極上MYアミサウンドマシーンUXW-3.1(愛称ブラウ・ブロ)により、私の音楽ライフがより一層ゴージャスになり、気分は毎日NO MUSIC NO LIFE。
やっぱデジタルシステムなので打ち込み系やクラブサウンドなどにその効果を遺憾なく発揮するようだ。ロック系などはリマスター盤ならともかく、いまいちサウンドに迫力が出ない。やっぱロックはアナログな音やないとなぁ~という感じである。
このマシーンに浸っているとなんだか耳が贅沢な音を欲しがり、ヒーリング系やいっちょまえにムードジャズなんかを聴きたくなってきやがるのだ。
そこで最近レンタルしたのがUAとジャズサックス奏者の菊地成孔とのコラボジャズアルバム「cure jazz」。
ポピュラーミュージシャンが歌うジャズアルバムというと、私が今まで聴いたことあるのでBjorkの「Gling-Glo」なんかが凄くよかったが、やっぱそれなりの歌手が歌わないとこういうのはなかなかいいデキにはならないだろう。ハスキー且つ透き通るようなクリスタルヴォイスの持ち主でないと。
私的には武田カオリさんやフィオナ・アップルにもこういったジャズアルバムを制作していただくことを強く切望する今日この頃である。
UAはとにかく声が魅力的だったのでこれまで結構レンタルしたりしたが、結局彼女のソロ名義の曲は殆ど好きになれず、NHKでUAが童謡を歌ったうたううあや元ブランキーの浅井健一らとのコラボバンドAJICOなど、他人の曲を歌う作品は結構ハマったりした。
このアルバムはスタンダードなジャズナンバーのカヴァー半分とオリジナル曲半分という構成。
まず#1“Born to be blue”のポロリラン♪というピアノ伴奏だけで、部屋全体を一気にジャジーなムードへと変貌させた。流麗なるサックスと共にUAの可憐なる歌声が響き渡り、もう気分はワイン片手に葉巻はいかが?な気分(どっちも嗜まないけど)。
#2“チュニジアの夜”もかなり私のツボにドンピシャリなアレンジ。これはどっかで聴いた事ある有名なナンバーだな。
それにしてもUAの歌いっぷしが素晴らしいではないか!!思わずタップを踊りたくなるね!
出た!“Over the Rainbow”って、ベタですな~。それにしても10分はひっぱりすぎだろ。ま、悪くはないが。このひっぱり加減が菊地流なのかもしれん。
“夜が明けない星のための音楽”はインプロヴィゼーションな演奏にUAが語り&ハミングという、デジカメかなんかのCM的な雰囲気の曲。
“嘆息的泡”は歌詞が全部漢字だったのでおそらく中国語で歌ったナンバーだろう。う~んジャズな雰囲気にメチャメチャ合うやん!なかなかええ漢字。
タイトルがなんか恥かしい“この街はジャズすぎる”はクリスマスなんかに会いそうな軽やかなジャズナンバーで、菊地氏本人もヴォーカルでUAとデュオっている。
後半はオリジナル曲が多くなってきて少し退屈。私の聴覚の忍耐力も限界に達し、眠気を禁じえなくなってきました。
だいたいジャズアルバムって最後まで聴いてられない。
jazzzzzzzzzzzzz・・・・・・・・・・
今日の1曲:『チュニジアの夜』/ UA X 菊地成孔