80年代から活躍していた日本異質のプログレッシヴ・スラッシュメタル・バンドDOOMのビクター時代の過去4作品が再リリース!!祝!!
どれも入手困難になっていたので、全世界の後追いファンの方々は歓喜したことでしょう!かくいう私もどちらかといえば後追いファンでして、学生時代中古屋を練り歩き運良く全ての作品を揃える事ができたんですが、今回のはリマスター盤ということで、これは是非全て買い揃えねばならぬでしょうって、当時の私の苦労はなんだったんだ・・・・・・
まぁでもいっぺんに全部はキツイので、とりあえず今回新たにボーナス・トラック4曲が追加された『KILLING FIELD』を購入。
このアルバム、私の所持していたのはサンプル盤だったので買い換えるいい機会だったしね。
この作品は初期にして録音状態がかなり良い!!SE(なぜか最初は鳥のさえずり)とかもメッチャいい音質で雰囲気抜群ですし、故諸田コウ氏の変態フレットレスベースも全作品中一番図太いサウンドで唸りまくっている。
冒頭でプログレッシヴ・スラッシュなどという形容をしてしまいましたが、そんな枠じゃあ収まりきらないアヴァンギャルドな曲展開、名状し難い異空間が広がっている。
ポリリズミックな変拍子を繰り返してるようで、そこには言い知れぬカオスが渦巻いており、ジャズやフュージョンの要素を巧みに取り込みつつもベースにあるのはまぎれもないロックンロール!!そして激情!!
楽園に訪れたかのような美しいイントロに聴き手をウットリさせておいて、いきなり藤田氏の「アオ!アオ!アオ!アオ!」波状攻撃で脳髄をぶち抜かれる#2“KILLING FIELD...”からヤバい!!
最初から最期まで諸田氏の変態フレットレス・ベースがやりたい放題暴れまくるファストナンバー#3“GHOSTS OF PRINCESS”。繰り返される変質的フレーズが緊迫感と陶酔感を覚えさせ、エンディングがあまりにもドラマティック過ぎる#5“FENCE AND BARRICADE”。
こうしてじっくり聴きなおしますと、改めて彼らの演奏クオリティの高さを痛感せずにはおれません。
そしてボーナストラック4曲がそんじょそこらのオマケ曲じゃござぁせんぜ!
あの日本のスラッシュコンピレーションアルバム『SKULL THRASH ZONE VOI.1』に収録されていた、私が初めてDOOMの音楽に触れた濃度の強すぎる2曲“YOU END.GET UP! YOU”、そして“DOOMS DAYS”。
このコンピには黎明期のX(JAPAN)、SHELLSHOCK、JURASSIC JADEなんかも名を連ねており、まぁ彼らの曲もそれなりにいいのですが、DOOMの曲は明らかに他とは一線を画した異質さとクオリティーの高さを放っておりました。
特に#7“DOOMS DAYS”のイントロ、そして後半だんだんとエスカレートしてゆく諸田コウの得体の知れぬ爬虫類が蠢くがごときの歪みきったフレットレス・ベーシングはヤバ過ぎ!!そこに藤田氏のギュワィィィ~ンと響くギター音とがシンクロするこの凄みといったら!!
当時私はこのサウンドに麻薬中毒患者のごとく陶酔するあまり、何度気を失いかけたことか・・・・
今回初めて聴く事のできたコンピアルバム『D.A.N.C.E.2.N.O.I.S.E.0.0.3』に収録されていた“WILL NEVER END”と“PARASITE”もいい!
特にKISSのカヴァー#9“PARASITE”は、見事なまでにハイサウンドなDOOM色に染め上げられており(ま、後半はほとんど原曲無視の展開だが)聴き応えはバッチシであった。
まぁ、皆さんもせっかく日本人に生まれたのだから(?)この奇跡ともいうべき再発を機に、このDOOMの変態ちっくなアヴァンギャルドワールドに触れてみてはいかがでしょうか?
