AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

TATSUMAKI

2009年11月28日 | やっぱりメタル!!
「ヴォイヴォー!!」と叫びながら、VOIOVDのDVD「TATSUMAKI VOIVOD JAPAN 2008」を毎晩のように鑑賞しております。
かなり近所迷惑であります。

この映像は、昨年のTHRASH DOMINATION 08川崎クラブ・チッタでの悲願の初来日公演9月20日のステージを完全網羅したもの。
つまり、ヴォイヴォドが日本で最初のライヴを行った時の映像であり、私が目撃した日のライヴ映像というわけだ。
しかも、今までヴォイヴォドのプロショット映像などは殆ど存在しておらず、今回3カメショットとはいえ、60分超えのフルステージが完全映像化されたことはもの凄いことなのだ!

「TATSUMAKI」というタイトルは、VOIVODの名曲“Tornado”を来日公演でスネイクがサービスとばかりに「タツマキー!!」と間抜けにも歌ってしまったことに由来する。
日本語タイトルが付けられてるにもかかわらず、日本盤が出ないという悲しさ!!
まぁおかげで安かったけど。

改めて鑑賞していると、昨年のあの日の感動がまざまざと呼び覚まされてきます。
なんつってもセットリストが素晴らしい!!
あの限られた時間の中で、もうこれ以上はないというくらいのベストな選曲なんですわ。

今回はとにもかくにも伏兵ダニエル・モングレイのギターワークがホンマ素晴らしい!
ピギーの遺した遺産を受け継いで、完璧なまでに再現してくれている!
ブラッキーはステージ上であんなに激しく跳びはねてはったんやな~
そのせいか、ちょいちょいミスってるし・・・

スネイクに関しては・・・なんかちょっとひょうきんキャラを際立たせすぎで、マジメに歌ってるのかかなり怪しい。
まぁもともと変な歌い方と奇天烈なステージパフォーマンスを常としている人なのでこんな感じなんやろうけど、途中でアニマル浜口見えてきて仕方がない。
もう初期のスラッシュナンバーなんかは単に歌詞をがなりたててるだけ、みたいな。
やはり、“Tribal Conviction”や“Nothingface”など声変わりした4th以降の作品の曲が映えてるね。
まぁそんな中でも、初期の疾走スラッシュナンバー“Overreaction”は圧巻!
ラストのフロイドのカヴァー“天の支配”が終わったあとの会場全体の歓声が凄いね。なんか会場にいるみんながヴォイヴォドファンみたいな雰囲気になってる。
海外のヴォイヴォドファンはこの映像見て「オーマイガー!日本ニハ、コンナニヴォイヴォドファンガイルノデスカー!?」ってビックリしてるだろうな。
う~ん、またこのメンバー編成で来日してもらうしかないな。

ボーナス映像に、なぜかフーファイのデイヴ・グロールのインタビューが収録されていて、なにやらヴォイヴォドについて熱く語っているようだった。
もひとつカナダのメタルジャーナリストらしき2人組みがフランス語で各地方をリポートしてる映像になると、ますます意味がわからん。
最後の方にやっとヴォイヴォドのメンバーが登場する。
そして、感激したことにラストにピギーの若かり頃の映像が!!(涙)

来日オフショットのスライドショーに私の知ってる人がメンバーと写ってる写真が出てきてちょっと羨ましかった。
もう疎遠になってしまったが、この人にはもの凄い恩恵を受けており、いまだ感謝に絶えない。

ちなみに私もこのDVDに映ってるんです。
“Unknown Knows”の中盤らへんで拳上げてますんでよかったら探してみてください。



今日の1曲:『Overreaction』/ VOIVOD
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暗い日曜日

2009年11月25日 | 名所ガイド、巡礼記
日曜日は嵐山まで紅葉狩りに出かけるハメになった。
そういえば長年京都に住んでいながら嵐山などに行った記憶はあまりなかったな。

嵯峨嵐山駅に着いてやけにカップルどもが増殖しだし、この時期、この地が恰好のデートスポットであったことに気付かされ、母親に促されてのこのこと嵯峨野なんかに出かけてきたことを心より後悔する。

