AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

ったく。

2017年07月24日 | まったり邦楽
先週のCocco20周年を記念した武道館2Daysライブ、行きたかった・・・・。
退院したばっかだったし、繁忙期のド平日は無理すぎるっちゅーの!ったく。
でも初期のメンバーで最強のリフナンバー「走る体」やっったって?
クッソー、仕事辞めて行けばよかった・・・
まぁ初日は一般発売日、瞬殺でソールドアウトらしかったけど。


で、今週末にはフジロックフェスティバル(Green Stage)に初出演が決定しているCocco。

20年目にしてやっと・・・・・

お・そ・い・ん・だ・よ!

ったく、Smashのトロさ加減にはあきれ果てるばかりである。

私はいわゆるフジロッカーという類の人間ではないが(キャンプとかアウトドア大嫌い)、フジロックは格調高く、敷居や意識の高いロックフェスと一目置くところがあった。
ただ、洋楽至上主義なんはいいとして、最近の出演アーティスト(特に邦楽)を見てると、フジロックもよほど集客が大事なのか、随分と落ちぶれたもんだなぁと。まぁ運営していくのも大変なんだろ。スタッフもだいぶ入れ替わっていると思うし。


Coccoは活動中止前、米テキサス州でのSXSW以外、フェスには出演したことがなかったように思われるが、復帰後はROCK IN JAPAN FESをはじめ、頻繁にフェスに出るようになった。それは以前と比べて人間が開けてきたからだろう。

確かに彼女はフェス映えのするアーティストである。
Coccoのライブにおける歌の凄味や響きというものは、体感した者ならばわかると思うが、今でも絶大だと思う。
そして、大地を揺るがすようなしなやかで始原的なパフォーマンス。
Cocco大ファンのマツコ・デラックスも彼女のことを「憑依系アーティスト」と表現している。
観たことない、聴いたことないっていうフジロッカーの方は、是非今週の土曜それを体感してみてほしい。




それにしても、Smashは活動中止以前に、なぜCoccoをフジロックに召喚しなかったのかと、その愚鈍さに返す返すあきれ果てるのである。
時代が21世紀に移り変わる直前、あの頃のCoccoのライブは本当に凄まじかった!
レイジ(against the machine)と肩を並べるくらいは凄かった。レッチリなんて目じゃなかった。

まぁその凄まじさというのは、先々月くらいに発売された『20周年リクエストベスト+レアトラックス』初回限定盤A、Bに付いてくる、まさに伝説となった活動中止前最後のライブ、2000年10月6日に行われた「ライブツアー9ヶ所11公演」の日本武道館でのライブDVDの映像を確認してくれればわかると思うが、最近のCoccoは、この映像の時のように一心不乱にヘッドバンギンとか、もうやってくれないよ(最近のCoccoは、とにかく舞うよね)。




当時のCoccoは、とにかくライブに集中してて客に手を振るなんてことはなかったし、メンバーとの馴れ合いもそんななかった。そう、ムダというものが全然なかったのだ。ライブ終わったら、無理に感動をひっぱるような演出もなく、バレリーナ式お辞儀をして何も言わずマイクを置いてステージを去るという(大阪公演での話)、もうそれが本当にシビれるくらいカッコよかった。
無論アンコールとか、予定調和な余興もない。彼女は「今日で最期」みたいな覚悟でいつもライブに臨んでいたからだ。
よく命を削ってライブをやっているみたいなことを聞くが、私は3月のデイヴ・メニケッティとCoccoのライブでぐらいしかそれを感じたことがない。
プロらしいとか、型にハマったそれではなく、まさに生粋のロックシンガー、それがCoccoなのだ。

2000年の武道館ラストライブは、当時SSTVで放映されたのをVHS録画して繰り返し観賞したもんだが、この16年間ずっとDVD化を待ち望んでいてようやく念願が叶ったんだが、実はまだ購入してない。

リクエストベストがいらないんだよ!!(ファンに迎合してるみたいでなんかイヤ)
普通にライブDVDとして独立した形で売ってくれ!!

