AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

未知なる音楽を夢に求めて

2008年02月26日 | やっぱりメタル!!
さーけーんーでみーろ エックス!!

かーんーじーてみーろ エックス!!


てな感じで、私がKING'S Xと出会ったのは、ちょうどバンドブーム真っ盛りの頃で、中学生の時メタルの“タ”の字も言っていなかった奴らが「エックス!エックス!」と連呼し、「ガンズや!ガンズや!」とはしゃいでいた、ちょうどそんな時代だった。
メタル界ではEXTREMEが『PORNOGRAFFITTI』を大ヒットさせ、GUNS'N'ROSESが『USE YOUR ILLUSION』、MOTLEY CRUEが『Dr.FEELGOOD』、SKID ROWが『SLAVE TO THE GRIND』などをリリースし、こぞってヘヴィなサウンドに同化していった。
しかし私は上記のどの作品もピンとくるものがなかった。
そのヘヴィ化したサウンドにはブームに倣ったような軽さを感じ、バンドが本来持っていた魅力が半減したように思えたのだ。
前作まではあれほど好きだったモトリーやガンズさえもだ!

そんな世の喧騒を避けるかのように、私は70年代のプログレッシヴなものに想いを馳せるようになり、KING CRIMSONやPINK FLOYDなどに神秘的で独創的なサウンドを見出し、そっちの世界に溺れていった。
さらに、ビートルズの後期作品にみられる実験的でサイケデリックなものにまで興味を持ち始めるのにも、そう時間はかからなかったように思う。

実験的で未知なる音楽への飽くなき探究心、そして世間からの孤立・・・私のちょっと時代からズレた音楽嗜好は、そんな背景からきているのかもしれない。
だから90年代初頭で私が好んで聴いていたメタルバンドといえば、どこか常軌を逸しているところがあり、例えばVOIVOD、IT BITESなどがそうである。
日本のバンドでも人間椅子やDOOMなど、ジャパメタファンが忌避するような奇妙なバンドばかり注目していた。


そんな風変わりなバンドの1つにKING'S Xがあった。
メタルバンドで黒人がヴォーカルってのも珍しかった。
まぁそういうのではこの時代、よくLiving Colorなんかが取り上げられてはいたが。




2nd『GRETCHEN GOES TO NEBRASKA』は私が何回も聴き込んでいく内にジワジワと好きになった作品の1枚だ。
妙に好奇心をそそられる、“凍てつく荒野の未知なるカダス”を髣髴とさせる幻想的なジャケット、そして神秘的なシタールの音色から始まる1stのタイトルナンバーからして、なんだか異質な空気が漂っていた。
やけにソウルフルで激しいシャウトをかますヴォーカル、なにかしら一種の空間を感じさせる重圧なギターサウンド、そして計算しつくされたパーフェクトな演奏力・・・KING'S Xの音楽性は、明らかに他のメタルバンドとは一線を画す前人未到の世界が広がっていた。

Out of the Silent Planet



有島氏がライナーで「個性的でありながらも、地味な印象を放っている。彼らの創り出す音楽性には、単に個性的という、ひとつの言葉では収まり切れないくらいの奥深さと幅の広さがあり、さらに突拍子もない発想が詰め込まれている。しかもそれが一歩も二歩も時代の先を行っている」と述べられているが、誠に的を得た意見である。
(ただ、ダグのラストネームを“ピクニック”などと表記してしまっているこの認識の薄さはどうなんだ?)

#8“FALL ON ME”や、#11“SEND A MESSAGE”などに見られる、摩訶不思議なる音階を持つ重圧なギターサウンドは、とてつもないグルーヴ感と異空間を内包しており、今聴いてもゾクゾクさせられる。




みなさんもたまには少し流行や常識とズレたものに耳を傾けて、己の潜在意識の深奥に潜むまだ見ぬ未知なる感性の扉を開いてみてはいかがだろうか?
そう!あの銀の鍵を手に夢の国へと旅立った、ランドルフ・カーターのように!

