今回で3度目となる原始神母のライブは、今までで一番近場のライブハウス心斎橋SOMAでの観戦。
今年は、ピンク・フロイド結成50周年という節目の年でもあり、原始神母側としても何か特別な年にするみたいなことを昨年のチッタのライブでおっしゃってたので、こちらとしてもやはり見過ごすわけにはいかなかった。
土曜日と良日で、終電を気にする必要もないし、これは行かない手はないだろう。
すでにフジロックフェスティバルの出演も決定してる原始神母(苗場アフロディーテだ!)。
今年は沖縄公演も敢行予定と、ますますその規模を広げてきた。
大阪では過去に梅田AKASOで一度ライブをしたことがあるそうだが、その時は客は100人にも満たなかったという。
今では満席+立ち見が出るほど。数倍規模の東京ではもちろん毎回ソールドアウト。
まぁ、いまだにたかがトリビュートバンドと彼らのライブを行き渋っている方もいらっしゃるだろうが、知らないってのは悲しい。
外タレこそがとか、ホンモノこそ価値があるなんてことがまやかしであることは、1月のガンズのライブで明々白々だ。
原始神母のライブの魅力は、動画でもその50%も伝えられてはいないだろう。
生で体感して初めて、その恍惚と神秘を感じ取ることができるのだ。
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SOMAに来たのは初めて。
客席の規模は神戸チキン・ジョージとほぼ一緒くらいだが、ステージがちょっと狭いかな。
今回はひとつ段が上がっているセンターのVIP席で観戦することができた。
足も伸ばせてドリンクも置ける(横には缶ビールが4、5本並んでいた)。
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風にのりて歩むもの<イタカ>の顕現を思わせる嵐のSEが流れ、扇田氏によるスラップぎみのベース音が刻まれだし、「吹けよ風 呼べよ嵐」で原始神母のライブがスタート。
そして、この緊迫感のある演奏の後、始まったのがサイケなロックンビーツ。
そう、シド・バレッド時代のナンバー「Lucifer Sam」だ。
そこにきらびやかな衣装を身にまとったコーラス隊のネェちゃんふたりが現れ、エキゾチックなGoGoダンスを披露するという演出にまずやられた。
それはまるで60年代イギリスのディスコにタイムスリップしたかのようだった。
こういう遊び心のきいたところも原始神母の魅力のひとつなのだ。
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続けて「天の支配」、「Matilda Mother」、「夜空のドライブ」~と、第一部は『夜明けの口笛吹き』からの楽曲中心のシド・バレットに捧げるコーナーの様相を呈していた。
まぁ小生、実はシド・バレット時代の楽曲は苦手意識があって、ここ最近までほとんど聴いてなかったんだが、原始神母の演奏でこれらの楽曲を体感してちょっとビックリしたのが、けっこう楽曲を覚えていたことと、「シド・バレット時代の曲もけっこうカッコええやん!」と思えたこと!
フロイドの楽曲の持つ魅力を改めて気づかせてくれる・・・これぞ原始神母マジックなんだと!
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その後はいつもの原始神母。
『狂気』8割再現、「原子心母」、「狂ったダイヤモンド」、「あなたがここにいてほしい」、「Comfortably Numb」・・・・・
そういえば、今回女性コーラスが成冨ミヲリさんに替わって、冨田麗香さんという方が加わっていた。
彼女もかなりの歌唱力の持ち主で、どうやらソロでも活動しているプロのミュージシャンらしい。
今回の私の最大の不覚は、家出る前にソニーのサイバーショットが部屋ん中どんだけ探しても見あたらず、画素数の落ちるi-Podでの撮影を余儀なくされたこと。
しかもライブ中シャッター音が鳴るのは良くないと思い、シャッター音の出ない安物の無料カメラアプリで撮影したため、画質はさらに下がった。
まぁでも、ちょっとサイケな感じの画が撮れていい塩梅と思うことにした。
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天井が低いためか、チキン・ジョージの時のような神秘的レーザービームは控えられていた。
ただ、内装の割には音はものすごく良く、これはこだわりが尋常じゃない原始神母側がPAを持ち込んでいるためなのか。
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今回のツアーでは、念願の『Animals』からのナンバーを演ってくれるのかくれないのかがポイントのひとつであったが、扇田裕太郎氏の弾き語りによる「翼を持った豚」がきたときは、心から「ヤッタ!!」と思った。しかも扇田氏の歌がまた絶妙によかった。
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で、「翼を持った豚」の後、「犬」がくるのか、「豚」がくるのか?「羊」がくるのか?なにもこないのか?
期待と不安が入り混じる中、ドキドキしながら見守っていた。
ンメェェェェ~~~・・・・ンメェェェェェ~~~~・・・・ンメェェェェェ~~~~~
羊だった。
まぁアルバム丸々再現となると、ちょっと盛り上がりに欠けるとは思うが、『Animals』からの曲は、これからもガンガン演ってほしいと思う所存である。
「ナイルの歌」で、各プレイヤーソロ大会&大団円。
本人たちが一番楽しんでる感じがいいね。
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ケネス・アンドリュー氏専用メガホン(「天の支配」の冒頭などで使用)
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ライブ終了後は、メシ食ってからSOMAから徒歩3分のところのいつもの心斎橋のプログレバーに寄ったんだが、ドアを開けると、同じ原始神母帰りの客でほぼ満席!