嵯峨野名物トロッコ列車に乗る予定がバカップルどものために今日の乗車券はすでに完売しており人生がイヤになる。
紅葉狩りなんかよりも人間狩りがしたくなった。

寂しそうなおしゃかしゃかしゃん・・・

天龍寺に赴くとカップル率がさらに増す。雨がシトシトと降り始め、この悪天候を逆手にとって相合傘で秋雨のラブロマンスに興じるつがいども。
おかげで写真画面に傘が入り込まないよう撮影するのに苦労した。
ふと、「あと3分ほどでこの世の終わりが来ればいいのにな・・・」と思った。

ロジャー・ディーンのプログレ画を彷彿とさせる鬱蒼とした幻想世界が広がっていた。


天龍寺館内にデーンと置かれてる『達磨図』。こいつは『クリムゾン・キングの宮殿』といったところか。

夜から午後練の会合の予定があったので、母達と途中で別れひとり家路につく。
姉に指示された帰り道を歩いていくとだんだん寂びれた路地に迷い込み、引き返して駅のある方角へ国道沿いを歩いていると歩道が途切れて行き止まりになってしまい、雨の中、この世に生まれてきたことを心より後悔する。

紅蓮ヒューズな嵐山


なんとか家に帰ると、アマゾンより4日遅れのVOIVODのDVD『TATSUMAKI~VOIVOD JAPAN 2008~』が届けられていた。
もう少し、がんばって生きてみようと思った。


今日の1曲:『Gloomy Sunday』/ Bjork
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橿原道中膝栗毛

2009年11月23日 | 名所ガイド、巡礼記
オカンが70過ぎにして最近パートで手伝いにいっている薬膳料理屋にランチしにいくため、奈良橿原の今井町くんだりまで赴いたのだが、そこへ向かって歩いていたら、あらあら、いつのまにやら江戸時代にタイムスリップしてしまっていた。

今井町は称念寺を中心とした完璧な城塞都市で、成立は戦国の世、天文年間(1532~1555)一向宗本願寺坊主の今井兵部卿豊寿によって寺内町を建設したことに発するのだそうだ。
へぇ~、橿原には何べんも来てんのやけど、こんな隠れ観光場所があったなんて知らなんだな~

町全体が白とダークブラウンを基調とした建造物で統一されていて、寺子屋みたいな構えの学習塾なんかもあってちゃんと今も営まれているのがしゅごい。

床屋もこのありさま。
    

オカンの手伝いにいってる薬膳料理屋は、今井町の大工町筋にあるフツーの一軒屋の一室でひっそり営まれていて、場所もわかりずらく、こんなところに客がきてくれるのかと先行きがとても心配になった。


健康食なので料理は全体的にあっさり目。サービスでふるまってくれたしょうが湯が意外に飲みやすくてうまかった。なんだか精気が漲ってくるような気がした。
みなさんも今井町にお越しの祭には、是非この八幡神社近くにある薬膳料理屋にお立ち寄り下さいませ。(火・木・土のみ営業)

ヴィクッ・・・ォアア~みたいな看板のあるやってるのかやってないのかよ~わからん電気屋さんの近くにあります。


帰りは古風なカフェに茶をシバきにいった。
    

雰囲気はとてもいいのだが、店内にはテーブルがなく茶道スタイルで飲食するという店のシステムに少し戸惑う。
いつか、ここでモカブレンドをやりながらダレット卿の『屍食教典儀』を読み耽りたいと思う。

今日の1曲:『のれそれ』/ 人間椅子
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今夜はナイアルラトホテップ

2009年11月22日 | ルルイエ異本
ケケケケ・・・ケフネスケケケ・・・

今度は神奈川の某古書店よりまたしても忌まわしき暗黒の奇書が届けられた。
『魔道書ネクロノミコン』の完全版である!

この書は、私が学生時代に既に購入していた『魔道書ネクロノミコン 正編』に、新たに禁断の240ページの続編が加えられたもの。
そしてさらには、付録として『ルルイエ異本』の日本語翻訳版が収録されているのだ!
そこには「ヒュプノスの指輪の造りかた」「ノーデンスの護符」「大いなる旧支配者の訪れ」「アルハザードの卜占」など、人類が決して触れてはイケナイ禁断の奥儀が図式入りで記されている!キャーーーー!!

