まぁ、興味があったから読んでみる。
合戦に重きが置かれているというよりは、人物像かなぁ?
のぼう様の人となりをそれぞれがそれぞれに理解している。
そこから生まれる力は絶対的であって、なにか不思議な引力さえ感じる。
何も考えていないようなのぼう様には見えるけれど……。
人一倍皆を慈しんでいるのかも?
彼に魅せられたら、術中にはまっちゃうのかもしれない?
城を構えているってこと自体が、妙にリアルで。
城代ともなると、やっぱりそれなりの人物じゃぁないとなぁって。
とはいっても、できた人物じゃなくちゃいけないってこともない。
のぼう様を囲む連中がまた、いかしているのよね!
だからこそ、面白いって思わされるのかも?
解説を読んでしまうと、惑わされちゃうので(笑)
というのは大袈裟ですが、まっさらな状態で読むのがやっぱりベスト!
のぼうの城上・下
和田竜著