未知なる音楽を夢に求めて・・・・・


かーんーじーてみーろキングス・エックス!!


てか最近、ラヴクラフトの“幻夢郷”もん読みすぎてわけわからん文章になってしまってすいやせん。




今日の1曲:『Over My Head 』/ King's X
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キングス・エッキス

2008年02月22日 | やっぱりメタル!!
16日の幕張で、アイアン・メイデンの開演が今か今かと会場内が意気揚々としている時に、思いがけずBGMにKING'X“OVER MY HEAD”が流れて、私は歓喜のあまり隣にいたその日初対面だったアッコさんに、「このバンド知ってます!?キングスXといって、アメリカのスリーピースのバンドでしてねぇ~オバマヘオバマヘ・・・・」と、つい暴走気味に熱く語ってしまい、彼女を大いに当惑させてしまった。
またもや私の悪い病気が出てしまった・・・・


しかし、私が興奮してしまったのも無理はない。
実はメイデンライブの前日、ブックオフにてたまたま見つけたこのKING'S Xの4th、そのタイトルも『KING'S X』を500円という格安プライスで購入したばかりで、ことのほか内容が素晴らしかったからである!
もし、DREAM THEATERの4th『FALLING INTO INFINITY』をお持ちの方は、7曲目の“LINES IN THE SAND”という曲を聴いてみていただきたい。サビのバックでやたらソウルフルなシャウトをかましている声に気づかれるハズである。

その声の持ち主こそ、このKING'S Xの左腕の黒人ベーシスト兼ヴォーカリスト、ダグ・ピニックなのである!




KING'S Xはイングヴェイなど、数々のミュージシャンからかなりリスペクトされていたものの、そのあまりにも時代を先取りした特異な音楽性ゆえジャンルの設定も難しく、当時アメリカや日本(ちょうどバンドブーム)では、殆ど受け入れられることのなかった不幸なメタルバンドだった。
そもそもトンプソンツインズを髣髴とさせる時代錯誤も甚だしい髪型の黒人シンガーのいるバンドなどがメタルファンに支持される事の方が難しかったのだろう。
しかし、このダグほど硬質なメタルサウンドに見事溶け込むことに成功した黒人シンガーもいないのではないだろうか?と私は思うのである。

ザクザクとしたバッキングを切り込ませるタイ・テイバーのシャープなギターに、硬質感のあるダグのベース。演奏の丁寧さと、時折複雑怪奇でありながらその整合感の豊かさと楽曲のクオリティの高さがすでにメタルというジャンルを超越してしまっている。
そして時にはリードヴォーカルも担うタイのビートルズを彷彿とさせる心地よいキャッチーで印象深いコーラス・ハーモニーこそ、このバンドの最大の特性と言っても過言ではないだろう!


今回購入した4th『KING'S X』は、正にそんな彼らのKING'S Xとしての音楽性を確立させた前期の集大成ともいうべき見事な傑作に仕上がっている!
私が特に気に入ったのは、ストレートさが痛快な#1“THE WORLD AROUND ME”。プリンス、あるいはクラヴィッツみたいなダグのソウルフルなヴォーカリゼーションがシブい#3“THE BIG PICTURE”。プログレッシヴさとグルーヴ感が織り成すハードなナンバー#5“CHARIOT SONG”・・・・・と、言い出したらキリがない楽曲の充実ぶりである。




最後に、当時MEGADETH(「RUST IN PEACE」リリース時)のデイヴ・ムステイン大佐があるTVインタビューで以下のようなことをおっしゃっていたのを記憶しているので紹介しておこう。

「何でスキッド・ロウみたいなクソバンドが売れてんだよ!!もっと他にいいバンドがいるだろうが!!KING'S Xとかさぁ・・・」




今日の1曲:『CHARIOT SONG』/ KING'S X
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LIVE POSTER DEATH

2008年02月19日 | やっぱりメタル!!
せっかく幕張まで念願のメイデンを見に行ったんやし、記念品をとグッズ売り場でメイデンTシャツを買おうと思ったんだが、悲しいことに全て売り切れ!