ったく。


この頃のCoccoのステージ見たら、リチャード・D・ジェームスもビビるだろう。


今日の1曲:『走る体』/ Cocco
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虚無への供物

2017年07月10日 | 本わか図書室
入院生活で辛かったのは、空腹感の他に、時間を持て余すことにあった。
とにかくヒマなのである。働いてないので、まぁ寝ることすらできませんよ。
やっと寝れたと思ったら、看護婦さんに起こされるし。

入院2週間目に、主治医にいつ退院できるかと訊ねた時、「あと、2週間くらいですかねぇ」と言われた時は発狂しかけました。
「先生・・・コ・・・コンナ非道い・・・冷血な罪悪・・・ああ・・・ああ・・・ぼくはモウ頭が・・・・・」
で、もう読む本も尽きていたので、一時帰宅した時に一冊の本を持参して病院に戻った。

中井英夫の『虚無への供物』である。

“日本三大奇書”の一冊とされている、幻想探偵推理小説と呼称される超大作で、学生の時分に一度読んだんだが、内容の方は一切忘れ果ててしまっていた。
なので、このヒマな入院生活の間に、632ページにもわたる本書をもう一度内容をじっくり吟味しながら読み解いてみようかと思い立った次第である。

探究心旺盛だった学生の頃はそれなりに面白く読んでいたように思うが、物事に興味を無くしつつあるこの歳になって難解そうな本格推理小説を読むってのは、少々困難を要するのではないかと、少々躊躇いがちにベッドの上で読み始めてみた。

まぁ私が生まれた次の年に刊行された昭和の文庫本なので、字が小さくて印刷が薄いページも多々見受けられた。しかも漢字が難しく、仮名をふってくれてないところも結構あるので、読み始めは難儀したが、割と会話文も多く、読み進めるうちにけっこうズンズン読めた。


蒼司、紅司、藍司、橙司郎・・・・代々生まれた月の誕生石に因んだ名前を与えられるという慣習を持つ氷沼家に忍び寄る、呪いがかった不吉な予兆。
1954年に史実上実際に起きた洞爺丸海難事故をキッカケに、次々と起こる氷沼家の不幸。それは偶然なのか、必然なのか?
その犠牲者の中に、宝石商を営んでいながら、薔薇の新種開発に明け暮れた蒼司、紅司の父紫司郎が含まれていた。
そして、猟奇趣味の紅司が構想した『凶鳥の黒影』と題したシナリオ通り、謎の密室殺人が次々に何者かによって遂行されていくのであった・・・・



そこに、外部の3人の素人探偵たちが介入する。
女シャーロッキアンを気取るじゃじゃ馬タイプの奈々村久生、彼女にワトソン役としてアゴで使われる光田亜利夫、そして久生のフィアンセであり頭脳明晰な牟礼田俊夫。
この3人と氷沼家の藍司や世話役の藤木田老なども加わり、これから起こる殺人事件を未然に防ごうと、この5人衆が警察抜きで知恵比べ感覚で推理大会を繰り広げるというのが、この物語の大筋である。

この5人が、いずれも探偵小説マニアみたいな連中で、様々な文学や雑学にも精通しており、そんな博識なやつらが都合よく集まるか?みたいなリアリティのなさは否めないが、要は全員作者の分身みたいなもので、中井英夫の探偵趣味や猟奇趣味をひけらかした集大成みたいなものだ。
本書の構想は、作者の幼少時代に受けた両親の影響も大いにからんでいることも明白であろう。母親は読書好きで、海外の本をたくさん所有していたとか、父親は貧乏植物学者だったのに、子供たちめいめいに誕生石を買い与えていたという。

まぁこの“氷沼家殺人事件”には、目に見えぬ特殊な法則が二つあって、「色に関わることが事件解決のヒント」、「殺人が行われる時は密室殺人でなければならない」ということである。
まぁ前者はサイケな感じがして私好みでいいんだけど、後者はなんつーか面倒くさい。5人の素人探偵どもがそれぞれの推理で密室殺人のトリックなどを発表し合うのだが、文章でそのカラクリを説明されても、私は頭が悪いのでどうもピンとこない。そういう物理学めいたことは苦手なので、密室殺人を扱った推理小説は昔から好きじゃない。

密室殺人の数式とか、こういうのイヤ。



色に関しては、殺人が行われる部屋に、いちいち海外の推理小説作品が取り上げられる。ポーの『赤き死の仮面』や、ガストン・ルルーの『黄色い部屋』などである。
やっぱ色彩の持つ妖しい魔力というのは、猟奇殺人を扱った作品には魅力的な素材なのであろう。