しかし彼らはいかようにして、この人類誕生以前の言語である、測り知れない永劫の太古にクトゥルーの落とし子によって地球にもたらされたという奇妙な象形文字から成るルルイエ語の解読に成功したのであろうか・・・

あと「スタニスラウス・ヒンターシュトイザー博士の手紙」の中でほのめかされている「ネクロノミコン」とアラビアの奇書「キタービ・マアニ・アル=ナフス」との関連性、及び精神寄生体の存在については非常に心騒がされる内容であった。

この書が届けられた日、私はとり憑かれたかのようにこの空前絶後の奇書を読み耽っていたのだが、それはまるでなにか得体の知れない見えざる緒力によって読まされているかのような感覚であった。
そしてその晩、私はこの書物を巡って夜鬼(ナイトゴーント)のような魔物どもに追われている悪夢にうなされてしまった。
きゃつらの“こそばし攻撃”は、それは耐え難く恐ろしいものであった。

命からがらどこかの巨大なショッピングモールに逃げ込んだのだが、中では買物客の行列が出来ていてそこになんとなしに並んでいると、私の後ろに坊主頭の得体の知れぬ男が立っていた。
その男は突然私に向かってなにやら呪詛めいたライムを手振りをしながら浴びせてくるのであった。それはよくよく聴いてみると小沢健二 feat.スチャダラパーのヒットソング“今夜はブギーバッグ”(古!!)であるようだった。
その時私は直感的にこの男が“這い寄る混沌”ナイアルラトホテップの化身ではないかということに思い当たり、恐怖に震え戦いた。
そう、ご存知ナイアルラトホテップは“千の顔を持つもの”と呼ばれており、「闇に吼えるもの」「顔の無いスフィンクス」「膨れ女」と、数多の化身をもってあらゆる時空に顕現するといわれている彼のものどもの使者である。

そこでハッと目が覚め、私の全身は凍りつくような悪寒に襲われており、鼓動が早鐘のように脈打っていた。
その日以来、私はこの禁断の書物を寝床で読むことだけは避けるようにしている。

クトゥルー神話の目立った特徴の多くは、夢を媒介として伝えられたもので、この種の夢は潜在意識がアストラル界との接触をあらわす手段であるとされている。
このアストラル界とは、自然の記憶保管所のようなもので東洋では“アカシヤ記憶”という呼び名で知られている。
かつて大いなる旧支配者が地球を闊歩したことがあり、彼らの歴史はアストラル光に記憶されているに違いなく、この書物を読んだことにより高ぶった私の精神がアカシヤ記憶に結びつき、あのような名状し難い悪夢を映じせしめたのではないだろうか!

もし、この書を全て読了してしまったのなら、私もミスカトニック大学のダンフォースのように発狂してしまうのだろうか!!
考えるだけでも恐ろしいことだ!

人間椅子の新譜をBGMに、平城京跡の真っ只中でこのおぞましき書を読み耽るのではなかった・・・
イオンの多目的トイレの中で『ルルイエ異本』の中に記載されていた「墓所では安らがぬ死者と随者と使い魔について」の項目を詠唱するのではなかった・・・
カールの元祖カレーかけ味を一袋まるまるドカ食いするのではなかった・・・

今後、この書を読了するなどということは、絶対にヨクナイ・・・ヨクナイコレ・・・ヨクナクナクナクナクナクナーイ?



今日の1曲:『今夜はブギーバック』/ 宇多田ヒカル feat スチャダラパー
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かわいそうな幼虫

2009年11月16日 | 晒しな!日記
季節外れにもさまよい出てきた蝶々の幼虫君。
オヤジの栽培しているベランダの植物の葉っぱにとまってました。

いっちょ温室で育てて成虫に羽化させてやろうかと思ったのですが、撮影した5分後にオヤジに踏み潰されて天国に羽ばたいていきました。

鬼!!悪魔!!金色夜叉!!!