仕方がないので、せめてツアープログラム(2000円)だけでもと思い購入。

家に帰って「さて中はどんなんかな?」とページをめくろうとすると・・・
おい!ページがくっついててめくれへんぞ!!どないなっとるんや!

そうこう手間取ってるうちに最初のサイズの8倍ものデカさのエディポスターに大変身しちゃいましたーって、これを家に帰って部屋に貼れというのかい?!
ムチャ言いまんなー・・・・・

でもせっかくなので貼りましたよ!!

ちなみに、このようにポスターとツアープログラムが一体化したものを、ポスターグラムというのだそうだ。

ためになったねー









今日の1曲:『FLASH OF THE BLADE』/ IRON MAIDEN
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死霊復活祭@幕張メッセ

2008年02月18日 | コンサート
アリス・クーパーが20年振り日本上陸!?
いや、そんなことよりアイアン・メイデン東京遠征の話が先ですよね。
人生初となったメイデンライヴだったんですが、感激だった!というより思い出になったという感じだったかな。
幾多のライヴやフェスで激しいモッシュの戦場をかいくぐって来た百戦錬磨のこの私でも、今回の大規模な幕張メッセでの、あまりにも無謀すぎるオールスタンディングには心底堪えましたなぁ~。いや、あれはあかんで。
オープニングのチャーチルの演説が流れ出した瞬間から既にオーディエンスが興奮状態となり、後方から前へと押し入ってこようとする輩のために、冗談抜きでマジ圧死寸前の危険極まりない無秩序状態と化した時はさすがにヤバいと思いました。私はライヴ・サイチューニ・デスにならぬよう身をかわすので必死で、せっかくのトップナンバー“ACES HIGH”を殆ど堪能することができず、かなり悔しい思いをした。
押し寄せる輩を手で前へ前へと押している内に、気が付くと最初にいた場所より50メートルほど後ろに下がってしまっていた。とにかくもうこの混雑加減に戦意喪失というか、意気消沈してしまい、前半部分は殆どライヴに集中できなかった。まぁ今回一番の失敗は、ロッカーに荷物を預けそびれてしまい、会場に持ち込んでしまったことだ。このドジシンめが!!

セットリストは、まさに全盛期の定番曲のオンパレードで、それほどの意外性もなかったが、10分を悠に超える超大作“暗黒の航海”なんかも披露され、この曲のためだけに描かれた難破船のバックドロップとか、演出感タップリのステージはかなりの見物だった。
今回よかったなと思えたのは“POWERSLAVE”かな。あのエジプティックな雰囲気とシャッフリーなリズムセクションがたまらん!
そして、なんといっても“HEAVEN CAN WAIT”だろう。この曲の時に思いましたね。「そうなんだ、私はこの中間の「ウォオオゥ、ウォオオオオーオオ、ウォオオゥ♪」の大合唱をするためにはるばる京都から東京までやって来たんだ」と。
しかもこの時、ファン応募で選出されたのであろう数名の“ウォオオオコーラス隊”がこの大合唱のためだけにステージ上に出現!!いやはや、ようゆわんわ。
そしてライブ終盤ではメイデンライヴ名物、巨大エディ(サムホエアVer.)が出現し、ぎこちなくステージ上を右往左往していた。
今ツアーは7thまでの曲しか演らないと聞いてたのに、“FEAR OF THE DARK”が演奏されたときは「話が違うじゃないか」と思ったが、これはヤニックに対する配慮から選ばれたのではなかろうかと。じゃないと今回のツアー、ヤニックの出番なさ過ぎるでしょ!前座のアヴリル・ラヴィーン気取りのスティーブ・ハリスの娘のKYなパフォーマンスがあったのも、スティーヴの家族愛からきているのでしょうし、ヤニックも家族同様だからね。だから笑って許せましたね。俺って寛大すぎるな。
ただ、私のフェイバリットアルバム『KILLERS』からは1曲も演らんとは何事じゃい!!(激怒)



