炸裂の#3“THREE NIL”。金属バットの打撃音とキャッチーなサビで感情を煽り立てる#4“DUALITY”。私超お気に入りのアヴァンギャルドな展開テンコ盛りの#5“OPIum OF THE PEOPLE”。シリアス且つ“哀”の激情感溢れる#8“VERMILION”。そして凄まじいアグレッシヴ感で迫るリフの応襲と、ライヴを想定したかのようなコール&レスポンスが痛快な#9“PULSE OF THE MAGGOTS”
根底にあるのは(デス)メタルでありながら、決してカタにハマろうとせず、ブルータル姿勢を崩さぬままマイナーな殻をブチ破ったところに彼らの凄さがあると思う。この了見の狭い私までもが突き動かされたのだから彼らは何か持ってるんでしょうな~

そして彼らのもうひとつの魅力はやっぱエンターテイメント方面の徹底振りである!
あの個性的で猟奇的なマスク・・・こういうのはえてして色モノっぽくなりがちなのですが、彼らの場合はこのヴィジュアル戦略がなんとも理に適っており、スタイリッシュに機能しているですな。
曲知らなくてもライヴ観たくなっちゃうでしょ?
今回のコリィのマスクはちょっとどうかとは思うが・・・



今日の1曲:『The Blister Exists』/ Slipknot
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オブリガード

2008年07月20日 | 晒しな!日記

今日は予定されていた“午後の旧練”定期会がキャンセルとなったので、ブラジリアンスラッシャーでも誘って遊ぼうかと昨夜連絡したら「現在旅行中。明日ツレのライヴがあるから帰ったら一緒に行こう」と誘われたので、まぁあまり気乗りしなかったが、ヒマなので翌日難波まで赴きました。
すると集合予定の1時間前にメールが来て「旅行から帰ってこれそうもないし、今日は無理」とのメールが来た。
こいつには去年の夏にも同じような煮え湯を飲まされており、怒りを通りこした心情になってもう返信する気も失せてしまった。
このブラジル野郎は日本人の約束厳守の精神を完全にナメくさっとる。

しかし私の知り合いのバンドでもあり「明日見に行く」とのメールを送っていたので、私一人だけでも見に行かねばとアメ村に足を運んだのだが、ライヴハウスがどこにあるかわからない。
そこでドラムの兄やんに電話をしたのだが繋がらない。メールもしたけど返信もこない。
とりあえずマクドでてりやきマックバーガーセットを食いながら返信を待っていたが、出演予定時間30分を過ぎても何の連絡もないので「まぁチケ代2000円浮いたしえっかー」と潔くあきらめた。

そう、私にはその日ジュンク堂で購入したばかりの読み物があったのだ。
ルイス・フェルナンド・ヴェリッシモ『ボルヘスと不死のオランウータン』という探偵推理モノである。
このままアメ村のマクドでポテトをついばみながら読書に耽るのも悪くはない。

本書はエドガー・アラン・ポーの研究者たちの総会で起こる密室殺人を扱ったストーリーなのだが、なぜ私がこんな辛気臭そうな推理小説を読む気になったかというと、カバラ密教の教義やクトゥルー神話までを絡めて論じ推理していくという、私の興味をそそらさずにはいられないオカルト趣味濃厚な推理小説だったからにほかならない。
主人公の遠まわしでキザったいものいいがいささが面倒くさく読み辛くはありましたが、『ネクロノミコン』などの禁断の書名が出てきますとカッと目が見開くのであります。
まぁポーの小説をある程度読んでないと、この本は少し難解かと思われます。オランウータンと聞いて「はは~ん、『モルグ街の殺人』ですな~」程度(つまり私レベル)ではちょっとしんどいかもしれません。
むかついたのは新書で買うたのに最初の方の頁の端がヨレヨレになっていたのと、この著者がブラジル人だったこと。
とにかくブラジル人は信用がおけない。今後付き合い方には気をつけなければ。


そんなファックなブラジル野郎どもに、このブラジル出身のドスラッシュメタルバンドVIOLATORの1stアルバム『CHEMICAL ASSAULT』を捧げたいと思う。
(といっても、これはそのブラジリアンスラッシャーから紹介してもらったバンドだが)。



EXODUSやらTANKARDからモロ影響受けたザクザクサウンドを、この21世紀に出している懐古趣味も甚だしいワッペンデニムチョッキ野郎どもだ。
このがむしゃらスラッシュ精神は大好きだが、もうひと工夫欲しいところ。



