ヴォーカリストSalyuと、国際派インプロギタリスト内橋和久氏との風変わりなユニット、ウッタギッタ。
昨年12月に衝動的な思いにかられ、急遽京都Metroに馳せ参じ、その極上で意外性のあるライブ内容に感銘を受け、また観たいなぁと思っていたのだが、このプレミアムなユニットのライブが今月大阪のNOON+CAFEで行われることを、前日の夜まで全然あずかり知らなかった。
SalyuStaffのアカウントをフォローしてるんだが、入院中に情報が入ったのかな?
まぁこのユニットはやけにシークレット性が強い気がする。
定員80名くらいの小規模なものなので、当然前売りチケットは既にソールドアウト。
前回もそうだったが、当日券10枚ほど出るみたいだったので、その日はちょうど病院でレミケード(点滴療法)を受けるため仕事を休んでいて、病院を出るとすぐに大阪へと赴いた。
NOON+CAFEには、あの悪名高き橋下元市長配下のもと、風営法違反により摘発を受ける以前のClub Down時代に何度か足を運んだことがある。
JRの高架下にある、とても雰囲気のいいハコである。
とまぁ、関西ではなにかと電車に縁のあるウッタギッタであるが、このオシャレなハコでサリュの生歌を堪能できるなんて、こんな機会を逃す手はないとばかりに18時前にNOONに着いたが、まぁ平日やしさすがにまだ誰も並んでなかった。
つかまだ普通に飲食店を営んでいた。
19時に開場して、前売り券の客が入場し終わってから会場に入ると、中央の席がまだ何席か空いていた。
ただ、前列が意外と男性客がかたまってて見づらそうだ。
このイベントの主催者、武腰康弘氏のDJタイムがすでに始まっていた。
で、後ろを振り返ると、めっちゃいいVIP席があるではないですか!
まさか当日券で席に座れるとは思ってなかったが、ステージの上からステージを見るのも今回が初めてだ。足も伸ばせて、もっサイコー。
以前ここにライブを観にいった時のことを(もう10年以上前か)思い出したのだが、私の座っている所って実はメインステージやん!と。
で、今回演者さんたちのところはちょっと低めに設定した特設ステージであることがわかった。
20時過ぎに内橋氏が会場入り口から普通に入ってきて、台の上に並べられたエフェクト機材をいろいろいじくりだして、実にアンビエントな音色を奏でだした。
そして、しばらくしてサリュもそこから入ってきて、自前の多重録音サウンドマシーンをいじくりだす。
まぁこのユニットは演奏部分はほとんど即興なもんだからイントロ聴いただけじゃ何の曲か判断がつかない。
で、サリュがおもむろにブルージーな歌を歌い出す。
で、しばらくしてからこれがあの昨年のMetroで私を震撼させたスティーリー・ダンの「Show Biz Kids」であることがわかり、またしても全身にサムイボが走る。
このウッタギッタヴァージョンは原曲より好き。
今回Salyu×Salyuの曲は皆無で、リリイ・シュシュの楽曲もSalyu名義の楽曲も演奏された曲は前回とだいたい一緒。
なのでこのユニット、セトリはほとんど変化ないのかなぁと思ったが、カヴァー曲はわりとレパートリーを変えてきてた。
しかもステージで何の曲演るか今頃話し合ってる。セトリもインプロかよ!!