とまぁ、私にとって初のメイデンライヴは満足のいくものではなかったのだけれども「メイデンのライヴは(一生に一度は)参加することに意義がある」と自分に言い聞かせております。それに、ブログでお知り合いになったメタラーの皆様との“TALK AFTER LIVE”(オフ会とか実は初めて)は実に楽しいひと時でありました。やっぱライヴ後に語り合える人がいるというのはいいものですねぇ。
特に整理番号がかなり前の方だったにもかかわらず、2530番の私に東京駅からライヴ終了後にまで至り付き添って話し相手になってくださった『メタルで行こう!!』の管理人あっこさんには、ホントご迷惑をおかけしたというか、お世話になりっぱなしで感謝に絶えません。この場をかりて御礼申し上げたいと思います。

今日の1曲:<『POWERSLAVE』/ IRON MAIDEN
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数で殺そう ワン・ツー・スリー

2008年02月12日 | しねしねシネマ

『セブン』を観て衝撃を受け、やたらサイコサスペンスもんにハマっていたヤバい時期があります。

『コピーキャット』もそういう時期に見た映画で、好きな作品のひとつです。

「ヒルサイド絞殺魔ビアンキとヴォーノ」や「ミルウォーキーの喰人鬼ジェフリー・ダーマー」など、過去の歴史的サイコ殺人鬼達の手口を周到な緻密さで模倣する連続殺人魔(コピーキャット)の話。
犯罪心理学者ヘレン博士を演じるシガニー・ウィーバーの体をはった野外恐怖症のパニクった演技もかなり見ものでしたが(紙袋をスーハー吸ったり、最期には「プルプルー!!」とか言ってました)、やはり女刑事モナハンを演じるホリー・ハンターのチビで地味な雰囲気に、キュートなアヒル声で捜査をタンタンと推し進めていく姿が実に印象的でした。ハンサムな相棒ともデキてるのかデキてないのか、微妙な距離を置いて接しているところなんかもクールでいい。
あとカリスマ殺人鬼役をサックスプレイヤーのハリー・コニックJr.がサイコに演じております。
2回目に観たらわかることですが、実は犯人が最初の講演会の場面や、警察署内におるのがわかります。
それとラストのトイレの修羅場の場面で犯人がどこにおるのかがすぐわかってしまいました。私の勘が冴えていたのか、カメラワークが甘かったのかわかりませんが、ナイスなトリックだったと思います。
この作品には妙にどんよりとしたダークな雰囲気があって、たとえば事件とは全然関係ないところで相棒が殉職してしまうところなんかはかなりダークブルーな気分にさせられます。
あと犯罪予告に犯人が送りつけたPCの動画加工ソフトを駆使した猟奇的なメール内容などはかなり気色悪さを醸し出しておりました。

それと洒落てるなと思ったのが、犯人が殺人現場に残したメモが出てくるのですが、そこにはザ・ポリスの曲“MURDER BY NUMBERS”の歌詞が引用されており、モナハン刑事はこの曲を会議室で流し、犯人のメッセージを嗅ぎとろうと試みます。
エンドロールにもこのポリスの曲が流れ、この映画を締めくくる正に雰囲気ピッタリの演出だなぁ~と感心させられました。




そしてこの曲のジャジーなサウンドがいたく気に入った私は、たいして好きでもないくせにアルバム『SYNCHRONICITY』を中古屋で購入してしまったのでした。
全然聴いてないけど・・・