今日の1曲:『ATOMIC NIGHTMARE』/ VIOLATOR
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

となりのツァトゥグア

2008年07月19日 | ルルイエ異本
今夜の金曜ロードショーは『となりのトトロ』でしたね~。
宮崎駿監督のアニメ映画は実はけっこう好きで、テレビなどでやっているとついつい見てしまいますね~。だってイマジネーションに富んでいるじゃございませんか!
彼の作品は日本の田舎風景とかの描写がとても美しくて、観ていてとても心洗われるんですよね~。
最近の作品は有名俳優などを声優に起用したりと商売っ気ばかりが目立ち、全く見る気がおこりませんけど。
トトロってまぁこの話では子供にしか見えない座敷童子みたいなお化け、或いはこの国に太古より住んでいる森の主という設定ですが、私はこのモンスターがどうしてもヒューペルボリア大陸の西部を横断するヴーアミタドレス山の地底にある秘密の洞窟に棲むと伝えられる、あのツァトゥグアと同一であると思えて仕方がないのである。

ツァトゥグアはサイクラノーシュの名で知られる土星から飛来したものと伝えられる旧支配者で、盲目にして白痴の神アザトースの両性具有の子孫であるクグサクスクルスの生み出したギズグスを父とし、暗黒星ゾスから到来した分裂生殖するイクナグンニスススズより生み出されたズストゥルゼームグニを母として生まれた。
この神は“ナマケモノに似た胴体を持ち、毛むくじゃらの黒いヒキガエルを連想させるずんぐりとした姿”をしており、旧支配者としては穏やかな部類に入り、その奇妙なまでに家庭的な出自とも相まって、時にユーモアさえ感じさせることがある。
う~んどう考えてもトトロはツァトゥグアに相違ございませんて!ウルタールのねこバスも出てくるし。
ウルタールでは何人も猫を殺してはいけません。

宮崎駿監督はひょっとしてあのムー・トゥーランの魔道師エイボンが著したとされるツァトゥグア信仰にまつわる禁断の書物『エイボンの書』、或いは『コモーリアム神話群』を読んだのかもしれない。


ツァトゥグア 眠たげな目に柔毛で覆われた胴体はトトロそのもの。

トトロがツァトゥグアと同一であるという説がいささか強引すぎるというなら、親類、或いは兄弟であると考えるのはいかがだろうか?
思うに、クグサクスクルスがその一族を引き連れ、ユゴス(冥王星)へと移る際に、ツァトゥグアの母ズストゥルゼームグニが知られざるもう一人の子供トトロを内密に生みの親であるイクナグンニスススズに預け、イクナグンイスススズはトトロを暗黒星ゾスに連れていき1232歳になるまで育てた。しかしトトロはイグナグンイスススズを嫌い、イグナグンイスススズに内密で生き別れた兄のツァトゥグアに会いに行こうとしたが、それを知ったイクナグンイスススススススススススス・・・・・・

いや、途方も無い誇大妄想はこの辺でやめておこう。
とにかくトトロはツァトゥグアに違いないって!
この日本の地底世界にもあの柔毛に覆われた不定形の存在が眠っているというのか!



今日の1曲:『Donkey Rhubarb』/ Aphex Twin
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チャリンコと私と体重計

2008年07月17日 | 晒しな!日記
こなべ古墳を背景に

最近体重を量ってみると高校生以来ほとんど変わることがなかった平均62キロを大きく下まわり、59キロと出たのでこれはいよいよ「わ、ガンでねべが?」と思ったのだけれど、なんのことはない。デジタル体重計が壊れていただけだった。
そこで先日新しく体重計を買ってきた。今度のは体脂肪やら骨量やら筋肉量などが細かく測れるやつで、なかなかの優れモノ。
ただ全く基準みたいのがわからないので、数値を見ても今のところピンとこない。
ちなみに体内年齢とやらはなんと25才とでた。ありえへん。精神年齢の間違いやないか?
肝心の体重だが、なななんと4キロ増の66キロ!!
しぇーー!!65キロ超えたんは生まれて初めて。
これはヤバいと思い先週から10キロくらいの遠出ならなるべく車を使わず、親父のチャリンコをこいで行くようにしてます。
ガス代も高くなる一方やし、私の最近の運動不足は目にあまるものがあったので、スラドミもひかえとることやし体作っとくのに好都合かと。
しかし10数年振りのチャリンコである。最初はハンドル操作もおぼつかなくフラフラしてとても危険でした。しかも親父のチャリは折りたたみ式なので、車輪の直径がシングルドーナツ・・・いや、言いすぎました。アナログレコードぐらいの大きさなのでもう上り坂のしんどさは尋常じゃなかった。私の住んでるところはまず坂を避けては通れません。もともと山があったところなんで。
まぁいい運動になるので恵まれた環境に住まわせてもらってると思います。自然もいっぱいあるし。
ただ、行きは下りやし意気込みもあっていいのですが、帰りはモチベーションが下がりまくってるのでつらい。
たまにしか乗らないので体重が減ってるという実感もほとんどない。