で、電車がライブハウスの上を容赦なくガタンゴトンとひっきりなしに通過するもんだから、この手のライブにはなかなか辛いものがあった。
サリュがニコニコしながら「これ(ガタンゴトン)も楽しんで」って言ってたけどちょっとしんどい。だったらビョークの「I've seen it all」でもカヴァーしてって感じだった。
それほどスタンダードを嗜んでるわけではないので、厳か過ぎてちょっと退屈な部分もあったけど、ビートルズの「For No One」がきた時は「おおっ!!」となった。
ウッタギッタのオリジナルナンバーてのも2曲披露され、本編ラスト曲が「オルゴール」という曲だった。
たしかリリイ・シュシュの曲で「オルゴオル」という音源化されてない架空の曲があったけど、それとは別ものなのかな。
本編終わって演者がハケず、コールしてないのに「じゃ、アンコールいきます」て、間も空けず演奏し出したのには笑った。
最後は、今年リリースから50周年を迎えたビートルズのホワイトアルバムから「Good Night」という粋な選曲。
で、終わったかなぁと誰もが思っていると、主催人のDJ武腰氏が会場を去ろうとするふたりを引きとめ、「名古屋ではもっと演ったでしょう!」とムリヤリ2回目のアンコールを要求。
で、誰もが聴きたがってたと思われる「to U」を演奏してくれた。
武腰氏、グッジョブ!!ありがとう!(それとも、これも演出だった?)
昨年Metroでの初見ならではの感動はなかったけど、VIP席でいいライブを堪能できてよかった。
ただ私はこの後、今までで一番とちゃうかーゆーくらいのカッコ悪くバツの悪いある行動により、このステキなライブでの愉悦感を打ち消すほどの自己嫌悪に苛まれることになる。
終演後は昨年のMetroみたいな雰囲気を期待してたんだが、全然違ったなぁ。
気づいたら完全アウェイになってたし。
居たたまれない気持ちで心は折れそうになってたが、私は敢えて恥辱を押して大胆な行動に出てしまった・・・
それは、リリホリックの管理人サティの渋谷キャトルでの「リリイだ!リリイだ!リリイがいるぞぉ~~~!!」ばりの暴挙だった。
ああ、私はエーテルを汚してしまった・・・・・
まぁ上の階で本人「なつかしーーーっ!!」て、めっちゃはしゃいでくれてたけど。
それは俺の前で言ってよ!(多分危険人物扱いされてた)
はぁぁ、当分Salyuの曲は聴けないや・・・・
いや、私は後悔などしてはいない。
これを得られたことを考えると、あれぐらいの恥辱はへでもないことだと。
今日の1曲:『回復する傷』/ Lily Chou-Chou
昨年12月に衝動的な思いにかられ、急遽京都Metroに馳せ参じ、その極上で意外性のあるライブ内容に感銘を受け、また観たいなぁと思っていたのだが、このプレミアムなユニットのライブが今月大阪のNOON+CAFEで行われることを、前日の夜まで全然あずかり知らなかった。
SalyuStaffのアカウントをフォローしてるんだが、入院中に情報が入ったのかな?
まぁこのユニットはやけにシークレット性が強い気がする。
定員80名くらいの小規模なものなので、当然前売りチケットは既にソールドアウト。
前回もそうだったが、当日券10枚ほど出るみたいだったので、その日はちょうど病院でレミケード(点滴療法)を受けるため仕事を休んでいて、病院を出るとすぐに大阪へと赴いた。
NOON+CAFEには、あの悪名高き橋下元市長配下のもと、風営法違反により摘発を受ける以前のClub Down時代に何度か足を運んだことがある。
JRの高架下にある、とても雰囲気のいいハコである。
とまぁ、関西ではなにかと電車に縁のあるウッタギッタであるが、このオシャレなハコでサリュの生歌を堪能できるなんて、こんな機会を逃す手はないとばかりに18時前にNOONに着いたが、まぁ平日やしさすがにまだ誰も並んでなかった。
つかまだ普通に飲食店を営んでいた。
19時に開場して、前売り券の客が入場し終わってから会場に入ると、中央の席がまだ何席か空いていた。
ただ、前列が意外と男性客がかたまってて見づらそうだ。
このイベントの主催者、武腰康弘氏のDJタイムがすでに始まっていた。
で、後ろを振り返ると、めっちゃいいVIP席があるではないですか!