こうして私は純粋なこころを傷つけられ、ますますグレていくのであった。


こんな感じに成長するのを楽しみにしてたのに・・・

    


今日の1曲:『モスラ』/ 人間椅子
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多目的トイレ

2009年11月08日 | 晒しな!日記
多目的トイレの前を通ると、ついつい考えちまうんですよね。

排泄行為の他に、どんな目的があるのかと・・・


読書、瞑想、睡眠、デトファイバー、英単語を覚える、立位体前屈、踏み台昇降

コピーキャットごっこ(非常に危険)、エロ本を隠す、早弁(早便ではない)

ジグソウの次の指令を待つ、スーパーマンに変身(スパイダーマンでも可)

レコーディング、PV撮影、リゼルジン酸による嘔吐、吐瀉物による洗浄

形態模写、自慰もしくは自己啓発、パントマイム、黒きシュブ=ニグラスの召喚

笑顔の練習、ブログ更新、アリバイ作り、なんか反省、エアドラム、フルチンダンス・・・


みなさんはどうですか?



今日の1曲:『Girl Goodbye』/ TOTO
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スケキヨさん?

2009年11月07日 | やっぱりメタル!!
人間椅子通算15枚目の最新作『未来浪漫派』。
この3日間だけでもう10回以上は聴き込んだでしょうか(そのうち3回は途中で意識を失っているが)。
まぁ20年も人間椅子聴いてると曲名を見ただけでどんな曲かだいたい想像がつくようになってきて、いつもその曲目見ては胸ワクワク踊らされるのだが、今回はなんか魅力的なものがなくて期待感はすこぶる薄かった。
そしてそれが見事に的中したかと。

『修羅囃子』以来の駄作かもしれない。ヘタしたらそれ以上かも。
いや、いつも通りの人間椅子以外の何物でもない、ヘヴィでブルージーな和製ハードロッキンワールドが展開してはいるんですよ。
ただ今回はちょっと救い難いくらいツボにくる曲がない。
まぁ15枚ものアルバムを出してるんだからそのうち自分の嗜好にそぐわない作品も出てくるだろう。
とにかく既出のアイデアの使いまわしというか、それを発展させるのならまだしもスケールが小さくなっているという感じ。全くハッとする展開がないのだ。

“至福のロックンロール”とか、同じようなロックンロール賛歌を毎回やられてもねぇ・・・しかも今回はヒネリがなさすぎ。
それにやたら愛だの恋だの、ホれたハれたの歌が多すぎて辟易してしまう。
私は人間椅子にストレートなロック魂とか、純愛ソングなど求めちゃいないのだ。

それに今回は全体的にサウンド・プロダクションが小さくまとまりすぎでない?なんか全ての楽器の音の響きが弱いような気がする。
本作で最もドゥーミーさが色濃く出たオドロナンバー“月下に捧ぐ舞踏曲”にしてもいつもの鬼気迫るような緊迫感が全く感じれんのだ。
“与太郎”の二番煎じ的な“ヤマさん”も(だれ?)悪くはないが、なにか物足りない。
ラストのいかにも和嶋節な“深淵”にしても9分と長尺な割には展開がアッサリし過ぎている。
ひょっとしたら前作の時点で現3人編成での創作力がピークに達してしまい、すでに倦怠期に入ってるのかもしれない。
3人がかわるがわるリードVoをとり、コーラス技を絡めつつ妙にユーモラスな心霊現象を歌った“秋の夜長のミステリー”はおもしろかった。こういうのは巧いなと思う。

まぁもうちょっと聴き込んでみよう。感性が鈍ってるんであと10回も聴けば好きになるかもしれん。

しかし、各有名レコード店では熾烈な人間椅子購買者争奪戦を繰り広げているというのに、B!誌は今回も完全にシカトを決め込んでいる。
ディスクユニオン特典の人間椅子サイン付き湯のみにするか、タワレコ特典のオマケCD「惡魔と接吻」(盤に歌詞がプリントされてある)にするか、椅子ファンはまたしても苦渋の選択を迫られるのであった。







『犬神家の一族』とゴッチャになっとるやんけ!
驚いたことに、このスライド式動画に以前私のブログにアップした人間椅子の画像データ(デジカメで撮ったやつ)が使われてました。
使用料及び、精神的苦痛を被ったことへの慰謝料を請求します。

今日の1曲:『悪魔の手毬唄』/ 人間椅子
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