今日の1曲:『KILLING FIELD...』/ DOOM
どれも入手困難になっていたので、全世界の後追いファンの方々は歓喜したことでしょう!かくいう私もどちらかといえば後追いファンでして、学生時代中古屋を練り歩き運良く全ての作品を揃える事ができたんですが、今回のはリマスター盤ということで、これは是非全て買い揃えねばならぬでしょうって、当時の私の苦労はなんだったんだ・・・・・・
まぁでもいっぺんに全部はキツイので、とりあえず今回新たにボーナス・トラック4曲が追加された『KILLING FIELD』を購入。
このアルバム、私の所持していたのはサンプル盤だったので買い換えるいい機会だったしね。
この作品は初期にして録音状態がかなり良い!!SE(なぜか最初は鳥のさえずり)とかもメッチャいい音質で雰囲気抜群ですし、故諸田コウ氏の変態フレットレスベースも全作品中一番図太いサウンドで唸りまくっている。
冒頭でプログレッシヴ・スラッシュなどという形容をしてしまいましたが、そんな枠じゃあ収まりきらないアヴァンギャルドな曲展開、名状し難い異空間が広がっている。
ポリリズミックな変拍子を繰り返してるようで、そこには言い知れぬカオスが渦巻いており、ジャズやフュージョンの要素を巧みに取り込みつつもベースにあるのはまぎれもないロックンロール!!そして激情!!
楽園に訪れたかのような美しいイントロに聴き手をウットリさせておいて、いきなり藤田氏の「アオ!アオ!アオ!アオ!」波状攻撃で脳髄をぶち抜かれる#2“KILLING FIELD...”からヤバい!!
最初から最期まで諸田氏の変態フレットレス・ベースがやりたい放題暴れまくるファストナンバー#3“GHOSTS OF PRINCESS”。繰り返される変質的フレーズが緊迫感と陶酔感を覚えさせ、エンディングがあまりにもドラマティック過ぎる#5“FENCE AND BARRICADE”。
こうしてじっくり聴きなおしますと、改めて彼らの演奏クオリティの高さを痛感せずにはおれません。
そしてボーナストラック4曲がそんじょそこらのオマケ曲じゃござぁせんぜ!
あの日本のスラッシュコンピレーションアルバム『SKULL THRASH ZONE VOI.1』に収録されていた、私が初めてDOOMの音楽に触れた濃度の強すぎる2曲“YOU END.GET UP! YOU”、そして“DOOMS DAYS”。
このコンピには黎明期のX(JAPAN)、SHELLSHOCK、JURASSIC JADEなんかも名を連ねており、まぁ彼らの曲もそれなりにいいのですが、DOOMの曲は明らかに他とは一線を画した異質さとクオリティーの高さを放っておりました。
特に#7“DOOMS DAYS”のイントロ、そして後半だんだんとエスカレートしてゆく諸田コウの得体の知れぬ爬虫類が蠢くがごときの歪みきったフレットレス・ベーシングはヤバ過ぎ!!そこに藤田氏のギュワィィィ~ンと響くギター音とがシンクロするこの凄みといったら!!
当時私はこのサウンドに麻薬中毒患者のごとく陶酔するあまり、何度気を失いかけたことか・・・・
今回初めて聴く事のできたコンピアルバム『D.A.N.C.E.2.N.O.I.S.E.0.0.3』に収録されていた“WILL NEVER END”と“PARASITE”もいい!
特にKISSのカヴァー#9“PARASITE”は、見事なまでにハイサウンドなDOOM色に染め上げられており(ま、後半はほとんど原曲無視の展開だが)聴き応えはバッチシであった。
まぁ、皆さんもせっかく日本人に生まれたのだから(?)この奇跡ともいうべき再発を機に、このDOOMの変態ちっくなアヴァンギャルドワールドに触れてみてはいかがでしょうか?
今日の1曲:『KILLING FIELD...』/ DOOM