なので、本書は欧米推理小説からの影響が色濃いというのは、まぁ向こうが本場なので仕方ない。
ただ、作者は物語の中でこうも皮肉っている。
一室での素人探偵どもの推理大会の中で、ノックスの『探偵小説十戒』にのっとって推理をすすめなければならないと主張する藤木田老に対し、亜利夫がこう反論する。
「アングロ・サクソンの思考形式に合って発達した本格推理なんてシロモノを、日本人が書いたり読んだりするほうがよっぽど滑稽じゃないか」


アイヌの蛇神伝説、『不思議の国のアリス』の“気違いお茶会”、『五色不動縁起』、シャンソンの歌詞に秘められた意味、そして、薔薇のお告げと・・・・
この“ヒヌマ・マーダー・ケース”には、ありとあらゆる眩惑的な偶然の暗号がからんでくる。
私としては、所在や出生がはっきり知れない蒼司たちの従兄弟2人の不気味な影の存在がとても心騒がされた。
ひとりは広島の原爆の犠牲者となったとされている黄司。
そして、事件発生中に生まれた橙司郎の息子、生まれつき眼の難病(夜になると眼が猫みたいに光り、そのまま放っておくとエンドウ豆みたいな緑色の皺だらけの粒になってしまう)を持つ緑司。

まぁ生まれたての緑司はおいといて、推理ゲームを楽しんでいる氷沼家以外の素人探偵どもも含め、どいつもこいつもが真犯人に思えてしまう。
動機は怨恨か?それともシャレ好きの享楽殺人なのか?


で、実は本当に目に見えない超自然的などす黒い諸力に呪われていた!?みたいな結末に、「え?結局動機は何やったんや?これってほんまに探偵小説か?」てなったのが、本書を読み終えての私の率直な感想である。
私としては、牟礼田が自作の小説の中で創作した○司犯人説が好みだったんだが・・・この結末でいいじゃんって思った。


なんかスッキリしなかったけど、まぁ退屈な入院生活のヒマつぶしにはなったといったところですわな。


今日の1曲:『BALA 薔薇 VARA』/ ガーゴイル
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テクノ大戦争 Part.2

2017年07月04日 | コンサート
電グルのスケジュールに合わせたのだろう、20:00開演という遅スタートにも関わらず、ガッツリパフォーマンスをかましていかはった電グルがはけた頃にはもう21:00を大幅に回っていた。まぁ電グルのライブは基本ノンストッププログラムだからその辺は融通がきかんのだろう。終電が少し心配になった。
セットチェンジの間も、側の電グルファンの兄ちゃんとジョイントは何の曲演るのかと、お互い予想し合っててワクワクしながら待機してた。


突如我々の目の前の中央ステージに、雨の降り注ぐがごとく、レーザービームがビカビカと光り出した!!
そして次の瞬間、ステージの下からグィ~~~ンとPerfumeの3人が浮上してきて目の前に現れた時は思わず興奮してしまった!

1曲目は最新シングル「TOKYO GIRL」。
以前まではアリーナ席でもなんか3人のステージが遠くに感じて、スクリーンばっか観ててあんまライブを観てる実感が沸かなかったが、今回は至近距離でガッツリ3人の卓越したダンスパフォーマンスを拝めてることが信じられなかった。
特に「FLASH」のカンフーダンスを間近で見れたのはよかった。



今回のセットリストもなかなかよくて、個人的にも収穫はあった。
なんつっても今回初めて念願の「GAME」を生で体感できたことは、私に想定外の感激と興奮をもたらした。
彼女たちはこの曲の瞬間ジェダイの戦士と化し、その息ぴったりのライトセーバーワークを見るにつけ、言いしれぬフォースを感じずにはいられないのだ。
もちろんその後に続いた「エレクトロ・ワールド」も、さっきの興奮と相まってアゲアゲ状態のまま盛り上がることができた。

そして今回、電気グルーヴとの対バンが実現したことについて、あ~ちゃんが電気グルーヴへの長年の思いをここで明らかにした。
あ~ちゃんは、2004年(中学生の頃?)の「WIRE04」で電気グルーヴのライブを初めて観たのだそうだ。