チャリンコといえば、クイーンのアルバム『JAZZ』に収録の名曲“BICYCLE RACE”。
このアルバム実は『QUEEN Ⅱ』の次くらいに好きなアルバムで、中東風の“MUSTAPHA”とか失恋した時に聴く“JEALOUSY”やフレディの「お前は死んでいる!」という叫びが爽快な“DEAD ON TIME”など、いい曲がいっぱい詰まってます。



今日の1曲:『BICYCLE RACE』/ QUEEN
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビクター乱発

2008年07月11日 | やっぱりメタル!!
洞爺湖、いや、ようやくTHRASH DOMINATIONのチケットを入手しました。
てゆーか一般発売されてんのに気付いてませんでした。
VOIVODの事を想うと2日参戦も頭をよぎりましたが、予算、体力のことを考え1日目だけにしときました。
で、帰りに炎誌を立ち読みしたんですが、なにやら犬&蓄音機がトレードマークのビクターが思い切ったことしてますな!
怒涛の“3ヶ月連続メタル作品再発祭り”とな!!ワッショイ!ワッショイ!
しかも1575円と輸入盤ばりのかなりお求めやすいプライスだ!
MORBID ANGELの3rd『COVENANT』があるのが嬉しい!私が唯一日本盤で持ってなかった作品です。
あの黒きシュブ=ニグラス召喚の邪な日本語翻訳版が読める日が来ようとは(秋山幸子さん希望)!
イア!ナー=マッタル!!

ところで、スラドミ参戦予定のみなさんはVOIVODの予習復習ははかどられておられますかな?
なになに?どのアルバムを聴いとけばいいかわからない?成る程・・・
正直言いますと私にもわからないのです。
なんせこれといったライブデータもございませんので検討つきかねます。
しかもVOIVODはアルバムによって非常に音楽性に幅のあるバンドなので、一概にこれ!とは絞れないわけであります。
まぁ今回オリジナルメンバーであるブラッキーが参加ということもあり、1st~6th中心にセットリスト組んでくることが予想されます。そしてやっぱスラッシュの祭典なので初期のスラッシュ作品から絞ってくるのではないでしょうか?

そこで今回私がとりあえずオススメするのは3rd『KILLIN TECHNOLOGY』です。
本作を巡っては中坊の頃、今は亡きワルツ堂にて取り寄せ注文して数週間待たされた挙句、店員に「そんなアルバム発売してないわ」と言われ、VAPレコードに問い合わせちゃんと日本盤が出ていることをつきとめてこのレコード屋に文句を言いに行ったその翌日に入荷させたという、実に思い入れ深い作品である。

パンキッシュなアグレッシヴ感、テクノロジーという冷ややかなエレメントを取り入れ、ピギーの不協和音ギターがノイズィーに渦巻くカオスを形成している。
チープなスラッシュでありながら、これほどの異空間を生み出せるバンドはヴォイヴォドの他にありませんでしたね~
私のほざいている意味がわからなければ、まずは視覚から入ってみて下さい。
MTVで“RAVENOUS MEDICINE”の手作りで低予算なPVを見たときは、抱腹絶倒してしまいました。
とにかくインパクトは凄かった!うさぎの目!この半ゾリ、そしてAWAY画伯描くブキミキャラたち・・・
まさに、この奇妙奇天烈映像から私のヴォイヴォド嗜好が始まったのです。

Voivod - Ravenous Medicine(100回は観て下さい)