ま、ポリス来日公演中に便乗して、軽く言及しておきました。
最期にその引用された歌詞の一部を以下に紹介しておきましょうか。


殺すことを心に決めた
まずハートを石にしろ
手が殺したいと言っていたら
殺人は芸術になる

数で殺そう ワン ツー スリー
ABCを覚えるくらい 簡単でやさしい



オススメ度:★★★★



今日の1曲:『MURDER BY NUMBERS』/ THE POLICE
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千の風になって

2008年02月07日 | コンサート
タダで達人プレイヤー達の生演奏が見れるっつーことで、ローランド主催の『SOUND SPARK 2008』というイベントに行ってきた。

先着でTシャツがもらえたのはラッキーだった。
でも俺がローランドのTシャツ着てどうする?まぁデザインがデザインなので、部屋着として活用させてもらおう。
隣の席の連中が昨日発売のBURRN!を広げてメチャメチャ盛り上がってた。やっぱこういう人達が来とるんやな。
ちょっと笑ってもーたが、午後練集会で自分達も端から見たらこういう風に映っとるんやろか?と複雑な気分になった。


トップバッターはDANGER DANGERのロバート・マルセロのハイパー・ギター・パフォーマンス。
大学時代に、キャプテン和田誠がラジオで言っていたのをマネして「危ない危なーい」と茶化していたら、同じゼミ生だったじょにい氏に「アホ!デンジャー・デンジャーのギタリストは超絶テクで最高やねんぞ!!」と嗜まれたことがある。確かに彼の言うとおり、超絶だった(後で聞くと、そのギタリストはマルセルではなく、すでに脱退してる方のギタリストだった)。
しかし、B!誌携えたメタルオタクみたいな連中が椅子に座って黙々と傍観するという、なんとも名状し難い雰囲気の中、オケ流してひとりで超絶プレイを披露するというのはどういう気分なんだろうか?
「オオサカー!!」って、結構頑張って盛り上げてくれてたのがなんとも健気でしたなー。一応仕事だからね。


お次はお目当ての三柴理 X 長谷川浩二のデュオ。
しかしなんちゅうラフな格好しとるんやエディは・・・部屋着みたいなダボダボのTシャツ着てきてからに。
なんかスペイシーな雰囲気の曲が多かった。まぁ商品の宣伝だから、色んな音を出せるというのを見せんといかんのだろう。
しかし三柴氏はようしゃべらはる人やった。なんか漫談ライヴな感じになってて、演奏そのものを楽しめる雰囲気ではなかった。
ラスト曲でなんかスピリチュアルなイントロが始まったかと思たら、三柴氏が「私のお墓の前で~泣か~ないで下さい~♪」と、今旬のオペラソングを熱唱し出して会場内を沸かせていた。で、突如ピタっと演奏を止めて、「あっ曲間違えた」と言って、突如アヴァンギャルドなピアノを炸裂させるという・・・とんだオチャラケ演出である。

あと二組残ってて、見てもよかったんやけど本屋でクトゥルー本も漁りたかったので、アンケート書いて会場を後にした。

まぁタダ見ライブとはいえ、電車賃を払ってまでひとりで見に行く程でもなかったかな。
三柴理 X 長谷川浩二 X ロバート・マルセロで「マタンゴ」でも演奏してくれれば、おもろかったやろうに。

東京は今週土曜にあるみたいなので、私のように暇な方はタダなので見に行かはったらどないでしょうか?
あ、でもその日はRAGE AGAINST THE MACHINEのライヴとかぶるのか・・・・・
ローランド・ サウンド・スパーク2008



今日の1曲:『マタンゴ』/ 筋肉少女帯
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ボール・ペン

2008年02月05日 | ミノフスキー粒子
昨夜ぶらりとコンビニに寄ってみると、「一番くじ機動戦士ガンダム」の売れ残り景品が半額で売りさばかれていたので、「なかなか洒落が利いているじゃないか」と感心して、180mm低反動砲ボール・ペンを衝動買いしてしまった。