「中田(ヤスタカ)さんの曲のよさを知るためには『WIRE』でしょ、って当時のマネージャーさんに言われて、上京してすぐ観に行ったけど、当時はなんで大人たちが盛り上がってるのかマジでわからなかった。ステージ上ではずっとおじさんがセグウェイ乗ってふざけてるし、お客さんも全然ステージを観てない。これでステージが成り立つっていうのが衝撃で。でも、あとで電気グルーヴさんのよさに気付いて大ファンになってからは『なんであのとき楽しまなかったんだろう』って惜しい気持ちになった。」

「WIRE04」セグウェイに乗って客を煽る瀧。


そして、ライヴも中盤にさしかかり、いつものP.T.A.コーナーで、いよいよ電気グルーヴとのジョイントが始まろうという雰囲気になった。
そう、私が幕張くんだりまで遠征する決意をしたのは、このためだったにほかならない。
いよいよこの歴史的瞬間を目撃する時がきたのだ!

ところが、あ~ちゃんが中央にやってきて、信じられないことを告げた。

『Perfume FES!!』ではいつも対バン相手の皆様とコラボレーションをさせていただいていますが、今回……できませんでした!」とお辞儀。

会場内は「えええぇぇぇ~~~~~~!!!????」と騒然状態。

もう愕然とするしかなかった。
あ~ちゃんははっきりした理由は言ってなかったが、「電気さんはやっぱ大御所さんすぎて・・・」とか言っていたような気がする。
まぁようは大人の事情ってことだろう。彼らも過密スケジュールの中、なんとか空いてる時間を見つけて出演してくれたんだとは思う。
ただ、引き受けたならキッチリ義務は果たして行けよ!!といいたい。
Perfume FES!!に今まで参加したアーティストはみなPerfumeとのジョイントにちゃんと付き合ってる。これはこのFESの醍醐味であり、暗黙のルールである。
できないのなら最初から引き受けるな!!
いや、ジョイントの時間は作ろうと思えば作れたと思う。Perfume枠では時間が遅いというのであれば、電気枠にジョイントの時間を組み込めたハズだ。
まぁ自分たちの個人的なゲストは召喚してたがな。それを考えると、ハナからジョイントなんてする気がなかったと勘繰りたくもなる。卓球とかPerfumeに興味なさそうだしな。
側の兄さんと、「電気の「Fake It!」とPerfumeの「FAKE IT」を掛け合わせるんじゃないか」とか、メチャメチャ盛り上がってたのはなんだったんだ!?

Perufmeのその後のフォローというか、仕切り直しが健気過ぎた。
のっちが「今回電気と共演できるのが楽しみ過ぎて、電気グルーヴさんが夢に出てきたの。しかもそれが、瀧さんとキスをする夢だったの!」って、最初マジで聞いていたんだが、「あ、そういうことか」とすぐに気づいて、側の電グルTの兄さんと顔を合わせてニヤリとした。
で、ここにPerfumeがパフォーマンスを繰り広げる「Shangri-La」カヴァー(つってもバックで電グルの曲そのまま流してるだけやけど)が実現したのである。
あ~ちゃんは「WIRE04」時の瀧を再現しようと、のっちに誕生日に買ってもらったというセミニグウェイに乗ってステージ上を滑走。
これはかなりプレミアもので観てておもしろくはあったが、まぁグダグダ感は否めなく、「電気がジョイントしていれば・・・」と、複雑な心境にもなった。

ここで唯一Perfumeと電気のコラボを実現させるという義務を果たしていたのが、電気グルーヴのVJを担当するDEVICE GIRLSで、かつてPerfumeのツアーのVJも手がけたことがある映像制作ユニット。電気グルーヴ風の「パフューム」というロゴマークをスクリーンに映し出したりと粋なVJをぶちかましてくれていた。グッジョブ!!
彼らもずっとプログラミングに追われ、寝る暇もないそうだ。




Perfumeの全プログラムが終了し、アンコールで3人が出てきてMCで「電気がやっぱり出てきてくれるかも?!」みたいな気運が高まり、おそらく彼女たちもギリギリまで電グルとのジョイントをなんとか模索していたのだろう。
しかしあ~ちゃんが「電気さん、もう帰っちゃったの」と無情にもそう告げて、希望は断たれた。

そして、電気グルーヴとのジョイントのために空けておいた余った時間でなんか演ろうかと客に「なんの曲がいい?」と問いかけ、フロアからは「FAKE IT!!」、「Miracle Worker!!」、「OMAJINAI☆ペロリ!!」(ウソ)などの曲名が挙がったものの、最後のっちのツルの一声で「チョコレイト・ディスコ」というベタ曲に決定し、なんとも締まりの悪い形でPerfume FES!!初日が終了した。
こんな残念な幕切れになったの、誰のせい?


