「相棒21」
#6
笑っていた…。
最後に見た景色が彼らしくもあり。
そんな偶然があり得ないだろう。
と突っ込みを入れたくなるぅ。
あっ…彼が生業にしていた芸だった。
そう思えばあり得ないこともないかぁ。
人生どこで転落していくかは分からない。
それでも必死にくらいついていたのだろう。
魔がさすこともあるだろうしぃ…。
でもさぁ…やってはいけないことだからぁ。
些細な諍いで命を落としていくさま。
彼の人生の最後に見た景色…。
それが妙に物悲しいでしょう。
別の人生もあっただろうにぃ。
#7
過去の未解決事件…。
親友が目の前で事件に遭遇する。
唯一犯人の顔を見ていた。
保険師の彼女が砂時計を持ち出して…。
何らかの関係があることは察しがつく。
そして転勤してきたばかりの男。
右京がその彼のデスクにあったものに注目する。
それで…こちらも「あぁ…」と思わされるのだが。
右京の着眼点にまた唸らされてしまう。
芝を定着させるために砂を撒く。
一見して分からない行動をとるが…。
それが決定的な証拠となるのだから。
してやったりでしょう…。
止まった時間が動き出して何よりであるぅ。