元IT BITESのギターヴォーカルのフランシス・ダナリーが27年ぶりに来日する。というかもうしてる。
今日から東京のみで3Daysのライブだ。
先日、自らがIT BITESの曲をリメイクするセリフカヴァー集をリリース。その名も『Vampires』。
3rd『Eat Me In St. Louis』の日本盤のみのボートラ曲をアルバム名にもってくるとは、やっぱ日本がターゲット?
だから、今回のライブもIT BITESの曲を演りたくるという内容のものらしい。
なぜかというと、今年でIT BITESが結成30周年を迎えるらしいのだ。
しかし、IT BITESを解散させて2009年の再結成にも加わらなかったやつが、30周年を勝手に祝ってライブを演るっていうのはどうなんだ?
でもファンにとってはこれほど嬉しいことはない。なんてったってフランシスが歌うんだから。
んで、肝心の現IT BITESメンバーは現在ほとんど分裂休止状態にあって音沙汰がないという。
フランシスの後釜としてジョン・ミッチェルが加わってからの新生IT BITESもいい塩梅で好きだし、7年前に来日した時も東京までわざわざライブを見に行った。
それでも私の場合、やはりフランシスがいた頃のIT BITESの方が遥かに思い入れがあるし、Voもフランシスの方がアクの強い独特の個性があって魅力的だ。
ただ、ジョンのさわやかVoからIT BITESを聴いた人は、フランシスのクセのあるVoに抵抗を感じる人が案外いるみたいだ。
要は「Underneath Your Pillow」などにみられるフランシスのトリッキーなコーラスをユニークで秀逸とは感じないのだな。
ならば、フランシス・ダナリーが1994年にリリースしたソロ作品第二弾『FEARLESS』を聴けば、彼の研ぎ澄まされたポップセンスと歌の巧さに気づくのではないか。
ソロ1stではまだまだIT BITESの頃のハードロック感を引きずってて、己のギターテクをひけらかすきらいがあり、サウンドも安っぽかった。
ところがこのセカンドで大変身。とにかく歌を非常に大切にしていて表情豊かに丁寧に歌い上げており、曲が実に洗練されていてバラエティに富んでおり、しかもオシャレ。
ミックスやサウンドも段違いにクオリティが高くなった。
そして時折卓越したギター技を程良くやり過ぎず切り込んでくる。
とにかく全体を通して非常に完成度が高いのだ。ハッキシいって捨て曲がない。
PVも作成されたポップ&キャッチーな「American Life in the Summertime 」。
個人的にはワウ&ダブのエッセンスがフンダンに取り入れられたシャレオツな「Fade Away」、本作でもっともハードに展開しフランシスが野太い声でダラしなく歌う「King Of The Blues」、そしてボートラ扱いであるがジェスロ・タルの名曲を別もんっちゅーくらいにシャレオツ&ユニークにアレンジした「Living In The Past」あたりが好き。
大学生の頃、軽音楽部に所属していたIT BITES好きのギター弾きのゼミ生にフランシス・ダナリーのこのCDを聴かせて貸してあげたところ、バンドで演ることになったらしく、私の『FEARLESS』は軽音楽部内でたらい回しにされた挙句、その2年後くらいにキズだらけのボロボロになって返ってきた、そんなほろ苦い思い出の詰まった名作である。
この辺のソロの曲は最終日3日の南青山MANDALAでのアコースティックセットのライブでひょっとしたら演ってくれるんやないかと。
ああ~~~っ!!フランシスに会いた~~~い!!
今日の1曲:『Fade Away』/ Francis Dunnery
今日から東京のみで3Daysのライブだ。
先日、自らがIT BITESの曲をリメイクするセリフカヴァー集をリリース。その名も『Vampires』。
3rd『Eat Me In St. Louis』の日本盤のみのボートラ曲をアルバム名にもってくるとは、やっぱ日本がターゲット?
だから、今回のライブもIT BITESの曲を演りたくるという内容のものらしい。
なぜかというと、今年でIT BITESが結成30周年を迎えるらしいのだ。
しかし、IT BITESを解散させて2009年の再結成にも加わらなかったやつが、30周年を勝手に祝ってライブを演るっていうのはどうなんだ?
でもファンにとってはこれほど嬉しいことはない。なんてったってフランシスが歌うんだから。
んで、肝心の現IT BITESメンバーは現在ほとんど分裂休止状態にあって音沙汰がないという。
フランシスの後釜としてジョン・ミッチェルが加わってからの新生IT BITESもいい塩梅で好きだし、7年前に来日した時も東京までわざわざライブを見に行った。
それでも私の場合、やはりフランシスがいた頃のIT BITESの方が遥かに思い入れがあるし、Voもフランシスの方がアクの強い独特の個性があって魅力的だ。
ただ、ジョンのさわやかVoからIT BITESを聴いた人は、フランシスのクセのあるVoに抵抗を感じる人が案外いるみたいだ。
要は「Underneath Your Pillow」などにみられるフランシスのトリッキーなコーラスをユニークで秀逸とは感じないのだな。
ならば、フランシス・ダナリーが1994年にリリースしたソロ作品第二弾『FEARLESS』を聴けば、彼の研ぎ澄まされたポップセンスと歌の巧さに気づくのではないか。
ソロ1stではまだまだIT BITESの頃のハードロック感を引きずってて、己のギターテクをひけらかすきらいがあり、サウンドも安っぽかった。
ところがこのセカンドで大変身。とにかく歌を非常に大切にしていて表情豊かに丁寧に歌い上げており、曲が実に洗練されていてバラエティに富んでおり、しかもオシャレ。
ミックスやサウンドも段違いにクオリティが高くなった。
そして時折卓越したギター技を程良くやり過ぎず切り込んでくる。
とにかく全体を通して非常に完成度が高いのだ。ハッキシいって捨て曲がない。
PVも作成されたポップ&キャッチーな「American Life in the Summertime 」。
個人的にはワウ&ダブのエッセンスがフンダンに取り入れられたシャレオツな「Fade Away」、本作でもっともハードに展開しフランシスが野太い声でダラしなく歌う「King Of The Blues」、そしてボートラ扱いであるがジェスロ・タルの名曲を別もんっちゅーくらいにシャレオツ&ユニークにアレンジした「Living In The Past」あたりが好き。
大学生の頃、軽音楽部に所属していたIT BITES好きのギター弾きのゼミ生にフランシス・ダナリーのこのCDを聴かせて貸してあげたところ、バンドで演ることになったらしく、私の『FEARLESS』は軽音楽部内でたらい回しにされた挙句、その2年後くらいにキズだらけのボロボロになって返ってきた、そんなほろ苦い思い出の詰まった名作である。
この辺のソロの曲は最終日3日の南青山MANDALAでのアコースティックセットのライブでひょっとしたら演ってくれるんやないかと。
ああ~~~っ!!フランシスに会いた~~~い!!
今日の1曲:『Fade Away』/ Francis Dunnery