まさか当日券で席に座れるとは思ってなかったが、ステージの上からステージを見るのも今回が初めてだ。足も伸ばせて、もっサイコー。
以前ここにライブを観にいった時のことを(もう10年以上前か)思い出したのだが、私の座っている所って実はメインステージやん!と。
で、今回演者さんたちのところはちょっと低めに設定した特設ステージであることがわかった。
20時過ぎに内橋氏が会場入り口から普通に入ってきて、台の上に並べられたエフェクト機材をいろいろいじくりだして、実にアンビエントな音色を奏でだした。
そして、しばらくしてサリュもそこから入ってきて、自前の多重録音サウンドマシーンをいじくりだす。
まぁこのユニットは演奏部分はほとんど即興なもんだからイントロ聴いただけじゃ何の曲か判断がつかない。
で、サリュがおもむろにブルージーな歌を歌い出す。
で、しばらくしてからこれがあの昨年のMetroで私を震撼させたスティーリー・ダンの「Show Biz Kids」であることがわかり、またしても全身にサムイボが走る。
このウッタギッタヴァージョンは原曲より好き。
今回Salyu×Salyuの曲は皆無で、リリイ・シュシュの楽曲もSalyu名義の楽曲も演奏された曲は前回とだいたい一緒。
なのでこのユニット、セトリはほとんど変化ないのかなぁと思ったが、カヴァー曲はわりとレパートリーを変えてきてた。
しかもステージで何の曲演るか今頃話し合ってる。セトリもインプロかよ!!
で、電車がライブハウスの上を容赦なくガタンゴトンとひっきりなしに通過するもんだから、この手のライブにはなかなか辛いものがあった。
サリュがニコニコしながら「これ(ガタンゴトン)も楽しんで」って言ってたけどちょっとしんどい。だったらビョークの「I've seen it all」でもカヴァーしてって感じだった。
それほどスタンダードを嗜んでるわけではないので、厳か過ぎてちょっと退屈な部分もあったけど、ビートルズの「For No One」がきた時は「おおっ!!」となった。
ウッタギッタのオリジナルナンバーてのも2曲披露され、本編ラスト曲が「オルゴール」という曲だった。
たしかリリイ・シュシュの曲で「オルゴオル」という音源化されてない架空の曲があったけど、それとは別ものなのかな。
本編終わって演者がハケず、コールしてないのに「じゃ、アンコールいきます」て、間も空けず演奏し出したのには笑った。
最後は、今年リリースから50周年を迎えたビートルズのホワイトアルバムから「Good Night」という粋な選曲。
で、終わったかなぁと誰もが思っていると、主催人のDJ武腰氏が会場を去ろうとするふたりを引きとめ、「名古屋ではもっと演ったでしょう!」とムリヤリ2回目のアンコールを要求。
で、誰もが聴きたがってたと思われる「to U」を演奏してくれた。
武腰氏、グッジョブ!!ありがとう!(それとも、これも演出だった?)
昨年Metroでの初見ならではの感動はなかったけど、VIP席でいいライブを堪能できてよかった。
ただ私はこの後、今までで一番とちゃうかーゆーくらいのカッコ悪くバツの悪いある行動により、このステキなライブでの愉悦感を打ち消すほどの自己嫌悪に苛まれることになる。
終演後は昨年のMetroみたいな雰囲気を期待してたんだが、全然違ったなぁ。
気づいたら完全アウェイになってたし。
居たたまれない気持ちで心は折れそうになってたが、私は敢えて恥辱を押して大胆な行動に出てしまった・・・
それは、リリホリックの管理人サティの渋谷キャトルでの「リリイだ!リリイだ!リリイがいるぞぉ~~~!!」ばりの暴挙だった。
ああ、私はエーテルを汚してしまった・・・・・
まぁ上の階で本人「なつかしーーーっ!!」て、めっちゃはしゃいでくれてたけど。
それは俺の前で言ってよ!(多分危険人物扱いされてた)
はぁぁ、当分Salyuの曲は聴けないや・・・・
いや、私は後悔などしてはいない。
これを得られたことを考えると、あれぐらいの恥辱はへでもないことだと。
今日の1曲:『回復する傷』/ Lily Chou-Chou