連邦が開発した“自殺メカ”とも呼ばれる最低級MS「ボール」の頭の上のキャノン砲がボールペンになっており、アームの鉤爪の部分はクリップとしてメモなどを挟めたりもします。
机の端にアームが上手い具合にはまりましたが、約10分後、真下のゴミ箱へと墜落しました。決して背後の旧ザクに撃たれたせいではありません。
PCモニターの上に乗っけてあたかもPCカメラのように振舞ったり、アームにもう一本ペンを置いたりもできますが、あんまり意味がありません。

TVの中でもバーニアで溶かされたり、ザクにサッカーボールみたいに蹴られたりしてましたが、机の上でもあんまり役に立たないMSのようですね。



今日の1曲:『BALL & CHAIN』/ JANIS JOPLIN
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ウディ・アレンのタロットカード殺人事件

2008年02月04日 | しねしねシネマ
今作品の一番の見所。やはり水着の色もスカーレットすか?

久々に映画館で映画を見ました。
ウディ・アレン脚本・監督の『タロットカード殺人事件』
神秘テイストを盛り込んだコテコテの犯人当て推理モノかと期待したのですが、最初に真相の鍵を握ったまま殺された新聞記者の亡霊が節操なく登場し、犯人の名前をペラペラしゃべってしまいよった段階でその期待は脆くも崩されました(その後も頻繁に出没し、事件の鍵となるキーワードをペラペラとしゃべります)。
観ている内に、老いぼれマジシャン役のウディ・アレンとジャーナリスト志望の女学生スカーレット・ヨハンソンのデコボココンビが繰り広げる掛け合い漫才をヒューチャリングしたコメディ映画なのだと分かりました。
しかしこの女主人公のキャラの薄さは一体なんなん?唯一の武器はお色気のみの単なる野心家の尻軽女ですやん。
スカーレットの演技は『ゴースト・ワールド』での脇役しか見たことなかったけど、全く演技に魅力がなく、モデル活動だけしてれば?という感じ。冒頭の10分ぐらいこのキャラを観て「この映画ハズレかも・・・」って予感しましたもん。
ウディのおとぼけキャラはそこそこ面白いのだが、突っ込みがそのボケを見事なまでに殺してしまっている。
これはM-1に出てた関西出身のあのお笑いコンビのつっこみ役を髣髴とさせている。
極めつけは犯人役のヒュー・ジャックマン・・・・
女主人公が「最初から貴方が犯人だと思って気を引いてお近づきになった」と告白してんのに、最初のプールでも溺れる演技をしてたことを見抜けないなんて・・・アホ過ぎるでしょ!!それともこれがウディ流のボケというやつか?

まぁ探偵推理モノとしては最低だが『タロットカード殺人事件』というタイトルということで絵札と登場人物を当てはめたと考えると、一応「死神」そのものは出てきたし、犯人役のヒューは「愚者」で、最初に殺された亡霊記者は「吊るされた男」?ウディの役は言うまでも無く「奇術師」でしょう。女学生役のスカーレットについては該当無し。

ところで「奇術師」というカードは逆位置の場合「ペテン師」という意味になるのですが、原題は「SCOOP」というタイトルなのに「タロットカード殺人事件」という邦題につられて、滋賀の大津くんだりのミニシアターまでガソリン焚いてのこのこと出かけて行き、駐車料金まで払ってこのつまらない映画を鑑賞し、スカクジを引いた思いを味わった私こそがウディのペテンにかけられた「愚者」だったのかもしれません。(まぁウディ自身は騙してないけど)

ウディ・アレンの映画を観たのは今回が初めてだったのですが、もう彼の監督作品は二度と観ないと思います。
ウディ流というのが私には多分理解できないと思うんで。

オススメ度:★★

今日の1曲:『TENDERLOIN』/ BLUE OYSTER CULT
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