え?とても気に入ったので即輸入盤で購入するですって?ちょっとお待ち下さい!
今回のビクターメタル再発企画にVOIVODの初期の作品もちゃんと組み込まれてるみたいですから!
2nd『RRROOOAAARRR』、3rd『KILLING TECHNOLOGY』、4th『DIMENSION HATROSS』の3枚が日本盤で8月20日ビクターエンタテイメントより発売予定だそうです!!
この3枚は日本盤CDがリリースされてなかった作品群ですね。
しかし、発売日がスラドミの1ヵ月前とは気が利いているのかいないのか・・・

今日の1曲:『Ravenous Medicine』/ VOIVOD
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おびわん

2008年07月06日 | カテゴライズできない
またしてもハメられてますわ。
もういいかげん卒業したいんやけどこういうの。
スター・ウォーズものとガンダムものには滅法弱いこの私の物欲心をうまく刺激してきやがる。
ペプシはいつまでスター・ウォーズ戦略にしがみついているつもりなのか?
たまにはスター・トレックとかもやったれよ。(ま、売れないだろうけど)
しかし毎度手をかえ品をかえ色々出してきますね。
今回のはベアブリックとかいうやつとのコラボフィギアらしい。ティディベアとレゴとをゴッチャにした感じ?
なんか熊系ってぎょーさんあってややこしいですね。
とりあえず確保しておきたかった4体を即買いしました。
お気に入りは金メッキなのがプレミアムで嬉しいC-3PO。

しかしペプシの処理に困りますわ。マクドと焼きそばU.F.O.にはコーラって決めてるんやけど、普段はあんまり飲みたくないんですよ、こんな毒汁は。
『スターウォーズⅢ』上映時のボトルキャップキャンペーンの時はペプシをドカ飲みしすぎて糖尿病一歩手前で死にかけましたから・・・
あとチューバッカをゲットできればええかなとは思ってますが、店でオマケ付を見かける度に買ってしまいそうです。

堕落したコレクター趣味のせいで炭酸と糖分に蝕まれていく体・・・
ダークサイドに堕ちていってますわ。

スター・ウォーズ・ラップ。


今日の1曲:『EERIE INHABITANTS』/ TESTAMENT
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古のものメタル

2008年07月04日 | ルルイエ異本

ミスカトニック大学探検隊の再三に渡る警告にもかかわらず、南極大陸調査団による飽くなき探求心は、その手をいささかも緩めようとはしない。
今日も人跡未踏の地で新生物が発見される度、私はあのウミユリ状の頭部を持つ<古のもの>のこと、無定形のショゴスのことを思い出し、言いようのない不安と恐怖に苛まれて止まないのだ。
そこで、彼らの無謀とも言える南極侵略を思いとどまらせるためにも、来日公演中という事もあり、私はあるジャーマンメタルバンドの作品についてここに書き留めておく事にする。


いやいやメロスピ系のジャーマンメタルはあんま聴かないタチなんですが、このRAGEの「THE MISSING LINK」は昔かなーり聴きまくってましたね~。イントロの畳み掛けるようなザクザク感溢れるリフからもう興奮したのを覚えております。
サビとかはジャーマン特有のコテコテのクサメロ臭が漂ってはいるんですが、演奏の重圧感や、ングラネク山に彫られた大地の神の似姿バリの顔を持つピーヴィ氏のヴォーカリゼーションにはかなりの獰猛さがみなぎっております。
全体的にはアグレッシヴなスピードナンバーが多いのですが、私は#4“穴と振り子”や#6“CERTAIN DAYS”のようなドッシリとしたヘヴィネスさを持つミドルテンポナンバーが好きですね~。
そして今作品のハイライトともいうべき10分にも及ぶ長編曲#9“LOST IN THE ICE”こそまさしくあのミスカトニック大学探検隊が南極の人跡未踏の地で遭遇した氷壁の中で冬眠状態にあった20億年前の先行種族<古のもの>のこと、そしてその彼らが無機質から合成した、あの恐るべき不定形の生物ショゴスの恐怖について歌ったものなのだ!!(『ラヴクラフト全集4 「狂気の山脈にて」』参照)