電気はこの『Perfume FES!!』の伝統にドロを塗ったと言えるが、まぁこのFESってのは、前回も言った通り、Perfumeの3人が「ただ好きなアーティストと共演したい!」っていう、わがままから発生してるFESであって、我々ファンや出演者はそれにふりまわされてるといっていい。
今回の電気の対バンも最初予定してなかったのを彼女たちがむりくり“前夜祭”としてねじこんだワケで。
だから、Perfumeと共演することにいささの興味も抱いてなかった(憶測だけれど)電気の2人に、過密スケジュールの中参加する事を「うん」と言わせたPerfumeの強引さがすごいっていうか、電気よりタチが悪いのかもしれない。


まぁ今回の幕張遠征、決して失望させられたことばかりじゃない。
至近距離からPerfumeのパフォーマンスとお御足を拝めたことももちろんよかったが、長い待ち時間の間や移動時間に、赤の他人のファンの人とあそこまでガッツリPerfumeや電グルについて色々語れたのは今回が初めてで、とてもいい時間が過ごせた。

ライブ終了後、おびただしい客の退場移動の時、ろくに挨拶も出来ずチケ譲渡者の方とはぐれてしまったのであるが(せっかく買って持っていったお土産の八ツ橋を渡し損ねた)、会場の外に出たら、ツイッターでも話題となってたこのTシャツの製作者の方を見かけて、思わず声をかけてしまった。

このコラボデザイン!!センスよすぎ!!Perfumeグッズ担当者も是非見習ってほしい。


この方とは、Perfume FES!!帰りの客ですし詰め状態の電車の中でも偶然にも再会し、長い京葉間、心ゆくまでテクノな話題で大いに盛り上がってよかった。





そして私はその後、患っていた小腸の痛みがさらに悪化し、その5日後入院生活に入りました。


今日の1曲:『GAME』/ Perfume
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テクノ大戦争 Part.1

2017年07月03日 | コンサート
土曜日に、無事退院できましたんで、ずっと滞っておりました幕張でのライブレポおばぼちぼち書いていこうかと思います。


2013年から開催され、今年で4回目となる『Perfume FES!!』。
このフェスは「私たちの好きなアーティストと対バンしたい!」という、いわばPerfume3人の個人的わがままから発生してるフェスで、私の知る限りでは、スカパラ、9nine、リップスライム、ライムスター・・・etc.などが過去に共演を果たしている。
その様子は、アルバムの特典DVD映像でも確認できるが、まぁ私にとっては今まで何のメリットも感じられない企画であった。


しかし、今年2017年・・・日本中に激震が走った!

なんと!Perfume FESに、電気グルーヴが出演決定!!

これはファンの方が勝手に作った非公式ポスター


この衝撃のニュースにはかなり心騒がされた。
このコラボは、私が以前よりなんとなく夢見てた悲願のコラボレーションであった。
しかし、電気グルーヴ側からPerfumeに興味があるなんて話はもちろん今まで聞いたことないし、Perfumeの3人が電気グルーヴが大好きなんて話も聞いたことがなかった。
とにかく、今まであまりにも接点がないだけに、今回のこの決定にはビックリした!

まぁフェスでは何回も顔を合わせてるだろうし、私自身2年前のSONICMANIAで両者のパフォーマンスを目撃している。

『SWEET LOVE SHOWER 2015』でのピエール瀧とのフォーショット。



で、前述(前ログ参照)の流れでこのFESに行くことに相成り、開催日前日夜行バスに乗るべく家を出たのだが、今回の旅、少し呪われていたような気がする。
まず、家と駅の中間地点に差し掛かったところで、突如今まで経験したことのない瀧のような暴風雨に見舞われしまった。
傘など持ってなくて、しかし雨宿りなどしてたら確実に夜行バス乗る時間に間に合わないので、そのまま駅まで突っ走る。
頭の先からTシャツ、ズボン、靴の中まで全身ズブ濡れ!!そのまま京都駅に着くまでの45分間、車内でガタガタ震え続けるハメになった。
ほんま第一回地獄のフジロックの再来かと思った。



