「セイレーンの懺悔」4話
報道の誤報…。
感情が先行してしまうじゃない。
そうすると「冷静」さをかくことになる。
指摘されても突っ走る朝倉がいる。
けれど…見ているこちらは。
「こいつ」が絶対怪しいと。
そしてきっと「犯人」だろうと…。
それが「確定」する過程を丁寧に見せる。
高島政伸さん演じる刑事が実にいい。
自分の信念を貫く…。
終わったはずのその事件だけれど。
何か引っかかるものがある。
そこから導き出される事実のありよう。
新木優子さん演じる朝倉も同じようにたどり着く。
先輩を演じる池内博之さんのアドバイスが功を奏する。
またいい味を出してくれる俳優だなぁって。
家族間の軋轢が事件を生み出した一因でもある。
報道のあるべき姿勢…。
朝倉の真摯なその言葉をかみしめていくさま。
原作者の中山七里さんの小説は読んでいませんが。
小説家さんは「只者じゃないなぁって」