店がこんな状態になってるの見たの初めて!マスターも戸惑ってたご様子。
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で、店内でさっそくこいつを使わせてもらった。リマスタではなかったが2枚目購入。
今回は三国さんのサイン頂いた。
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今日の1曲:『Sheep』/ Pink Floyd
今年は、ピンク・フロイド結成50周年という節目の年でもあり、原始神母側としても何か特別な年にするみたいなことを昨年のチッタのライブでおっしゃってたので、こちらとしてもやはり見過ごすわけにはいかなかった。
土曜日と良日で、終電を気にする必要もないし、これは行かない手はないだろう。
すでにフジロックフェスティバルの出演も決定してる原始神母(苗場アフロディーテだ!)。
今年は沖縄公演も敢行予定と、ますますその規模を広げてきた。
大阪では過去に梅田AKASOで一度ライブをしたことがあるそうだが、その時は客は100人にも満たなかったという。
今では満席+立ち見が出るほど。数倍規模の東京ではもちろん毎回ソールドアウト。
まぁ、いまだにたかがトリビュートバンドと彼らのライブを行き渋っている方もいらっしゃるだろうが、知らないってのは悲しい。
外タレこそがとか、ホンモノこそ価値があるなんてことがまやかしであることは、1月のガンズのライブで明々白々だ。
原始神母のライブの魅力は、動画でもその50%も伝えられてはいないだろう。
生で体感して初めて、その恍惚と神秘を感じ取ることができるのだ。
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SOMAに来たのは初めて。
客席の規模は神戸チキン・ジョージとほぼ一緒くらいだが、ステージがちょっと狭いかな。
今回はひとつ段が上がっているセンターのVIP席で観戦することができた。
足も伸ばせてドリンクも置ける(横には缶ビールが4、5本並んでいた)。
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風にのりて歩むもの<イタカ>の顕現を思わせる嵐のSEが流れ、扇田氏によるスラップぎみのベース音が刻まれだし、「吹けよ風 呼べよ嵐」で原始神母のライブがスタート。
そして、この緊迫感のある演奏の後、始まったのがサイケなロックンビーツ。
そう、シド・バレッド時代のナンバー「Lucifer Sam」だ。
そこにきらびやかな衣装を身にまとったコーラス隊のネェちゃんふたりが現れ、エキゾチックなGoGoダンスを披露するという演出にまずやられた。
それはまるで60年代イギリスのディスコにタイムスリップしたかのようだった。
こういう遊び心のきいたところも原始神母の魅力のひとつなのだ。
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続けて「天の支配」、「Matilda Mother」、「夜空のドライブ」~と、第一部は『夜明けの口笛吹き』からの楽曲中心のシド・バレットに捧げるコーナーの様相を呈していた。
まぁ小生、実はシド・バレット時代の楽曲は苦手意識があって、ここ最近までほとんど聴いてなかったんだが、原始神母の演奏でこれらの楽曲を体感してちょっとビックリしたのが、けっこう楽曲を覚えていたことと、「シド・バレット時代の曲もけっこうカッコええやん!」と思えたこと!
フロイドの楽曲の持つ魅力を改めて気づかせてくれる・・・これぞ原始神母マジックなんだと!
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その後はいつもの原始神母。
『狂気』8割再現、「原子心母」、「狂ったダイヤモンド」、「あなたがここにいてほしい」、「Comfortably Numb」・・・・・
そういえば、今回女性コーラスが成冨ミヲリさんに替わって、冨田麗香さんという方が加わっていた。
彼女もかなりの歌唱力の持ち主で、どうやらソロでも活動しているプロのミュージシャンらしい。
今回の私の最大の不覚は、家出る前にソニーのサイバーショットが部屋ん中どんだけ探しても見あたらず、画素数の落ちるi-Podでの撮影を余儀なくされたこと。
しかもライブ中シャッター音が鳴るのは良くないと思い、シャッター音の出ない安物の無料カメラアプリで撮影したため、画質はさらに下がった。
まぁでも、ちょっとサイケな感じの画が撮れていい塩梅と思うことにした。
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天井が低いためか、チキン・ジョージの時のような神秘的レーザービームは控えられていた。
ただ、内装の割には音はものすごく良く、これはこだわりが尋常じゃない原始神母側がPAを持ち込んでいるためなのか。
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今回のツアーでは、念願の『Animals』からのナンバーを演ってくれるのかくれないのかがポイントのひとつであったが、扇田裕太郎氏の弾き語りによる「翼を持った豚」がきたときは、心から「ヤッタ!!」と思った。しかも扇田氏の歌がまた絶妙によかった。
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で、「翼を持った豚」の後、「犬」がくるのか、「豚」がくるのか?「羊」がくるのか?なにもこないのか?
期待と不安が入り混じる中、ドキドキしながら見守っていた。
ンメェェェェ~~~・・・・ンメェェェェェ~~~~・・・・ンメェェェェェ~~~~~
羊だった。
まぁアルバム丸々再現となると、ちょっと盛り上がりに欠けるとは思うが、『Animals』からの曲は、これからもガンガン演ってほしいと思う所存である。
「ナイルの歌」で、各プレイヤーソロ大会&大団円。
本人たちが一番楽しんでる感じがいいね。
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ケネス・アンドリュー氏専用メガホン(「天の支配」の冒頭などで使用)
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ライブ終了後は、メシ食ってからSOMAから徒歩3分のところのいつもの心斎橋のプログレバーに寄ったんだが、ドアを開けると、同じ原始神母帰りの客でほぼ満席!
店がこんな状態になってるの見たの初めて!マスターも戸惑ってたご様子。
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で、店内でさっそくこいつを使わせてもらった。リマスタではなかったが2枚目購入。
今回は三国さんのサイン頂いた。
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今日の1曲:『Sheep』/ Pink Floyd