乗ったエコノミックなJRの高速バスもかなり悪辣なもので、乗車してから5時間!!乗客を一切インターに降ろさせないヒドい待遇のバスだった。今度からちょっとバス会社を再検討しようと思う。
ズボンのグチョグチョは一晩で乾いた。
軽くエコノミー症候群になりながら、たいして睡眠もとれず新宿でバスを降り、いつものように朝飯食ってディスクユニオンでCD物色してから幕張に向かった。

海浜幕張(「かいひんまくはり」って読むの今回初めて知った。ずっと「うみはま」だと思ってた)駅改札口でチケット譲渡者と待ち合わせ。
電気グルーヴの目立つタオルを首に巻いてるのを目印にしてたので、すぐにその方と落ち合えた。
チケット譲渡を済ませると、開演まで2時間以上もあるのにその方はすぐにどこかへ行ってしまわれた。メタラーとは違い、やはりJ-POPファンは深入りしてこない。まぁメタラーの打ち解けの早さは特殊やけど。


駅の外では、ヤングギターにも紹介されたことがあるという、テクニカルメタルギタリストの超絶プレイが繰り広げられていた。



腹ごしらえに寄った幕張のバーガーキングは、リサーチ出来てなかったのか、明らかに人手不足で、レジは軽くPerfume渋滞をきたしていた。



で、今回も電気グルーヴのTシャツで臨んだのであるが、周りはPerfumeTだらけで(ま、Perfumeのフェスなんだから当たり前か)、電気Tの人はなかなか見当たらなく、想定していたよりアウェイ感ハンパなかった。
とまぁ、一応電気ファンを装ってはいたものの、実はにわかに近かったりする。楽曲の認識数からいっても断然Perfumeの方が思い入れが強い。ほんとはね。


モッシュ、ステージダイブ禁止!!



譲って頂いたチケットの席番が今までにないくらいに良くて、なんとAブロックの200番台!
開場して場所取りにいくと、花道中央ステージの真ん前を陣取ることができた。
先にその場所にいたお兄さんが、振り返り私を見るなり、「あっ!お仲間さんじゃないですか!!」と、声をかけてきた。
そう、彼も電気Tシャツだったのだ。こういうノリのいい人がいると助かる。おかげで2時間という長い待ち時間、このお兄さん(後で50歳過ぎの方であることが判明)と、チケ譲ってくれた方と3人で、Perfume&電グル談義に大いに華が咲いた。


電気グルーヴは、Perfume主催のフェスであることをいささかも感じさせない、いつも通りのマイペースなパフォーマンス。
彼らは3月よりスタートした「TROPICAL LOVEツアー」を終え、地方のフェスに出まくっているという繁忙期。なので、Perfume FES!!仕様のプログラムなど組む余裕などはなかったのであろう(さらさら組む気もなかった?)、新作、前作中心のセトリ。
途中、最新作にもレコーディング参加しているトミタ栞なる女性アーティストがゲストで登場し、新作の中から「プエルトリコのひとりっ子」、そして「いちご娘はひとりっ子」(これは「いちご娘」をトミタ栞さん用に歌詞付きにマッシュアップしたものであったと、後で気づいたことからも、私の電グルにわか振りが浮き彫りにされてますわな)をダラダラと披露し、新譜、前作を聴いてない私、そしてPerfumeファンを唖然とさせていた(と思われる)。まさにやりたい邦題である。
側にいたガチの電グルファンのお兄さんは、かなり興奮していた様子であったが。

中央ステージにやってきて投げキッスを連発するでっかいシルクハットをかぶっているだけのピエール瀧を間近で見たが、特に感激することもなく、前回同様なんの存在価値も見いだせなかった。
2年前のソニックマニアでは一番いいパフォーマンスをしていたと思っていたが、今回はなんか一応仕事はこなしました的な感情のなさを感じた。
今回気持ちよく体を揺らせたのは、「FLASHBACK DISCO」~「Baby’s on Fire」~「N.O.」・・・の部分くらい。

ま、ここは後に実現するであろうPerfume3人とのジョイントに期待することにした。
なんせ、今回仕事サボって幕張くんだりまで赴いたのは、この奇跡のコラボを目撃することにあったのだから・・・
じゃなかったら、高い交通費払って小腸の患いガマンしてこんな遠いところまでくるものか。


今日の1曲:『Fake It!』/ 電気グルーヴ
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