「氷の下に失われた世界 なんと恐ろしくも不思議な光景だろう 
骨の髄まで震えてしまう 彼らがまだ南極で生き残っていたら・・・」


・・・まぁ翻訳が悪いのか、いささか緊張感を欠いた、ひねりのないそのままなリリックではありますが~ドラマティックな曲展開や、中間に挿入される神秘的なオーケストレーション効果は、悠久の太古に死に絶えた、原初の建築物の洞窟にも似た蜂の巣状の内部、或いは、呪われた窮極の深淵を見晴るかす、狂気の山脈を連想させます。
この曲の中では、私たち人間が<古のもの>によって創り出された創造物、あるいは失敗作であったということもほのめかしています。そしてこの仮説が後の#11“THE MISSING LINK”で歌われるダーウィンの進化論に対しての疑念へと繋がっていきます。
そして私はエンディングの不穏な響きをまとうストリングスの音色を聴く度に、忌むべきレン高原の彼方にあるという、凍てつく荒野のカダスのことを想わずにはいられない・・・
ラストの#13“ANOTHER KIND OF MADNESS”も「なぜ日本盤のみのボーナス・トラックにしたん?」と言いたくなるほど、アルバムラストを飾るに相応しい、哀愁感溢れる美しきアコースティック・ナンバーです。


いや~でもRAGEってメロディアスなのもたまには悪くないと思い起こさせてくれるバンドですね~。
とまぁライヴに行きもせんくせに2日間もひとりで勝手にRAGEで盛り上がってしまった・・・

今日の1曲:『NEVERMORE』/ RAGE
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マイレイジ

2008年07月03日 | やっぱりメタル!!
先日紹介したメコン・デルタの1st『MEKONG DELTA』に思いがけずハマりまくり中のあましんです。
2nd『エーリッヒ・ツァンの音楽』の方は一向に好きになれず、このアルバムに差し掛かったとたんに意識を失ってしまっている始末です。
ところでその時RAGEの名前もチラッと出ましたが、奇遇にもメコン・デルタの元Voのピーター“ピーヴィ”ワーグナー氏率いるRAGEが現在来日公演の真っ最中だったんですね!

レイジっていうと、世界的な認識からすると“RAGE AGAINST THE MACHINE”のことを指すのが一般的だと思うのですが、メタル友達にフジロックでのレイジのライヴ話なんかをしていると、十中八九ジャーマンメタルのRAGEのことだと勘違いして、キョトンとされる事がよくあります。
だから紛らわしいのでジャーマンメタルの方はRAGEと表記することにします。

久方ぶりにRAGEの名を聞くと、私は昔B!誌に掲載されてた、“RAGEに訊いた「今何時?」→「0時」”・・・・という、今のご時世なら刺されても文句言えないようなくだらない駄洒落を投稿してたヤツを思い出し、ピタットハウスのCMを2回連続見せられたような、寒い心地になります。
ま、私が中学の時「エクソダスって、え~クソ出すなぁ~」と言っていたのとレベルはたいして変わらん気もするが・・・

RAGEは真剣に聴いたのは2枚くらいで、初めて聴いたのは中学の時メタ友あかやんに貸してもらった『PERFECT MAN』のアナログだったと思います。
これはあまりピンときませんでしたが、その次に出た『SECRETS IN A WEIRD WORLD』はかなりハマりましたね。
なんとも劣悪なこのドラムサウンドなのだが、それが苦にならないほどにスラッシャーを気取っていたこの私のツボをこれだけ的確についてくる説得力のあるメロディー展開には特筆すべきものがありました。
しかしその次に出たアルバムを聴いて再びショボーーン。
そしてしばらく間隔があき、『THE MISSING LINK』をバンド仲間に聴かされて、そのサウンドの分厚さに「おお~~!!やっぱカッコええやん!!」と再熱。
そして次作にも期待が持て購入して聴いたら、またしてもショボーーン。
そして、それ以降はもう・・・と、私のRAGE遍歴はこんなもんですわ。

あと『DOOMSDAY NEWS』という、コンピレーションVHSに収録されていた“DON'T FEAR THE WINTER”のライブ映像には、ある種の衝撃を受けましたね!



まずドラムのハイハットの位置の高さが尋常でない!!顔の位置くらいまであったような気がします。ハイハットってそういう意味なのか?
そして歌い初めでいきなりピーヴィ氏の顔面ドアップにひきつけを起こしかけました。尋常ならざる顔のデカさですよ!気のせいか徐々にズームアウトしていってるカメラワークにも動揺の色が窺えます。
この威圧感は凄い!

恐るべしピーヴィ!!


他にHELLOWEEN、CELTIC FROST、KREATOR、VOIVOD、TANKARD、CORONERなどのPVを収録

今日の1曲:『DON'T FEAR THE WINTER』/ RAGE
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする